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埼玉県南部はまだクワの花は咲いていないが(a)、ようやくキツネノワンが姿を現した(b)。聞くところによると、静岡県や神奈川県では先週すでにキツネノワンが確認されたという。今週末か来週あたりにはキツネノヤリが見られそうだという。なぜか埼玉県南部では、これまで一度もキツネノヤリを見たことがない。 |
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近場の公園の桜斜面(c)でアミガサタケが発生しはじめたが、一昨日の強い風雨のためにほとんどが泥にまみれている(d)。さらにその前、ずっと乾燥気味だったこともあってか、今年のアミガサタケはとても小さい。この連中、なぜか石垣やら土塀などの隅が大好きらしい(f)。 | |||||||
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この2年間に一度も使わなかったこともあり、Macintoshのハード・ソフトをすべて処分した。PC関連の仕事はやめたので、Macを使う必要はなくなった(雑記2002.12.31、同2001.8.20)。 それにしても、パソコン本体や周辺装置は、不要となると二束三文どころか、引き取り手数料までとられた。さらに権利関係のやかましいソフトはどうにもならない。昨年捨てたQuarkXpressやInDesignなどは非常に高価だっただけに、何ともむなしかった。ドングルはプラスチックゴミ。 |
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IllustratorとかPhtoshop、Atok for Macなどは、昨年処分したが、まだ、箱に入ったままのソフトが残っていた(a)。整理していると、Windows版やLinux版の古い不要ソフトも出てきた(b)。今日の早朝5:00前に団地のゴミ置き場に不透明な袋に入れて置いた。am6:00にはすべて姿を消していた。ゴミ収集車はまだ来ていない。ニタニタして持ち去った人がいたんだろう。 | |||
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午前中に顕微鏡を梱包して、ゆうパックで北陸へ送り出した。顕微鏡やカメラ、望遠鏡などの発送は面倒だ。だいぶ前に遠方の代理店から顕微鏡関連の商品を購入したときの悪夢が頭をよぎる。届いた荷物を開梱すると、肝心のパーツが破損していた。 どの時点で事故が起こったのかが問題となり、補償の問題も長引いて、解決までに半年くらいかかった。結局目的の使用時期にも間に合わなかった苦い経験がある。そのとき、運搬途中の荷物の取扱いは、意外と乱暴だの噂も漏れ伝わってきた。 段ボールに詰めての梱包は、クッション材さえ適切に詰めてあれば、比較的安全だと思っている。でも、時には角が破損した段ボールで届く荷物がある。もし万一途中で落下事故にでも遭った場合でも、内容物に影響のないように梱包するのはやはり面倒だ。顕微鏡とかカメラ、パソコンといったものは、やはり手渡しが一番安心で気楽だ。 |
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八王子界隈は慢性的に車渋滞で有名な地域。八王子に行くために通過する所沢近辺もまた渋滞で有名ときている。できたら、所沢とか八王子には車で行きたくない。 整備を依頼していた単眼顕微鏡ができあがったので、昨日、受け取りに八王子まで行った。距離にして70〜75Km、ふだん順調に走れば1時間半〜2時間の行程だ。往路は高速道路が激しい渋滞でほとんど動かなくなったので、やむなく一般道に降りて走った。公園やサクラの名所が近づくたびに激しい渋滞、結局八王子まで行くのに3時間以上かかってしまった。 件の顕微鏡はいくつかの部品を上質のパーツに交換してもらった。このため、当初の予算を1万円以上オーバーしてしまったが、見えと使い勝手はとてもよくなった。いつぞやのジャンク品オリンパス単眼顕微鏡とは雲泥の差がある(雑記2008.3.7)。 帰路もまた中央高速は事故渋滞、往路同様に3時間以上もかかってしまった。クラッチを切る左足がとても痛かった。それもそうだ、パンパンに腫れ上がっていた。 |
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昨日茨城県水郷地帯で野草摘みときのこ探しをした。霞ヶ浦西浦の海浜ではスダジイの樹下にカシタケが出始めていた(a, b)。発生状況は例年よりかなり遅いようだ。まだ小さいし数も少ない。アカガシ樹下には、大型のキンカクキンが出ていた(c)。霞ヶ浦の湖岸ではどこもツクシが最盛期だった。久しぶりにたっぷりツクシを摘んだ。 |
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茨城県ではキブシが花盛りだ。手頃なキブシを切って髄を押し出した(d)。質の良いキブシのピスが得られた(e)。少量だったこともあり、押し出し作業は楽しかった。帰宅して、多量に採ったツクシのハカマとりをした。何時になってもなかなか作業が終わらない。ビールを飲みながら作業をしたが、すべてのハカマとりを終えたときにはすっかり酔いが回っていた。 | |||||||
