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2017年10月10日(火) 大渋滞のいろは坂を中禅寺湖畔へ
 紅葉で賑わう連休中の奥日光へは行かない予定だったが、渋滞覚悟で軽自動車R2で朝出発した。出発時刻がam6:20とこの時期としては遅かった。日光宇都宮道路の終点から車が延々と連なり、いろは坂の始まる馬返しまで時速20〜30Kmでノロノロと走らされた。登りのいろは坂は二車線なので、コーナーで次々に追い抜くことができ、数十台前に出ることができた。
 歌が浜駐車場は早朝から満車に近い状態だった。ここから阿世潟への遊歩道は紅葉の中を進む贅沢な小径だ。湖面の向こうには紅葉が始まりだした社山が聳えていた。
 遊歩道はブナ林の中に続いている。足元にはウスキブナノミタケの絨毯が一面に広がっていた(a〜d)。今秋はウスキブナノミタケの当たり年らしい。法面にはあちこちでクチベニタケの群落も見られた(e〜g)。この遊歩道沿いはもともときのこは少ない地域だが、チャナメツムタケ(h)、ヌメリスギタケ(i)、スギタケ(j)、カヤタケ(k)、アカヤマタケ属(l)などが見られた。
 
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 am10:00前には帰途に就いたので、幸いなことに下りのいろは坂はまだ順調に走れて、30分ほどで自宅に到着した。復路は、結局往路の1/3程の時間しかかからなかった。
 きのこ「駄言駄菌」に「白色の糸は子嚢と胞子の束」を追加した。


2017年10月9日() 一ヶ月ぶりの井頭公園だったが・・・
 ほぼ一ヶ月ぶりに真岡市の井頭公園に行ってみた(雑記2017.9.4)。先月もきのこはほとんどなかったが、昨日も全く同様で、ごくごくわずかのきのこしか見られなかった。
 出会ったきのこといえば、ハタケシメジ(a, b)、ヌメリイグチ(c, d)、クサウラベニタケ(e, f)、チチアワタケ(g, h)、コテングタケモドキ(i)、ヒイロベニヒダタケ(j)、ヒメコナカブリツルタケ、ツルタケ、ノウタケ、ベニタケ属、アセタケ属といったところだ。クサウラベニタケはあちこちで大きな群落を作っていた。倒木にハカワラタケが多数着いていたが(k)、面白いことに子実層面が白色のものと紫色のものが入り乱れていた(l)。自宅の庭にもノウタケやヒイロベニヒダタケが出ている。
 
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 奥日光や竜頭の滝が紅葉最盛期を迎え始めたこともあって、先週末から車の数が異常に増えて、早朝からいろは坂には都会からの車がゾロゾロと列をなして走っている。


2017年10月8日() 改めてスミゾメシメジのミクロの姿を確認
 日光だいや川公園では、ハタケシメジやカクミノシメジと並行してスミゾメシメジがよく出ている。時にこの三者はとてもよく似ていて注意深く見ないと間違えそうになる(雑記2016.11.12)。
 きのこ狩りの人たちはしばしばこれら三者はいずれもハタケシメジとしてゴッチャにしている。いずれも食用きのこなので問題はないが、よくみれば肉眼的にも見分けることができる。
 ここでは、つい最近持ち帰ってきたスミゾメシメジを顕微鏡で覗いてみた。胞子の形をみれば、カクミノシメジやハタケシメジでないことはすぐにわかる。胞子は非アミロイドで(h)、フロキシンで染めると油球がよくわかる(i)。シスチジアなどは特に認められないから、わざわざヒダ切片を切り出してもあまり面白くない(j〜l)。せいぜいヒダ実質が並列型だと確認することしかできない(k)。検鏡するなら、最初からヒダの一部をつまみ出して押しつぶした方が気が利いている(o)。カサ表皮にも特に特徴はないし(m, n)、菌糸にはお決まりのクランプがある(p)。
 
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(p)
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スミゾメシメジ
Lyophyllum semitale
 インターネット接続環境を「AsahiNet-光」から「au-ひかり」に変更することにした。具体的には11月からの実施となるが、これに伴って固定電話番号が変更になる。現在地に引越してきて凡そ2年半、ようやく自宅の固定電話番号を覚えたばかりだが、また新たに覚え直さなくてはならない。さらに、各種学会、加盟団体、登録機関、友人、知人らに変更連絡をしなくてはならない。しかし、これまでのややこしい各種の請求が一本化されるという大きなメリットがある。


