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最近では非常用にNIKONのCOOLPIX SQを持ち歩くことが多くなった。ケータイ(F505iGPS)より少し大きめで厚みはほぼ同じ位なので、楽にポケットにはいる(a)。 同じものをSQとF505iで撮ってみた(b, c)。(b)の元画像はFine:2016×1512ピクセル、(c)はノーマル:iショットL(288×352)。ケータイの設定をFine:SXGA(960×1280)にして撮影すれば、ずっと鮮明な映像が得られたはずだ。 以前ケータイで顕微鏡画像を撮影したときもノーマル:iショットLモードだった(雑記2004.9.1)。あのときの顕微鏡写真もモードを変えて撮影すれば、ずっと鮮明に写ったのかもしれない。撮影技術云々以前の問題であった。iメールに映像を添付するつもりはないので、先ほどカメラモードをFine:SXGAにセットした。 |
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ツバナシフミズキタケを覗いてみた。まずカバーグラスに採取した胞子を、マウント液無しのまま油浸100倍でみた(a)、その状態のまま、カバーグラスとスライドグラスとの隙間にスポイトで水を注いだ(b)。ずいぶんと印象が変わるものだ。 ヒダ切片を切りだした(c)。実質部は平行に菌糸が走る(d)。傘表皮のプレパラートを作ったが、やや潰れた状態で乾燥していて、組織構造はよくわからない(e)。 縁シスチジアは多数ある(f)。大きさと形にはかなりの変異がみられる(g, h)。側シスチジアは子実層に埋まり頭部だけを見せている(i)。バラして見ると太くて短い組織がでてきた(j)。試料の作成は、なるべく新鮮なうちにやった方が楽だ。 am4:00これから奥多摩。暑くなりそうだ、蒸れるヘルメットはかぶりたくない。 |
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さいたま市の公園では、ウッドチップから多数のツバナシフミズキタケがでる(a〜f)。単生もするが、たいていはかなり大きな群れをなす。株の直径が40cmを超えるものもある。きのこ狩りの要領で次々とポリ袋に容れていったら、たちまちのうちに袋いっぱいになってしまう。 同じようによく出るシロフクロタケは大きく白色で目立ちやすい。見つかるとすぐに蹴飛ばされてしまう。それに対して、ツバナシフミズキタケは、色は目立たず丈夫なこともあり、蹴飛ばされたり踏んづけられたりしている姿はあまり見かけない。 公園の片隅に水色のテントがある。そこの住人がこのキノコを食料の一部としているらしい。そのことを知ってからは、肉厚で新鮮な株には手を出さないようにした。 さいたま市、戸田市、川口市の梅林数ヶ所では、いずれもハルシメジが最盛期を迎えていた。ウメウスフジフウセンタケはまだ全く顔を出していなかった。 |
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川口市のサクラ樹下にアミガサタケを見に行った。アミガサタケは最盛期を過ぎていた。塀際に生えた小さなものから大きなものまであった。 その同じサクラ樹下にはチャワンタケの仲間がでていた(a)。子嚢盤断面を切り出した(b)。托外皮層は円形菌組織をなしている(c)。メルツァー液を注ぐと、子嚢の半分から上部は全体が青色に、下側は赤褐色に変わった(d)。子嚢部を拡大すると、胞子の表面は粗面らしい(e)。油浸100倍レンズであらためて見ると、確かに胞子表面は微疣で覆われている(f)。いくつかの個体を持ち帰ったのだが、完熟個体はなかった。 以前にもよく似たチャワンタケを取り上げている(雑記2003.4.24)。ニセクリイロチャワンタケ(Peziza badioconfusa Korf.)の可能性が高い(同2003.4.29)。 |
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今年の川口市では、4月10日過ぎになってやっとキツネノワンが出はじめた。しばらくは小さいままだったが、4〜5日前から急に大きくなって一気に終末を迎え始めた。菌核を地表に曝したものやら(a)、径25mmという大きなものまである(b)。大きさを比較するために、両者を紙の上に並べてみた(c)。 きのこ自体の大きさはまちまちでも、ミクロの姿は同じである。子嚢盤の断面を切り出してみると(d)、托外皮層は円形菌組織(e)、子嚢先端はメルツァー液できれいな青色に染まる。なぜか、川口市ではいまだにキツネノヤリタケを見たことがない。 |
