発生は崖っぷちに移行?:龍王峡のコウボウフデ | |||||||||||||
昨日は終日今にも雨が降り出しそうな天候だった。傘を持っての朝の散歩から戻ると、龍王峡に行ってみた(a)。先日(9/9)コウボウフデの幼菌の頭部が抉られていたが(雑記2023.9.10)、その後どうなったか知りたかった。 件の幼菌は柄がバラけて伸び上がっていた(b)。胞子を作る頭部はなかった。また踏んづけられていた若い菌はいじけたような姿で伸びていた(c)。まともに成長していたのは1本だけだった(d)。かつてのように群生する姿は全く見られなかった。 前回も危険な崖側(e, f)にいくつかの子実体が見られたので、その確認もしてみた。遊歩道の太い松にザイルを輪にして固定し、そこに腰に着けた自作の簡易ハーネスを通して崖を少し下りてみた。龍王峡を歩くときはしばしばザイルと簡易ハーネスを持っていくが、昨日も念のためにこれらを持っていった(参考:雑記2018.11.15)。 崖の途中の急斜面には10数個の子実体が出ていた(g〜j)。前に見たときより数が増えていた。従来の発生場所から次第に崖側に発生場所が移りつつあるように思えた。悪天候が影響してか、危険な崖から遊歩道に戻るまで観光客の姿はみられなかった。 |
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コウボウフデの他にはきのこの姿はほとんどなく、わずかにウラムラサキが広範囲に群生していた(k, l)。鬼怒川公園岩風呂でのんびりしてから帰宅した。 | |||||||||||||
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