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日( )
2008年10月20日(月)
 
外見はよく似ているけれど
 
 富士山のモミ・カラマツ林で、約2メートル四方の中に、茶褐色でささくれたカサを持つきのこが30本ほど出ていた(a, c, e)。ちょっと見たところ、すべてが同一種のように見えた。でも、しゃがみ込んでカサ裏をみると、3通りのタイプがあった。最も多かったのはヒダが直生のもの(a, b)。次にヒダが湾生のもの(c, d)。3〜4個体見られたのが、ヒダが上生気味で直生のものだった(f)。とりあえず、3袋に分けて持ち帰り、一晩かけて胞子紋をとった。(a)、(c)タイプは白色、(e)タイプは茶褐色だった。 それぞれの胞子とヒダ切片を下段に配置した。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 直生タイプ(a, b)と湾生タイプ(c, d)は胞子(g, i)とヒダ実質(h, j)がほとんど同じ。ヒダ実質は並列型でシスチジアはない。異なるのはヒダの柄に対する付き方だけ。弱垂生タイプ(e, f)は先の2タイプとは明らかに異なり、シスチジアを持っている(l)。クリソシスチジアらしきものもある。
 どうやら(a〜d)はヒダの柄に対する付き方こそ違いが見られるものの、いずれもクダアカゲシメジのようだ。弱垂生のきのこ(e, f)はモエギタケ科のきのこのように思えるが、何かは分からない。小さな一画に同じようなきのこが出ているからといって、必ずしも同一種であるとは限らない。

2008年10月19日()
 
富士山五合目:紅葉最盛期
 
 昨日朝まだ暗いうちに富士山五合目に到着した。車はまだ少なかった。明るくなってみると、樹木が赤色や黄色に鮮やかに染まっていた。遠くの山々が遠望できる。登山道を進むと、吉田口登山道閉鎖の看板が出ていた(c)。簡単に解錠できる閉鎖林道と同じで、こういった警告は一切気にしないことにしている。昨日の主目的は高山性のコケ(蘚苔類)。
 のんびりと登山道を登っていくと、いたるところに土砂流出防止の「要塞」が現れてくる(d)。以前はこれほどまでに無粋な作りの構造物はなかった。十分に治癒していない腰痛の身には山登りはやはりかなりつらい。七合目の岩室群のあたりまで達したとき、さすがにウンザリしてこれ以上登るのを止めた。五合目に戻ると大勢の観光客で凄まじい喧噪だった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 四合目から二合目あたりでは、きのこの影はとても薄くなって、すっかり晩秋となっていた。広葉樹は枯れたものが多く、五合目のみごとな紅葉とは比べものにならない。足元をみると、チャナメツムタケ(e)、キヌメリガサ(f)、クリタケなどがよく見られた。他には、シワカラカサタケ属、モエギタケ属、ケコガサタケ属、フウセンタケ属などの小さなきのこばかりが目立った。

2008年10月18日()
 
Russulaは大変:ドクベニタケ
 
 フィールドに出たとき、ベニタケ属 Russula に出会っても、たいていは見なかったことにして通り過ぎることにしている。理由は簡単、好きでないからだ。なぜ好きでないかはいろいろあるが、種名にまでたどり着くのに、多くの作業が必要でやっかいだから、ということもある。
 ふだん希硫酸とKOHはたいてい持ち歩いているが、この日は運悪く FeSO4、グアヤク、フェノールを持って出てしまった。ベニタケ類にとって三種の神器ともいえる代表的な呈色反応用試薬だ。やむなくドクベニタケらしき個体に限って採取することにした。
 これまで何度も、ドクベニタケ Russula emetica var. emetica だろうと思って持ち帰った個体は、広義のドクベニタケではあっても、いずれも変種だった。「キノコのフォトアルバム」掲載のドクベニタケはいずれも広義のドクベニタケだ。この後何度もドクベニタケを撮影しているが、いずれも狭義のドクベニタケではなかったので、2001年7月を最後に追加していない。
 一昨日は、噛んでみて辛いことを確認して、目星をつけた個体を3つほど持ち帰った(a〜c)。雨で濡れていたため、粘性のあるカサ表皮は紙袋にべったり付いて、無理矢理はずすと、表皮だけがめくれてしまった(d)。外見的特徴はまさにドクベニタケだ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 現地で白紙を広げ、傘片を3つ置いて、試薬を滴下した。グアヤクを滴下した部分は直ちに緑褐色に変わった。しかし、FeSO4やフェノールを滴下した部分にはほとんど変化がない。そのまま放置して、約15分後に戻ってみると、変化があった。FeSO4では淡いピンク色に、フェノールではワインレッドに変色していた。残りの作業は帰宅後に検鏡することだけになった。
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 胞子紋は多量に落ちた。メルツァー試薬だけでなく、水道水、フロキシンなどでも封入して胞子をみた。画像はメルツァー試薬で封入した胞子の表面と輪郭部だ(g)。ヒダの横断面は透明でコントラストが弱い。そこでフロキシンを加えて輪郭部を明瞭にした(h)。
 縁にも側にもシスチジアがある(i, j)。傘表皮の菌糸を確認して(k)、最期に担子器を念のためチェックした(l)。他にも偽シスチジア(の有無)、傘シスチジア(の有無)、柄の表皮などをチェックしたが、画像ばかりが増えるのでここには掲げない。

