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日( )
2014年2月19日(水)
 
豪雪の川内村いわなの郷
 
 午前中に川内村のいわなの郷まで行ってきた。豪雪のため、国道399号線経由の道も夏井川から川前経由の道も閉鎖され、川内村へのルートは富岡町経由の道しかない。二週連続の降雪は、山梨県周辺ばかりではなく、川内村でも生活に支障をきたす豪雪となっていた。
 除雪車はフル回転だが、川内村に通じる道はやっと一車線を確保したばかり。村の中心部に入ってもいたるところですれ違いに難儀するありさまだった。いわなの郷に向かう道も例外ではなかった(a, b)。駐車場も雪の壁に囲まれていた(c)。ロッジへの径は閉ざされ(d)、かつて菌懇会合宿を行った体験交流館も雪の中(e)。川沿いの径には踏み跡もなかった(f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 管理人のWさんの話では50年来の大雪らしい。重く湿った雪が深く積もったため、いわな養殖池への水流が止まってしまい大変だったという。いわき市の自宅周辺には全く雪はない。
[2月20補足] 新聞報道によれば、2月19日夕刻になって国道399号と川前から川内村への道路は、とりあえずの除雪が完了して一車線ながら通行可能となったという。

2014年2月16日()
 
丸い胞子のアラゲコベニチャワンタケ属
 
 2012年7月に神奈川県入生田で出会ったきのこである(a)。Schumacherのモノグラフと格闘し、Scutellinia minor におとした。さあこれで「今日の雑記」を書くぞと思い写真を選び、記録を読み返してみると、自信が持てなくなってしまった。剛毛の隔壁の数と根元の分岐数がS. minor とするには疑問が残った(b)。
 再度、乾燥標本から毛の顕微鏡観察をし直し、あらためて検索表をたどった。他に可能性のある種の記載を読みもらしているのもわかった。読みもらしていたS. barlae の記載には胞子が「完全な球形(perfectly globose)」と書いてあった。自分の計測結果を再検討をしてみると20個測った胞子のすべてがほとんど球形であった。類球形と思えるものはなかった(c, d, e)。

S. barlaeS. minor についての記載のnoteには両者が混同されていると書いてある。比較しやすいようにとこれらを表にしてみた。胞子の形、剛毛の隔壁、根元の分岐などからS. barlae に限りなく近いように思える。 (Y. A.)
 

(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)

(表をクリックすると大きくなって読みやすくなります)

 このところやたらに顕微鏡やらExcelにかじりついていると思ったら、こんなことをしていたんだ! それにしても、慣れない大部のモノグラフを必死に読んだり、乾燥標本を何度も何度も検鏡してみたり、あきれるほどによくやっています。 (I. A.)


2014年2月15日()
 
雨漏りはショパンの囁き?
 
 昨日から首都圏始め全国的にまた雪で混乱が起こっているという。わが家の周辺では昨日昼間の降雪は夕方から強い雨となり、庭の雪もかなりとけた(a, b)。
 夜中からの激しい風雨のため、雨漏りが始まった(c, d)。漏水を受けるためボールや洗面器を並べると、ポツン、ピットン、ボッコン、ピッチャンなどと多彩な音色を奏で始めた(e, f)。水滴はひっきりなしに随所から落ちてくる。台所仕事にたずさわるにはカサが必要だ。
 天気予報によれば今日は終日雨が降り続くという。となると雨漏り受け容器の取り替えがさらに忙しくなる。他の部屋の天井にも警戒が必要になりそうだ。
 明日は菌懇会の総会に出る予定だが、漏水の状況によっては家を空けることができない。交通網の混乱でそもそも遠方の会員が会場にたどり着けないのではあるまいか。すべてはお天気大明神の御心のまま。わが家は夜まで「ショパンの囁き」を聞くことになりそうだ。家の横の川はとりあえず無事。水位はかなり高いが順調に流れている。 [記 am9:00]
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 明日の菌懇会の総会は中止になった。宿には明日の宿泊をキャンセルした。雨はますます激しくなっている。川の水位がジワジワと高くなり、再び氾濫の恐れも出てきた。室内のショパンの雨音も衰えを知らない。いずれにせよ明日は家を空けることができない。 [記 am 11:30]

2014年2月13日(木)
 
