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日( )

2017年9月10日() センニンタケを求めて裏男体林道の志津小屋の先へ
 一昨年男体山の裏側からの登山拠点である志津小屋の少し先のザレた急斜面で巨大なセンニンタケを採取した(雑記2015.9.9)。ところがこの標本は後日カビと虫にやられて処分した。RDBの追加調査種ゆえ何とかもう一度発生の確認と採取をしなくてはならない。
 そこで昨日再び裏男体林道を歩いて志津小屋の先のザレ場まで行ってきた。一昨年は車で1,850m地点まで入れたが、2015年の東北・関東大豪雨で、林道が崩れていまだに車は通行止め。そこで、光徳牧場近くの標高1,400mの地点に車を停めて徒歩で行くことにした(a)。駐車位置から目的地までは標高差400m、しかしすべて舗装された林道なのでお気楽散歩だ。
 志津小屋までの林道の途中では、カヤタケ(b)、オシロイシメジ(c)、サクラタケ(d)、ヘラタケ(e)、ツノマタタケ(f)、ニカワホウキタケ(g)をはじめ10数種のきのこにであった。また岩塊地帯ではヒカリゴケも確認できた。目的地の周辺では、たった一つだけ普通サイズのセンニンタケがでていた(i, j)。すぐ脇にはハナイグチも見られた(h)。志津小屋(k)の前ではヒダハタケが群生していた(l)。
 
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 久しぶりの好天の土曜日だったせいか、日光への観光客の繰り出しはすさまじかった。自宅から光徳牧場まではおよそ45Km、早朝は50分ほどで到着した。しかし、昼頃に帰宅の途についたところ、数か所で激しい渋滞に巻き込まれて結局2時間以上もかかってしまった。
 今日は「ツールド日光」の開催日。日光だいや川公園はスタート&ゴール地点、カタクリの湯はエイドステーションとなり、これらの場所の駐車場は使えない。市街地も混雑するので迂闊に公道に出ると大変な目に遭う。昨日も市内はどこも自転車だらけだった。


2017年9月9日() きのこはただいま夏休み?
 高原山を巡る林道の途中に車を駐めて、塩谷町の標高440〜550mの尾根筋の踏み跡を辿った。界隈はマツ、シデ混じりのコナラ林だ。きのこの姿がほとんどない。かろうじて出会ったのは、色あせたアオロウジの老菌(a〜c)、コトヒラシロテングタケ(d)、テングタケ属(e, f)、フウセンタケ属(g, h; i)、赤色のベニタケ属くらいだった。しゃがんで撮影をしていると、周りから何匹ものヒルがヒタヒタと近寄ってきた。帰宅するとまたまた靴下とズボンに血がべったりだった。
 あまりにきのこがないので、矢板市の県民の森のモミ林に行ってみた。ここはさらにきのこが少なかった。遊歩道を歩きながらふとカラマツの上の方を見上げると(j)、なんとハナビラタケがついていた(k)。これまた時季を失していたが、生きたカラマツの高いところに発生する姿を見たのは初めてのことだ。足元にはホテイタケの仲間が群生していた(l)。
 どうやらきのこの発生は夏休み(秋休み?)をしているようだ。am11:00頃に帰宅すると朝出たばかりのキイロスッポンタケはすっかりしおれていた
 
(a)
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(c)
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 こけ「観察覚書」にクサゴケを追加した。クサゴケを詳細に観察したのはこれで7回目になる。しかし、情けないことに何度見ても、フィールドでクサゴケを識別できない。


2017年9月8日(金) 再びヒスイガサが出てきた
 昨日早朝、近くの都市公園を歩いてみた。すでに今年は発生を終えたと思っていたヒスイガサが数こそ少ないが再び出ていた(a, b)。キシメジは昼食の味噌汁の具になった(c, d)。クロカワは発生が少ないが、採取したものは東京の友人宛にそのまま発送した(e, f)。
 ご禁制品、すなわちシビレタケ属は相変わらず元気がよい(g)。ヒスイガサの近くのコケの中からは、ハイカグラテングタケ(h)やオニイグチ(i)、チチタケ(j)、テングノメシガイの仲間なども見られた。ナラタケモドキは数が少なくなってきた。遊歩道脇にはクリイロイグチ(l)、アメリカウラベニイロガワリ、フクロツルタケ、ベニタケ属、キツネタケ属が相変わらずよく出ている。
 
