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ひさびさに雑記を書くことにした。先日大分県のSさんからケシボウズが届いた。今月22日に鹿児島県志布志湾の松林で採集されたという(a)。発生から数ヶ月ほど経過している様子だ。孔口が頭部の大きさに比較してとても小さい(b)。ケシボウズの胞子(c)や弾糸(d)をみたのは久しぶりのことだった。孔口の形や外皮・内皮の様子からもアバタケシボウズタケ[仮]らしい。
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標本の頭部には、緑色の植物体がごくわずか付着している(e)。この緑色の植物体を掻き取って検鏡してみた(f)。どうやら緑藻類らしい。 WindowsVistaのダウングレードはXP SP2に落とすところまでは済んだが、アプリケーション類の導入と各種設定が未着手の状態だ。一方、寄せ集め部品からなるサブマシンは、従来のメインマシンよりずっと快適だ。ここ半年は1日に7〜8回ほど突然のフリーズに悩まされてきた。新たなサブマシンはメモリこそ従来のメインマシンより500MB少ないが、この2日間にフリーズや突然のシャットダウンは一度もない。パソコンとは本来こうでなくちゃならない。 |
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11月23日に「メインパソコンのクリーンインストールに伴う環境整備が済むまでは『今日の雑記』もお休み」と記した。25日と26日の内容は「雑記」ではなくパソコン修復にともなう自分用のメモ書きだ。後日どのような作業をしたのかを確認できるようにするためだ。これもメモ書き。 WindowsVistaは恐れていたとおり、やはりあまり芳しくない。処理速度もXP SP2よりずっと遅い。そこで、XP Professional SP2にダウングレードすることにした。まずは、ダウングレードに先立って、手元のパーツ類を組み合わせてWindowsXPパソコンを組み立てた。これを新しいサブマシンとして、不具合続きだったメインパソコンからデータを移行した。このサブマシンは画像の処理もできるので、非常時でも画像を伴った「今日の雑記」をアップすることもできる。 来年からはWindowsXP SP2にダウングレードしたパソコンをメインに、寄せ集めで組み立てたXPマシンをサブとする予定。しかし、まだダウングレード版パソコンは未完なので、年内はサブのXPマシンがメイン機である。従来のメインパソコンのパーツは大部分捨てた。 |
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WindowsXPをクリーンインストールしたメインパソコンは軽快にきちんと動くはずだった。昨日までは確かに全く問題なく動いていた。あとは、メモリとハードディスクを交換すればよいだけ、だと思っていた。ところが、今朝エディタで文章を書いている途中で、突然キー操作を一切受け付けなくなった。途中で保存をしていなかったので、作業内容はすべて失うことになるが、やむなくリセットして再起動した。これでは、クリーンインストール前となにも変わっていない。 ここ半年ほどのパソコン不調の主たる原因はWindowsにあると思っていたのだが、どうもそれだけではなかったらしい。メインに使っているパソコンを購入したのはかれこれ7年前になる。以来、CPU交換から始まって、数年前にはマザーボードや電源も交換している。 昨年12月にWindowsVistaマシンを購入したが(雑記2007.12.11)、WindowsVista上では多くの日常使用アプリが正常に機能しなかった(同2007.12.12)。本来新たなメインマシンとなるはずだったVistaマシンは、数ヶ月後にはお蔵入りとなった。そのことをすっかり忘れていた。Vistaもバージョンアップされて不具合はかなり解消されているはずだ(と思いたい)。押入の肥やしとなっていたこのVistaマシンを新たにメインマシンとして使うことにして、7年前のパソコンをいじくり回すのはもうやめにした。それにしてもハードディスク交換やらデータ移行の作業が必要だ。 |
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メインパソコンの C: ドライブをフォーマットし、Windows を再インストールした。圧縮解凍ソフト Lhasa 、Microsoft Office の代替として OpenOffice、Photoshop の代替として GIMP、画像閲覧ソフト Vix、NextFTP、メールソフト Becky!2 など、基本的なソフトは導入した。 ところが、現在のハードディスクの容量が200GBしかなく、今となってはあまりにも少容量である。また、メモリも計 1GB と少ない。そこで、1TB (1,000GB) のハードディスクと 追加用として 1GB のメモリを注文した。数年前と比較して、ハードディスクもメモリもずいぶん安価になっていた。1TB のハードディスクが10,000円以下で購入できるとは思ってもいなかった。 これらのパーツが届いたら、古いハードディスクからデータをコピーして、やっと日常作業環境が復活できることになる。ただ、このコピーが問題で、気の遠くなるほど長い時間がかかる。それを思うといまからウンザリである。 |
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メインパソコンの不調が激しくなってきた。毎週一度バックアップのためデーターを外付けハードディスクにコピーするのだが、しばしば途中でフリーズする。日常使用にあたっても、作業中にしばしば固まってしまう。そうなると全ての作業は最初からやりなおしを強いられる。 専門家の意見を仰ぐと、ハードディスクをフォーマットしたのち、Windowsを再インストールするしかないという。そうなると、いくつものアプリケーションを再インストールする必要がある。しかし、アプリケーションCDは大方捨ててしまった。新たに再購入する経済的ゆとりはない。類似の機能を備えたフリーソフトを探さなくてはならない。 この機会にメインパソコンの不調解消作業をすることにした。日常的な作業はサブパソコンでなんとか処理できる。何日かかるかわからないが、メインパソコンのクリーンインストールに伴う環境整備が済むまでは「今日の雑記」もお休みだ。 |
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ムラサキシメジなどコントラストの弱いきのこのカサ表皮を観察する場合、切り出した切片のどちらが表皮なのかカサ肉なのか、しばしば分からなくなる(a)。過去に何度か、カサ肉側を表皮と間違えたことがあった。そこで、最近は生活の知恵がついてきた。 カサ表皮を切り出す前に、フロキシンを表皮側にたらして染める(b)。その状態でカサ表皮を一部切り出す(c)。これをスライドグラスに載せて(d)、実体鏡の下で切り出す(f)。こうやって出来上がった切片は、カサ表皮の側だけが赤色に染まる(f)。あとは倍率を上げて観察すればよい。 |
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フロキシンがなければ、コンゴーレッドやサフラニン(赤インクの色成分)でも同じことができる。 | |||||||
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保育社の『原色日本新菌類図鑑』(1987)では、ムラサキシメジの胞子について「楕円形で微細ないぼにおおわれ」と記され(p.69)、検鏡図の胞子の描画には微細なイボが明瞭に描かれている。顕微鏡でみれば、すぐにでも微細ないぼが見えるのかというと、そうではない。 今年10月に奈良県で採取した個体(a)と、11月に東京都で採取した個体(b)の両者で同じ条件の下で胞子を観察した状態を列挙した。胞子表面の微いぼを確認しようと水で封入してもよくわからない(b, b')。フロキシンで染めてもよくわからない(c, c')。 ところが非アミロイドの確認をするためメルツァー試薬で封入すると、微細ないぼを捉えることができる(d, d')。とはいっても、対物40倍レンズでは無理で、油浸100倍を使わないとわからない。 |
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いわゆるドライで、コンデンサを絞ってコントラストを強くすると、胞子表面の微いぼを確認できる。ただ、この状態での撮影はうまくいかない。胞子紋の色(e)にしても、多量の胞子を落とさないと白色にしかみえない。胞子をサフラニンで染めてみたがやはり微いぼはわからない(f)。ヒダ実質の並列型や(g)、クランプの有無(h)は水道水で十分確認できる。 | ||||||||||||||||||||||||||
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