[標本番号:No.0927 採集日:2010/05/15 採集地:山梨県、鳴沢村] [和名:コバノスナゴケ 学名:Racomitrium barbuloides]
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2010年7月3日(土) |
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(g) |
(h) |
(i) |
(j) |
(k) |
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(m) |
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(o) |
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(r) |
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(a, b) 植物体、(c) 標本:乾燥時、(d) 標本:湿時、(e) 乾燥時、(f) 湿時、(g, h) 葉、(i) 葉の先端、(j) 葉の上部、(k) 葉の中央下部、(l) 葉の基部、(m, n) 葉の横断面、(o) 茎の横断面、(p, q) 雌苞葉、(r) 雌苞葉の葉身細胞 |
久しぶりにコケの観察をした。観察したのは、5月に富士山で採取した蘚類だ。標高1,140mほどの林道脇で、腐植土に覆われた溶岩にでていた。観察結果(a〜s)からはコバノスナゴケとしてよさそうだ。すでに何度か観察結果を記しているので(標本No.514, No.480, No.339, No.304)、ここでは文字による記述は省略して、苞葉、朔や朔歯について少しメモを残しておくことにした。
苞葉は長さ2.0〜2.8mm、広い披針形で、細い中肋が葉頂近くまで達し、先端に透明な芒はなく、葉身細胞には目立ったパピラはない。葉身中央部以下の葉身細胞のうち、中肋に近い部分では壁が肥厚し波打っている。外苞葉にはパピラの見られる細胞もある。
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(s) |
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(w) |
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(aa) |
(ab) |
(ac) |
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(s) 雌苞葉の基部、(t, u) 朔、(v) 朔歯、(w) 朔歯基部、(x) 朔歯中央部、(y) 朔歯上部、(z) 口環、(aa) 朔の気孔、(ab, ac) 朔の断面、(ad) 胞子 |
朔には口環があり、朔歯は一重で16枚、基部まで深く二裂し、全体が細い針状となっている。朔の表面は細かく背の高い乳頭に覆われている。朔の基部には気孔がある。胞子は小さい。帽をつけた朔はすでに見あたらなかった。
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