 広義のドクベニタケには違いないが、R. emetica var. emetica(真性ドクベニタケ)ではない。真性ドクベニタケであれば、グアヤクによる呈色反応が黄褐色となるはずだ。呈色反応のチェックは、傘肉と柄の断面でもやったが、煩雑になるのと、変色性に違いがないので掲げなかった。


2008年10月17日(金)
 
脆くて小さなきのこ:イヌセンボンタケ
 
 今日の雑記はダラダラととても冗長で内容も退屈だ。

 ヒトヨタケ科のきのこを検鏡するのは、一般に思いの外難しい。ヒダ実質だとか傘表皮の構造を正確に確認しようとすれば、どうしても組織の薄片を作らねばならない。ところが、触れただけですぐに崩れてしまうため、なかなか薄く切り出すことができない。
 今の時期、あちこちでイヌセンボンタケが見られる(a)。肉眼的観察と胞子を見れば楽に同定できるとされ、ヒダ実質、シスチジアやカサ表皮などを確認する人はいない。だから、複数の信頼性が高いとされる図鑑に、相矛盾する記述があってもなかなか気がつかない。
 

(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 とりあえず胞子紋(d)をとり、胞子を水道水(e)と濃硫酸(f)で封入した。特徴的な大きな発芽孔がある。濃硫酸で封入すると、発芽孔から内容物が突出する。さらに長時間放置しておくと、たいてい内容物が風船のように膨らんでくる。同定のためならこれで観察終了となる。
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 面倒な作業をせずとも簡単に同定できるのだから、ヒダ切片を切り出すなど物好きの冗長な作業とされる。とりあえずヒダを一枚取り外してスライドグラスに載せ、縁をみた(g)。縁シスチジアとは言い難いが、縁には類球形の組織があるようにみえる。
 そこで、スライドグラスに載せたヒダを横断面で切り出した(h)。多量の胞子が邪魔をして、ヒダ先端や側面の様子をはっきり捉えられない。ヒダの縁には類球形の組織がある(i, j)。複数個体から、何枚ものヒダをチェックしてみたが、そのどれにも側シスチジアはなかった(h〜k)。ヒダ実質は類並列型(k)。念のために担子器を確認した(l)。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 一般にヒダ実質を確認するためには、ヒダを一枚スライドグラスに寝かせてそれを実体鏡の下で切り出す。あるいは、ヒダを一枚ピスに挟んで徒手なり簡易ミクロトームを使って切り出す。しかし、イヌセンボンタケでこれを行うのはとても難しい。
 そんな場合には、複数のヒダを傘と一緒に切り出すと楽だ。多少厚めでも切片が倒れにくい。さらにこの方法ではカサ表皮も同時に観察できる。最初に実体鏡を使わず目見当で何枚かスライスした(m)。これらの中から薄目のものを選んで検鏡した(n, o)。
 さらに薄く切りたければ、実体鏡の下で切り出せばよい。今度は実体鏡30倍で切り出してフロキシンで染めた(p)。やはり、ヒダを一枚だけ寝かせて切ったもの(h)よりもずっと楽に切れ、プレパラートもしっかりしている。一枚だけをうまく切り出せても、カバーグラスを被せると、大半はその重みで潰れたり倒れてしまう。しかし、傘と一緒に複数のヒダを切り出せば、カバーグラスの重みも分散するので、組織が潰れにくい。
 傘表皮は類球形の細胞が柵状に並んでいるようだ(q)。カサ表皮には放射状に条線がはいっているが、その条線の凹部には傘表皮と同じ構造が見られる(r)。

