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2016年10月20日(木) 紅葉見物と温泉浴ときのこ狩り
 昨日は友人らと四人で終日観光気分を楽しんだ。今年の日光の紅葉は気象条件が悪く例年のような鮮やかさがない。それでもふだん都会のアスファルトジャングルに住む友人らには自然の織り成す姿をたっぷり味わえたようだ。紅葉が際立って見事だったのは湯元温泉や湯の湖の周辺(標高1480m)だった。遊歩道の足元には紅葉の絨毯が敷き詰められていた。
 きのこは極めて少なくなったが、それでもこの日はナラタケ(g)、クリタケ(h)、クロカワ(i)、ワカフサタケ属(j)、ヌメリスギタケモドキ、キシメジなどが見られた。クロカワ好きな友はたっぷり収穫したきのこに満足そうだった。昼のやしおの湯は客も少なく十分に楽しめた。温泉を後にしてから、昼食には例幣使街道沿いの野点庵(k)でとても美味い蕎麦(l)を食べた。
 
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 二日続きの異常な暖かさのため、早朝の金精峠(標高1840m)では気温が8度以上もあった。そして、am9:00頃には多くの観光客が繰り出してきて、いたるところで車がつながり始めた。奥日光の駐車場は、はやばやとどこも満車となった。しかし、am9:30頃にはいろは坂を降りてしまったので、渋滞には一切巻き込まれなかった。今度の土日は渋滞のピークとなりそうだ。


2016年10月19日(水) 亜高山帯針葉樹林のきのこは終わり
 昨日早朝、いろは坂を上り金精峠を越えて、群馬県側に入り標高1860mあたりで針葉樹林を歩いてみた。きのこの姿はとても少なく、かろうじてチャナメツムタケ(a, b)、ナラタケ属(c, d)、ハナイグチ(e, f)、サンゴハリタケなどに出会っただけだった。ナラタケ属の種名はよくわからない。今シーズンのきのこはこの地域ではほぼ終わりを告げているようだ。
 今年の奥日光の紅葉は長雨と日照不足と高温のために、例年と比較するとお世辞にも美しいとは言い難い。それでも湯の湖から金精峠までの地域は鮮やかに彩られていた。
 
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(f)
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 早朝から竜頭の滝の駐車場は観光客の車で満車だった。赤沼駐車場には多数のバスが群れていて驚いた。渋滞を避けるためさっさと降りて、午前10:00頃には帰宅していた。観光スポットを後にするには早すぎる時間だからか、まだいろは坂はすんなり下ることができた。
 昨夜10時半頃、東京から友人二人がやってきた。今日は四人で紅葉見物ときのこ狩り。


2016年10月18日(火) シワカラカサタケ属のきのこ
 自宅の近郊では相変わらずCystoderma(シワカラカサタケ属)のきのこがよく出ている。それらのうちからいくつか持ち帰ってきた。この仲間には既知種だけでもとてもよく似たものが5〜6種ほどある。それはシワカラカサタケ、チャヒメオニタケ、シワカラカサモドキ、ヒメオニタケ、オオシワカラカサタケなどだが、肉眼的形態からだけでは、判別が難しいことがしばしばある。この仲間は顕微鏡を使うと有力な手掛かりが得られるので検鏡して調べてみた。
 まずは(a, b)のきのこだが、胞子サイズからシワカラカサモドキではなさそうだ。またメルツァー試薬で封入するとアミロイドであることから(c)、ヒメオニタケでもなくチャヒメオニタケでもなく、オオシワカラカサタケでもなさそうだ。次に確認すべきはカサ表皮の構造となる。保育社図鑑にあたるとカサ表皮の構造(d)からはシワカラカサタケの記述によく該当する。
 次に(e, f)のきのこだが、同様に「〜ではない」法でつぶしていくとヒメオニタケとなった。これらの属の検鏡にあたっては、ヒダ切片を切りだしても同定にはあまり役立たない。また、この仲間は形態的・色彩的変異が大きいので、ほとんどが「広義」の種名となるのだろう。
 
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(e)
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2016年10月17日(月) 各種の食用きのこが:近場の都市公園
 今朝は雨。しかし、日光の昨日はよく晴れ上がって、早いうちから観光客の車で賑わっていた。朝早くの都市公園はまだ車も比較的少なかった。ちょっと歩いてみると、思いがけずまだまだいろいろなきのこが見られた。少なくとも30数種の軟質菌に出会った。それらのうちから、ここでは食用きのことして人気のあるものを6点だけ掲載した。下の画像は、クロカワ(a)、シャカシメジ(b)、クリフウセンタケ(c)、ハタケシメジ(d)、ヌメリイグチ(e)、カノシタ(f)以外にも、大型のフウセンタケ属やモエギタケ属、アセタケ属などがよく目立った。
 
