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日( )

2018年5月20日() 神奈川県生田での総会・講演会・親睦会
 昨日は菌類懇話会の総会と講演会が神奈川県の生田緑地で行われた。西川口に車を置いて、電車で向ヶ丘遊園駅に向かい、駅前喫茶店で一休みしてから会場に着いた(a)。
 恒例の総会はつつがなく進行しすみやかに終わり(b)、奈良一秀さんの講演「土の中から菌根菌を探る」となった(b〜d)。話の内容は多岐にわたっていたが、分かり易く楽しめた。
 懇親会は登戸駅近くで行われ、普段なかなか聞けない興味深い情報が色々得られた(f)。特に分子解析に関心を持つ会員にとっては忘れられない懇親会となったことだろう。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
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(f)
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 この日は気温も低く空気も乾燥していたのでとても快適な一日だった。


2018年5月19日() ヒロメノトガリアミガサタケの姿に感動
 昨日今にも雨が降りだしそうな空の下、塩谷町の尚仁沢湧水群遊歩道を散策した。沢沿いの薄暗い森の中に端正な姿のヒロメノトガリアミガサタケが多数でていた(a〜e)。昨年の6月初めにこの遊歩道で倒れた状態のヒロメノトガリアミガサタケを見ていたので(雑記2017.6.2)、もしかしたらよい状態で出ているのではないかと内心期待していた。
 二メートル四方ほどの狭い範囲に10本ほど出ていた。先日前日光で出会ったものは黒色系だったが(同2018.5.12)、昨日出会ったものは白色系だった。他にもコガネヌメリタケ(f, g)、ヒトヨタケ(h, i)、モエギタケ属(j)、フミヅキタケ、フサヒメホウキタケなどに出会った。
 天候が不安定で沢筋が真っ暗になってきたので、湧水群まで行かずに引き返した。午前中に自宅に戻ったが、雨にはならず昼過ぎには日が射してきた。
 
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(i)
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 まだ早朝5:30だが、これから神奈川県の生田緑地に向けて出発。帰宅するのは明日になる。


2018年5月18日(金) 文化の森では何種ものきのこが
 このところ体調があまり芳しくないので、昨日の散歩は宇都宮市の文化の森を歩いた。やや暑かったが汗をかくほどではなかった。予想以上にいろいろなきのこが出ていた。
 それらのうちの一部を掲載することにした。二本のヒロハシデチチタケはカサが繋がって一つになっていた(a, b)。ムジナタケは幼菌から老菌まであった(c, d)。やけに色の淡いツチスギタケ(e, f)や大きく育ったスギタケが随所に見られた。ハタケシメジは全体にまだ小さい(g, h)。ケコガサタケはあまり束生しないものだが、多数束生していた(i, j)。
 やや小さめの若いチチタケ属が多数でていた(k, l)。広葉樹林ではキヌハダトマヤタケが見られた(m〜o)。頭部が凸状に突出してヒダが疎のフウセンタケ属は(p〜r)、遠目には巨大なクギタケのようだった。他にも4〜5種のきのこが出ていた。
 
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(p)
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(q)
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(r)
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 明日は菌類懇話会の総会&講演会。演者が奈良一秀さん(東大教授)なので出席することにした。車で出かけていつものように西川口のビジネスホテルに泊まる予定。駐車場の確保という問題があるので、早朝の出発になる。
 「駄言駄菌」に「2018.5.18:またまたケコガサタケを解剖して覗いてしまった」を追加した。


