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日( )
2013年11月20日(水)
 
再び行列に並んでパンを買う
 
 昔から行列に加わるということは大嫌いだ。小名浜のパン屋ブレッドガーデンは週に三日だけしか営業しない。パンの味は極上だが作るパンの品目や数がとても少ない。しかも値段は他のパン屋よりずっと安い。だから開店から一時間も経てば商品は何も残っていない。
 昨年2月にこの店を知ってから数ヶ月間、毎週行列に並んでパンを買った(雑記2012.6.6)。しかし6月にはやめた(同2012.6.10)。それから半年、別のパン屋から買うようになった。行列に並ぶことはなかった。しかし、その店も今年初めに閉店してしまった。
 結局またブレッドガーデンで買うしかなくなり、5月頃から再び通うようになった。開店時刻の正午には15〜20人ほどの行列ができる。好物のクロワッサンを作るのは週に一度だけ、しかも品数は7〜8個だけ。だから、これを買えるのは行列の先頭から3人目くらいまでだ。

 昨日は朝10:55に家を出た。片道23Kmを走って開店32分前に到着した。珍しいことに先頭だった。しかし数分後には後ろに10数人の行列ができた。開店時刻には行列は30人ほどになっていた。なんといっても先頭だ。もちろんめでたくクロワッサンを買うことができた。開店待ちの間に昨夜読み始めた新書を一冊読み終えることもできた。


2013年11月19日(火)
 
スタッドレスタイヤに交換
 
 プリウスとアルトの夏タイヤ(b, d)を冬用のスタッドレス(c, e)に交換した。わが家のプリウスの仕様では17インチホイールと45Rの扁平タイヤだが(b)、スタッドレスは15インチホイールと65Rタイヤにした(c)。これはコストの問題。タイヤの外径は同じでも印象がずいぶん変わる。
 アルトは今年の夏左前輪にトラブルがあった。タイヤを外してみると一本のボルトのネジ山が崩れていた(f)。アルミナットのネジ山もすっかり駄目になっていた(g)。ボルトの一本にだけ異常な力がかかったようだ。根治修理は避けて当面鉄ナットでごまかすことにした(h)。
 プリウスの前部腹の中央にはジャッキ受けがあるが、後部腹にはジャッキ受けがなく広範囲に合成樹脂板で覆われていることを知った(i)。ハイブリッド車ゆえおそらく大きくて重いニッケル水素バッテリがトランクの下に位置しているためなのだろう。仕方ないので、面倒だが後輪の交換は片側ずつジャッキアップして作業した(j)。
 
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(j)
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 冬用タイヤへの交換は昨年とほぼ同じ頃になった(雑記2012.11.20)。やはりここは東北、川口時代とは違う(同2010.12.8)。周囲にはスタッドレスタイヤの車が増え始めた。

2013年11月18日(月)
 
乙次郎林道から川内村へ
 
 昨日は11月とは思えない暖かい一日だった。朝食後に楢葉町の乙次郎林道に入った。木戸川林道から乙次郎集落へはダム工事の関係で立派な舗装道路が続いている。しかし、乙次郎林道は一昨年の震災と夏の豪雨でひどく荒れ、未だに修復の手はあまり入っていない。
 この林道は昨年の夏、路肩が大きく抉れたり、法面が崩れたりして随所にきわどい路面が残っていた。それでもなんとか川内村との境界は越えられた。ところがやがておかしなバリケードに阻まれて先に進めなかった(雑記2012.8.11)。さらに11月半ばに入った時には、川内村のすぐ近くまで進んだところで路面が大きく崩壊していて、そこで敗退した(同2012.11.16)。
 昨日は三度目の挑戦。昨年同様に非力な軽自動車スズキアルトでの走行だ。路面は昨年より良くなっていたが、路肩が崩れてハラハラしながら通過した場所がいくつかあった。紅葉を楽しみながら進むと、昨年のバリケード設置箇所も越え川内村の舗装された林道に達し(e)、やがて国道399号に出た。川内村では村民の森を散策してから(f)、昼過ぎに帰宅した。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
(e)
(f)
(f)
 どこもきのこはほとんどなく、数ヵ所でクリタケ(a, b)、シロノハイイロシメジ(c, d)に出会った。

2013年11月17日()
 
