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2016年11月30日(水) 那須野が丘公園の廃材置き場にて
 アラゲコベニチャワンタケの仲間の採取を主目的に那須野が丘公園を散策した。園内には広大なアカマツ林が広がり、残っている切株といえば大部分がアカマツだ。そのためか、クリタケとかヒラタケ、エノキタケといった晩秋から初冬のきのこはほとんど見られない。
 足元は広葉樹と松葉ですっかり厚く覆われていて地上生のきのこは何一つ見られない。主目的の小さな子嚢菌はアカマツ廃材置き場に出ているので、そこを重点的に眺めてみた(a)。サクラやコナラなども混じった廃材捨て場も念のために確認してみた(b)。
 アカマツ廃材の側面にはほとんどきのこは見られず、断面からだけ何種類かのきのこがでていた。最も高い頻度で出ているのがワサビタケ(c)とキヒラタケ(d)。これはふだん出かける都市公園でも共通している。他にはオシロイタケ(e)、シワタケの幼菌らしいきのこ(f)が見られた。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 アラゲコベニチャワンタケの仲間は2種類ほど採取できた。おそらく那須野が原公園にでかけるのは、今年はこれが最後になるのではあるまいか。
 今日は赤沼車庫と千手が浜を結ぶハイブリッドバスの年内運行最終日。昨年もお客さんはまばらだった(雑記2015.12.1)。千手ケ原を散策して日光湯元の硫黄泉にも入ってこよう。


2016年11月29日(火) コケの間から出るきのこ:日光だいや川公園
 日光だいや川公園はすっかり冬景色となった(b)。雲の多い晴れた朝、女峰山が寒々とした姿を見せていた(a)。先日の雪はほとんど消えた。園内はどこも降り積もった落葉のため、ごくごくわずかのきのこ以外は、地上生のきのこの姿はみられない。わずかに、落葉の少ないコケの間から小さなきのこを主体に何種類かのハラタケ型のきのこが出ている。
 昨日の散歩で出あったのは、フユノコガサ(c)、ケコガサタケ(d)、フウセンタケの仲間(e, f)、ヒメオニタケ(g, h)、小さくはないがハタケシメジ(i)などだった。落葉の間では、カキシメジとスギタケがすっかりミイラとなって寝そべっていた。cf:フユノコガサとケコガサタケ(雑記2015.11.20)
 芝生広場の切株から野生のシイタケがふたつほど出ていた(j)。肉厚でよい状態だったので、これは採取して昼食のラーメンの具となった。思いがけなかったのが、とても大型のワサビタケに出会ったことだった(k, l)。カサの径が4〜5cmもあり、これほど大きな子実体にであったのは初めてのことだった(同2015.12.17)。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
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(f)
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(g)
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(h)
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(i)
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(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今朝は昨日と違ってよく冷え込んでいる。11月も残り二日となった。時の経つのが早い。


2016年11月28日(月) アカマツ材のキカイガラタケ
 那須野が原公園で廃材置場のアカマツからハラタケ型をしたキカイガラタケが多数でていた。背着生の付き方をしているものはなかった(a〜c)。断面を見るとカサ肉の色は茶褐色でほぼ均一な層からなっている(d)。ヒダは枝分かれし隣接するヒダとつながっているものもある(e)。
 一晩で胞子はたっぷり落ちた。意外と大きくソーセージ型をし(f)、非アミロイド(g)。厚ぼったいヒダの断面をみるとシスチジアが見える。薄膜のものが多いが(h)、やや厚膜のものもある(i)。三菌糸型で、一次菌糸にはクランプがある(j, k)。骨格菌糸は明瞭にわかるが、結合菌糸はごくごくわずかしか見られなかった(l)。cf:雑記2015.12.8
 
(a)
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(b)
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(c)
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(g)
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(i)
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(j)
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(k)
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(l)
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 ここ数日比較的暖かい日が続いている。先日の寒波はいったい何だったのだろう。


