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日( )
2011年12月31日()
 
年内に何とか読了
 
 このところずっと手を焼いてきたギリシア語の教科書の一つ水谷『古典ギリシア語初歩』の一回目を何とか読了した。初めて手をつけたのが今年の5月14日だから7ヶ月もかかっている。これに先だって学習した池田『古典ギリシア語入門』と比べると、各課の練習問題は難解で、しかも授業での使用を前提としているためか模範解答はついていない(a, b)。それもあってなかなか次の課に進めず、まだ一度目の学習にもかかわらず、教科書はすでに何度も目を通したかのように、かなりボロボロになってしまった(c, d)。今後のことを考えてPDF化してPCにも格納した。
 これに比べて補助教材として目を通した他の教科書の練習問題は圧倒的に楽だった。一方ギリシア語と日本語でテオプラストスの『植物誌』を対訳的に読み進めてきたが、二千数百年以上前に書かれたものとは思えないほど、詳細な観察と分析がなされていることに驚くばかりだ(e, f)。「オイディプス王」や「アナバシス」などの文芸作品を読むのとは全く違って、自然観察に基づく著述であるためか、非常に興味深く読むことができる。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(e)
(e)
(f)
(f)
 この一年間はギリシア語に明け暮れた年だった。さらに3月11日以降は原発事故のため、あらゆることに関して状況が変わってしまった。明日元旦は房総の浜を歩いてみよう。

2011年12月29日(木)
 
「雑記」のファイル 5
 
 昨年に引き続き、今年も容量計算と主要分野の構成比を出してみた(雑記2010.12.22)。12月29日現在、「こけ雑記」をも含めた全占有量は2.7GB、ファイル数は94,997となっている。HTMLファイルのサイズは小さいので、圧倒的に画像ファイルの占有率が高い。

  2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2002年
「雑記」 全体 2.7GB2.3GB1.9GB1.8GB1.2GB158MB
今日の雑記 1,213MB927MB856MB850MB620MB74MB
こけ雑記  941MB869MB554MB480MB250MB 

2011/12/28
2011/12/28
2010/12/21
2010/12/21
2009/12/12
2009/12/21
2008/12/23
2008/12/23
2007/12/12
2007/12/21

 それぞれの開始日と今朝までのアクセスカウンター値を、昨年同様に書き出してみた。来年2月からは「今日の雑記」の観察拠点が福島県いわき市に移ることになった。

WEB TITLEStart  Counter
きのこ雑記2000/11/23770,155
  今日の雑記      2001/04/24769,553
  フォトアルバム        2001/05/31148,966
こけ雑記      2006/09/0732,470

2011年12月27日(火)
 
なんだかんだと面倒だ
 
 またまた引越に関わるメモ。昨日福島県いわき市まで行って借家の契約を交わしてきた。これで来年の1月末に埼玉県をすっかり引き払うことが最終的に確定した。かつて東京都内から都内へ、長野県松本市へ、埼玉県への引越など、過去にも何度か引越は経験しているが、ここ30年ほどはとんと縁がなかったので、すっかり手順などを忘れている。
 電気・水道・ガスについては、先日停止連絡を済ませているので、今日は転居先での新規使用開始を連絡した。電話とインターネットについては、すでに来年1月半ばに開通することに決まっている。通信方式もプロバイダも、これまでとは異なりメールアドレスも全面的に変わる。
 ただでさえ極度に悪い記憶力の上、年々忘れっぽくなっているので、必要な事項の書き出しとチェックをしてきたが、しばしば肝心なことが抜けている。必要事項をメモしたところ、そのメモがどこにいったのか見つからないこともしばしばある。
 いわき市に行ったら、千葉県房総や遠州灘の浜をさまよう機会は極度に少なくなる。先日遠州灘は歩いてみたので、年末から正月頃に房総の浜を歩いてみようと思っている。

2011年12月25日()
 
