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2002年3月20日(水)
 
 昨日「きのこの話題」に新たに「きのこをよい状態で持ち帰る」を追加したが、それを補足する形で「きのこの簡易乾燥機 誰にでも簡単にできる」を追加した。以前同じような内容の記事を掲載していたことがあったが、ゆえあって削除した。するとおもしろいことにメールでしばしば問い合わせがくる。そこで今回先の記事の一部に手を加えて復活させることにした。

2002年3月19日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 川口市、さいたま市には数多くの紫木蓮がある。でもその大部分は個人の庭などにあって樹下がきれいに清掃されている。樹下を半ば放置した状態のシモクレンがいくつかあるので、先々週から目星をつけておいた箇所を回ってみた。家主や地主を訪ねて許可を得るまでがひと仕事だった。地主の確認に1時間ほどかかったものもあった。
 今日はさいたま市で2箇所、川口市で1箇所においてキンカクキンの発生を確認できた(a〜d)。やはりモクレンでありさえすればキンカクキンは出るようだ。シモクレン(e)の樹下が(f)の様に適当になすがままにされていたところでは、多少地面が固まっていようとひどく乾燥していようと、キンカクキンの発生を確認できた。
 ひさしぶりに「きのこの話題」に「きのこをよい状態で持ち帰る」を追加した。

2002年3月18日(月)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 茨城県笠間の里山を観察してきた。この乾燥の中でもシイタケ(a)は相変わらず道ばたの倒木などに結構でている。ニガクリタケも(b)の様な姿なら間違って食用などにする人もなかろうが、(c)のような姿のものは間違われやすい。コナラの倒木からでていたきのこ(d, e)は紫褐色で傘表面も柄も微毛で被われている。観察できたのは幼菌ばかりであり、まだミクロ的な観察はしていないがキシメジ科らしきことまでしか分からない。淡い色のチャワンタケ類(f)や小さなキチャワンタケ?(g)などもあった。
 今日もっとも鮮やかな姿をみせてくれたのがドングリからでた盤菌(h〜k)だった。落葉を掻き分けるとピンク色の姿が現れた。周辺の樹木はマテバシイ、スダジイ、アオキなどであるが、どの樹木の実から発生しているのかはよく分からなかった。落葉も色々な種が混じっており、もしキンカクキンだとしても何から発生したのかはっきりしない。
 吾国山山頂付近のブナ林の斜面には一面にカタクリ(l)の花が今を盛りと花開いてみごとだった。

2002年3月17日pm()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 たったいま(pm10:00)プロバイダのメンテナンスが終了したようだ。明日にアップしようとおもっていたが、今日のきのこを今日のうちにアップすることにした。しかし、それにしても画面表示がとても遅くなったようだ。メンテナンス前とくらべてえらく時間がかかるようになった。
 今日は菌懇会のゼミが川崎市の生田であった。午前中は観察会なのだが定刻に少し遅れて到着した。すでにメンバーは出発したあとだったので、やはり少し遅れて到着したギュウ介(小山)さんと一緒に緑地内を歩くことになった。コナラの腐朽木からDiscina sp.(フクロシトネタケなどの近縁種)がでていた(a, b)。探してみたが十分熟した個体が得られなかったので多分種の同定はできないだろう。コブシ樹下にはキンカクキン(c)がいくつもでている。他のメンバーがモクレン樹下にもキンカクキンを確認していた。干からびたようなエノキタケ(d)があったが、そのすぐ脇には幼菌(f)もあった。
 午後は澤田さんによる「変形菌」、大ちゃん(大作さん)による「デジカメ講座」があり、アミタケさん、こりびあさんらも出席し、楽しい一日となった。デジカメのこともいくつも新しいことを知る貴重な機会だった。

2002年3月17日am()
 
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
 昨日(土)、仕事を終えてから新宿御苑に桜を楽しみに行った。ソメイヨシノが一分咲きといったところだった。花見をすませたあとモクレン科の樹下を観察した。御苑にはハクモクレンの大木やコブシが多数ある。御苑西側では樹下に落葉もたっぷり堆積している。この日は多数のキンカクキン(多分Ciborinia gracilipes Ck.)を観察することができた。
 ハクモクレンの樹下には(i〜k)が、コブシには(l, m)がみられた。同じ16日(土)の早朝のさいたま市では一つもみられなかったのに、新宿御苑では探索を試みたハクモクレン10数本の大部分、コブシ5,6本のほとんどにキンカクキンが出ていた。

2002年3月16日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
 今日も早朝のさいたま市を歩いてきた。昨日わずかばかりの雨が降ったが地面はやはりカラカラだ。広範囲に歩いてみたが出会うのはアミガサタケ(a〜f)とネナガノヒトヨタケ(g, h)ばかりだ。でも今朝は久々に撮影し、2つほどアミガサタケを持ち帰った。
 銀杏の大木と落葉の堆積があると、その周囲を広く目を凝らしてじっと見る。(a)のように頭の一部でも見えていればもうけものだ。しかしたいていは何も見えない。(b)のように落葉が多少ふっくらしてその下が何となく黒っぽければ、これはしめたものだ。落葉を静かに少しどける(c)とアミガサタケの頭部が見えてきた。被っていた落葉をすっかり取り除くと(d)のような姿が現れてきた。(e)のように見えたものも落葉をどけると(f)の様な姿を現す。
 あと1週間もすると桜の樹下にホワイトモレル(白タイプのアミガサタケ)をみることができるだろう。見つけ方は銀杏の場合と似たようなものだ。
 3/15〜3/17までは写真を見ることはできないが、18日になったら(a)〜(h)の写真も見ることができるだろう。今は文字データしか表示されないがとりあえずアップしておこう。公開・非公開にかかわらずメモ自体はプロバイダの都合とは関係ないのだから。

