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日( )

2019年6月30日() きのこ仲間16名で奥日光散策
 昨日、三重菌輪の会の呼びかけで集まった16名で奥日光を歩いた。参加したメンバーは三重県のみならず兵庫県や奈良県、神奈川県、東京などからきた。おりしも悪天予報がでていたこともあって、赤沼車庫からのハイブリッドバスはガラガラ、千手ケ原の遊歩道にもハイカーの姿はあまりなかった。幸いにも雨には降られずに観察を楽しめた。
 メンバーの多くが最も期待していたのはホシアンズタケ(g, h)とタモギタケ(i, j)だったが、それぞれ複数個所で出会うことができ、皆熱心に観察したり撮影していた(a〜d)。何年ぶりかで水量がたっぷりとなった西ノ湖畔で昼食をとった(e, f)。他にもヒメスッポンタケ(k)やらヌメリスギタケなど多くのきのこに出会えた。
 やしおの湯で疲れを癒したあと、滝尾古道でミヤマトンビマイの観察をした。ここでは、予想外にヒルが多く被害に泣いたメンバーもいた。
 
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 今日は午前中いっぱい雨が強くなったり弱くなったりして降り続いた。宿で朝食後に解散した後、7名ほどがカミコン(亡妻)の遺骨の供養に立ち寄ってくれた。


2019年6月29日() コブミノコガサタケで遊んだ
 今日は三重の菌輪の会の呼びかけで集まった16名で奥日光を歩く。天気があまり芳しくないのときのこの発生がよくないのが残念だが楽しめそうだ。
 昨日は日光だいや川公園で採取したコブミノコガサタケを覗いて遊んだ。2016年に少していねいに観察しているので(雑記2016.7.18同2016.6.13)、昨日は適当に面白そうな部分だけを覗いた。簡易ミクロトームを使ってヒダを切り出した(c)。
 胞子だけを見るととてもConocybe(コガサタケ属)には思えないが(a, b)、縁シスチジアの形(d, e)とかカサ表皮(f〜h)や柄の表面(i, j)は確かにConocybeそのものだ。
 
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 昨日ベニハルカを電気炊飯器で調理して食べた(k)。とても甘くて美味かった。
 自宅近くの広葉樹林が伐採され始めたのは今年の3月だったが(同2019.3.3)、その後さらに奥まで広がっていたずっと広大な森もついに伐採されてしまった(l)。大型の重機がさらに追加されている。分譲団地でも造ろうというのだろうか。


2019年6月28日(金) 日光だいや川公園を散策
 昨日は前夜の飲み過ぎがたたって、早朝から体がとても重かったので、朝の散歩は中止して、日光だいや川公園を散策した。あらかじめアルコール検知器で呼気を計測して、許容限度にまだ下がったことを確認してからハンドルを握った。
 駐車場に車を停めて歩き出すとすぐにご禁制品に出会った(a, b)。ベニタケ属は5〜6種がかなりの量発生していたが、他のきのこは意外と少なかった。オオホウライタケは何ヵ所にもでていた(c, d)。他にはコブミノコガサタケ(e, f)、コウジタケ(g, h)、ツエタケの仲間(i, j)、Hygrocybe(アカヤマタケ属)の仲間(k, l)などにであった。
 コブミノコガサタケに出会ったのは実に久しぶりだった。2016年には何度か出会っているが(雑記2016.7.24同2016.7.18同2016.6.13)、その後は二年間全く出会えなかった。しかし、今回はひとつだけしか出ていなかった。
 
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 夕方から雨が降りだしたが小降りで風はほとんどなかった。夜わずかに雨が降ったが、今朝は雨ではなく曇り空になっている。


2019年6月27日(木) 尚仁沢湧水群もきのこほとんどなし
 昨日は朝からどんどん気温が上がり、あまり暑いので朝の散歩は中止した。朝食後に尚仁沢湧水群遊歩道を歩いてきた。ここは日光に転居して以降カミコン(亡妻)と定点観察を続けてきた場所でもあり、昨日は彼女の月命日だった。
 沢筋はとても涼しかったが、きのこの姿はほとんどみられなかった。かろうじてダイダイガサ(a, b)、小さなクヌギタケ属と思しききのこ(c, d)、イタチタケ(e)、モリノカレバタケ(f)にそれぞれ一ヵ所でだけ出会った。例によって三脚やミラーレス一眼の出番はなかった。駐車場に戻ると直射日光に温められて車内は摂氏50度を超えていた。
 
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 カミコンの事故死から昨日でちょうど1年と1ヶ月。今月も損害保険会社からの死亡損害賠償金支払額の提示はなかった(雑記2019.5.27)。毎月26日は飲酒量が増える。昨日は昼過ぎから焼酎720ml一本とビール350ml缶4本を飲み、夕方日本酒2合が消えた。そのあと醤油味で唐辛子をたっぷり入れた大盛ラーメンを作って食べた。
 今朝体重を計ると3Kg増えていた。昨日の飲み過ぎ、食べ過ぎの結果がこれだ。


