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2001年9月10日(月)
 
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 台風の接近で荒れている。どこにも被害を出すことなく、適度のお湿りをもたらしてくれるとありがたい。先週持ち帰ったきのこのうち幾つかを調理してたべた。セイタカイグチとヒゴノセイタカイグチを加えた煮込み(a)は以外と美味しかった。ニンギョウタケを加えた煮込み(b)は、一見イカかレバーを入れたようにみえる。これらはビールの肴にとてもピッタリだった。昨日昼には、タマゴタケをメインとしたパスタを2通りの味付けで食べた。(c)は塩・コショウ主体のもの(d)は明太子で和えたもので、(d)の方が好みに合っていた。夕方、アカヤマドリのホイル焼き(e)、タマゴタケ入りハムエッグ(f)を作って酒の肴にした。

2001年9月9日()
 
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 今はどこに行っても色々なきのこが多数でている。昨日のハイキングでも高々10km程の行程のうちに、少なくとも100種類以上のきのこに出会った。撮影したり採取するのは、それらのうちのほんの一部に過ぎない。だから、秋のきのこ最盛期には出会ったきのこから、自分たちにとって関心のあるものだけをピックアップすることになる。出会ったきのこの多くは観察するだけで撮影しない。さらに撮影しても全く取り上げないきのこの方が多い。
 昨日出会ったきのこから追加掲載したのが今日の写真だ。ホウキタケの仲間が多数あったが、そのうち(1)は淡紫色、(2)は淡橙色の印象的な姿だった。アカヤマドリ(3)は持ち帰って調理した。ニワタケ(4)はハイカーにむしり取られて転がっていた。ボタンイボタケ(5)は薄暗い樹林のなかに花が咲いたようだった。(6)の紫色のきのこはとても美しく印象的だった。ウロコタケ科のカミウロコタケ、あるいはコウヤクタケ科のスミレウロコタケなどの仲間だろうか。この仲間のきのこの同定は全く手に負えない。

2001年9月8日()
 
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 山梨県大月周辺の山にハイキングに行って来た。7月の乾燥などで季節がずれたのか夏のきのこが多数発生していた。サクラシメジ(a)、ミネシメジ(b)はあちこちにあったが、目立ったのはササクレシロオニタケ(c)、シロオニタケ(d)、フクロツルタケ(e)、コテングタケモドキ(f)などの白いテングタケ科のきのこだった。カブラテングタケ(g)、キウロコテングタケ?(h)類似菌を初め、タマゴタケ(i, j)は多数発生してきれいだった。カラカサタケ(k)、クロハツモドキ(l)なども元気がよい。トキイロラッパタケ(m)、ハナガサイグチ(n)、キイロイグチ(o)もあちこちにあった。コイヌノエフデ(p)、ミヤマベニイグチ(q)の赤が鮮やかだった。今日最も印象的だったのがキクバナイグチ(r)だった。
 他にも、ニワタケ、ナカグロモリノカサ、シロオオハラタケ、ヤマイグチ、オニイグチ、コオニイグチ、ミドリニガイグチ、ブドウニガイグチ、オクヤマニガイグチ、コビチャニガイグチなどもみられた。急峻な斜面を上がった下ったりしながら、標準タイム2時間半のハイキングコースをきのことの出会いを楽しみながら、6時間もかけて歩いた。蒸し暑かったがとても楽しい一日だった。
 picoさん(斎藤 敏幸さん)が、これまでの掲示板 Mash Room Imgbbs に加えて、新たにきのこ初心者でも気楽に書き込みのできる掲示板 ビギナ−のための掲示板を起こしてくれた。Mash Room Imgbbs では敷居が高いと思ったら、こちらの掲示板に素朴な疑問・質問などを書き込んでみるとよい。Mash Room Imgbbs の常連さんたちやきのこに詳しい方たちが、ていねいな Res(返事)をつけてくれることだろう。

2001年9月7日(金)
 