(a)
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 いつ、どこで、こんなきのこがでている。そんなことを記述して公開してしまえば、おいしいとされるきのこや珍しいきのこはたちまち乱獲の憂き目に遭うだろう、という。「『きのこ雑記』の功罪」とはよく言ったものだ。だが待てよ、多くのきのこの命(?)は長くても数日に過ぎない。
 キイロスッポンタケの残り四つの卵の内、三つが今日の早朝(am4:30頃から)に開いた


2017年9月7日(木) 早朝には伸びて倒れてしまっていた
 一昨日(9月5日)龍王峡駅から鬼怒川遊歩道に入ると、小径の脇の腐朽材上にキイロスッポンタケ(あるいはヒメスッポンタケ)がしおれた状態で倒れていた(a)。早朝発生したものだろう。さらに材の向こう側をみると前日に出たと思われる干からび状態のものもあった(b)。
 周辺にはキイロスッポンタケの卵と思われる白色の塊がいくつも見られた(c, d)。それらのうちのひとつを縦切りにしてみると、間違いなくスッポンタケ系のものだった(e)。この卵を六つばかり持ち帰って、プラスチック製の植木鉢受けに土を入れて据え付けておいた。
 昨日の朝まだ薄暗いam5時半、玄関前の植木鉢受けを見ると、黄色い大きなきのこが首を垂れていた(f)。六つ植え付けた中央の卵からきのこが出て倒れていた(g)。他の五つはまだ特に変化はない。発生から成長の様子を撮影するつもりだったが、明るくなる前に発生して気づいた時には手遅れだったわけだ。とりあえずこの一本を抜いて庭石の上においた(h)。
 雨が少し強くなり、10分もすると頭部のグレバはすっかり洗い流されてしまった(h → i, j → k)。きのこの大きさは20cmをすこし超えていた。不快な異臭はほとんど放っていなかった。
 
(a)
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(c)
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(i)
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 こけ「観察覚書」にナガヒツジゴケを追加した。昨日夕方、容器にはキイロスッポンタケの卵が五つ、うち一つがにわかに大きくなっていた。今朝(9月7日)明るくなって見ると、すでに発生を終えて倒れていた。夜中のうちに発生したようだ。これまた20cm以上の高さがあった。


2017年9月6日(水) 鬼怒川遊歩道 龍王峡を散策
 朝外に出るとよく晴れていて寒いくらいだった。とても9月初めの陽気とは思えない。龍王峡の駐車場に車を停めて、遊歩道をのんびり歩いた。思いがけずいろいろなきのこがでていた。
 それらの内の一部がシロヤマイグチ(a, b)、ハンノキイグチ(c, d)、クロカワ(e, f)、ベニヤマタケ(g, h)、キミズゴケノハナ(i, j)、サクラシメジ(k, l)、ケロウジクロラッパタケムラサキナギナタタケなどだった。鬼怒川遊歩道でクロカワに出会ったのは初めてだ。フウセンタケ属もぼちぼち出始めてきた。カメラ(Olympus E-620)の露出感知機能の不調が激しくなってきた。液晶画面やファインダーでは適切な明るさで表示されているにも関わらず、撮影結果は真っ暗でほとんど使い物にならない画像が頻出するようになった。結局4点ほどのきのこ写真は捨てるしかなかった。
 こけ「観察覚書」に日光白根山で採取したヒカリゴケを追加した。7年ぶりのヒカリゴケだった。
 