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昨夜のYahoo!オークションにオリンパスの高級実体顕微鏡SZ6045TR-SPTシステム一式が出ていた。専用照明装置と撮影装置・カメラの一式で、終了30分前の価格は75,000円だった。15万円以下で落札されるはずがないと思い諦めていたのだが、結果は99,000円で落札された。写真と説明から見る限り、そのままの状態で使えそうな良質な品物と判断できた。 オリンパスのSZ6045といえば、中古相場は25万円前後とされる。それも照明装置や撮影装置は無しの価格だ。10万円以下で落札できるとわかっていたら、借金をしてでも落札したと思う。最後の5分が何度も延長されて、次々と価格が上がったが、それでも、まさかの落札価格だった。10万円の出費は金欠病の身には無理だが、ただただ指をくわえて唖然とするばかり。ネットオークションには時に思いがけないことがあるものなんだ。 |
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昨日、微小なコケの葉の横断面を切り出していた。葉の長さは1mm程度、最初実体鏡の下で切った。思い通りに切れないので、PV製簡易ミクロトームを使うことにした。楽に20〜25μm厚程度に切り出せると思っていた。ところが、どうにも上手く切れない。 刃がピスに食い込んでしまい、薄く切ることができない。こんな経験は初めてだった。最初は理由が分からず戸惑った。使用したピスは3〜4年前に採取したキブシの髄だった。ひどく硬くなって、容易には刃物を受け付けない。昨年採取のピスに交換すると楽に切りだせた。 念のために、ヤマブキ、ニワトコ、エゾニワトコの古い髄(3年もの)を使って同じ葉を切り出してみた。これは全く問題なく楽に切り出すことができた。この3種の髄は、経年変化でひどく硬くなることはないようだ。キブシの髄は古くなるとかなり硬くなってしまうらしい。 これまでは、採取したキブシの髄は、1年以内にほとんどを使い尽くしてしまっていた。このために気がつかなかったのだろう。キブシの髄は、菌類の切片作成には最も適しているが、古くなったものでは、試料を潰してしまい、薄切りは難しいようだ。 |
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雨は降ったし、気温も上がりはじめたので、そろそろキノコが出てくるんじゃないかと思って、さいたま市見沼区の公園に行ってみた。ウスベニイタチタケらしきキノコが出ていた(a, b)。例年ならば、キコガサタケやシロフクロタケも出ているのだが、他には何も出ていなかった。 とりあえず、持ち帰ってキノコのヒダの断面を切り出してみた(c)。縁シスチジアと側シスチジアがあるようにみえる(d)。両者は大きさも形もほぼ同じようだ。KOHで封入してフロキシンで染め、押し潰し法で組織をバラして、シスチジアと担子器を覗いてみた(e)。 |
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胞子を水(f)、KOH(g)、濃硫酸(h, i)で封入してみた。KOHで封入すると、くすんだ褐色になった。濃硫酸で封入すると、胞子の殻が急激に破れたり割れてしまった(h)。色は赤紫色が強くなった。カサ表皮をチェックしてみたが、青木実「日本きのこ図版」に描かれたカサ表皮とはちょっと違っていた(j)。ウスベニイタチタケとしてよいのかどうか、よくわからない。 | |||||||||||
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新しい年度が始まり、異動に伴う移動が一段落した。菌類世界に大きく影響する研究者の異動があった。森林総研のHさんが京都の関西支所へ、千葉中央博のFさんが南房総勝浦市にある海博へ転勤となった。気楽に相談できる専門家が身近にいなくなるのは辛い。 悪いことばかりではない。科博の菌類担当者に新進気鋭の若い研究者Hさんが加わった。菌学教育研究会の6月の前記講座でも、早速このHさんに講演を依頼している。科博の菌類担当者は、二人のHさんとなった。担子菌と子嚢菌がそろったといえるかもしれない。 思えば、菌類の学習・探究にあたっては、これまでいろいろな専門研究者に助けられてきた。それにしても、千葉中央博のFさんの異動は大きな痛手となった。ここ数日、左足首の温存のため外出を控えてきたが、そろそろ自宅謹慎にも耐えられなくなってきた。 |
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先週のYahoo!オークションにオリンパス製CHクラスの双眼顕微鏡が出品されていた。いずれも個人か古物商からの出品で、写真からでは程度はよくわからない。ネットオークションの常で、終了間際の10〜30分に、価格が大幅に上昇している。
数万円程度の整備費で良好な状態にできればいうことはない。しかし、部品交換や解体整備が必要な場合は、落札価格と同額かそれ以上の整備料金がかかる場合もある。最悪の場合、同一機種への部品取りにしか使えない。それらを覚悟の上で落札せねばなるまい。 先日Yahoo!オークションで、ニコンの実体顕微鏡SMZを入手した。落札価格は4万円。直前価格は16,500円だった。受け取った品物は比較的良質だったが、納得できる状態とするには、整備と部品購入に追加出費が2万円ほど必要だった。中古の実体顕微鏡は出物が少ない。実質6万円でSMZを入手できたと思えば、これは安い買物だと思う。 |
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