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年月日をキーとして検索をかけてもピックアップできないデータがしばしばあった。そのはずである、あらためてキノコデータを見直してみると、年月日の表示がバラバラで、実に多岐にわたっていた。ちょっと拾い出しても、以下のように7〜10通りほどある。データ内部の記述方式ばかりか、写真など画像データのファイル名にも不統一が多数ある。
そこで、これらをすべて、02/05/30 という形式に統一することにした。対象データはざっと見積もって8〜10万件はありそうだ。いずれにしてもパソコン内の画像以外のすべてのファイルが対象となる。どうせならこの機会に、投稿原稿など形式が指定されている文書を除いて、すべてのファイルを対象に年月日表示の形式を統一することにした。
まず、年月日表示のパターンをすべて拾い出した。昨日早朝からパソコンに検索作業をさせると、4時間ほど経た後20通りほどのパターンが見つかった。ついで、これらを yy/mm/dd パターンに変換する正規表現をPerlで書いた。50ファイルほどの小さなホルダーでテストをし、誤りを修正した後、パソコン内部のすべてのファイルを対象に作業を開始させた。いったん作業を開始すると、変換終了までの4〜5時間は他の作業は一切できない。 |
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昨日(3/8)、早朝に出発して埼玉・群馬県境の林道を走ってきた。まだ、大部分の林道は、例によって入口に「通行止め」表示があり、柵やロープ、ゲートなどで閉ざされている。少し標高が高くなると、路面は雪というよりテカテカツルツルの氷道になっていた(a)。アクセルやブレーキをちょっとでも強く踏むと、車体はとんでもない挙動を示した。車道脇のハイキング道はまだすっかり雪の下だった(b)。しかし、展望はよく両神山などもよく見えた(c)。
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出会ったキノコといえば、昨年9月に発生を確認しているウロコケシボウズタケのミイラ1本だけだった。積雪にもめげずに残っていたようだ(d)。例年なら残雪の中にチャムクエタケモドキの仲間が見られるのだが、昨日はどこへ行っても全く出会えなかった。帰路、セツブンソウの大群落地に寄ってのんびりした(e, f)。 | |||||||
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5日の雑記でもらい手を募集したオリンパスのジャンク顕微鏡はめでたく嫁ぎ先が決まった。かつて似たような遊びでさんざんカネを浪費した(?)きのこ仲間のところに行くことになった。アミダクジで決めたので、もっとも渡したいと思っていた御仁は外れてしまった。独断と偏見による決定とはいっても、アミダクジの御託宣は絶対である。おいそれといい加減な気分で変えるわけにはいかない。そこで、この御仁には、これまでふだん持ち歩いてきたずっと上質で小形の簡易顕微鏡を送ることにして、これも今朝発送した。 例年なら今頃はすでに小さなトガリアミガサタケが出ているのに、今年はまだ全く姿を見せていない。しかし、雨が降り、気温が上がれば、すぐにでも小さな姿を見せてくれることだろう。 |
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古いオリンパス製の単眼顕微鏡が出てきた(a〜d)。箱に入れっ放しだったのだろうか、プリズムや対物レンズ、接眼レンズなどがひどく汚れている。接眼レンズは5倍、10倍、15倍の3本、対物レンズはアクロマートの10倍、40倍、100倍がついている。プリズムにカビがついているようだ。
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この型の顕微鏡はかつて広く使われ、菌学教育研究会のロゴにも使われている(e)。しかし、この顕微鏡は現状のままではひどく見えが悪い。五葉松の横断面などのプレパラートを作って観察してみた。お世辞にも「見える」とはいえなかった。ジャンク品といった方がふさわしい。 もらって下さる方があれば、無償でお譲りします。条件は着払いの送料を負担していただけることです。整備しても良好な状態となる保証はありません。部品取り用にはよいかもしれません。欲しい方が複数あれば、独断と偏見でお送り先を決めさせていただきます。有効期限は3月6日のpm10:00までとします。欲しい方はメールでご連絡ください。 |
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千葉県の山の中、スダジイとコナラの斜面は落ち葉が厚く積もっていた(a)。落ち葉をかき分けていくと丸くて小さな塊がでてきた(b)。カシタケが順調に育っていた(c)。まだカサの径3〜4mm、全高5mmほどの小さなものだが、すっかり「きのこ形」となり、柄の先には多数の菌根をつけていた(d)。あと2〜3週間もすると、あちこちで顔を出し始めることだろう。
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一方、ツバキやサザンカ樹下をよく見ると、ほとんどの場所にツバキキンカクチャワンタケが多数みられた(e, f)。久しぶりに、うがい液のイソジンで封入して覗くのも面白そうだ。 | |||||||
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昨日は千葉県の丘陵地帯を走り回っていた。海浜には全く近づくことなく、もっぱら山の中ばかりを歩いていた。あちこちに残雪が残っていることに驚いた。 マユハキタケの大きな群落がみられた。数百個体がタブの洞のなかに何列にも並んでいた。切り株の断面には径2〜5mmの小さな子実体が無数についていた(e)。覗き込むと多数のマユハキタケの列が明瞭に見えるのだが、撮影しにくい場所のため全貌を捉えることはできない。つくづくと胃カメラが欲しいと思った。何枚も撮ればいくつかには写っているだろうと思い、三脚を閉じた状態にしてセルフタイマーをセットしては洞の底に突き刺して撮影した(a〜d)。 |
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これほど多数のマユハキタケ子実体が群生する姿をみたのは初めてだった。背丈は1.5〜3cmほどある。腐りきってボロボロになったタブからは、何種類かの Mycena が汚れきった姿であちこちから出ていた(f)。周囲の倒木にはカラカラになったキクラゲ類が多数ついていた。 | |||||||
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