(a)
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(e)
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(f)
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 [今市の屋台祭り]
 昼過ぎにJR日光線に一駅乗って今市駅前通りで行われている「今市屋台祭り」に行ってみた。先週10日には雨のなかで行われた「鹿沼秋祭り」の彫刻屋台を鑑賞したが(雑記2016.10.10)、昨日は秋晴れの下で今市の彫刻屋台をたっぷり鑑賞させてもらった。
 
(g)
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(i)
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(j)
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(k)
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(l)
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 今市屋台祭りからの帰り道、駅前のミニストップでソフトクリームと肉まんを頬張った。


2016年10月16日() カヤタケかコブミノカヤタケだと思ったのだが・・・
 奥日光を歩いているときに、カヤタケの仲間にいくつも出会った。見た目にはやや大型のカヤタケないしコブミノカヤタケのように見えた(a〜f)。帰宅後に胞子を確認するつもりで、子実体を数個持ち帰った。帰宅して胞子紋をとると白色。それを顕微鏡で見ると予想に反して思いがけない形をしていた(g)。胞子は非アミロイド(h)。水道水での封入がなんとなくコントラストが弱いので(g)、フロキシンで染めたみた(i)。ヒダの断面を切り出してシスチジアの有無を確認したところ、それらしい構造が見られない(j)。カサ表皮は茶褐色の菌糸が匍匐していて、あちこちにクランプも見られる(k)。これ以上観察するのはやめて、フロキシンで染めた胞子を縦に並べて遊んだ(l)。
 予想に反してカヤタケでもなければコブミノカヤタケでもなかった。きっと既にClitocybe(カヤタケ属)のモノグラフなどには掲載されている種なのだろうが、それを調べるのも面倒だ。
 
(a)
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(l)
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 先日の顕微鏡撮影カメラ(Canon Kiss X2)の故障に続いて、今度は日常メインに使っているオリンパスのマクロレンズが壊れた。長期間の使用による物理的な劣化によるものらしい。修理見積をとると新品価格の八割にも及んだ。これはバカバカしい。ネットオークションで中古の同型レンズを購入した。修理見積額よりはるかに安価に入手できた。


2016年10月15日() まるでツキヨタケの展示場:鬼怒川遊歩道
 鬼怒川遊歩道を散策した。きのこはほとんどなくなってきたが、太い倒木にツキヨタケが多数ついていた(a, b)。多彩な色と形のものがあった、まるでツキヨタケの展示会をみているかのようだった(c〜f)。中にはまるでムキタケやシイタケのように見えるものも多数あった。
 今シーズンのきのこはほとんど終わったのか、出会ったきのこはいたって少なかった。他には、アカヤマタケ(g)、キミズゴケノハナ(h)、ケロウジ(i, j)、ムラサキナギナタタケ(k)、クロラッパタケ(l)、チチアワタケ、フウセンタケの仲間くらいだった。
 
(a)
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 故障した顕微鏡撮影用カメラ(Canon Kiss X2)を、今月6日にキャノンの修理センターに送り出したが、今日で既に10日目になる(雑記2016.10.6)。どうなっているのかいまだに連絡がない。
 今日はまたギリシア語とラテン語の読書会。今回もまた十分な準備ができなかった。


2016年10月14日(金) 温泉で大きなマツタケをもらってしまった
 昨日早朝光徳牧場から山王林道に入った。紅葉にはまだ少し早かった。山王林道から女夫淵に行き駐車場に車を停めた。ここから加仁湯温泉への道を散策してから川俣に向かった。
 川俣で日光市営温泉「上人一休の湯」にはいった。ここで初対面の「きのこ名人」から大きなマツタケ二本とクロカワをもらった(a)。聞けば宇都宮市の住人でかつて本格的な山登りをしていたという。この日の朝採ったマツタケを見せてもらうと、背中のリュックから大きなマツタケが40〜50本ほどでてきた。でも、「今日の収穫は前回よりずっと少なかった」と言っていた。
 この日出会ったきのこには、ブナハリタケ(b)、ヌメリスギタケモドキ(c)、コチャダイゴケ(d)、ヌメリツバイグチ(e, f)、サクラタケ(g, h)、アカモミタケ(i, j)、フチドリベニヒダタケ(k, l)、カヤタケ、ツキヨタケ、スギタケ、ヌメリスギタケ、ナラタケ、チャナメツムタケなどがあった。
 
(a)
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(c)
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 昨夜は何年ぶりかにマツタケ炊き込みご飯を味わい、クロカワとマツタケを焼いて食べた。しかし、マツタケには多少の歯ごたえと香りがこそあるが、お世辞にも美味いキノコとは言えない。シロタモギタケの旨みと味わい、さらに出汁のうまさには到底かなわないことを痛感した。