木戸川渓谷のきのこ
 
 昨日昼過ぎに紅葉の映える木戸川渓谷の遊歩道を歩いた。ブナとモミの混じったコナラ林には思いがけずいろいろなきのこが出ていた。アカモミタケ(a, b)、チャナメツムタケ(c, d)、オオキツネタケ(e, f)、ヒメサクラシメジ(g, h)、ツキヨタケ(i, j)、ヒカゲシビレタケ[たぶん](k, l)をはじめ、シシタケ、カベンタケモドキ、アカゲシメジ、シロカノシタなどが見られた。
 ツキヨタケは立ち枯れのコナラから出ていてやけに白く、遠目にはオオヒラタケがついているかのようだった。家で夜真っ暗な部屋に置いてみた。ちょっと見には全く光っていないように思えたが、5分ほどそのまま目が慣れるまで待つと、ほのかに青白く光っているのがわかった。
 
(a)
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(e)
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(j)
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 いわき市の市街地や近郊では雪も氷もないが、東に50〜60Kmも走ると凍結路面や雪道にぶち当たる。車のタイヤをそろそろスタッドレスに交換する季節になってきたようだ。

2013年11月16日()
 
ルリハツタケを覗いてみた
 
 誰が見てもすぐにわかって他に似たようなものもないきのこというのは数少ない。ルリハツタケもそういったわかりやすいきのこだ(a, b)。細かく観察せずとも種名がすぐにわかるため、詳細に観察確認する人はあまりいない。先月末に採取した乾燥標本を顕微鏡で覗いてみた。
 ヒダの断面を切り出してみると(d)、先端には透明で小振りの縁シスチジアがある(e)。このままではよくわからないので、ヒダの先端付近だけを切り出して押しつぶしてみた。縁シスチジアがまるで偽担子器のように多数ある(f, g)。乳管組織はヒダにもカサにも柄にも高い頻度で多数ある(i)。カサ表皮の組織はカサの中心から匍匐気味に放射状に広がっている(j)。
 
(a)
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(i)
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(j)
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 昨日は狩猟解禁日。珍しく猟友会の人が三人やってきた。この地区でのイノシシ被害の凄まじさを聞いて来たようだ。我が家のすぐ裏山のけもの道に罠を仕掛けるのだという。以前にしかけた罠ではイノシシは捕らえられていない。今回の罠はどういう結果をもたらすだろうか。

2013年11月15日(金)
 
久しぶりに海浜に行ってみた
 
 昨日の朝は一面の霜であたりはすっかり凍てついていた。昼過ぎになると暖かくなり風もなかったので、久しぶりにのんびりと浜を歩いてみた。ナガエノホコリタケが群生していた(a〜c)。昨年は地表を削ぐ「除染」のためか発生数は異常に少なかったが、今年はすっかり回復したようだ。すぐ近くにはキツネタケ属のきのこが多数見られた(d〜f)。
 マツカサキノコモドキ(g, h)やニセマツカサシメジ(i, j)はようやく出始めたらしく、全般的に小さく発生数も少ない。他にはアミタケ(k)、フウセンタケ属、アセタケ属などのきのこが見られた。アカハツはすっかり乾燥していた。不思議とショウロは一つも見あたらなかった。
 
(a)
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 相変わらずカメムシがあちこちをうろついている。何だか臭いなぁと思えば、衣類の袖の内側にいたり、スリッパで踏んづけていたりと、神出鬼没だ。今朝も布団の中に二匹いた。

2013年11月14日(木)
 
庭の周りすべてに電気柵
 
 昨日の朝庭に出てみて愕然とした。道路につながる舗装路の両脇と、その両側に広がる庭の家屋寄りの一角がイノシシの群によって激しく掘り返されていた(a, b)。堆肥の山は根こそぎひっくり返されて広範囲にまき散らされていた(c)。
 昨年6〜8頭がやってきて掘り返した時よりも遙かに激しい。周辺の農家や道路脇もひどく掘り起こされ、側溝には大量に泥が落とされて流れが阻害されている。この様子だと、10数頭が出没したに違いない。やむなく、庭の家寄りの一角にも電気柵(もどき)を張り巡らした(d)。

[覚書] スリムタワーPC(Windows8 64bit)を購入した。4万円のPCでメモリは4GB、HDD(ハードディスク)は320GBでOS以外のアプリは何も入っていない。そこで、手持ちのSSD(120GB)を起動ドライブにして、HDDは手持ちの1.5TBのものに交換した。HDDを2台装着できるタイプだが、固定具がない。そこで輪ゴムと留め針金で仮固定した(e, f)。そのうちなんとかしよう。
 先に非常用として再構築したUbuntu Linuxマシンが再びWindows7(32bit)のマシンとして復活した(雑記2013.11.5)。EaseUS Todo Backup Freeというソフトで作成してあったバックアップから、OSやらアプリ類一式を復活できた(Acronis True Imageでは復活できなかった)。
 

