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久しぶりに食の話題である。ニンギョウタケは関東から中部地方では、例年8月から9月の頃に出会うことが多かった。今年は発生も遅く不作であった。8月25日には小さな株ばかりだった(a)。同じ場所で昨年は大豊作で、9月2日には大きな群が多数発生した(b)。 昨年持ち帰った一部をそのまま冷凍にして、昨日まで保管してあった。これを大根と一緒に煮物に調理してみた(c)。コリコリした食感で、とてもきのことは思えない趣のある味わいがある。モツ煮込みなどに入れると、旨い酒の肴になりそうだ。 |
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新たにオリンパスの実体鏡(a)を入手して、友人から長いこと借りていたニコンの実体鏡(b)を返却したのは、昨年12月だった(雑記2006.12.6)。最近あらたに無骨な一台(d)が戦力に加わったので、右対物レンズに支障があった手作り品(c)は、やっとお蔵入りにできた。 |
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これまで使用してきた実体鏡は、いずれも外部照明を使う単純な構造のものだ。透過照明装置のついたタイプは土台に厚みがあり、両脇に百科事典でも置かないと、安定した作業が難しい。 LEDヘッドランプの頭部を実体鏡の一部に取りつけると(e)、そのまま安価で手頃な落下照明装置ができあがった。電池を使ったものなので、コードがなく気楽に扱える(f)。先に顕微鏡の照明装置とした使ったものと同じ安価なLEDヘッドランプだ(雑記2007.11.11)。 |
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きのこの会にとって今の季節はスライド会の季節だ。昨日は菌類懇話会でもスライド会があった。午前中は日本菌学会の「初心者のための論文講座」に出席していたので、終わると直ちにスライド会の会場に向かった。すでにスライド会は始まっていて、40名近く参加して盛況だった。 昨今はフィルムによるスライドプロジェクタ利用者は激減して、多くがデジカメによるプロジェクタからの投影であり、この傾向は年々強くなっている。かつては粒子の粗い画像も見られたが、最近のデジカメ写真は非常に美しい。参加者の撮影技術も格別に向上した。さらに、上映された顕微鏡写真は、昨年と比較して、きれいで鮮明なものが多かった。 |
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冬は勉強の季節、日本菌学会主催の「初心者のための論文執筆講座」に参加した。昨日が初日で、国立科学博物館の細矢剛博士の講義だった。今年3月に行われた服部力博士の講義と同様、非常に明解で具体的な内容であり、とても勉強になった。 今日が二日目で鳥取大学の前川二太郎博士の講義があり楽しみだ。講座に参加したからといって、すぐに論文が書けるようになるわけではないが、学術的に意味のある文章の基本を学ぶことができる。できれば次回は関西で開催して欲しいと伝えた。 講座内容とは関係ないが、こういった機会があると、ふだんなかなか会えない遠方の友人や知人と歓談できるのも大きな楽しみだ。講座が昼に終わるので、そのあと急いで川崎市の生田緑地まで直行である。今日は菌懇会のスライド会がある。今年も結局まともなキノコ写真は一枚も撮れなかった。スライド会は完全にお客様である。 |
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新しく購入したWindowsVistaパソコンが、なんとか以前と同じ環境で使えるようになった。DELLの製品で、ディスプレイは従前のものと同幅で高さが低い横長タイプだ(a)。ちょうどよい機会だったので、メモリやCPUなど、これまで使っていたパソコンのパーツと、物理フォーマットしたハードディスク、ケーブル類を使って、スペアパソコンを1台組み立てた(WindowsXP)。
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パソコン整備が一段落したので、ネジやリングの破損で使えなかった実体鏡を整備した(b)。各パーツをバラして、それを抱えて、DO IT YOURSELF 店に行った。ひとつ一つ、ピッタリあうネジや金属パイプを見つけて、結局20種ほどのネジと金属パイプを買った。最近は、指定長にパイプを切断したり、タップで雌ネジを切ったり、研磨などをしてくれるので、これらのサービスを利用した。組み上がった実体鏡は無骨で(b)、ネジ固定には六角レンチが必要だ(c)。 早速、放置してあったミズゴケ類を観察してみた(d)。COOLPIXでの撮影もやってみた(d〜f)。次に、この実体鏡の下で、ミズゴケの葉の横断面を切り出してみた。照明はLED製のヘッドランプを鏡体に取りつけて利用した。久しぶりのプレパラート作りだった。 |
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新たに購入したパソコンのOSであるWindowsVistaでは、手持ちのAdobe製品が動かないので画像処理をどうするか迷った。Vista 対応をうたった Photoshop CS3 や Illustrator CS3 はあまりにも高価なので購入は諦めた。手持ち製品は、CS3へのアップグレード対象品ではない。結局、妥協して Photoshop Elements 6 だけを購入した。複雑な処理は従来通りフリーソフトの GIMP2 を利用することにした。GIMPもVistaでは困った問題が生じている。 多くのアプリケーションが非対応であるだけならまだしも、WindowsVistaにはまだまだ多くのバグ残っているようだ。アプリケーションを削除したら、そのアプリケーションで作成したファイルまで一緒に削除されてしまったり、USBを外した後でも、おかしな症状が現れたりと問題が多い。 Microsoftは立て続けに次々と修正プログラムを提供しているが、Vistaを安定して使える様になるには、まだまだ時間がかかりそうだ。企業が乗り換えに慎重なのは当然だろう。正直言って、WindowsXPにせずVistaを選んだことは、今年最大の失敗のひとつと言えそうだ。 |
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昨日は届いたパソコンの環境構築で一日が終わってしまった。しかし、まだまだ以前と同じ環境にはほど遠い。WindowsVistaはXPとはかなり異なるOSなのか、少し古いアプリケーションでは、インストールできなかったり、何とかインストールまではできたものの、致命的な不具合を起こす。これほどまでとは思ってもいなかったので、唖然としてしまった。 特に、Adobeの製品にいたっては、ほとんどのアプリケーションが、耐え難い不具合を抱え込んでいる。これまで、Photoshop と Illustrator を日常的に使っていたのだが、Vista上では手持ちのVersionはことごとくインストール段階で躓いてしまう。やっとのことでインストールに成功したと思ったら、作業途中で頻繁にフリーズしてしまう。画像ビュアーのACDSee8もインストールできず、一昔前のヴァージョン5を導入せざるを得なかった。 ウンザリしながら作業をしていたせいか、これまでならすんなり構築できるnamazu(日本語全文検索)システムの構築でも、もたついてしまった。検索システムはできあがったが、画像を取り扱えるようになるのは、まだ先になりそうだ。 新たにパソコンを購入するにあたって、WindowsVistaとWindowsXPのいずれかを選択できるのであれば、躊躇無くXP搭載機を選ぶのが賢明といえよう。 |
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12日に到着予定とされていたパソコンが昨日の午後届いた。注文したのはWindows Vista 搭載、スリムタイプのデスクトップ機種であるが、思っていたよりも重くて大きいのに驚いた。ディスプレイとつないで電源を入れると、15分にも及ぶ恒例の儀式を経て、ようやくWindowsが立ち上がった。起動までの時間はXP時代とあまり変わらない。 LANケーブルにつなぐとすぐにネットには繋がるので、最初の作業はWindowsとアンチウイルスソフトのアップデート。これが思いの外時間がかかり、アップデートが完了すると例によって再起動。今日は、まずmailを使えるようにした後、Officeシリーズをインストールして、Perlを導入し、全文検索システムnamazuシステムを構築することになる。 |
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