 今日は早朝1時間と夕方1時間を使って「きのこのフォトアルバム」に幾つかを追加した。昔からそうだが、相変わらずよい写真が撮れない。今回アップしたものも大部分が不満だらけのものだが、過去の記録としてとりあえず掲載することにした。いずれそれぞれのきのこの特徴を如実に捉えた写真に差し替えたり、追加していこうと思っている。「種の特徴」については、11月後半あたりから少しずつ記述していこうと思う。今はそういった作業をしている時間がほとんど無い。だいぶ前に修理に出してあった顕微鏡を昨日八王子近辺まで行って受け取ってきた。でも、今やきのこの最盛期となってしまった。せっかく採取してきたサンプルだが、例によってプレパラートを作成しないうちに腐らせてしまったり、きのこ内部の虫に食われてしまいそうだ。

2001年9月6日(木)
 
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 八王子までいく用件があったので、途中に通過する所沢航空記念公園にちょっと寄ってみた。公園の外周に近い縁には再びツチヒラタケの大群落があちこちに発生していた。今年2度目の大発生だ。(a)〜(d)がそれだが、黒色タイプ、白色タイプ、茶褐色タイプの三通りがそろっていた。別の一角にはササクレヒトヨタケ(d, e)の大きな群落もできていた。わずか数ミリの幼菌から傘がすっかり溶けてしまった老菌までざっと数百本が林立している様は異様だった。残念ながら雨の泥跳ねで傘表面の美しいささくれはすっかり汚れていた。チビホコリタケ(g, h)は径2メートルほどのリング状に発生していた。ノウタケ(i, j)も大発生している。他にも大きなリングをなしているキノコが数種類は見られた。(k, l)のキノコは今現在の時点では同定できていない。今日はイグチの仲間は汚れたコウジタケくらいしかなかった。でもとてもあわただしい観察だった。

2001年9月5日(水)
 
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 市役所支所に書類を取りに行ったついでに、すぐ脇の雑木林の斜面を覗いてみた。ちょっと見ただけでも実にいろいろなキノコがでていた。いよいよキノコ本番を思わせる。ウスキテングタケ(a, b)、ヘビキノコモドキ(c)、マントカラカサタケ(d)、カワリハツ(e)があちこちにあった。オニフスベ(f, g)は7,8個体あったがいずれも最盛期を過ぎていた。フクロツルタケ(h, i)、クリイロカラカサタケ(j)、クサウラベニタケ(k)、オオキヌハダトマヤタケ(l)などもいつの間にか踏みつぶして歩いてしまうほど発生していた。ほかにも、キクラゲ、アラゲキクラゲ、コウジタケ、イヌセンボン、ヒトヨタケ科のきのこ多数、クロヒメカラカサタケ類似菌、ワタカラカサタケなども見ることができた。
 いよいよ巷間ではキノコ狩りシーズン開始なのだろうか、最近とみにマスコミからの取材や問い合わせが増えてきている。テレビや新聞でもキノコを取り上げた記事や番組が登場するようになってきた。

2001年9月4日(火)
 
「きのこのフォトアルバム」に追加しようと思っているきのこが約20数種類ほどあるのだが、作業をしている暇が無く、放置したママとなっている。各方面から検索できるようにしてしまったことが、逆に自分の首を絞めているような気もする。物理的な作業量が加速度的にアップするのだ。とりあえず8月30日に撮影したシロオニタケの仲間とニワタケなどを、夕方になって4種類ほどアップした。明日からもまた少しずつアップしようと思っているが、まだまだ残りが多数ある。まぁ、なるようになるのだろう。マクキヌガサタケやらヒゴノセイタカイグチ、ニンギョウタケなども早くアルバムに掲載したい。

2001年9月3日(月)
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
 4日分たまった写真を処理するのは面倒だった。この雑記の記述はおおむね1時間以内でやっているのだが、今回ばかりは久しぶりに数時間を要した。昨夜はニンギョウタケの付け焼き(a)を酒の肴にしながらの処理となった。今日の朝食にはニンギョウタケを使ったピザ風トースト(b)、セイタカイグチとヒゴノセイタカイグチを入れたコンソメ風スープ(c)となった。