 上記の観察結果から、保育社『日本新菌類図鑑』で節の検索表(I: p.163)を忠実にたどると、イヌセンボンタケ節とはならず、ヒメヒガサヒトヨタケ節など別の節に落ちてしまう。というのは、カサ表皮には類球形細胞が単層で柵状に並ぶからだ。検索表を作るのは難しい。
 肉眼的にはどうみてもイヌセンボンタケにみえるので、保育社図鑑のイヌセンボンタケの記述をみる。すると、Coprinus disseminatus (Pers.:Fr.) S.F.Gray の学名があてられ、「傘および柄のシスチジアはともに長首のフラスコ形で長さ150μmにたっする。縁シスチジアもほぼ同形で長さ約100μm」とある。肉眼的特徴や胞子は記述とほぼ一致する。
 スイスの菌類図鑑で Coprinus disseminatus (Pers.:Fr.) S.F.Gray にあたると、"Cheil- and pleurocystidia not seen."、つまり縁シスチジアも側シスチジアもないと記されている。傘シスチジアについては、"pileocystidia with a cylindrical neck"、柄シスチジアについては、"Caulocystidia similara to the pileocystidia" とある。
 今回採取したイヌセンボンタケ?では、柄シスチジアはスイス菌類図鑑に記されたものとほぼ同じだが、傘シスチジアは無い。また縁シスチジアはないともいえるし、類球形のものがあるともいえる。側シスチジアはない。でも、肉眼的にはどう見てもイヌセンボンタケだ。原記載の書かれた1801( or 1821) といえば、数行の非常に簡単なものだろうから、シスチジアなどには全く触れていないのかもしれない。当時の顕微鏡といえば、現在の小学生用単眼顕微鏡程度の性能だったろう。ミクロの詳細に触れていたとしても、たいした情報は得られそうもない。


2008年10月16日(木)
 
小さなシワカラカサタケ属
 
 ハイゴケの間に茶褐色の小さなきのこが束生していた(a)。傘表面は微粒でおおわれ、ヒダは白色で上生、早落性のツバをもつ(b, c)。柄表面もツバより下部は微粒に被われる。胞子紋は白色(d)、胞子は楕円形で発芽孔なし(e)、非アミロイド(f)。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせて検鏡したがシスチジアらしきものはない。そこで、ヒダの横断面を切り出してみた(g)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 ヒダの先端をみても、側面をみてもシスチジアはない(h)。ヒダ実質は並列型(i)。傘表皮には類球形〜円柱形の細胞が縦に繋がり、柵状に並ぶ。菌糸にはクランプがある(k)。担子器基部にはクランプをもつもの、もたないもの両者がある(l)。

 写真と上記の情報をもとに、久しぶりに保育社図鑑の検索表をたどるとハラタケ科に落ちる。ついでハラタケ科の検索表からシワカラカサタケ属に落ちる。さらに属ないの種についての解説をよむと、ヒメオニタケとなった。フィールドで見たとき、ヒメオニタケだろうとは思ったが、初心に返って検索表をたどってみた。こういった作業は、科や属の概念を再確認するよい機会だ。


2008年10月15日(水)
 
ThinkPad i1464
 
 青木図版(完全版)の予約注文が100セットを超えたという。75,000〜80,000円という頒価にもかかわらず、その価値をわかる人がこれだけいるという証だろう。従来のコピー版とは一線を画した編集によって、青木実さんの意志が生かされ、非常に使いやすくなっていることが大きい。市販の書籍とは違い、入手するのは最初にして最後のチャンスとなる。
 10年ほど前に購入したノートパソコンIBMのThinkPad i1464を処分することにしました(a〜c)。送料負担を唯一の条件として欲しい人に譲ります。欲しい方は「ThinkPad i1464 希望」というタイトルでメールを下さい。締切は10月21日です。独断と偏見による抽選で決めます。希望者なき場合はハードディスクを破壊して引き取り業者に渡します。
 ちなみに、バッテリは消耗しているのでAC電源につないで使います。無線LANカード(b)でインターネットに接続でき、Word、Excel、PowerPoint、エディタ秀丸を利用できます。設定すればメールも使えます。
 長いことLinux専用マシンとして使っていましたが、処分を前にもしかして利用者がいるやも知れぬと思い、OSをWindows2000に入れ替えOfficeシリーズも入れました。無線LANで「きのこ雑記」にアクセスしてみたところ、Linuxの時と同様、思いの外軽く動きました(a)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 付属品は、AC電源、PS/2マウス、無線LANカード(Buffalo:AirStation WLI-PCM-S11G)、外付けUSBハードディスク(e)、携行袋(f)です。以下にスペックの概略を記します。リカバリーCDとか取扱説明書はありません。また、アフターケアなどは一切行いません。