ポケットティッシュひとつ
 
 コンピュータ言語の本を含めて(雑記2011.12.20)、生化学、統計学、遺伝子工学の本30冊ほどをひとくくりにしてちり紙交換に出した。交換比率は、これら全体でポケットティッシュひとつ。たぶん、一部が古書店に流れて、大部分は故紙にされたり焼却処分されるのだろう。
 ちなみに、古書店での販売価格を調べてみたところ、カーニハン他『プログラミング言語AWK』は2,500〜5,000円、ワトソン『遺伝子の分子生物学』には8,500〜12,000円の値がついていた。英語の原書はこれよりさらに高価だった。しかし古書店に持ち込んでも、これらの本の引き取り価格はいずれも二束三文だろう。ポケットティッシュで妥当なのかもしれない。

2011年12月20日(火)
 
不要本:差し上げます
 
 本やらパソコン関連部品の整理をしていると、思いがけないものが結構でてくる。不要になった本をちり紙交換に出すため紐で縛って廊下に仮置きしたところ「棄てるなら譲って欲しい」と声をかけてきた人がいた。その一方、いつの間に消えてなくなったりもした。
 そこで、団地の自転車置き場の前に「どうぞご自由にお持ちください」と紙を貼って、コンピュータの部品やアプリケーション、図鑑や辞書、専門書の類を置いてみると、10数分後にはすっかり消えてなくなっていた。ゴミとなるより多少でも有効活用されれば幸いだ。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
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 今日も200点ほどの本を縛ってちり紙交換に出した。きのこ関係の本であれば、知人友人に引き取ってもらえるのだが、文庫本、山岳書やコンピュータ言語となるとそうも行かない。画像に掲げた8点の書籍はC言語とAWKの古典的名著であり、燃やしてしまうのはちょっと惜しい。先日多量に処分したにもかかわらず、2HDのフロッピーディスクもまだ残っていた。
 もし欲しい方があれば着払いでお送りします。週末まで保留して、今月25日(日)には処分します。もし万一欲しい方があれば、メールでご連絡ください。

2011年12月19日(月)
 
身辺整理1:家族アルバム
 
 身近な環境には一部の硬質菌を除いてきのこがほとんど見られない。したがって、生の野生きのこ観察はしばらくお休み。一方、来年1月の引越に向けて、久しぶりの本格的大掃除と家財整理に追われている。約380点ほどあったTulostoma標本はすべて先週国立科学博物館の収蔵庫に寄贈の形で受け入れてもらった。だからもう自宅にTulostoma標本はない。その他のきのこ標本約2,000点はおおかたプラスチックの防湿ケースに収めた。
 昨日は山登りなどで使ってきたザック類と残っていた岩壁登攀具、そして30年来の家族写真のアルバムを処分した。山登りや岩登りの道具は昨年ほとんどを処分したので、残っていたものは比較的少なかった。一方、処分した家族アルバムは約20数冊、貼り込まれた写真は約6,000枚、重さにして100kg近くあった。処分した写真は大部分が子供の成長記録と家族の行動記録。200枚ほどを残したが、最近10年間では最も気が重く最も辛い作業だった。

2011年12月18日()
 
見納め:富士山
 
 埼玉県川口市の中層団地に住むようになって三十年間超になる。四階にある自宅ベランダからは富士山の雄姿をいつでも仰ぐことができた。冬場はほぼ毎日姿を見ることができた。朝焼け、夕焼けの富士山は特に美しかった。この光景とも来年はお別れだ。
 十年ほど前までは、ベランダからの光景を邪魔するものはなかった。いつのまにか目障りな位置に電線が配置されてしまった(a, b)。昨夕暗くなってゆく中、三つほど階を上がり、直角に曲がって西側の廊下に出た。ここからは広大な富士山を眺望することができた(c, d)。今朝はやや曇りがちな空だったが、弱い朝焼けの中、富士山を背景に鳥の群れが舞っていた(e, f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 振り返ってみると、今年も何度も富士山に行った。千葉県の外房や内房の浜にもよく行った。来年からはこれまでのように観察することはできない。春になっても、しばらくは転居先の庭やその周辺で、きのこやこけを観察することになりそうだ。

