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2017年7月27日(木) たまには検鏡結果も載せなきゃね
 ふだん「日々の雑記」や「駄言駄菌」に、きのこの種名を記すにあたっては、わずかでも疑問を感じたら最低限の同定作業は行なっている。たいていは胞子・シスチジア・カサ表皮などはみている。原則として標本は残さない。標本を残すのはレッドデータがらみのものだけだ。
 そして、検鏡結果を画像として残すのはそれらのうちのごく一部に過ぎない。ヒダやカサ表皮の切片を切り出すことはあまりしない。たいていは微細片をつまみ出して、フロキシンで染めてKOHで押しつぶしてチェックするだけだ。同定作業に奇麗な切片は不要だ。
 ヒダの縁を含まない切片、ヒダの縁を含む切片、この二つをつまみ出して押しつぶせば、側と縁のシスチジアの有無や形、胞子のサイズと形、担子器基部のクランプの有無、などはそれをみれば分かる(雑記2011.6.5)。必要ならカサ表皮の断片も押しつぶしてみる。気が向けばヒダやカサ表皮の切片を切り出したり、胞子紋をとって胞子をいじくりまわすこともある。
 今月5日に宇都宮市の都市公園で採取したヒロハウスズミチチタケ(a, b)も、たまたま検鏡画像を撮っていた。このきのこは、胞子表面の翼状の畝と(d, e)、カサ表皮の様子がアイタケ型として特徴的で面白い(k, l)(同2010.7.10同2009.8.13同2008.7.25)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)