2016年10月13日(木) これもヒイロベニヒダタケなのだろうか?
 奥日光千手が浜で倒木の隙間からPluteus(ウラベニガサ属)と思われるきのこが出ていた。無理な姿勢で発生していたので、うまく取り出せなかった(b)。ヒダの柄に対するつき方は離生ないし湾生(c)。胞子(d)は非アミロイド(e)。ヒダの断面を切り出すと、ひだ実質は逆散開型で、縁シスチジアと側シスチジアがみられる(f, g)。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせて(h)、縁を見ると薄膜の縁シスチジアがみられる(i)。クランプはない。フロキシンで染めて縁シスチジアを見ると薄膜嚢状(j)。側シスチジアはややフラスコ状。カサ表皮は薄膜嚢状の細胞が柵状ないし子実層状に並んでいる(k, l)。ヒダが離生ないし湾生で実質が逆散開型だからウラベニガサ属には間違いない。
 保育社図鑑に従えばヒメベニヒダタケ節(Sect. Celluloderma)に落ちる。ヒイロベニヒダタケに似ているようだが、これまでに見てきたものとはなんとなく違うように思える。でも、ヒイロベニヒダタケとしてよいのかもしれない。
 
(a)
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(c)
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(d)
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(e)
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 今朝の気温は12度だが、昨日朝は10度を割っていた。急に冷え込みがやってきた。そこで、扇風機をしまいファンヒーターを出した。午後、灯油缶を引っ張り出して灯油を買いに行ってきた。炬燵もいつでも使える状態に準備した。衣類の入れ替えも済ませた。


2016年10月12日(水) ニカワウロコタケを求めて奥日光へ
 先日のRDB関連調査で奥日光に入った折に(雑記2016.10.7)、目的の一つであるニカワウロコタケに関してはたった一カ所で小さな子実体に出会っただけだった。そこで、昨日再び奥日光でも先日とは別の地域を歩いてみた。もっぱらハルニレの立ち枯れと倒木探しとなった。
 確かにひと頃と比較すると、ニカワウロコタケの発生は極端に少なくなっている。昨日は一カ所でだけ、ハルニレの立ち枯れの高いところ(5〜6m)に大きな群れを見つけただけだった。長い長い枯れ枝を見つけて、それを使って株の一部を落とした(a, b)。
 再びオドタケの大きな株にも出会った(c, d)。一抱え程あるオドタケの大きな株に二度も出会ったのは初めてのこと。ハルニレからはさらにシロタモギタケ(e, f)、時季外れのホシアンズタケの小さな幼菌(g)、タモギタケの幼菌(h)にも出会った。10月にホシアンズタケに出会ったのはやはり初めてで、今年の異常気象を物語っているようだ。
 以上はすべてハルニレ関連のきのこだが、昨日最も頻繁に出会ったのはチャナメツムタケ(i)だった。いたるところで豊富に出ていた。他にもいろいろであったが、ここにはムキタケ(j)、ハナイグチ(k)、クリタケ(l)だけを掲載した。
 
(a)
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 連休明けの平日にも関わらず、奥日光の人出の多さに驚いた。「やしおの湯」につかって帰宅するつもりだったが、昼食時にも関わらず駐車場が満杯なので、諦めてそのまま帰宅した。


2016年10月11日(火) 別種にみえるアセタケの仲間:那須野が原公園にて
 昨日朝、那須野が原公園に行ってみた。好天に恵まれた連休最終日とあって、園内は家族連れでとても賑わっていた。きのこの姿はめっきり少なくなって、「キノコのフォトアルバム」の「最新の追加写真」に載せたように、大型菌はごくわずかしか見られなかった。
 この公園にはアカマツの林がとても多い。アカマツ樹下にはすでにハツタケやアカハツもアカモミタケもなく、わずかにアミタケが少々残っていた。しかし、いろいろなアセタケ類が見られた。それらのうちから肉眼的に別種のように見えるものを四種類だけ採取してきた(a〜d)。
 (a)から(c)のアセタケの柄はいずれも平滑だが、(d)のアセタケの柄はかなりササクれている。帰宅して胞子を見ると(a)〜(c)のアセタケはほとんど同じ形で(a3, b3, c3)、楕円形からインゲン豆形で平滑。(b)のアセタケだけ胞子が若干大きく見えた(d3)。一方、(d)のアセタケはインゲン豆形ではなかった(d3)。(a)〜(c)の縁シスチジアも(d)の縁シスチジアも薄膜嚢状でこれら四点のアセタケの間では差異を感じられなかった。
 肉眼的形状と胞子サイズだけから(a)をキヌハダトマヤタケに、(b)をオオキヌハダトマヤタケに、(c)をシラゲアセタケに、(d)をフタツミアセタケに決めてしまう人もいるようだ。この仲間の同定にはさらに慎重にミクロの形状などをいろいろ調べねばなるまい。
 
(a)
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(a2)
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(a3)
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(b)
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