2018年5月17日(木) 奥日光千手ケ原はカラカラに乾燥していた
 始発のハイブリッドバスに乗って奥日光千手ケ原に入り、西ノ湖周辺から千手が浜まで、あちこち寄り道しながら昼過ぎまで散策した。日向を歩いているとやや暑かったが、湖畔にじっとしていると風が冷たくて寒かった。クリンソウはまだごくわずかしか咲いていない。
 最近一週間ほどの間に下界ではよく雨が降ったので、千手ケ原も雨が降ったと思っていた。しかし、歩いてみると足元はカラカラに乾いていた。戦場ヶ原では雨でも千手ケ原ではほとんど降らなかったようだ。キノコは非常に少なく乾燥標本状態のものが目立った。
 生状態で見られたのはトガリ系のアミガサタケ(a, b)、オオシャグマタケ(c, d)、乾燥気味のタモギタケ(f)、ハラタケ類のきのこ2種だけだった(g, h; i, j)。[g, h]の方はイタチタケやムジナタケに近い仲間のようだが、[i, j]のきのこはどの仲間なのかわからなかった。胞子を見るとフミヅキタケ属のようにみえるが(k)、縁シスチジアが何とも奇妙な姿をしている(l)。
 
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 午後2:30過ぎの奥日光の赤沼駐車場は大型観光バスが群れをなし、乗用車も満車に近い状態だった。いよいよ行楽シーズンが始まったとの感を深くした。土日の午後にこのあたりを通過することは避けねばならない。来週末になればクリンソウ騒ぎが始まるだろう。
 「観察覚書」にサヤゴケを、「たわごと」に2018.5.17:スマホのGPSとGPS専用機を追加した。


2018年5月16日(水) ヒロハシデチチタケが出始めた:日光だいや川公園
 2週間ぶりに日光だいや川公園を散策した(雑記2018.5.3)。この2週間の間に公園内の緑が随分深くなった。梅樹下には複数個所でハルシメジが多数見られた(a〜c)。まるでコケ庭のような場所で足元に目をやると、コケを押し分けてヒロハシデチチタケが出ていた(d〜f)。
 遊歩道脇には汚れ切ったハタケシメジがいくつか株をなしていた(g, h)。芝生の広場をよくみればキコガサタケが何ヵ所にもでていた(i, j)。この仲間(Conocybe)の縁シスチジアはいつ見ても楽しい姿をしている(k)。胞子には発芽孔がある(l)。
 いよいよ今年も本格的なきのこシーズンがやってきたのだろうか。
 
(a)
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 夏のような暑さがやってきた。昨日はまだ空気が乾燥しているので汗ばむことはなかったが、今日は湿気も一緒に運ばれてくるという。蒸し暑くなるのだろうか。


2018年5月15日(火) 高原山の中腹をぐるりと一周
 矢板市の山の駅たかはらまで上がりそこから左回りに高原山中腹の標高1,100〜1,250mを通る道を一回りして、滝巡りの遊歩道や沼の周回路などを散策してきた。車での行程は120Kmほどだった。三点の写真の滝は (a) おしらじの滝、(b) 雄飛の滝、(c) 白滝。滝を巡る遊歩道ではコケやキノコを観察しながら歩いた。期待していたコケには出会えなかった。
 ミズベノニセズキンタケはちょっとした水流にもよく出ていた(d)。オオホウライタケ(e)とは今年最初の出会いとなった。ヨシ沼ではミズゴケの中からきのこが出ていた(f)。ミズゴケタケかミズゴケタケモドキのようだが採取できないので確認はできなかった。
 
(a)
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(c)
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 「たわごと」に「2018年5月15日(火) 知らずに立ち寄った湧水庵だったが」を追加した。


2018年5月14日(月) アミガサタケとエツキクロコップタケには遭えたが
 例年ならば既にアミガサタケやエツキクロコップタケには随所で出会っていた。しかし今年はこれまでのところこの二種の子嚢菌に一度も出会っていなかった。過去10数年間でこんなことは初めてだった。そこで、ほぼ確実に出会えそうな場所に行ってみることにした。
 五十里ダムのやや上流の三依地区まで車を走らせて小さな公園に車を停めた。そこを拠点に男鹿川の左岸の雑木林や河川敷の林を歩いてみた。最初に出会ったのは束生して群落を作っていたヒトヨタケ(a〜d)。次いでフミヅキタケ(e, f)、アイセンボンタケと思われる御禁制品(g, h)に出会った。両者ともやや乾燥気味だった。漁協の看板が興味深かった。
 肝心のアミガサタケとエツキクロコップタケには確かに出会うことができたが、これらはいずれも盛りを過ぎてややくたびれた状態のものだった。アミガサタケは巨大で太い柄をもち、エツキクロコップタケは崩れ始めてやや干からび気味でパッとしない姿だった。
 
