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たぶんシワタケとしてよいのだろう | |||||||||||||||||||
先日真岡市の井頭公園で採取した膠質のきのこはどうやらシワタケらしい(雑記2017.11.5)。この日の雑記には何を勘違いしたのか、朝「ミノタケ?」と書いてしまった。夕方になって雑記を見て書き誤っていることに気づいた。そこで夕方には「シワタケ?」と修正している。 持ち帰った新鮮なきのこに1-ナフトール・アルコール溶液を滴下した。5〜6分してもほとんど変化はなかったが、1時間後には暗紫色に変色し始めた(d)。3時間後には変色はさらに明瞭になった(e)。翌朝まで放置したところ、子実層側も明瞭に濃紫色に変色し革質のように硬くなっていた(f)。1-ナフトール・アルコール溶液で紫色に変色するのは白色腐朽菌の証だ(同2009.2.18)。 胞子はソーセージ形で(i)、非アミロイド(j)。コットンブルー(k)とフロキシン(l)で染めて遊んだ。きのこの断面を見ると白色の表皮部分と茶褐色の肉質・子実層が明瞭に分かれている(m, n)。子実層を切り出して(o)、それをフロキシンで染めてKOHで封入して押しつぶしてみた(p)。担子器の基部にはクランプがある。フロキシン・消しゴム法で菌糸をほぐしてみると(同2010.7.31)、一菌糸型であることがわかる(q)。菌糸にはクランプがある(r)。 子実層面をみると、よく見かけるシワタケの子実層面とやや異なっている感じがするが、きのこの断面の構造や菌糸型、胞子などをみると、このきのこはシワタケとしてよさそうだ。 |
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以前にも二回ほどシワタケを検鏡して遊んでいるが(同2015.11.16、同2016.3.9)、この両者は幼菌だったり乾燥しきっていたりで、胞子を確認することはできなかった。 |
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