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菌学教育研究会の講座「菌類の多様性と分類」の詳細が発表された。それによれば、平成17年度前記講座は5日間で、6月25日(土)〜29日(水)となっている。研究会の専用施設筑波センター(茨城県つくば市筑波字外輪町2074番地3〜4)を会場に実施される。講座受講の申込〆切は6月10日(必着)となっている。照会先は下記の通り
である。
[講座概要]
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昨日は仲間三人で栃木県佐野市葛生(旧葛生町)の石灰岩地帯を歩いてきた。出発に先立って、石灰岩博物館(化石博物館)に寄って、石灰岩について勉強した。ここには葛生産出は無論、藤原岳産出やら伊吹山産出など、北海道から沖縄まで全国の石灰岩標本が展示されている。石灰岩にもいろいろな表情がある。きのこは全く成果無し。 所沢市の航空記念公園にも、ご多分に漏れず広範囲にウッドチップが撒かれている。その一画に、大きなキノコがいくつか遠目にも目立って出ていた。近寄ってみると大半は蹴飛ばされたり踏みつぶされていた。グロテスクで不気味な印象がそうさせるのだろうか。講習用の素材としていくつか持ち帰ってきた。 いずれもサケツバタケである(a〜e)。傘を開いて星形のツバをもった姿を見れば納得できる。しかし、中には乾燥で傘はブロック状にひび割れ色も白色のものがある(e)。これだけを単独に見せられたら途方にくれるかもしれない。胞子はいずれも同一である(f)。他にはきのこの姿は全くみられなかった。 |
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明日の日曜日、急に顕微鏡講習をすることになった。試料として新鮮なハラタケ目のキノコが必要となる。川口市やさいたま市では先週初め頃から、ハルシメジが出はじめていた。昨日ちらっと覗いた梅林にも、かなり大きな姿があった。 今の時期だと確実に入手できそうなのは、ハルシメジ、シロフクロタケ、サケツバタケ、ツバナシフミズキタケ、ウスベニイタチタケ、ビロードヒトヨタケなどである。それぞれ特徴があって顕微鏡で観察すると面白い。すべてを調達するのは面倒なので、とりあえず手っ取り早くハルシメジを持ち帰った(a, b)。 念のために、ヒダ切片を切りだしてみた(c)。ひだ実質は細長い菌糸が平行に走っている(d)。ハルシメジの担子器はとても大きくて油浸100倍対物レンズで覗くと、視野いっぱいに広がる(e)。胞子はイッポンシメジ科独特の角張った姿をしている(f)。 |
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奥多摩の天祖山で出会ったツチナメコに似たきのこを検鏡してみた。湿時傘表面には粘性がある。ツバは早落性で、成熟すると傘は中高の平らとなり、縁が反り返る(a)。ヒダの付き方は上生(b)、胞子紋は黄褐色(c)。 胞子には発芽孔がないかのように見えた。しかし、よく見るとある(d)。KOHでマウントすると赤褐色になる(e)。ヒダ切片を切り出した(f)。側シスチジアはなく、縁シスチジアがみられる(g, h)。ヒダ実質は平行気味の部分もあるが、多くは乱れた楕円形の組織からなる(i)。傘表皮は洋梨型の組織が柵状に並ぶ(j)。組織にクランプはみられない。担子器の基部にはクランプがあったりなかったり(k, l)。 これらの特徴から検索表を辿ると、コガサタケ属ツチイチメガサ亜属に落ちる。スイスの菌類図鑑Vol.4を検索すると、No.401のConocybe filarisに近い。この属は光学顕微鏡だけでは同定困難とされる。アマチュアの手にはおえない。 種名まで明らかにするのであれば、この先はプロとの共同作業が必要だ。面倒くさいので、これ以上の探求は止めにした。 |
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都内や近郊でアミガサタケが撮れるところはないか、という要請があった。うかつにも引き受けてしまったので、ここ数日の間に都内、川崎市、埼玉南部で公園・神社仏閣などを歩いた。探してみた場所は、計20数ヵ所くらいだったろうか。 一ヵ所を除いてそれらすべての場所でアミガサタケがみられた(a〜c)。その一ヵ所も既に誰かに採られた跡がみられた。トガリアミガサタケは最盛期を過ぎているが、10ヵ所くらいで出会った。イチョウ樹下に多いが、サクラ樹下にもよくでる(d, e)。 都内にはサクラの名所が多い。地面が踏み固められてなければ、樹下を探すとかなりの確率でアミガサタケに出会えるだろう。 |
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