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(k)
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 中三依の芹沢で奇妙な体験をした。その話は明日の雑記に記すことにしよう。
 コケの「観察覚書」にナガバチジレゴケを追加した。


2018年5月13日() 東照宮横から白糸の滝への散歩
 午前中通勤ラッシュの終わった頃に神橋交差点を経て雲竜渓谷への道に入った。スギの参道脇の駐車スペースに車を駐めて、石畳の道を白糸の滝(a)まで散策した。
 観光客や参詣客の姿はほとんどなく散策路は森閑としていた。きのこの姿はほとんどなく、かろうじてコガネヌメリタケ(b, c)とコガネニカワタケ(d, e)が見られた。またおそらくミヤマトンビマイの幼菌と思われるものが出始めていた(f)。
 am10:40頃に帰路につき神橋交差点に近づくと、対向車線には東照宮の駐車場に向かう車が長い行列を作って道路を埋め尽くしていた。この影響で対向車線の渋滞は東武日光駅の近くまで続いていた。帰路日光宇都宮道路の日光口PAに寄ってみたが、サクラの樹下にハルシメジの姿はなかった。パーキングエリア内は観光客の車でとても賑わっていた。
 
(a)
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(c)
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 今月に入ってからはずっと夕方になると蛙の大合唱が賑やかだ。


2018年5月12日() 日光市細尾から細尾峠を経て古峰ヶ原地区へ
 栃木県立博物館の生物系の二人の学芸員SさんYさんのお供をして日光市の細尾地区から古峰ヶ原地区をぐるりと巡ってきた(a)。古峰神社近くで別れて午後4:40頃帰宅した。
 午前中に細尾大谷橋近くのクワ樹下でキツネノヤリタケ(b, c)とキツネノワン(d, e)を採取した。近くのコンビニで昼食をとってから国道122号線に入り、細尾峠に通じる旧道に入った。
 峠への途中では、ミズナラの老木に出たクロサルノコシカケ(f)、ハンノキ属の球果にでた子嚢菌(g)、朴の葉脈から出た子嚢菌(h, i)などを採取した。細尾峠に着くとハイカーの車が数台とまっていた(j)。よく晴れて暖かくなりハイキングには絶好の日よりだった。
 峠を降りて再び国道122号線を走り、わたらせ渓谷線の足尾駅近くで県道15号線に入り、途中から古峰神社方面に通じる都沢に沿った林道に入った。
 林道では盆地状の広葉樹林帯にに車をとめて周辺を観察した。ヒロメノトガリアミガサタケに出会った(k, l)。これまでヒロメノトガリアミガサタケには奥日光のモミ樹下と尚仁沢遊歩道のモミ樹下でしか出会ったことがなかったが、昨日出会った場所の近くにモミはなかった。
 
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2018年5月11日(金) 宇都宮の八幡山公園にはきのこなし
 今朝はam5:00の外気温摂氏4度。室内11度。まだ炬燵はしまえそうにない。灯油ファンヒーターはとっくにしまったので、今朝はエアコン暖房とした。
 昨日は夕方近くまでずっと雨で不安定な天候が続いていた。午後からは時折小糠雨になったり、短時間止んでみたりした。そこでカサをさして宇都宮の八幡山公園を歩いてみた。きのこの姿はどこにもなかった。直売所と酒屋に寄って、そのまま銭湯に行き、夕方に帰宅した。
 こけ「観察覚書」にエダツヤゴケをアップした。


[節目]

2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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2015
2014 中下
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2012 上中
2011 中下 中下
2010
2009 中下 中下
2008
2007 上中
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