2001年9月2日()
 
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 黒姫「きのこ合宿」最終日(4日目)は、山荘を出払って山梨県の白州町に会場を移した。なじみの山はきのこがいっぱいだった。特にイグチの仲間が豊富に出ている。ヒゴノセイタカイグチ(a, b)、セイタカイグチ(c, d)、アカヤマドリ(i)、ニガイグチモドキ(j, k)、ニセアシベニイグチ(l)、オオミノクロアワタケ、アシベニイグチなどが見られた。最も感動したのがニンギョウタケ(e, f)であった。これまで大きな成菌か老菌しか見たことが無かったので、きれいな色の幼菌から成菌までが大群生している姿にはしばし言葉を失った。オオムラサキアンズタケ(g)がようやく顔を出し始めた。(h)は小さな小さな幼菌だ。
 帰宅して早速ニンギョウタケをそのまま醤油で付け焼きにしてビールの肴にしてたべた。とても語り尽くせないほど豊かな楽しい4日間だった。

2001年9月1日()(3)
[ミヤマトンビマイ]
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 今回の戸隠でもっとも感動したのがミヤマトンビマイの大群落だった。モミの倒木などの根元に数十株が群生していた。(1)は大きな成菌、(2)は群落のほんの一部だ。幼菌から成菌まで一カ所ですべてを観察することができた。(3)〜(6)が成長段階を追って撮影したものだ。この一カ所だけで1時間半以上もとどまってしまっていた。(4)の個体は宿舎まで持ち帰って酒の肴になった。幼菌は柔らかくて歯応えもあり美味しかった。

2001年9月1日()(2)
[戸隠]
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戸隠では無数のきのこが出ていた。残念ながら、ここではそのうちのほんの一部しか紹介できない。
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(aj)
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 朝食を済ませて戸隠の森林植物園にやってきた。ここでもカバノアナタケ(e)にであった。とても大きなクロラッパタケ(f)があった。ハナイグチ(g)も出だした。チシオタケ(h)にはきれいな菌(カビ?)がついていた。ヒイロガサ(i)、ニカワジョウゴタケ(j)、アラゲコベニチャワンタケ(k)、ウスタケ(l)、アキヤマタケ(m)、ムクゲヒダハタケ(n)もあり、やや色白のヤマイグチ(o)にも出会った。
 先週の日光に引き続いてここでもニカワウロコタケ(p, q)に出会うことができた。オオイチョウタケ(r)は大きな菌輪をなして無数に発生していた。シロオオハラタケ(s)、クリカワヤシャイグチ(t)、アケボノヤマドリタケ(u, v)、チチタケ(w)もあちこちにある。ベニナギナタタケ(x)、クロサイワイタケ(y)、フェムスジョウタケ(z)も久々に出会った。ここでもタマゴタケ(aa, ab)、ヤグラタケ(ac)があった。
 珍しいことにモミからヌメリツバタケモドキ(ad)がでていた。タモギタケ(ae)はやや老菌しか見られなかった。オオチャワンタケ(af)、柄の長いホコリタケの仲間(ag)もあった。
 奇妙なきのこがありキクラゲの仲間と思われるが、(ah)が裏面、(ai)が表面である。ワタカラカサタケ(aj)など、他にも多数のきのこが出ていた。今日紹介したのは撮影したきのこのうちほんの一部に過ぎない。夜はオオイチョウタケを皆で食べた。

2001年9月1日()(1)
[朝:黒姫]
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 黒姫「きのこ合宿」3日目の朝は良く晴れた。朝、山荘の近くの牧場の牛糞をみてきた。クズヒトヨタケ(a)、ビロードヒトヨタケ(b)、ネナガノヒトヨタケ、ウシグソヒトヨタケなどが無数に出ていた。雑木林にはナラタケモドキ(c)もあり、白樺にでているカバノアナタケ(d)はとても柔らかかった。朝食を済ませて今日は長野県の戸隠に出発することにした。

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