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2016年4月30日() ゴールデンウィーク初日に男鹿高原へ
 昨日am8:30頃に自宅を出発して、鬼怒川経由で福島県境近くの男鹿高原まで行ってみた。自宅からは距離にして52Kmほどで、ふだんだと55〜60分ほどで到着する。昨日は首都圏からの車が多く、80分ほどかかった。男鹿川に沿った林道を遡り急斜面を降りると(f)、オオズキンカブリタケが出ていた(a〜e)。数日前が最盛期だったようだ。風が強く氷雨に降られて寒かった。他に見られたきのこはエノキタケとマツオウジ(g〜i)だけだった。
 帰路国道121号と400号の分岐点にある蕎麦屋に入った(j, k)。中三依の知人から安くて美味いと聞いていたが、確かにその通りだった。盛り蕎麦にコゴミ(l)と山菜入りの汁が付いて500円。この料金は日光の(非観光地にある)老舗の蕎麦屋の盛り蕎麦の標準価格(500〜600円)より安い。観光コースの重要拠点にあるのに観光料金ではない店だ。その一方、同地域にあるわさび専門店では高い観光料金を取られた。家の近くの農協直売所で300円の葉が500円。
 
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 昨日はいつも通っている「かたくりの湯」が連休だというのになぜかガラガラに空いていた。 今日はこれから東京でギリシア語とラテン語の読書会(2回目)に出席する予定。


2016年4月29日(金) アシナガイタチタケ:シスチジアが顕著
 宇都宮美術館のある文化の森でもいろいろなキノコが出始めた。春によく見られるアシナガイタチタケがあちこちに出ていたので数個を持ち帰った。胞子は水で封入しようと(d)、KOHで封入しようと(e)、色や大きさなどにほとんど変化はない。しかし、濃硫酸で封入すると変色して発芽孔がさらに明瞭になる(f)。
 ヒダを一枚切り出して先端をみると丸い縁シスチジアが多数ある(g)。側面にはボーリングピンのような形をした側シスチジアが多数みられる(h)。それぞれを倍率を上げて見てみた(i, j)。傘表皮は球形の細胞からなる(k)。担子器はこの仲間の一般的な姿をしている(l)。
 
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 いよいよゴールデンウィークに入った。昨日あたりから県外車が目立つようになり、二社一寺周辺には外国人の姿も多くなってきた。表通りでは車の渋滞が始まるようだ。


2016年4月28日(木) 奥日光のシャグマアミガサタケ
 例年奥日光ではゴールデンウィーク前後にシャグマアミガサタケの発生が最盛期を迎える。今年の様子はどうなのだろうと思って昨日ハイブリッドバスに乗って奥日光に入ってみた。今の時期はちょうどカラマツの芽吹きが始まったばかりで、緑はまだ少ない。
 例年よりも発生個数はかなり少ないが、ちょうどきれいなシャグマアミガサタケがいくつか見られた(a〜d)。ここ数年にわたって行われていた千手ヶ原の間伐事業が一段落し、森が明るくなった。その一方、かなり大幅に樹木を間引いたので適度の日陰も消え環境が大幅に変わった。そのためかどうか、オオシャグマタケはたった一つの幼菌に出会えただけだった(e)。
 
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 今年の奥日光は残雪がほとんどなく、川の水量も非常に少ない。涸れ沢になったものもかなり目立つ。地肌は全般的に乾燥気味だ。例年よりも暖かかったせいか蛇の活動も早く、昨日も大きなアオダイショウが遊歩道で悠然と日向ぼっこをしていた(f)。


2016年4月27日(水) 福島県古殿町でテンガイカブリタケ
 昨日福島県いわき市までパンを買いに行ってきた。パン屋までは片道170Km、時間にしておよそ3時間40分。「たかがパンごとき。正気の沙汰ではない」という友人もいる。しかし、ガソリン代とパン代金を合計しても、同種類、同量のパンをドンクやアンデルセンなどで購入するよりも安い。しかもパンの味に関してはそれらの店のパンより遙かに上をいっている。
 途中古殿町では川沿いの桜樹下に多数のテンガイカブリタケが出ていた(a〜f)。ちょうど最盛期を迎えていたらしく、幼菌から老菌まで六、七十本以上のキノコが大発生していた。同じ古殿町では、越代のヤマザクラがいまだ優美な姿を見せてくれた。
 