2019年6月26日(水) くたびれた 奥日光ほとんどきのこなし
 昨日奥日光を歩いてきた。赤沼茶屋前から山裾の径を歩き西ノ湖まで行き、西ノ湖裏をさんざん歩き回ってから千手ケ原を歩いた(a)。帰路はハイブリッドバスに乗った。
 自宅を出たのam6:30、赤沼駐車場に車を停めたのはam7:20。始発のハイブリッドバスはam8:10なのでまだ車は少なかった。バス停には既に何人か並んでいた
 このところ夕方から夜になると雷雨や激しい雨が断続的に降っているので、西ノ湖が久しぶりに地図に載っているほどの大きさに広がっていた(b)。西ノ湖の対岸にはフタリシズカの大群落が広がっていた(c)。名にそぐわず「ふたり」ではなく、「さんにん」だったり(d)「ひとり」だったり(e)、さらには「ごにん」などの方が多かった。
 きのこは非常に少なくミラーレス一眼や三脚の出番は全くなかった。6月末にこれほど不作は最近30年間でも最悪といえそうだ。
 
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 今年初めてホシアンズタケに出会ったが、それはカサ径2〜3mmの幼菌だった(g)。タモギタケは幼菌一株(h)、ヌメリスギタケモドキも一株だけ(i)に出会えた。成菌のタモギタケは熊に食われていた。新鮮な糞と爪痕がすぐそばにあった。
 他にはやけに色の白いアシグロタケ(j)、ヒダが虫だらけのコガネヌメリタケ(k)、クロサイワイタケの仲間(l)、クサウラベニタケ一株くらいだった。ただ、材上のコケの絨毯からは小さなきのこが随所に見られた。

 この日の最大の目的は西ノ湖裏でのマルミノノボリリュウの探索だった。2005年以降、カミコン(亡妻)と二人でほぼ毎年5〜6月に3〜5回ほど探索を続けてきたが、結局昨日を含めて一度も出会っていない。既にこの地域では絶滅してしまったのかもしれない。また、かつて多量に発生したこともあるホシアンズタケも近年めっきり見られなくなった。もはや絶滅危惧I類 (CR+EN)に指定するのが適切なほどだ。

 昨日はたかだか14〜15Kmほど、5〜6時間くらいしか歩いていないにも関わらず、非常に疲れた。途中で歩くのが辛かった。体のどこかに異常があるのは間違いなさそうだ。帰路途中でバスに乗ろうと試みたが満員で通り過ぎて行ってしまった。そこで再び終点の千手が浜まで戻って長い行列の後ろに並んで(f)、ようやくバスに乗れた。



2019年6月25日(火) ベニタケ属主体にいろいろなきのこが出始めた
 昨日は終日雨。早朝日光だいや川公園を散策した後、土浦市の家族の家に行って昼食を共にした。生後六か月の赤子の脚で蹴る力がとても強くなっていた。

 このところ夕方から夜には激しい雨が断続的に降っている。そのためか日光だいや川公園では、6〜7種類のベニタケ属を中心にいろいろなきのこが出始めた。コケの絨毯から出ているものはきれいだが、土の上から出たものはいずれも泥汚れがひどい。
 ベニタケ属(a〜d)は胞子の確認しかできず種名までは分からない。オオホウライタケ(e, f)やヒナノヒガサ(g)、ヒノキオチバタケ(h)は場所によっては足の踏み場がないほどでている。イグチ類もヌメリイグチがよくでている(i, j; k, l)。ツチスギタケはいずれも泥だらけだ(m, n)。御禁制品もまだとても小さいが数株が見られる(o, p)。テングタケ属はまだ少ない(q)。ハタケシメジは随所にみられる(r)。
 

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 先に採取したハナビラタケは大きな二つを他人に譲り、径25cmほどの小塊を自家用にした。一人分の食用にはこれでも十分すぎる量がある。昨夜は野菜やひき肉などと合わせて炒めた。食後に小片5〜6個をフライにして焼酎の肴にした。結構美味かった。


2019年6月24日(月) やっとiPhoneがまともに使えるようになった
 半年ほど前からiPhone6s(a)のバッテリーの持ちが急激に悪くなってきた。最近では3〜4時間ほどしか持たず、半日の外出時にすらモバイルバッテリーを持参しなくてはならなくなった。そこで予約してあったバッテリー交換のため昨日宇都宮に出た。
 朝の時点でバッテリーの「最大容量」は71%まで落ちていた(b)。これが80%を切ると6〜7時間しか持たないので交換した方がよいとされている。鯛焼きと納豆の昼食(c)を済ませて、JR日光線の駅(d)から観光列車の「いろは」に乗って(e, f)、宇都宮に出た。この列車は昼間の時間帯を中心に1日に5本がJR日光駅まで走っている(g)。
 
