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いつの間にやら大晦日となってしまった。今日から明日にかけて、菌友5名で遠州灘の海岸を歩いてくる。5年ほど前から、元旦に海岸を歩くのは恒例の行事となっている。
ここ3〜4年ほど、カサと柄を持ったきのこは、まともに撮影してこなかった。たまに撮影する場合でも、画素数の少ないCOOLPIX995で証拠写真程度に撮すのがオチだった。来年は、カサと柄を持つきのこについても、ていねいに撮影していこうと思っている。 |
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プレパラートを作るにあたって、柄付き針のお世話になることは多い。市販品を使うのもよいが、まち針と割り箸を使って安く簡単に作ることができる。昔購入した柄付き針(a 上)を使うこともまれにあるが、日常頻繁に使っているのは、まち針割り箸製のものだ(a 中)。今年秋には、菌友から、美しく仕上げたものをもらい重宝している(a 下)。 |
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国立科学博物館の教育ボランティアの方から、非常に興味深い話を聞いた。シャープペンシルの芯の部分に、柄付き針を装着し使っているという(b)。尖った金属部をボディに格納できるタイプのシャープペンシルを使えば、携帯性もよく、先端が潰れることもない。 たいていのシャープ芯は径0.5mm、市販のまち針の径も0.5mmだ(e)。ピッタリあって、しっかり固定される(c)。ちなみに、利用しているまち針は、百円ショップで買った40本入り(d)。頭部をペンチで切り、つぶれた部分のバリを取ってボディに差し込めばよい。 |
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Yahoo ADSL から au VDSL に変更するにあたって、KDDI 網に参入する @nifty、ASAHI net、DTI、So-net、Biglobe など7社の中から一つ選ぶ必要があった。ケータイの請求と一本化できるメリットを優先して、au (KDDI) の運営する [au one net](旧 DION) にした。 au one net では、ホームページは最大100MB まで、自作 cgi は一切使えない。したがって、namazu のような検索システムを利用することはできない。したがって、既に220MBに達している「こけ雑記」ですら、設置することはできない。 もとより、ホームページスペースの利用は考えておらず、もっぱら接続とメール環境だけあればよいので、どのプロバイダでもかまわなかった。これまで通り、「きのこ雑記」は Wakwak ベースであり、「こけ雑記」は SAKURA internet のままで、変更はない。 |
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プロバイダを、YahooBB ADSL(ソフトバンクBB)から、au ひかりONE(KDDI) に変更した。昨夜 au から「接続工事完了のお知らせ」、「ご利用開始のご案内」と VDSLモデム、HGW(ホームゲートウェイ)等が送られてきた。慌てて、ソフトバンクBBに連絡して、解約の手続きを取った。 今朝、Yahoo のモデムを外して、au のモデムと HGW を設置した。ところが、昨日まで使ってきた無線ルータにつないでみて、はたと困った。購入から5年以上経過した無線ルータの案配がどうも芳しくない。HGW にパソコンを直結して、メーカーのサイトから新しいドライバソフトをダウンロードして更新した。しかし、やはり予期したような動きをしてくれない。 5年といえば、コンピュータ世界では大昔ということになる。その頃のルータはいわば「前世紀の遺物」といったところか。当時と比べれば、ルータも高性能化し価格も安くなったとはいえ、新たに無線ルータを購入せざるを得なくなってしまったのは誤算だった。 |
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バックアップをとるためには総容量の情報が必要だ。その結果「きのこ雑記」のファイルサイズなども知ることになった。12月21日現在、「こけ雑記」をも含めた全占有量は1.2GB、ファイル数は58,600となっている。圧倒的に画像ファイルの占める比率が高い。 |
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2001年に40MB弱だったものが、02年2月には158MB、03年2月には350MB、05年3月には550MB、06年3月には720MB、07年12月には1.2GBに膨らんでいる。ファイル数にいたっては、01年6月に2,000だったものが、07年12月には58,600と29倍にもなっている。 今年は「こけ雑記」関連の画像ファイルが急速に増え、「フォトアルバム」の画像ファイルに迫るサイズとなった。今年3月を最後にフォトアルバムは全く更新していないのに対して、「こけ」関連の画像ファイルが、昨年後半から急激に増加したことによる。 画像主体のサイトを維持するには、年々増大する膨大なスペースが必要とされ、容量制限のあるプロバイダでは困難となる。さらに、プロバイダ側のミスでファイル群が消失した場合の痛手も非常に大きい。やはり適時バックアップを取るべきなのだろう。 |
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昨日、栃木県佐野市にある古刹を訪ねた。山の中腹に屹立する紅色の堂は遠くからでもよくわかる(a)。堂は積み重なった大きな石灰露岩の上に建っている(c)。靴を脱ぎ、やっとのことで人ひとり通れる狭く急な階段を上って欄干にでると、佐野の市街が見渡せる(b)。周辺には、小さな鍾乳洞がいくつも見られる(d)。かつてこの周辺でケシボウズタケ属が採取されたという。
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あたりには落ち葉が深く堆積している。岩壁の基部や大きな露岩の周囲の落ち葉をかき分けて、数時間きのこ探索をした。成果こそなかったが、とてもよい環境である。しかし、山の反対側には石灰採掘現場が広がっている。葛生で蕎麦を食べ、足利行道山に遊んで帰宅した。 | |||||
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「きのこ雑記」に掲載された写真の大部分はNIKONのスイバル機である9xxシリーズで撮影したものだ。最初の頃はCOOLPIX950、途中から990を使ってきた。顕微鏡写真はつい最近まで、950を使っていた。950は1999年、990は2000年の発売だから、既に6〜7年が経過している(a)。 発売当時は、高機能のデジカメとして希望小売価格も125,000円(消費税抜き)もした。950発売当時のデジカメは多くが100万画素であり、その中で950は211万画素あった。990は330万画素、当時としては高解像度のコンパクトカメラだった。 |
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時代は1,000万画素、今や990は過去の遺物で、最近の中古相場は15,000円を割り、出物も極端に少なくなっている。手元に残った995、4500も、最近は不調続きで、間もなく引退だろう(b)。うかつに修理に出すと、中古相場より高い修理費を要求される。 来年からは、きのこの撮影には、デジタル一眼レフとリコーのCaplio GX100を使うことになりそうだ(c)。GX100は発売当初全く評価していなかったのだが、最近では最も気に入っている機種のひとつだ。昨日遂にCOOLPIX950と990を処分した。995の余命もわずかだ。 |
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「キノコのフォトアルバム」にカヤネダケとして掲載していた種をスナジホウライタケと修正した。すでにかなり以前に、糟谷大河氏から聞いていたのだが、「アルバム」は未訂正だった。詳細については、Mycoscience 48 (6), 2007, pp. 407-410. を参照されたい。札幌市の竹橋誠司氏と筑波大学の糟谷氏らによって、新たに日本新産種として詳細に報告されている(英文)。 アルバムを修正すると、これに伴いインデックスを修正する必要がある。どうやって修正・更新するのだか、一瞬わからず戸惑った。そのはずである、今年の3月29日を最後に「アルバム」は全く更新していない。インデックスの書き換え手順を忘れても不思議はない。 |
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