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 今月25日(月)には栃木・群馬県境のトンネルを通る金精道路が開通した。そして、26日(火)からは赤沼車庫発のハイブリッドバスが千手が浜までの運行を開始した。日光の観光シーズン幕開けだ。混雑の始まる前に、今日は戦場ヶ原を歩いてみることにした。朝食を済ませてからのんびりと戦場ヶ原を散策してみよう。


2016年4月26日(火) ようやく桜樹下にアミガサタケ
 昨日午前中に宇都宮市のロマンチック村を歩いた。駐車場脇の桜樹下にアミガサタケが出ていた。日光に転居して初めて桜樹下に見ることができた(a, b)。他にはキララタケ(c, d)、キクラゲ(e, f)などが見られた。ようやくきのこシーズンが始まった感がある。
 ありふれたキノコであるキララタケのミクロの姿をいちいち確認する人は少ない。胞子(g)は濃硫酸で封入するとやや紫色を帯び発芽孔から内容物が飛び出す(h)。ヒダ切片を切り出すと(i)、球形やら楕円体の縁シスチジアが見られる(j)。傘表皮(k)は球形の細胞からなっている(l)。
 ロマンチック村では今タケノコの最盛期。竹林には至るところに食べ頃のタケノコが乱立している。しかし、これはロマンチック村で栽培しているものなので、勝手に採ることはできない。
 
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 今日はこれからいわき市まで行ってパンを買って帰ってくる。途中、古殿町で越代のヤマザクラを観賞し、テンガイカブリタケの発生を確認して戻る予定。


2016年4月25日(月) 小さなキノコに大きなシスチジア
 前日のシイタケほだ場の杉枝に着いていた白色から褐色の小さなきのこを覗いてみた(a, b)。杉の樹皮ごと持ち帰ったが、キノコはその時点ですでに乾燥して丸まっていた。胞子の非アミロイドはすでに分かっていたので(c)、キノコ本体をそのまま薄切りにしてみた(d)。
 子実層には見かけによらず大きなシスチジアがある(e, f)。傘表皮は球形の細胞が柵状に並び(g, h)、ここにも大きなシスチジアがある(i, j)。
 フロキシンで染めてからKOHで封入し直して軽く押しつぶすと、子実層のシスチジア(k)や傘表皮のシスチジア(l)の全体像が分かった。なお、担子器の基部の様子はいまひとつはっきりしない。ホウライタケ属(Marasmius)の小さなきのきはミクロの世界に特徴的な形質を見せてくれるものが多い。ちなみに、このキノコは保育社図鑑や山渓の図鑑には掲載されていない。
 
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 現在の借家に定住することに決めたので、今年度から地元の自治会ときのこ会に加入した。


2016年4月24日() 一週間ぶりに近くのシイタケほだ場へ行ってみた
 一週間ぶりに近くのシイタケほだ場へ行ってみた。大きな変化はなかったが、フクロシトネタケの仲間の子嚢菌がかなり大きくなっていた(a)。しかし、まだ未熟で胞子は全くできていなかった(b)。この仲間は成長が遅く発生から一ヶ月くらいしてようやく胞子が完成する。
 地表からは大型のチャワンタケの仲間が出ていた(c)。子実体はかなり大きく、とても脆い。子実層托は三層からなっている。全般に円形菌組織だが、中央に少し違った組織が走っている(d)。子嚢先端部はアミロイドだ(e)。
 杉の枝や樹皮から小さなMarasmius(ホウライタケ属)の仲間が多数でていた。傘は白色から褐色で、ヒダは疎で脈絡脈があり、柄は褐色で基部で濃くなっている(f〜h)。胞子は平滑な楕円形で非アミロイド(i)。後でヒダと傘表皮を調べてみよう。
 暖かくなってきたせいで、蛇も活発に動き回るようになってきた。この日は、なぜかヤマカガシによくあった。いつまでもがん首を持ち上げて威嚇姿勢をとったものがいた(j)。
 