2002年3月15日(金)
 
 プロバイダの大規模メンテナンスのため今日から3日間きのこの写真にはアクセスできない。文字情報だけならアクセスできるのだが、それでは「野生きのこのアルバム」の価値がない。だから今日から3日間はお休みとした。
 ちょうどよいのでこの機会に「今日の雑記」ページの配置に少し変更を加えることにした。現在は「過去の雑記」が冒頭にあるが、これをページ下端に移動することにした。つまり最も最近の記事が冒頭にあって、古い記事のさらに下に過去の記録の検索ページがくることになる。これが自然の流れというものだろう。

2002年3月14日(木)
 
 ここ数日みかけるきのこといったらアミガサタケばかりだ。硬いきのこは10種類くらいは常時見られるが、例年なら出ているはずのきのこの姿がほとんど無い。キンカクキンもばったり姿を消した。首都圏では2月の半ばからほぼ1ヶ月間雨らしい雨が降っていないという。例年の初春とは少し違う。
 今朝も都内の大学構内、さいたま市、川口市ではアミガサタケが出ていた。いずれも銀杏がらみのもので背丈も小さい。水分不足で大きくなれないのだろう。桜のアミガサタケはまだ見ていない。今日はついに撮影すらしなかった。連日アミガサタケばかりを載せてもしょうがない。
 明日から3日間はプロバイダの都合で「きのこ雑記」にはアクセスできなくなる。もっとも、表紙と文字だけのHTMLファイルにはアクセスできるが...。天候のせいかきのこも無いことだし、ここ数日「きのこ休み」というののもよいかもしれない。

2002年3月13日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
 所沢の航空記念公園にはハクモクレンとコブシが40数本ある。念のためにこれらのすべてを見て回った。これらのうち約30本は樹下がきれいに清掃されている。ていねいに落ち葉を掻き分けて観察したのは結局4,5本だった。ここしばらく首都圏は雨が全く降っていないので非常に乾燥している。モクレン科樹木の落葉堆もカラカラであり、丹念に探してもキンカクキン類は全くみつからなかった。ツバキキンカクチャワンタケ(a, b)すらほとんど乾ききっている。よほど数を見ていないと見つからないだろう。他にはチャカイガラタケ、エゴノキタケ、カワラタケ、チャコブタケなどがついていただけだった。白い花を求めてよく歩いた。

2002年3月12日(火)
 
 例年6月に科博で行われる菌学講座(平成14年度 自然史セミナー 菌類の多様性と分類)の日時と内容が発表された。今回はのべ3日間で、いずれも平日の日中に行われるが、休暇をとっても参加する価値はたっぷりある。いずれ「日本菌学会会報」やら「科博ニュース」などに掲載されるだろうが、この場で一足早く掲載しておくことにする。6月7日午後のテーマがこれまでとは少し趣が異なる。
 不明な点は菌学教育研究会事務局 布村公一氏あてE-mail等で照会して欲しい。
6月5日(水) クロサイワイタケ(マメザヤタケ)目及び関連菌群の分類
   森林総合研究所 阿部恭久
6月6日(木) クワイカビ目及び関連菌群の分類
   森林総合研究所東北支所 升屋勇人
6月7日(金)
[午前] 北海道のキノコ及びNPO法人北方菌類フォーラムの活動の紹介
   NPO法人北方菌類フォーラム 竹橋誠司
[午後] 菌類同好会会員の集い
   進行係:菌学教育研究会 布村公一、国立科学博物館 土居祥兌
 
場所 国立科学博物館 研修館(東京都新宿区百人町3-23-2 Tel 03-3364-2311)
時間 10:00〜16:00
募集人員 6月5日,6日は顕微鏡を使った実習があるため20名、6月7日は100名
参加費 1日につき 一般 2,000円、 学生 1,500円
申込 往復葉書にて 平成14年5月25日(土) (消印有効)までに申し込む
記述項目:(1)出席希望日、(2)氏名、(3)住所、(4)連絡先電話番号、
(5)勤務先or大学名、(6)返信の表書き
問合せ先 菌学教育研究会 布村公一 〒187-0032 小平市小川町2-1299-49
  Tel & Fax 042-343-6836  E-mail:BZG22155@nifty.com
※講座内容の詳細についての問い合わせは、国立科学博物館植物研究部 土居祥兌
  Tel 0298-53-8973  E-mail:y-doi@kahaku.go.jp

2002年3月11日(月)
 
 きのこ掲示板がまた一つ復活した。「きのこ屋掲示板」だ。かつてpicoさんの「Mash Room Imgbbs」と双璧をなす掲示板として賑わっていたものだ。アマチュアきのこ愛好者にとっては掲示板が色々あるのはありがたい。大ちゃんの「メッセージボード」とあわせて楽しめそうだ。これを機に「きのこ雑記」のリンクページを修正した。さらにギュウ介さんの「ギュウギュウBBS」も<気楽に書ける掲示板>として追加した。
 できたらもっと専門特化した掲示板もあってよいのではないかと思っていたら、しばらく前に「菌核祭(旧ツバキン情報)」という掲示板が開設されていた。これは季節限定だそうだが、できたら常設化されるほど賑わって欲しいと思っている。当初は季節限定だったものが常設化された例として、今は開店休業中だが「妖しいイグチ」という前例もある。


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