2017年10月7日() きのこ狩りの人も徒労に終わった様子
 昨日は朝の内に鬼怒川温泉裏のアカマツ混じりの雑木林の山を歩いたがきのこの姿がほとんどなかった。さくら市氏家からきのこ狩りに来た人と話をしたが、今シーズンはまるでダメだと嘆いていた。出会ったのはシロマツタケモドキ(a, b)とカクミノシメジ各1本だけだった。
 いつものようにこの後は矢板市の県民の森のモミ林に行ってみた。ようやくアカモミタケが出始めた。全体にまだ小さなものが主体で(c, d)、本番はこれからだという感触を得た。この林もきのこは非常に少なく、他にはナラタケ、ベニタケ属、テングタケ類(e, f)くらいしか見られなかった。ここでは3組のきのこ狩りに出会ったが、ほとんど収穫がない様子だった。
 
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(e)
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(f)
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 朝晩の外気温が摂氏10度を割ったので、電気ストーブを1台出し、炬燵を使えるように設定した。昨年より6日早い(雑記2016.10.13)。灯油はまだ購入していない。


2017年10月6日(金) 亜高山帯針葉樹林でもきのこ少ない
 昨日の朝いろは坂を上がった。竜頭の滝周辺がかなり色づいてきた。奥日光から金精峠に近づくとすっかり秋模様だった。眼下には湯の湖と男体山が展開していた。金精トンネルを抜けて群馬県側に入ると紅葉真っ盛りだった。遠足のバスや行楽の車がとても多かった。
 亜高山帯の針葉樹林はさらに冷え込みが強く、足元は落ち葉が降り積もっていた。例年になくきのこの姿が少ない。最も顕著な特徴としてスギヒラタケがほとんど見られない。さらにキヌメリガサだが、普通サイズのもの(a, b)ばかりではなく、巨大な幼菌カサ径6cmもある成菌なども目立った。ハナイグチ(c, d)やチャナメツムタケ(e)は例年よりずっと少なく、オニナラタケ(f)がやたらに多かった。アカツムタケ(g, h)は地上や腐木から多数でていた。猫の舌つまりニカワハリタケ(i, j)やハナヤスリタケ(k, l)なども見られたがこれらは先月もよく出ていた。
 
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 日光市では朝夕の冷え込みが急に強くなり、ストーブや炬燵が欲しいくらいになってきた。


2017年10月5日(木) お気楽に撮影風景見物
 写真家の大ちゃんがやってきた。塩谷町の宇都宮大学の演習林事務所で朝落ち合って、演習林の山に入った。先日同様(雑記2017.10.1)、コウボウフデ以外のきのこはほとんど見られなかった。しかし、目的がコウボウフデの撮影なので全く支障はない。
 斜面を上がったり下りたりして若い菌がないか探したが、結局成菌だけしか見つからなかった。いずれにせよ子嚢が明瞭に確認できる幼菌はもっと早い時期に、地中を掘って探さないと見つけるのは困難だし、そもそも、掘って探すといった許可まではとっていないので、もとより幼菌の発見は当てにしていなかった。それでも、良い被写体があちこちにあった。
 自分たちの撮影は全く考えていなかったので、レフ版や三脚などは持たず、コンデジだけもって、他人の撮影している姿をお気楽にのんびり眺めていただけだ。眺めることに退屈すると、気生型の冬虫夏草を探したが、残念ながら何一つ見つけることができなかった。
 
(a)
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(c)
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(e)
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 塩谷町の道の駅で一緒に盛り蕎麦を食べてから、大ちゃんとは分かれた。
 きのこ「駄言駄菌」に「(10/4) 除染ですっかり様変わりした」、「(10/5) 露天風呂を楽しみブナの森を散策した」を追加した。


