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日( )
2013年7月10日(水)
 
WRAYCAM-NF130試用記 (2)
 
 (株)レイマーのWRAYCAM-NF130の借用期限内(4営業日)に十分なチェックはできなかったが、現行システムとの差異はよく分かった。先に画質について「ほぼ満足できる」としたのは、あくまでもきのこの顕微鏡撮影を前提とした場合の話だ(雑記2013.7.6)。収差の少ない精細な画像が必須とされる分野での利用には実力不足の感を免れない。
 たとえばNY-1S + E-410という現行システム(雑記2009.3.31)とWRAYCAM-NF130で、対物ミクロメータを撮影してみると、周辺部のゆがみの違いは明瞭だ。現行システムではたまたま垂直がでていないが周辺部にゆがみはない(a〜c)。しかし、NF130では周辺部が湾曲している(a'〜c')。これはより解像度の高いWRAYCAM-NF500でも同様だった。
 また、WRAYCAM-NF130オリジナルの画質は一眼レフ撮影(NY-1S + E-410)の画質には遠くおよばない。これは撮像素子とレンズの質の問題だろう。したがって、画像の一部をトリミングした場合の誤差は明瞭な違いとなる。所詮両者を比較することが場違いといえよう。
 ただ、操作性となると圧倒的にWRAYCAM-NFシリーズに軍配があがる。シャッターによるブレ対策、ホワイトバランス調整、小さな画面でのピント合わせ、などなど気を遣う要素の比重はかなり違う。撮影システムの構築についても、一眼レフタイプでは各方面の専門的知識が必要となるが、WRAYCAM-NFシリーズではずぶの素人でも簡単に構築でき、容易に一定レベルの画像を得られる。撮影システム構築の経費も半分以下で済む。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(a')
(a')
(b')
(b')
(c')
(c')
 きのこの顕微鏡画像に関していえば、多少の周辺部湾曲やレンズ収差による誤差、画質の多少の差は決定的なマイナス要因とは思えない。胞子サイズが2〜3%違っても、シスチジアの長さが数マイクロメーター違っても大きな問題ではない。むしろ明るい大きな画面で楽にピント合わせができることによるメリットは大きい。ただ顕微鏡画像のポスターを作ったり、展示会などで大判の写真として展示すれば、若干の見劣りは避けられないだろう。

2013年7月9日(火)
 
堆肥の山からこんなきのこが ?!
 
 この季節、降雨のあと気温が上がると雑草がたちまち伸びる。そこで月に2〜3回は庭の草刈りが必要になる。草刈りで出たゴミ(茎葉)は一定の場所に積み上げて堆肥になるのを待つ。積み上げられた未熟堆肥の山からはしばしばいろいろなきのこが発生する。
 昨日午後、ふと見ると見慣れないきのこが出ていた(a)。最盛期は過ぎてやや干からびていたが、柄は堅くてしっかりしていた。2時間ほど試みたが胞子紋はほとんど落ちなかった。ヒダを切り出してみると、縁シスチジアはありそうだが側シスチジアはない(b)。
 そこで、ヒダを寝かせてフロキシンで染めて縁をみると、薄膜のシスチジアが密生していた(c)。担子器はヒトヨタケ属の担子器とよく似ている(d)。胞子は大きくて暗い色をしていた(e)。カサ表皮の構造ははっきりしないが色素粒を帯びた菌糸が匍匐しているようだ(f)。
 検索表にあたってみると、どうやらPsilocybe(シビレタケ属)かPanaeolus(ヒカゲタケ属)に落ちる可能性が大きい。ということは「麻薬原料植物」ということになり、採取も所持も禁止される。そこでこれ以上の探求はやめにして、手許のサンプルは元の堆肥の山に戻した。数時間後に廃棄した場所をみると、ナメクジが半分以上食い散らしていた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 最近のいわき市は高温多湿が続いている。標本蔵に置いた除湿器にはたちまち水が溜まってしまう。一日に二回は棄てなければならない日々が続いている。

2013年7月8日(月)
 