(a)
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(c)
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 [家庭内LAN環境がやっと正常化した]
 八月半ば頃から、一部のパソコンを除いて自宅のメインパソコンとファイルサーバーにアクセスできない状態が続いていたが(雑記2017.8.16)、ようやくアクセス障害が解消された。先月末に旧NAS(Network Attached Storage)から新NASへの移行もすべて完了したので(同2017.8.27)、これでようやく7月までの使い慣れたパソコン環境が復旧した。
 何が原因でそうなってしまったのかわからないが、Windows上のドライブの「共有」設定→「詳細な共有」で適切に設定したはずだが、Windows Defenderやらウイルスセキュリティソフトなどがいろいろと悪さをしていた。問題解決に半月もかかってしまったが、今は自宅内のすべてのパソコンやタブレットから従来通りファイルサーバーなどにアクセスできるようになった。


2017年9月5日(火) 日光白根山登山になってしまった
 亜高山帯針葉樹林のきのこと亜高山岩礫帯のコケを目的に、群馬県片品村の丸沼高原からロープウェイに乗って日光白根山に向かった。山頂駅でロープウェイを降りると日光白根山が眼前に聳えていた。シラビソやコメツガの中を行く登山道を歩きながら、周囲の森に入ってはきのこを探したが、この時期の亜高山帯に出るはずのきのこがほとんどなかった。
 樹林帯を抜けて岩礫帯に入ってからは目的のコケを探しながら進んだが、一向に見つけられない。そのうちに山頂に着いてしまった。山頂は三つの頭に分かれているので、すべての頂を踏むには上がったり下がったりしなくてはならなかった。朝の内はよく晴れて遠くまで展望できた。燧岳や武尊山はもちろんのこと、ロープウェイ山頂駅や(e)、池も見下ろせた(f)。
 この日出会ったきのこといえば、ヤマイグチ(g)、クロチチタケ(h)、ドクツルタケ(i)、アカツムタケ(j)、ベニタケ属数種、フウセンタケ類数種くらいだった。
 あちこちでヒカリゴケに出会えたのは大きな収穫だった(k, l)。このコケはツキヨタケやヤコウタケのように自ら発光しているわけではなく、原糸体が太陽光を反射して青白く光っているので、天候と見る角度によっては光を感じない。
 
(a)
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(c)
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 左足の親指の付け根の腫れ、右足の甲の痛みが強いため、山登りも踵で歩くことになり、膝や腰への負担がとても大きいらしい。帰路温泉につかるために車を降りた瞬間、右脚全体が強い痛みを伴って激しく痙攣して10分間ほど動けなかった。何とも情けない話だ。


2017年9月4日(月) 都市公園にほとんどきのこなし
 昨日は日光市でも朝から快晴でカラッとした好天だった。日曜日には通勤渋滞がないので、真岡市の井頭公園に向けて車を走らせた。自宅から40Kmほどあるが、信号のタイミングもよく50分ほどで着いた。歩き出すときのこの姿がほとんどみられない。
 刈り取った草などを積み上げたごみ溜めのような場所に行くと、ようやく広義のヒトヨタケの仲間が数種(a, b)、ツブカラカサタケに似たきのこ(c)などがみられた。一通り歩いたところ、シロオニタケ(d)、フクロツルタケ(e)、薄汚れたハイカグラテングタケの幼菌(f)などがあった。比較的よく見られたのは、ワサビカレバタケコフキサルノコシカケ、カワラタケ、ネンドタケくらいだった。
 帰路、宇都宮市の文化の森によって見たが、ここもほとんどきのこはなく、駐車場にだけ大量のシロハツがコケを押し上げて群生していた。他には何もなかった。
 
(a)
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(c)
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(e)
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 きのこ「駄言駄菌」に「見るに事欠いてシロハツなんぞをみた」を追加した。