(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日はイノシシ対策として唐辛子をきのこ乾燥機にかけた。ところが大量の唐辛子を乾燥させたものだから家中に凄まじい匂いが拡散した。鼻がむずむずして少々辛かった。

2013年11月13日(水)
 
よくわからない幼菌:ブナ林にて
 
 ウスキブナノミタケの写真を撮ろうとブナ林を歩いていた。ふと目にとまった若いきのこをなぜか採取してしまった(a, b)。胞子紋は暗褐色だった。胞子(c)を濃硫酸で封入するとスレート色に変わり発芽孔が明瞭になった(d)。ヒダをスライドグラスに寝かせて縁を見るとのう状の縁シスチジアがある(e, f)。次いでヒダ断面をみると(g)、側シスチジアが多数ある(h, i, j)。カサ表皮は偽柔組織のような細胞が層をなしている。保育社図鑑に従えば、ナヨタケ属のコナヨタケ節のきのこということになりそうだ。同図鑑に掲載された種には該当するものは見あたらない。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(f)
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(i)
(i)
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(k)
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(l)
(l)
 ついに今シーズン初めてファンヒーターを使った。部屋の戸を閉めて設定温度を摂氏16度にすると、嘘のように暖かくなった。このファンヒーターはなぜか点火時には摂氏20度未満に設定できない。しかし、稼働しはじめると16度という設定もできるようになる。変な仕様だ。

2013年11月12日(火)
 
ヒロハアンズタケ
 
 今年の9月に富士山で採取したきのこである(a)。うつくしい橙色、ひだの構造がなんといっても魅力的であった。ひだの分岐がまるで箒のようになっている(b)。
 胞子紋は白(c)、偽アミロイド(d)でコットンブルーできれいに染まる(e)。子実層托実質は並列のようである(f, g)。薄い切片だとすぐにばらばらになってしまうため厚めに切るしかなかった。シスチジアはない。担子器は4胞子性である(h)。かさ上表皮は匍匐性で子実層托実質と共にクランプがいたるところでみられる(i, j)。ヒロハアンズタケ Hygrophoropsis aurantiaca としてよいようだ。これで富士山に同行した友人との約束が果たせた。  (Y. A.)
 
(a)
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(b)
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(c)
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(i)
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(j)
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 冬将軍の第一陣がやってきたらしい。新潟の魚沼地方からやってきていた友人が昨日帰宅の途についたが、関越トンネルの手前関東側は青空の見える晴天だったが、トンネルを抜けたとたんに雪となり、自宅付近には雪が積もっていたという。いわき市も今朝は寒い。 (I. A.)

2013年11月11日(月)
 
フロキシンで内容物が赤く染まるシスチジア
 
 土湯峠周辺のブナ林でクリタケ属のきのこを採取した(a〜c)。見た目からはアシボソクリタケかニガクリタケモドキのように思えた。胞子サイズからアシボソクリタケの可能性は低い(d)。ヒダをスライドグラスに載せて縁をみると、波形に曲がった縁シスチジアの存在を確認できた(e)。これに気をよくしてヒダの断面を切り出したが、どうやってもうまく切れない(f)。
 縁シスチジアの存在と形は見当がついたので、ええいままよとばかりに、ヒダの断片を押しつぶしてみた。透明で縁シスチジアがはっきりわかりにくい。そこでフロキシンを加えると形がはっきりしてきた(g)。ヒダ切片側をみると、担子器(k)やら随所に側シスチジアの存在が確認できる(h)。
 ヒダをKOHで封入して押しつぶしてみると弱く黄変するクリソシスチジアの存在が確認できた(i)。フロキシンを加えると内容物が赤く染まった(j, g)。カサ表皮には非常に薄い層をなして菌糸が平行にはしり、直下には偽柔組織のような細胞が層なしている(l)。ニガクリタケモドキのようだ。
 
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(i)
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(j)
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(k)
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(l)
(l)
 気温低下に伴って、手足の指先のレイノー症状が激しくなってきた。硬直し感覚が鈍り、鈍痛があり、指温も異常に下がって30度を割り、見た目も真っ白い指先になっている。年々プレパラート作りが困難になっている。切片作りとキーボード操作はリハビリそのものだ。

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