できることは写真撮影だけ
 
 写真は最近いわき市内の公園で出会ったヒカゲシビレタケと思われるきのこだ。ヒカゲタケ属やこの仲間のきのこは、多くが幻覚性作用を持つシロシビンを含んでいる。そのため、2002年6月6日から施行麻薬及び向精神薬取締法で麻薬原料植物及び麻薬として規制されている。
 この仲間のきのこを取り扱うには麻薬研究者免許が必要となる。さらに研究のため栽培をするには、麻薬原料植物研究栽培許可が別途必要となる。免許と許可があったとしても、取り扱いには譲渡・譲受手続、記録の作成、保管管理、届出等が必要となる。この記録簿と物の管理は詳細に規定され抜き打ち検査もあり、非常に煩わしいものだ。
 したがってできることといえば写真撮影くらいだ。「キノコのフォトアルバム」にはかつてヒカゲタケ属とシビレタケ属が十数種掲載されていた。2002年暮れまでに関連記事や写真をすべて削除したが、考えるところがあって徐々に復活させた(種名は肉眼的特徴のみからの推定)。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(e)
(e)
(f)
(f)
 埼玉時代にもつい最近まで、ほぼ毎年十数ヶ所でこの仲間のきのこに出会ってきた。それもたいていは近場の公園だった。いわき市でもその辺の事情は同様だ。

 昨日の入生田(神奈川県立生命の星・地球博物館)は暑かった。大型のイグチ類、テングタケ類なども出てはいたが、きのこの発生は例年より少なかった。参加者は少なかったものの、懐かしい面々や気持ちの良いメンバーに出会えたことが大きな収穫だった。


2013年7月7日()
 
ついに顕鏡してしまった!
 
 先日日本菌学会関東支部の「ビョウタケ目の採集、分類と観察」というワークショップに参加した。帰宅後、大型のきのこの発生がよくないため、結果としてビョウタケ目らしいきのこを3種類も採取してしまい、写真も撮ってしまった(a, b, c)。
 写真を撮ったものは原則として顕微鏡観察をすることにしているのでやるしかない。しかし、きのこの大きさが3mm以下のものは切片作りがつらい。3種とも子嚢盤の構造はきれいにみることができなかった。おまけに胞子数も不十分なためろくな写真がとれなかった。
 3種ともビョウタケ目であることは間違いないようだ。(c)のきのこは托外皮・柄もすべて毛が密集し、側糸の形状からrechnumの仲間であるようだ。胞子は紡錘型だがなんだか両極に付属物を伴ったものが多い。
 ワークショップのおさらいをし、ビョウタケ目についての理解を少し深めることができた。基物がなにかということが重要だが持ち帰った資料が不十分なため再採取が必要という状態である。細矢先生お世話になりました。ちょっぴりビョウタケ目に感染してしまいました。  (Y. A.)
 
(a)
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(a2)
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(c)
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(c4)
(c4)

 今日は早朝4:00のバスで神奈川県立生命の星・地球博物館(入生田)に向かう。昨日からいわき市も蒸し暑くなってきたので、箱根の麓もきっとかなり蒸すことだろう。きのこがいろいろ出ているとよいのだが。
 WRAYCAM-NF130のドライバソフトが古いVistaマシンに導入できないという問題に対して(雑記2013.7.6)、(株)レイマーの技術者の対応は早かった。これまでVistaでこのような問題は発生していないという。また新たに検証したところVistaマシンで問題は起こっていないようだ。
 昨日当該パソコンを前に、電話で何度かやりとりしながら、いろいろと試行してみたが原因は究明できなかった。どうやら当該機種固有の問題が孕んでいるようだ。解決こそできなかったが、技術者の方のていねいで真摯な対応に感謝します。  (I. A.)

2013年7月6日()
 
WRAYCAM-NF130試用記 (1)
 
 一昨日夕刻、(株)レイマー社からUSBカメラWRAYCAM-NF130のデモ機が届いたので、昨日から試用にとりかかった。まず最初の懸念は、取扱説明書にある「推奨動作環境」だった(a)。メインのPCは7年前の機種でOSこそWindows7にアップグレードしたが、CPUがやや非力(b)。案ずるより産むが易しで、ドライバーソフトも操作用ソフト(WraySpect)も問題なく動いた(c, d)。

 日常使っている顕微鏡はNikonの古いBIOPHOT(対物レンズはアポクロマート)。この機種の場合、WRAYCAM-NF130に専用のCマウントリレーレンズ(X0.45)を装着して三眼部に落とし込むだけでいたって簡単だ(c)。製品には変換アダプタが二つ付属するので、ほとんどの顕微鏡・実体鏡の接眼レンズをはずせばそのまま装着できる(e, j)。Olympusの古いタイプ(CH2)の三眼部にとりつけるにはオプションのアダプターリテーナJON28が必要だ(i)。