2017年9月3日() 老朽化した木戸が撤去された
 先週の金曜日(9/1)のことだ。公園の散策から戻ってくると、大工さんが木戸の撤去作業をしている最中だった。今の借家に引っ越してきた当時は、駐車場と庭とのあいだに木戸があった(a)。しかし、この時点でかなり老朽化が進んでいたが、最近は少し触れただけでもグラグラして危険な状態になっていた。そこで大家さんらと話し合って撤去してもらうことになっていた。
 いつ作業するのだろうと思っていたが、それがいよいよ実行された。見ているまに木戸がなくなってすっきりした(b〜e)。台風や強風で倒れる心配はひとまずなくなった。木戸の土台のコンクリート桟を削り取ってくれたが、庭の側との段差が意外と大きい(f)。駐車スペースが広がったわけだが、軽自動車のR2はよいとして、車高の低いプリウスは腹を打つことが判明した。さらに側溝の溝が危険なので、何らかの対策を講じなくてはなるまい。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(e)
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 昨日はam10:00頃まで雨。昼は宇都宮の幸麺でラーメンを食べ、久しぶりに落合書店でゆっくりしてから帰ってきた。宇都宮ではよく晴れていたが、日光に戻ると曇りで肌寒かった。


2017年9月2日() きのこの発生は一休みらしい
 昨日は朝晩寒いくらいで急に秋めいてきた。近場の都市公園ではきのこの発生は一段落したのか、発生数も発生量もとても少なくなってきた。そんななかでも圧倒的に多数みられるのはキツネタケ属のきのことチチタケ属のきのこだ。これらのきのこにはやや食傷気味のため、一部のチチタケ属を別として、ふだんはほとんど撮影することはない。
 いまだに相変わらずよく見られるのが、ミドリニガイグチ(a, b)、フクロツルタケ(c, d)、クロチチダマシ(e, f)、外見がクリイロイグチに似たイグチ(k, l)だ。皆が狙っているからかチダケはなかなか見られなくなった。オニイグチ(g, h)、クロカワ(i, j)も散見される。カエンタケは特別態勢でこまめにチェックされていて、少しでも顔をだすと周辺から根こそぎ「駆除」される。
 クリイロイグチに似たきのこ(k, l)は胞子が明黄色で細長く、KOHでさらに黄色味が強くなる。まるで、ウツロイイグチ属の胞子を連想させられる。カサ表皮の組織は柵状だが、クリイロイグチのそれとは違うようだ。さらにシスチジアがあるのかないのか、ほとんど認識できない。
 きのこの出ていた周辺にはイクビゴケとツヤゴケ属の蘚類が広がっている。特にツヤゴケ属の蘚類はそこを歩くとフカフカして厚手の絨毯の上を歩いているようだ。
 
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 7〜8月の長雨の期間中に、夏から秋のきのこの多くが連日多数でていたが、今はすっかりきのこの影が薄くなって、次の長雨の後まで発生を控えているかのようだ。


2017年9月1日(金) 天候に恵まれたエクスカーション
 昨日は日本蘚苔類学会最終日で、谷川岳中腹の天神平でエクスカーションが行われた。早朝露天風呂から見上げた空は雨だった。宿舎をバスで出発する時刻にも霧雨が降っていた。そこで参加者は雨具を着込んだり、ザックに防水カバーをかけたり、長靴に履き替えたりしてバスに乗り込んだ。天神平まで上がると風も強いかもしれないと懸念された。
 ロープウエイ乗り場では霧雨が降っていたが、天神平に着いて降りるときには雨はほぼやんでいた。谷川岳の山頂はややかすんでいたが見えていた。ロープウエイ駅周辺や、登山道の途中でコケの観察を続けているうちに、谷川岳の山頂や白毛門の山並みは鮮明に見えるようになり、やがて遠くの上州武尊山まで遠望できるようになってきた。風もなく、気温も上昇し、雨具はまったく不要となった。こうなると安心してコケ観察に専念できた。登山道の途中にはツキヨタケがびっしりとついた立ち枯れ樹やシロホウライタケをつけた枯れ枝なども見られた。
 
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 帰路は沼田街道を経て金精トンネルを抜けるルートをとった。水上を出るとき気温は28度以上あった。途中で標高1,800mほどの亜高山帯針葉樹林を歩いてみた。気温は14〜15度ほどで肌寒かった。きのこの姿はほとんどなかった。途中でラーメン店にはいって激辛ラーメンを食べ、自宅に近づいてから市営温泉に立ち寄って、帰宅すると午後4:00になっていた。


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