2016年11月27日() チウロコタケモドキ:マツの切株から
 アカマツの切株にチウロコタケそっくりなきのこが群生していた(a, b)。採取したその日に子実層面を傷つけると、直ちに血色の汁がにじみ出てきた(d)。胞子はアミロイド(e)。きのこの断面を切り出そうとしたが、思いの他硬くて薄くは切れなかった(f)。それでも、背側に生えた毛がよくわかる。さらに子実層が意外と浅いことも見て取れた。倍率をあげても子実層の構成要素はよくわからなかった(g)。
 そこで子実層部分だけを薄くつまみ出して、フロキシンで染めてKOHでばらしてみた。汁管細胞は案外太い(h, j)。担子器はかなり長い(i, k)。菌糸型は二菌糸型。数日放置してから裏面(子実層面)に傷つけても、血色の汁は全く出なかった(l)。
 
(a)
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(d)
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(l)
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2016年11月26日() 乾燥しきったワサビタケ
 この時期どこに行っても腐朽材さえあれば、高い頻度でワサビタケの群生に出会う(a, b)。針葉樹だろうと広葉樹だろうとおかまいなしだ。昨冬にも一度観察しているが(雑記2015.12.17)、観察結果についてはすっかり忘れている。危険なボケの兆候だ。そこで、採取から数日を経て既にすっかり乾燥しきっていた子実体を、改めて検鏡してみることにした。
 ルーペで見るとヒダとヒダの間には脈絡膜のようなものがある(c)。薄切りにしようと剃刀をあてたところ、ボロボロと崩れてしまい、薄片を切り出すことはできなかった(d)。採取時にあらかじめとっておいた胞子紋から胞子をみるとアミロイド(e)。湿らせれば切出し可能なのだろうが、薄片が切り出せないので、やむなくヒダの縁あたりを摘み取ってフロキシンで染めてKOHで封入してみた。面白い形の縁シスチジアがあるはずだが、明瞭にはとらえきれなかった(f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
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(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 今日はまた、ギリシア語とラテン語の読書会。このため昨日の午後、東武鉄道の最寄り駅近くの駐車スペースまで出かけて除雪をしてきた。今朝は安心してここに車を駐められる。


2016年11月25日(金) 関東地方に積雪:わが家でも積雪12cm超
 今朝はam4:00の時点で、外気温マイナス4度、室温4度。庭も路面もしっかり凍っている。
 関東地方南部での11月の積雪は珍しい。自宅前の道路は日光市でも悪名高い凍結市道の一つ(a)。日陰の坂は例年早くから凍結し春先遅くまで氷が消えない。500〜600mほど離れた場所ではすぐに雪も消えるのに、この坂ではいつまでも残る。地温も通年、他より2〜3度低い。
 昨年は遅くまで歩道が凍結して難儀したので、昨日は雪が小降りになると(b)すぐに除雪した(c)。玄関から木戸までも同じで(d)ここも通路を開けた(e)。それでもまだ木戸の上には15cm以上の積雪が残っている(f)。庭の積雪は12cmを超えて、吹き溜まりでは20cmほどある。
 雪が完全に溶けるまで、しばらくは朝の散歩の途中できのこに出会うことはなさそうだ。昨年同様に硬いきのこにしか出会えない季節になったようだ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 積雪予報の出た一昨日、オートバックスやイエローハットは冬用タイヤに交換するため慌てて駆け込む車で、早朝から終日混雑していた。午後になると5〜6時間待ちだったという。


2016年11月24日(木) ふかふかの落葉を踏みしめて
 真岡市の井頭公園に車を停めると、駐車場からは紅葉がまぶしかった(a)。歩き出すとすぐに腹菌類が何種か見られた。ヒメカタショウロの仲間だけを撮影した(b, c)。さすがに地上生のきのこは他には見られず、カサと柄をもったきのこは立枯れや切株にだけ見られた。といっても、出会ったのはニガクリタケ(d)、キヒラタケ(e)、ナラタケ(f)くらいだった。
 帰路、いつも気になってはいたが素通りしていた宇都宮市の飛島城跡公園に足を運んでみた。よく整備された林が広がっていた(g)。切株にはクリタケ(h)、ナラタケ(i)だけが見られた。この公園の一隅からは鬼怒川を挟んで栃木県北部の山々が一望できた(j)。女峰山、大真名子山、男体山、日光白根山、皇海山がよくわかる。よく晴れた日には富士山も遠望できるという。
 どちらの都市公園でも足元は落葉が堆積してふかふかだ(k, l)。遊歩道を少しでも外れると踝まですっかり落葉の海に埋もれてしまう。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
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(d)
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(e)
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(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
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(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今日は寒波がやってきて雪になるという。しかしam3:20の外気温は摂氏4度もあった。午前6:30に外を見ると確かに雪が降っていて、庭が白くなり始めた。


