2024年8月19日(月)  山歩きと水分のこと (2)
 先日の続き(雑記2024.8.17)。山歩きで水分を取らないようになったのは65年ほど前のこと。山歩きを始めた中学生の頃だ。初めの頃は日帰りでも2L入の水入りポリタンクを背負っていた。これはとても重くて途中で捨てたことが何度もあった。
 数日に渡る高山の縦走などではリュックの重さがずっしりと肩に食い込んだ。すると呼吸が極端に苦しくなって、人並の速さでは歩けず、猛烈な疲労に襲われた。というのは、幼い頃に背骨と肺を損傷したために重い荷物を背負うことができなくなった。そのため大学時代に大きな挫折を味わって、以後本格的な山歩きはしなくなった。

 高校生の頃、トレーニングで改善しようと試みたが徒労に終わった。しかし山歩きは止めたくないので、荷物の軽量化を真剣に考えた。削れないのは登攀具。そこで衣類と食料と水を最小限に抑えることにし、それが可能な体を作ることにした。
 日常生活が訓練の場だった。一つは衣類。冬でも夏用の薄着で過ごす。ついで食料と水。月に3〜5日の絶食をする。ときには1週間の絶食。期間中2日間は水分もとらない。絶食中でも日常と変わらない生活をし、山歩きもしてきた。
 菌類に関わるようになった西暦2,000年から、妻の亡くなるまでの18年間は、軽い山歩きしかしなかったが。薄着と絶食は続けていた。独り身になってからはよく山を歩くようになった。最近は雪山でも荷物は6〜8Kg、無雪期の山では3〜4Kg。だから普段はリュックは使わず、5〜6時間の山歩きでもしばしばウエストバッグひとつだ。

[参考:過去の雑記より]
2022.7.16 2021.6.1 2020.2.8 2020.1.24 2019.2.11 etc.


日( )
HOME