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去る5月13日に日光で採取したオオシャグマタケ(a)はいずれも未成熟で、子嚢と側糸が未分化だったり、子嚢はあっても胞子はできていなかった。そこで、濡らしたキムタオルの上に載せ自宅の縁側に放置し、成熟を待つことにした(c)。17日に子嚢の一部を摘みとって確認したところ、一部の子嚢にようやく胞子ができはじめていた。昨夜のチェックで胞子ができあがったことを確認できた。胞子紋を取り、水(d)、フロキシン(e)、コットンブルー(f)、コンゴーレッド(g)、KOH(h)で封入して遊んだ。その後子実層を切り出して水(i, j)、メルツァー(k, l)で封入した。
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この仲間(Discinaceae)には胞子表面に網目があったり、両端に嘴状突起をもつ種がある。しかし、これらの突起や表層組織はアルカリで溶けて消失してしまう(雑記2012.5.2、同2012.5.4)。コットンブルーでは胞子表面の網目などは不明となり、コンゴーレッドでは両端の突起が消失してしまう。なお、シャグマアミガサタケには嘴状突起もなければ、網目もない。 | |||||||||||||
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