 一眼レフボディーによる撮影と比較すると、操作性ははるかに良い。デモ機として借り出したのは最も安価で画素数の少ない機種(MAX 1272X1016pxl)だったが、画質については、ほぼ満足できるものだった。何よりも画面を常時キャプチャーしてその一断面を切り取るため、メカニカルなショックはゼロであり、画面が明るいことが大きな取り得となる(f, g)。画面上を流れたり動きの止まらない胞子でも、全く気にすることなく撮影できる。一眼レフではこうは行かない。
 この手の装置では、撮影解像度よりもプレビュー解像度を低くして、ズルズルと引きずるような不快感を押さえるの常道だ。しかしNF130程度の画素数であれば、両者の解像度を同一にしても、不快感はあまり感じなかった。また撮影に要する時間も、JPEGやTIFF形式の場合ほとんど瞬時であり、一眼レフの場合のように数秒間待つ必要は全くない。露出や色味の調整はオートとマニュアルが選択できるが、両者ともにオートの性能は思いの外高かった。

 画像の保存のファイル形式は静止画の場合、.bmp、jpg、.tif、.rawの四形式だが、残念ながら相変わらずJPEGの圧縮率を選択することはできない。仕様ではWindowsVistaでも稼働するとあるが、試みた2機種(HP DC7800S、AcerPower1000)ではドライバーソフトがエラーとなって導入できなかった。Vista SP1でもSP2でもともにエラーとなった。
 

(a)
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(c)
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(j)
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 3万円弱の安価なノートパソコン(h, i)や、低スペックの古いラップトップパソコン(WindowsXP)でも試してみた(j〜l)。さすがに10数年前のラップトップでは、キャプチャー解像度を下げないとひどく追随性が悪くなった。なお、この試用に供したプレパラートは、コガネテングタケの胞子(アミロイド)(d, f, g)と松葉の断面(j, l)を用いた。顕微鏡のレンズはBIOPHOT以外は普通のアクロマートレンズ。パソコンはいずれもWindowsで、XP、Vista、7 を用いた。
 今日までの時点での結論としては、現行の一眼レフボディ(Olympus E-410)による撮影方式は廃止して、レイマー社、Tucsen社等のキャプチャー方式に乗り換えることになりそうだ。
  ※ 昨日の雑記の胞子写真(l)は本日の画像(g)の明るさを調整したもの

2013年7月5日(金)
 
今頃カンゾウタケが!:いわき市の公園
 
 市内のいくつかの公園を歩いてみた。新鮮なカンゾウタケ(a)が出ていることに驚いた。先月半ばにも老成して崩れた子実体をいくつも見ていたし、一昨日も同じ公園で5〜6個のカンゾウタケ老菌をみたが、まさか若くて新鮮な個体がまだあるとは思ってもいなかった。
 遊歩道脇には、アカヤマドリ(b)やオニイグチ(モドキ?)(c)、ミドリスギタケ(d)はじめ、ベニタケ属やチチタケ属、アカヤマタケ属などのきのこがかなり出はじめていた。一方渓谷沿いの公園ではハラタケ(e)、ヌメリニガイグチ(f)、ツチスギタケなども見られた。
 下段に掲げたテングタケ属二点は、雨に打たれてカサ表皮のイボがほとんど落ちてしまっていた。テングタケ(g〜i)、コガネテングタケ(j〜l)と思われるが、現地では種名の見当がつかなかった。よくみると、ほんのわずかにカサ表面にイボの断片が残っていた。
 
(a)
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(c)
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(j)
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(k)
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(l)
(l)
 (株)レイマーから顕微鏡画像撮影装置 WRAYCAM-NF130 のデモ機を借用した。先に菌類懇話会通信No.174(Apr.30.2011)に種山裕一氏が「レイマー社製顕微鏡カメラ試用レポート」を記されているが、最近のレイマー社の製品ではソフトウエアがWrayViewからWraySpectとなっていて(Windowsの場合)、使い勝手は向上しているようだ。試用は今日から。

2013年7月4日(木)
 
いったい何をやっているんだろう?
 
 先月BLASTに関する論文を読んでいたら、PythonやRuby、テンプレートを駆使したC++で書かれたコードにぶち当たった。従来はPerlさえ分かればよかった。RubyやらCはまだしも、STLについては十分理解していなかった。そこで先月の後半にこれらに関する本を図書館から借りて読んだ。本題とは別に、この分野でもギリシア語由来の語彙の多いことに気づいた。
 そのギリシア語だが、忘れないように対訳書を少しずつ囓っている。ところが、こういった本は地方の図書館には置いていないので、身銭を切って購入するしかない。クリスチャンでもないのに希英対訳の聖書を選んだのは、嘘みたいに安価に入手できるからだ。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
 DNAやら系統解析のことをより深く理解したくて始めたことが、ギリシア語やらプログラミング言語までやることになるとは思いもよらなかった。でもいったい何のために今頃こんなことをやっているのだろうか。おそらく何の役にも立たないだろう。

2013年7月3日(水)
 
