2009年11月29日()
 
子嚢菌:イソジン有効
 
 スナヤマチャワンタケが次々に発生している。今の時期は、関東地方の浜辺では、若い菌から緑藻を帯びた古い菌まで見ることができる。組織の薄切りは微細な砂粒との格闘となり、カミソリの刃がすぐにこぼれてしまう。作業前に筆などを使って可能な限り砂粒を落としておく。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 メルツァー液で子嚢先端のアミロイド反応を確認(f, g, h)したあとで、メルツァー液の代わりにうがい薬のイソジンを使った(i, j)。子嚢菌の場合はおおむねメルツァー試薬の代用品として利用できる(雑記2008.5.14同2003.12.19同2002.12.21)。
 一方、先日のコザラミノシメジでは代用品として使えなかった(同2009.11.22)。さらに一番肝心のベニタケ属、チチタケ属では、残念ながらイソジンは役に立たない(同2004.8.4)。

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