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 日光から東京まで通うのはやはりかなりしんどい。朝7:50に車で家を出て、明神駅で東武日光線に乗り、何度か乗り換えて東京の大学へ。読書会が終わり、最寄り駅から電車に乗り、4〜5回の乗り換えを経て東武日光線の明神駅に到着したのがpm20:07。往復の交通費は約3,500円。自宅近くのJR駅を使えば楽だが、往復の料金は鈍行でも6,000円を超える。


2016年4月23日() 手元のきのこ標本の整理
 手元のきのこ標本をさらに大幅にバッサリと整理した。例によって、まず博物館に納められそうな標本を選別して(b, c)、それ以外のものは原則としてゴミとして廃棄した(d)。先の整理でかなり少なくなってはいたが、それでもまだ500点以上の標本があった(a)。
 博物館行きの標本は種名まで判明したものだけにした。属名までしか分からない標本が多数あったが、これらはすべて「燃えるゴミ」として台所ゴミなどと一緒に出した(f)。収蔵庫と化していた離れの茶室がかなりすっきりした(e)。手元に残る標本は十数点だけになる。
 かつては「キノコのフォトアルバム」掲載の子実体(約4,200点)はすべて標本の裏付けがあった。その裏付けを失ったことから、一時は気力も失せて数年ほど放置していた(雑記2008.4.11)。「記録と標本の伴わない写真には価値がない」と考えていたからだ。
 すでに「フォトアルバム」掲載種に標本の裏付けはない。稀少種や興味深い種については標本を博物館に収める方針には変わりないが、今後掲載するものについても標本の裏付けにはこだわらないことにした。そして原則として手元に標本を残さないことにした。
 
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 今日はこれから東京まで出かけてギリシア語とラテン語の読書会に出席する予定。ほとんど何も準備できていなかったが、第1回目なので何とかなるだろう。


2016年4月22日(金) 尻に火が付いた:下調べをしなくちゃ!
 気がつけば明日からギリシア語とラテン語の読書会が始まる。東京の大学まで通うことになるので、順調に帰れたとして帰宅できるのは夜の8:30過ぎになる。うっかりこの電車を逃すとその日のうちに帰宅できない。こういう経験は過去になかった。
 2012年の一月に埼玉県川口市から福島県いわき市に転居し、都内の大学への通学は困難となり(雑記2012.1.20)、これを契機にギリシア語からはすっかり離れてしまった。4〜5年間の空白は恐ろしい。今ではすっかり基本的なことを忘れている(同2013.1.14)。現時点で記憶に残っていることといえば、限られたごく僅かな知識だけだ。
 講座の前日までに、テキストの内容を読み込んで練習問題などの解答も作成しておかねばならない。おまけにラテン語の読書会にも参加するので、事前準備の負担は倍以上になる。古典語の修得には継続的な努力が必要だが、それをサボっていたツケは大きい。


2016年4月21日(木) 今年初めてのナラタケとヌメリイグチ
 昨日午前中に宇都宮市の八幡山公園を散策した。歩き始めて直ぐに灌木の間の地面からナラタケが出ているのに気づいた(a, b)。ていねいに掘り下げてみたが材は見当たらなかった。深いところに埋まった材から出ていたのかもしれない。ナラタケの出ていた斜面の少し上には背の高いアカマツ林が広がる。そこを通る遊歩道脇にはヌメリイグチが一つだけポツンと出ていた(c, d)。一方、サクラやイチョウ樹下にはキノコは何ひとつ見られなかった。
 ナラタケは昼食の味噌汁の具になったが(e)、あまりよい味ではなかった。
 
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 「きのこ雑記」の「フォトアルバム」は、いわゆる旧分類に準拠した分け方で、例えばイッポンシメジ属がEntolomaではなくRhodophyllusのままになっていたりする。最近の分類に準拠したものに変更したいと思い、全体を眺め回したがそのための作業は以外と面倒だ。
 一気に変更するのはやめにして、徐々に新分類準拠の形にもっていこうと思う。昨日はナラタケ属をArmillariellaからArmillariaに変更した。当面は新旧両者が入り交じることになる。


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