IBM ThinkPad i1464:画面:14.1 XGA TFT(1024 x 768)、CPU:Celeron 433MHz、メモリ:196KB、HDD:6.4GB、CD-ROMドライブ、ACアダプタ
OS:Windows2000 Professional SP4
サイズ:W330×D270×H45(mm)  2.5インチUSBハードディスク 12GB
アプリ:OfficeXP Professional (Word, Excel, PowerPoint)、Photoshop 5.0J、Adobe Acrobat Reader、Lhasa、他

2008年10月14日(火)
 
ラッキョウ形のシスチジア:キサマツモドキ
 
 シラビソの倒木から出ていたキサマツモドキを楽しんだ(a〜c)。胞子は非アミロイド(d, e)。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせて、顕微鏡で覗くと多数の風船形のシスチジアが見えた。しかし、コントラストが非常に弱い。そこで、フロキシンを加えると真っ赤になってしまった(f)。
 プレパラートをステージに載せたまま、カバーグラスの脇からKOHを注ぎ、反対側から濾紙で余分の液体を吸い取ると、縁シスチジアが明瞭に見えるようになった(g)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 いったんプレパラートをステージから外して、カバーグラスの上から軽く圧をかけて押し潰した。縁シスチジア(h)や担子器が明瞭に捉えられる(k)。あらためて、ヒダを一枚取り外して横断面を切り出した(i)。側シスチジアはなく、ヒダ実質は並列型(j)。カサ表皮は菌糸が匍匐している(l)。菌糸にはいたるところに クランプがある
 保育社図鑑には、「縁シスチジアはこん棒形〜円柱形」とあるが、これまで出会ったキサマツモドキでは、多くがラッキョウ形で、円柱形といったタイプにはお目にかかったことがない。こん棒形のシスチジアは結構ある。

2008年10月13日()
 
きのこの影薄い
 
 群馬・長野の山間部をめぐって、万座温泉に宿泊してきた。10数ヶ所できのこ探索をしたが、いずれの場所でも発生がいたって悪かった。狙いとしていたきのこには出会うことなく、ごくわずかのきのこにしか出会うことができなかった(a〜f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 草津白根山や志賀前山などの山頂付近では、霧や朝露が樹木に貼り付いて、霧氷のような景観を示していた。ナナカマドも赤と白の鮮やかなコントラストをみせていた。
 好天の12日、草津志賀スカイラインはすばらしい景観だった。前日のうちにスカイラインに隣接した万座温泉に宿泊していたので、たっぷりと紅葉を楽しみながら快適に走ることができた。秋の行楽シーズンの人出は凄まじく、スカイラインにのぼる道路はどこも終日大渋滞をみせていた。白根山から長野原まで続くノロノロ運転の車列は延々30Kmに及んだ。

2008年10月11日()
 
二大イベント開始
 
 今日から来年の1月12日(月・祝)まで、国立科学博物館で特別展「菌類のふしぎ −きのことカビと仲間たち−」が行われる。昨日、オープニングに先だって行われた内覧会に参加してきた。とても興味深い特別展に仕上がっている。会期中は月に1〜2度は訪れようと思っている。
 一方、鳥取県では今日から三日間「2008年度日本菌学会菌類観察会・講習会」が行われる。今回の観察会は、菌学会単独の催しではなく、アマチュアきのこ研究会「幼菌の会」と「菌類懇話会」との共催で行われ、全国から160名を超える参加者が集まるという。
 今am3:00、これから草津方面にでかけ、今夜は万座泊まりとなるので、明日の雑記はお休み
 
(a)
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(c)
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(e)
(e)
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(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 出発に先だって、昨日採集したコビチャニガイグチ?を観察した(a, b)。未成熟だったのか、一晩試みても胞子は落ちず、小さなウジ虫ばかりが落ちていた。管孔の一部をつまみ取って検鏡してみたが、胞子はまだほとんど未熟で、担子器(j)も数えるほどしかみられなかった。
 このまま捨ててしまってもよいのだが、とりあえず可能な観察だけしてから捨てた。切断して30分ほど放置しても変色しない(b)。管孔部実質はキヒダタケ亜型(c)。縁シスチジアがある(d, e)。側シスチジアもある(f, g)。カサ表皮は尖った菌糸が柵状〜子実層状に並ぶ(h)。柄の表皮も子実層状に菌糸が並ぶ(i)。担子器基部にはクランプを持つものと持たないものがある。

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