2003年8月13日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日早朝から昼にかけて千葉県外房の浜を何ヶ所か歩いてきた。どこの浜も海水浴客とサーファーであふれており、駐車スペース探しに思いのほか苦労した。一つの浜で頭部の径2mmほどの小さなケシボウズを見つけた。周辺を探索すると5〜6個の新鮮な個体が見つかった。いずれも柄がまだ柔らかく真っ白で、つい最近発生したものであることをうかがわせる(a〜c)。径2mmほどの個体はあまりにも小さいために不調のデジカメでは撮影できなかった。
 先日の台風による大雨のせいで砂が洗われて柄をあらわにしていた個体(b)がいくつか見られた。まだ孔口が開かず地表にやっと顔をだした個体(c)を一つ掘り出して持ち帰った(d)。外見からはTulostoma Striatumそのものに思われた。念のために顕微鏡で胞子(e)と弾糸(f)を確認したところほぼ間違いない。先月に引き続いて、8月にもTulostoma Striatumが発生することを確認したわけだが、まさかこんな暑い夏に発生するとは考えてもみなかった。
 この他に、スナジクズタケコナガエノアカカゴタケカヤネダケスナヤマチャワンタケ、ホコリタケの仲間、ニセショウロの仲間、ベニタケ科などが何種類か観察された。
 それにしても直射日光下の浜辺歩きはかなりしんどい。かろうじてケシボウズとスナジクズタケなどわずかなサンプルのみを採取して帰宅した。ビールがとても美味かった。

日( )
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