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 車中から外を見ると空はどんより曇って暗く今にも降りだしそうな天候だった(h)。しかし宇都宮では目的の場所までの徒歩25分間は雨には降られずに済んだ(i, j)。必要事項を書類に記載しiPhoneを預けて久しぶりに宇都宮の市街地を歩いた。
 預けてから1時間ほどして戻り、バッテリー交換済みのiPhoneを受け取った。実に久しぶりに最大容量100%という表示を見た(k)。これで朝の散歩時や日帰りで奥日光を歩くときにいちいちモバイルバッテリーを持たないでも済みそうだ。
 舗装道路や人混みをさんざん歩いて疲れたし腹も減ったので、帰宅後にカップヌードルを食べた(l)。いわば第二昼食だ。これはカミコン(亡妻)の生前に、4つほど非常用に買っておいたもので、彼女の死後初めてインスタント麺を食べた。


2019年6月23日() ハナビラタケを渡しに龍王峡のむささび小屋へ
 昨日の朝、鬼怒川温泉街の公園でハナビラタケを採取した。見つけたのはその前日。株径20〜40cmのものが数株あり、いずれもとてもきれいだった(a〜d)。ヌメリイグチも出ていた(e, f)。雨が強くなったので早いうちにいったん帰宅した。
 昼食後に龍王峡に向かった。前日歩いたばかりだが、昨日はむささび小屋の店主の檜谷さんにハナビラタケを渡すために傘をさして渓谷を店まで歩いた。
 檜谷さんの話では、先日の朝遊歩道脇でハナビラタケを見つけたので帰りに採集するつもりだったが、誰かに先に取られてしまった。20年前に食べたとき美味しかった、また食べられると楽しみにしていた。そう言ってとても残念がっていた。
 大きなハナビラタケを手渡すととても喜んでいた。雨が強くなりそうなので、あまり話をすることもなくすぐに車に戻った。というのも、ここ数日の断続的な激しい雨は傘をさしていてもビショビショになった。
 龍王峡からの帰り道で鬼怒川温泉岩風呂につかってから帰宅した。自宅に到着した時はとても激しい雨のため5〜6分間ほど車から出られなかった。
 
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 ここ3日ほど夕方から夜になるとゲリラ的に激しい雨が断続的に降っている。雨量としては大したことはなさそうだが、頻繁に大雨・洪水注意報や警報が頻繁にでている。
たわごと」に「6/23:日々の食事内容を振り返ってみた」を追加した。また「6/21:これが独り暮らしの高齢男性の日常!?!?」に補足を追加した。


2019年6月22日() ようやくアミタケなどが出始めた:龍王峡遊歩道
 昨日の午後、雷雨と大雨の注意報が出ていて不安定な中、傘を持って龍王峡遊歩道を歩いた。駐車場には思いがけず多くの車がいた(a)。前夜のゲリラ豪雨のため多少水量が増えていた(b)。雨の後で遊歩道の両脇ではコケの美しさが目立った。
 虹見橋の周辺には観光客の姿が多かったが、それ以外の場所にはほとんど人はいなかった。時折傘をさしながら歩くと、アミタケ(c, d)、モリノカレバタケ(e, f)、ベニタケの仲間(g, h)などが何ヵ所かに出ていた。さらにコケの中からヒナノヒガサ(i)をはじめ小さなきのこがいくつもでていた(j, k)。落葉からはわずかしか出ていなかった(l)。
 
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 午後4時には駐車場周辺の土産物店は閉じた。帰宅途中はずっと豪雨の中だった。夜には大雨・洪水・土砂崩れの警報がでた。激しい雨が断続的に降り続いた。
 「たわごと」に「6/21 これが独り暮らしの高齢男性の日常!?!?」、「6/22 濃い霧の中の城山:早朝の散歩」を追加した。


2019年6月21日(金) 那須野が原公園の数少ないきのこ
 昨夜は激しい豪雨が断続的に4時間ほど続いたが、今朝はすっかり止んでいる。
 昨日の朝は普段と違ったコースを8Kmほど散歩した。天候が不安定なので自宅で室内作業をしようかと思ったが、なんとなく昼過ぎ頃までは雨は降らないと感じた。
 そこで、昼近くになって那須塩原市の那須野が原公園に行ってみた。やはりきのこは非常に少ない。じっくりと探してみると、モリノカレバタケだけは5〜6ヵ所で見ることができた(a, b)。コブミノカヤタケも3ヵ所ほどで見られた(c〜f)。奇妙な姿をしたものが多く、掘り出してみると松ぼっくりから出ているものもあった(f)。
 複数の場所で見られたのは以上の2種類だけだった。一見したところ巨大なアミタケの様にみえたきのこ(g)を掘り出してみると(h)、長くて硬く強いぬめりのある柄があり、その表面には網目模様があった(i)。柄の表面だけ見るとホオベニシロアシイグチに似ている。胞子などはアミタケのようでもあった。
 このほかにはカバイロツルタケ(j)、カワリハツのように見えるもの(k)、赤色のベニタケ属(l)などがわずかに見られた。
 
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 そろそろ秋の講演(栃木県立博物館)の準備をしなくてはならない。何を話そう。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

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