Windows XPの古いマシン対策
 
 2014年4月9日をもって、WindowsXPのサポートが終了するので、古いWindows XP搭載のノートPC類をどうするか決めかねていた。選択肢は三つ。一つは廃棄処分、次にWindows7(32bit)に更新する、今一つはLinuxマシンにする。すべてはスペックと手間にかかっている。
 廃棄処分にすると一台につき5,000円のリサイクル廃棄代金がかかる。Windows7(32bit)を導入するには、(1) 1GHz以上のCPU、(2) 1GB以上のメモリ、(3) 16GB以上のHDD、(4) WDDM1.0以上対応のグラフィックデバイスという四つの要件が必須だ。Linuxの場合、ディストリビューションさえ選べば、これより低いスペックでも十分実用的に動く。
 DellのノートPC(2006年製)にはWindows7(32bit)をインストールしたところ比較的軽く動く(a, b)。小型のASUSノート(2004年製)にはWindows7はスペック的に無理なので、KNOPPIXを試してみると軽快に動いた(c, d)。そこで、やや重いがUbuntu 13.04を導入することにした(e, f)。メールとWebブラウザはストレスなく使えることがわかった。用途を限定すればまだまだ使える。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日は二台のノートPCに新たなOSを導入し、アプリ設定などで一日が終わってしまった。

2014年2月12日(水)
 
Schumacher検索表との格闘 (2)
 
 いよいよ探究シーズン到来! 標本と観察記録の整理のシーズンである。菌懇会と千葉菌類談話会のスライド会や正月の行事も終わり、時間が取れるようになった。
 テングノメシガイの仲間、カベンタケモドキの仲間、ヌメリガサ科のきのこ、アラゲコベニチャワンタケの仲間が今一番気になっていて、早く文献にあたりたいきのこである。頼りになる文献があるアラゲコベニチャワンタケを優先することにした。

 Schumacherの検索表を読みこむためには「Marerial and method」をまず読まなければならないが、英語力と記憶力と理解力がないので取りあえず後回しにした。検索表を少しでも楽に使えるようにとまず和訳をすることにした。
 訳文の表を作るのはけっこう時間がかかったが、検索時間は短縮することができるようになった。この過程で検索表の読み方、使い方に少し理解を深めつつである。検索表の見方は本郷図鑑で修行をつんでいたのでさほど苦労とは思わなかった。メモ用紙に検索をどうたどったかをメモしながら行った。すんなり進まない場合は消去法である。どれもあてはまらないケースの場合は胞子の形からたどるという方法も使った。
 Schumacherが描いた胞子の図を見慣れるにつれ、自分の観察した胞子の刻紋はこんな風に描かれているのだということも分かってきた。SEMの写真から、コットンブルーで染色すると胞子の刻紋がこのように見えるのかなと想像できるようにもなってきた。種の記録を読みこむほどそのきのこの特徴も少しは記憶に残るようになってきた。

 標本がないため検索をあきらめたものが1点、別種と思って記録と標本を別々にしておいた物はひとつにまとめ、標本に複数種が混じっていたものは同定を断念した。ということで16点の同定を進めている。同定できたと思うものが8種、乾燥標本からの顕微鏡観察の見直しが必要なものが4点、検索中が4点となった。もうひと踏ん張りであろうか。  (Y. A.)
 

(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 今朝になっても雪は一向に消えない。わが家のある集落では田圃は一面雪に覆われ、道路はまだ雪だらけ(e)。一方、県道浪江線では路面に雪はなく、田圃の雪もやや淡い(f)。昨日もなぜか平の市街地よりも小名浜の市街地の方が積雪が多かった。  (I. A.)

2014年2月11日(火)
 
知らなかった!
 
 昨日も午後になると陽光が燦々と降り注ぎ雪はかなり溶け始めた。そこで市街地の四ツ倉図書館まで予約本を受け取りに行った。しかし、玄関からの通路は、雪がブロック状の氷塊となってタイヤがスリップする。難儀しつつ公道まで出たが、集落の中心部までの道路は厚く硬い雪道のままで、路面が見えるのはわずかに轍の部分だけだった。
 ところが、県道浪江線に近づくとすでに路面の雪は消え轍もない。そして、周囲の田圃の雪がどんどん少なくなってきた。住宅地を抜け市街地に出るとさらに雪は少なくなった。国道脇の田圃では広く地肌が覗いていた。ここまでわが家からたかだか5〜6kmしかない。
 図書館からの帰路別の農村地帯からの道を選んだ。田圃の雪はかなり溶けて随所に土が見えていた。わが家に近づくにつれ周囲の雪は次第に増えだした。集落のドン詰まりの自宅周辺まで来ると田圃の雪はまったく地肌を見せず、路面も厚く雪に覆われていた。

 天気予報で言う「いわき市」の基準地は暖かい小名浜地区なので、市の中心部ではこれよりも何度か低い。わが家は石森山東面に広がる谷筋の農村地帯のドンズまりにある。山の東北東面に位置しているせいか、いわき市の市街地よりもさらに何度か低いようだ。


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