2016年11月23日() 異常に暖かかった奥日光千手ケ原
 昨日はとても暖かな一日だった。すでに奥日光を訪れる観光客は非常に少なくなり、am9:20赤沼車庫発のハイブリッドバスもガラガラ。駐車場にも車の数はわずかしかない(a)。奥日光はどこもすっかり冬枯れで緑色に見えるのものはコケと地衣類だけとなった。
 今年タモギタケが大量発生した倒木も(b)、大きなオドタケがいくつも発生した倒木も(c)、今やその面影はなく、わずかにオドタケの残骸がみられた(d)。ヒダキクラゲ(e, f)やワサビタケ(l)などは相変わらずよく出ていた。倒木に大きな子嚢菌が出ていたのは意外だった(g, h)。
 サルノコシカケの仲間の硬質菌は相変わらずだが、木々が葉を落としたので遠目にもよく目立つ(k)。巨大なニレサルノコシカケも遠くからよくわかる(i, j)。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(g)
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(i)
(i)
(j)
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(k)
(k)
(l)
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 ハイブリッドバスはほとんど貸し切り状態だった。さらにとてもよく晴れて気温も上昇したので、日向では暑いくらいだった。竜頭の滝周辺では欧州系の観光客が半袖で歩いていた。


2016年11月22日(火) 地上生のきのこを見つけるのは困難
 那須塩原市の県立那須野が原公園はもうすっかり冬景色だ。それでも、カエデの仲間の紅葉は見事だ(a)。園内にはコナラの他アカマツが多いが、樹下は落葉で深く覆われて(b)、よしんば地上生のきのこが出ていたとしてもまず見つけることはできそうにない。
 マツの切り株が無数にあるが、出ていたのは硬質菌ばかりだった。切り倒したマツ材を短くして積み上げた場所には、キヒラタケ(c, d)とワサビタケ(e)が至る所に群生していた。図鑑などにはワサビタケは広葉樹にでると記されたものが多いが、実際にはマツからは意外とよく出る。ニガクリタケは広葉樹であろうと針葉樹であろうとかまわずどこにでも、季節を問わずよく出る(f)。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
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 昨日朝は曇っていたが、昼近くからはずっと小ぬか雨、夜からは本格的な雨になった。


2016年11月21日(月) 霧降高原トライアルと日光そば祭り
 昨日はニュー霧降キャンプ場を会場に行われた「霧降高原トライアル」を観戦しに行った。会場周辺は快晴で女峰山を間近に仰ぐことができた。いくつかのセクションを観戦した後、広場でデモンストレーションを観た。エディー・ルジャーンが来日した1983年頃トライアル競技を楽しんでいたが、バイクを手放して既に30年近くになる。何とも懐かしい思いが込み上げてきた。バイク競技だから観戦者は少ないかと思っていたら、あまりの観客の多さにビックリした。
 昼過ぎに霧降キャンプ場を後にして、昼食に蕎麦を食べるつもりで日光だいや川公園で行われている「日光そば祭り」に行ってみた。どの店にも長い行列ができていた。15分ほど並んでみたものの一向に進まない。耐えかねて蕎麦を食べるのは諦めて列から離れた。蕎麦以外の店やイベント会場が主体の第一会場でも長い行列ができていた。さすがに日曜日、最終日。
 
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 ☆VIDEO:トライアルのデモンストレーションから岩越え(AVIファイル)


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