2011年12月17日()
 
PCパーツ大量処分
 
 今日の雑記もまた後日のためのメモ:
 引越に備えて整理していると使われないPCのパーツ類が、押し入れなどにかなり残っていた。電源、グラフィックボード、DVDドライブ、メモリー、ハードディスク、ケーブル類だが、いちいち一つ一つ吟味していると時間がかかるので、4年以上前のものは無条件に処分した。
 4倍速、8倍速といったDVDドライブがなぜか6台もあった。250GB以下のIDEハードディスクは無条件に廃棄。これは10数台あったので、廃棄前に物理的に破壊する作業が結構面倒だった。メモリは1〜2GBのものが8枚ほどあったが、これも無条件に廃棄。Windows XPにまでしか対応していないフラットベッドスキャナ、フィルムスキャナーもそれぞれ処分した。
 Macはだいぶ前から使わなくなったのに(雑記2008.4.23)、ファイアーワイヤー接続の機器類、マウス、キーボードが天袋や押し入れの奥にいくつも残っていた。これも無条件に廃棄した。外付けFDドライブはすでに処分したのに、フロッピーディスク(2HD)がまだ200枚ほど残っていた。20数枚ほどあった125MB以下のMDディスクもすべて廃棄した。さらに、アプリ開発環境(言語ソフト)と関連文献もすべて処分した。

2011年12月15日(木)
 
洋書の直接取引
 
 ここ数年間にきのこ関係のモノグラフ類が何点も行方不明となってしまった。原因はいろいろあろうが、いくら探しても見つからず、肝心の時に手元になく何度も困惑した。そこで、あらためて何冊もの文献を再び購入した。金欠病ゆえこれらは、申し訳ないと思いつつも佐野書店やグリーン洋書を使わず、海外の出版社なり代理店に直接注文して購入した。円高のため本体価格は以前購入したときよりずっと安価だったが、送料はじわじわと上がっていた。
 一方では遠方への引越に備えて、かなり多数の本を処分してきた。主に情報工学、生命科学、統計学、情報処理関連の書籍だが、日本語で書かれたきのこ関連の本も多数処分した。書棚二本分は減ったが、その分ギリシア語やラテン語関連の本が増えてしまった。
 ギリシア語やラテン語文献の購入は、きのこ関係の文献と同様に、海外の出版社と直取引した。多くは、日本のアマゾン経由での購入よりも安価に購入できたが、注文から入手までに半年もかかったり、購入手続きがややこしく分かり難いこともあった。

2011年12月14日(水)
 
痛い引越経費と気の重い仕事
 
 来年1月末に東北地方の古い民家に転居することにした。一年で最も寒い時期に引っ越すことになる。埼玉県に住んで30年超だが、この先も首都圏に住まなくてはならない理由はない。きのこやこけなどの自然に関わって生きていこうと思えば、首都圏より田舎の方がよい。
 昨日夕方引越業者に来てもらって見積もりを依頼した。標準世帯と比較して衣類や調度は少ないし、ソファーや応接セットといったものはないが、なんといっても書棚と本が圧倒的に多い。おまけに重くて大きな顕微鏡が数セットあり、パソコン関連の機器も標準世帯の十倍はある。大きなスペースをとる標本類(きのこ・こけ・地衣)は重量こそ軽いが段ボール数十箱はある。さらにかなり処分してきたのに、趣味的なコレクション類も多数ある。当初30万円以下で引越しできればいいなぁと思っていたが、やはりそれではとてもとても無理だった。
 今週あたりから、役所への諸々の届け出、電気・水道・ガスなどの解約と新規契約を始めなくてはならない。電話やらインターネットプロバイダ変更の件もある。その合間には、毎週1度のギリシア語ゼミやら、1〜2月のきのこ関係の集まりには出席したい。住所変更の連絡は来年2月でもよいとしても、当面の作業は面倒くさくもあり気が重い。

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