2012年5月27日(日) |
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大きくてしっかりしたきのこは、一般的に顕微鏡で覗いても単調で、これといった特徴の少ないものが多い。それに対して、小さくて見かけが冴えないきのこには、ミクロの姿が非常に興味深いものがある。ヒメスギタケもそんな冴えないきのこの一つだろう。5〜9月頃に古いシイタケほだ木を探すとよく見かける。自宅近くのシイタケほだ場に、幼菌から成菌までよく出ていた。
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(a) 成菌と幼菌、(b) 幼菌、(c) カサ裏、(d) 縦断面、(e) 胞子紋、(f) 胞子、(g) ヒダの縁、(h) ヒダ断面、(i) ヒダ断面の縁、(j) クランプがある、(k) かさ表皮、(l) 柄の表皮 |
縁シスチジアの有無を確認するには、ヒダを一枚取り外してそのままスライドグラスに寝かせて縁を見るのが簡単でよい(g)。胞子が邪魔をして見えない時は、何度か封入する水を交換すると、胞子が流されてわかりやすくなることもある。分厚いヒダの場合、視野がやたらに暗くなるので、KOHで封入して軽く押しつぶすとわかりやすくなる。
いわき市に転居して最初のヒメスギタケだ(雑記2009.9.17、同2007.9.29;同2011.7.2)。
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