2017年10月4日(水) 本州でセンボンキツネノサカズキは見られなくなるかも
 一昨日(10/2)福島県川内村のいわなの郷に行ってみた。例年ならいろいろ出ているはずの秋のきのこは何一つ見られなかった。ただセンボンキツネノサカズキだけが、年々数を減らしてはいるが(雑記2016.9.29)、この日も10数ヵ所で成菌を確認できた(a〜f)。このきのこについては川内村でも村発行の「観光ガイド」でトピックスとして紹介し保護を訴えている(g)。
 その稀菌で美しいセンボンキツネノサカズキだが、今秋を最後に来年からは見られなくなるかもしれない。というのも数年前から計画が進んできた「ふくしま森林再生事業」がいよいよ本格的に実施段階に入り始めたからだ(h)。つい最近伐採業者も決まったという。
 その計画によれば、センボンキツネノサカズキ発生地のすべてが「更新伐」(70〜90%)の対象となっている(h〜j)。施工計画図(h)とほぼ同縮尺にして、国土地理院の地図(k)とGoogleMap(l)でいわなの郷とその周辺を並べてみた。ちなみに施工計画図(h)は上が北にはなっていない。
 センボンキツネノサカズキは原発事故前には計画マップ上のEやIの地域にも発生していたのだが、「除染」作業の結果EとIではすっかり滅びてしまい、最近数年間はGとHの地域だけにしか見られなくなっていた。地図上の「×」は先月末に福島きのこの会のメンバーが観察会の後、村役場の建設課に出向いた折に計画図に印付けをしたものだ。
 すでに計画は着々と進んでおり、沢沿いの周辺開発整備や新たにキャンプ場などが予定されているという。センボンキツネノサカズキの発生するような沢沿いの落枝や倒木などはすっかり片付けられたり重機で踏みつぶされる運命にあるようだ。  
 
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 「更新伐」とは現存している森林に違う樹種などを植え替え、山の転換を図る伐採方法であって、人工林の育成のために育成途中の樹木を間引く「間伐」とは別の専門用語で、「主伐期を迎えた木を伐採した後に違う樹種を植えて森林の更新を図る」作業だという。更新伐で伐採した後の樹木は主伐期を迎えているため通常の木材として販売されるという。
 センボンキツネノサカズキはいわなの郷周辺の別の沢の流域にも細々と発生していることが確認されていたが、その地域も「除染」作業の結果かなり様子が変わってしまった。一昨日はこれら別の沢沿いでも探してみたが、発生を確認できなかった。


2017年10月2日(月) 「秋のきのこ」の鑑定会:日光だいや川公園
 昨日は日光だいや川公園で行われた「秋のきのこ鑑定会」に参加した。講師は(株)北研社長の川嶋さんと同社研究員の大前さん。30数分の座学のあと全員で屋外に出てきのこを採集した。全般的にきのこは少なかったが、それでも40分間ほどの間にかなりの数のきのこが集まった。圧倒的に多かったのは、フウセンタケ属とアセタケ属で、食用きのことしてはスミゾメシメジとハタケシメジが多かった。講師らと公園の食堂で昼食を共にして別れた。
 
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  日光だいや川公園の [火焔神社]
 公園の遊歩道の脇には、随所に小さな神社のようなものがある(g〜i)。ここに祀られているのは有難くも恐ろしい火焔茸という名の神様だ。近寄ってよくみれば囲いの綱には御神体に触れるべからずの標識が掲げられている。火焔神社の神様は昨日もいまだ健在だった(j)。その周辺には神様を守るように黄正源寺(k)とお釈迦様(l)の姿があった。ここは神仏混淆の世界らしい。
 
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 今日はこれから遠出をして夜はWiFiなどない山奥の宿に泊まるので、明日の「雑記」の更新はない。きのこ「駄言駄菌」に「奥日光千手ケ原で出会ったきのこ」を追加した。  


2017年10月1日() きのこはあまりなかった:宇大船生演習林
 昨日は栃木県きのこ同好会の採集会が塩谷町の宇都宮大学船生演習林で行われた。この時期に同演習林での採集会には長い歴史がある。初めて参加したのは2003年で、今回が3度目の参加になる(雑記2003.10.6)。どこのきのこの会も同じ悩みを抱えているが、会員の高齢化と若年会員の不在を改めて感じた。しかし高齢の会員の意欲と元気の良さには感心する。
 朝8:30に演習林事務所の駐車場に集合して(a)、車5〜6台に乗り合わせて演習林に入り、きのこを求めて山を歩いた。am11:00前には再び演習林事務所に戻り、同定会となった(b)。記念写真を撮ったあと、室内で昼食をとり(c)、投稿写真の投票などをして(d)解散した。
 きのこの発生はあまり芳しくなく、同定会場に並んだきのこは意外と少なかった。撮影したのはコウボウフデ(e, f)とシロヤマイグチ、アオゾメタケくらいだった。
 
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 今日は日光だいや川公園で行われる(株)北研の川嶋さんによる「きのこ鑑定会」に参加。
 きのこ「駄言駄菌」に「こんな幼菌でも子嚢の確認ができた」を追加した。
 こけ「観察覚書」に「ヒロハツヤゴケ」を追加した。


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