テングノメシガイの仲間
 
 家の近くのスギ林の遊歩道脇のコケのなかから、小さくて頭部が球形のテングノメシガイ属のきのこが出ていた(a, b)。5〜6本の子実体があり、頭部は径3〜6mm、柄の長さは1.5〜1.8cm、いずれも頭部の全周から柄の表面全体にわたって剛毛に覆われている。
 頭部を縦断してみると内側は空洞になっていて、微細なウジ虫が数匹蠢いていた(d)。頭部に穴はないから、幼菌のうちに虫の卵を産み付けられたのだろうか。
 胞子紋から落ちた胞子はいずれも15節あり(e, f)、側糸の先端はわずかに太くなって軽く湾曲している(g, i)。剛毛の基部は単に棒状になっているだけで枝分かれはしていない(g, j)。柄の上から下まで表面のすべてに剛毛が見られる。まだ未成熟のため小さいのだろうと思い、やや大きめのものを一つだけ持ち帰った。でも、どうやらこのサイズで既に成菌らしい。
 広義のTrichoglossum hirsutum(テングノメシガイ)なのだろうが、今井三子のモノグラフ(北大紀要 Vol. XLV. Pt. 4)によればT. hirsutum form captatum(コテングノメシガイ)に近いような気もするが、詳しい記述がなくいまひとつはっきりしない。
 
(a)
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 自宅の庭では無数の小さな蛙が跳ね回っている。枝豆やナス、トウガラシの葉にはたいてい何匹もの蛙が乗っている。早朝は、ザラエノヒトヨタケなど周辺にも多数の蛙がいて(k)、しばしば柄に飛びついて風に揺られたり(l)、カサに飛びついて、もろともに崩れ落ちたりする。

2013年7月2日(火)
 
福島県中通りの公園
 
 昨日の午前中に、白河市の新甲子トンネル周辺の森林、下郷町の観音沼森林公園、郡山市の県立逢瀬公園、須賀川市の翠ヶ丘公園を歩いてみた。どこの森林や公園もカラカラに乾燥していて、総じてきのこの発生は非常に悪かった。
 撮影や観察に絶えうる子実体は非常に少なかったが、放射能測定用に供するサンプルは結構採れた。これは形がかなり崩れていようと、カサと柄が分離していようと、虫に食われてヒダを失っていようとかまわない。何とか種あるいは属の同定ができさえすればよいからだ。
 全体に不毛な中では、須賀川市の公園では比較的ましな子実体に出会えた。テングツルタケ(a, b)、ヒトヨタケ(c, d)、アカハテングタケ(e, f)、ツチスギタケ(g, h)、ツチスギタケ類似菌(i, j)。マツオウジ(k)、ヤマドリタケ類似菌(l)など少数を撮影、採取した。
 
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(i)
(j)
(j)
(k)
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(l)
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 夜暗くなって庭の脇の小川の周辺でホタルが飛翔するのを確認した。今年4月の集中豪雨による河川氾濫でほとんど滅びたと思っていたが(雑記2013.4.7)、どうやら生き延びていたようだ。家の裏の竹林周辺に行ってみると、そこでも舞っていた(同2012.7.14)。

2013年7月1日(月)
 
前日夕方から日の出数時間後まで
 
 保育社『原色日本新菌類図鑑』のヒトヨタケ属 Coprinus Pers. には「種の同定には幼菌,成菌ともに必要である」と書いてある(p.162)。ヒトヨタケ属の分類にはひときわ熱心だった青木実さんも、幼菌を採取することの重要さを随所に記している(雑記2002.6.19)。
 庭の馬糞堆、アンモニア過剰環境、芝からは、短命の旧ヒトヨタケ科のきのこが多数でている。朝早くに成菌となって数時間もすると溶けたり萎れて、昼過ぎには単なる黒色のシミと化してしまう。幼菌採取のチャンスは前夜ないし深夜で、最悪でも早朝のカサを開く直前までとなる。いったんカサを開けば、観察できるのは胞子くらいしかない。
 
(a)
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(k)
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(l)
 ここに画像を掲げた「(a)〜(e)」と「(k)〜(l)」はParasola(ヒメヒガサヒトヨタケ属)、「(g)〜(h)」はCoprinopsis(ヒトヨタケ属)、(j)はアンモニア菌のザラミノヒトヨタケだ。形がそっくりなザラエノヒトヨタケはカサから溶けるが(i)、ザラミノヒトヨタケではカサは溶けずに萎れて崩れてゆく。
 前日夜の幼菌(a)が翌朝4:00頃に(b)となり、4:30〜5:00頃には(c), (d), (e)のような最盛期を迎える。(b)の状態は20〜30分間ほど。10:00過ぎには(f)のようにほぼ痕跡だけになる。

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