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日( )

2020年7月20日(月)  宇都宮文化の森で虫草探索
 昨日は久しぶりに晴れ間が出た。朝9:00に宇都宮市の文化の森で冬虫夏草の会のメンバーら6名と合流して、昼頃までこれはという場所を探した(a〜d)。
 歩き始めてすぐにメンバーの一人が足元に落ちていたヤンマタケを見つけた(e)。カメムシタケ(f)やオサムシタケ(g, h)はちょっと注意深く視線を落とせばすぐにいくらでも見つかった。最近新種発表されたクサイロコメツキムシタケも一つ見つかった(i)。タケダコメツキムシタケは暗い森の下でも比較的撮影は楽だった(j)。しかし、黒色系で土の色と紛らわしい細い虫草は上手く撮影できなかった(k, l)。
 公園の長いベンチに腰掛けて皆で昼食をとってから、場所を移動して短時間の探索をした。別件の用件があったので、ここで宇都宮市の長岡緑地に向かう予定のメンバーと別れて、一人帰宅の途についた。
 コロナ禍で崩壊寸前になっている観光を支援するため振興作の一つとして日光宇都宮道路が土日は無料となっている。そのためふだん下を走ると35分ほどかかるところが、25分もかからずに自宅に到着した。
 
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 文化の森では例年この時期には、イタチタケの仲間がよく発生するリターからタシロランが多数出る。昨日も30本ほど出ていたが、大部分が既に花期を終えていた。


2020年7月19日()  久し振りにコケをいじくった
 今年は梅雨前線が長いこと同じような位置に居座って各地に被害をもたらしている。日光でもこのところずっと雨の日が続いている。昨日も朝から雨。雨だからといって早朝の散歩を止めると、ときに終日全く外で体を動かさないことになってしまう。
 昨日も早朝am5:20頃に傘を持って霧雨の中を散歩に出た。城山は雲の中で全く見えなかった(a)。遊歩道も10m先がよく見えない(b)。下界では霧雨でも、山の上雲の中では下からも横からも霧粒に包まれて、全身がたちまちビショビショに濡れる。
 山頂ではいつもの場所からでは「城山」の文字が見えなかった。極端に近づいて撮影した(c)。気温は摂氏16度だった。山頂台地ではコテングタケモドキ(d)、キアミアシイグチ(e)、キイボカサタケ(f)など5〜6種のきのこが出ていた。
 
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 昼前に蘚苔類学会関連のWEB会議の練習に参加したが、目がとても疲れた。そこで駐車場を覆っているコケ(g)を少し削り取ってささやかな観察をした。小学生レベルだ。低倍率ルーペや(h)、実体鏡(i)で見ると立派な姿をしている。コケの葉はシダや草花と違って、一層の細胞からできていて極端に薄いので、切り出しもそれなりに難しい。
 葉を取り外して(k)、横断面を切り出した(k, l)。あまりにも長いことコケから離れていたので、観察以前のお粗末な状態に戻ってしまっている。やけに無性芽が少ないが、間違いなくハマキゴケ(No.452No.214No.120No.020)のようだ。


2020年7月18日()  またまた終日雨
 昨日は早朝5:00には曇り空だった。そこでam5:20に傘を持たずに散歩に出た。しかし城山登り口あたりから小雨が降りだし、山頂(a)では本格的な雨になってしまった。四阿隅のテングタケ属が掘り返されていた(b)。いくつかをベンチに並べてみた(c)。コテングタケモドキのようだ。前日同様に帰宅したときはビショビショに濡れていた。すぐにシャワーを浴びて衣類をすべて着替える羽目になった。靴もびしょ濡れだった。
 昼前にやや小降りになったので5日ぶりに日光だいや川公園に行ってみた。わずかの間雨が止んだのでカメラを持って散策した。多くのきのこが出ていた。撮影できたのは20種ほどだった。そのうちいくつかをアップした(d〜l)。シャカシメジ(j)は駐車場に出ていた。御禁制品(k)は相変わらずあちこちでゲリラ的に派生している。キヒダタケ(i)に出会ったのは今シーズンは初めてだ。園内には新たにきのこ採取禁止のポスターがあちこちに貼られた。公園を後にするとすぐにまた雨が降りだし夜中まで続いた。先日とは全く別の場所で、とても背丈の大きいシロテンマにも出会った(雑記2020.7.12)。
 
(a)
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 連日びしょ濡れになって朝の散歩から戻ったためか、軽い風邪を引いたようだ。また濡れたことが原因なのかどうかわからないが、スマートウオッチが反応しなくなった。カメラの標準ズームレンズも特定のズーム域にすると撮影できなくなってしまった。精密機器は濡れには弱いことをあらためて感じさせられた。


2020年7月17日(金)  霧雨の中の朝の散歩
 昨日も早朝から霧雨が降ったり止んだり。am7:40頃になってから傘を携えてようやく散歩に出た。いつもより2時間ほど遅い。城山ではかつての知人たち(毎日登ろう会のメンバー)に多数出会った。彼らはam8:20〜8:40頃に城山に登りだす。最近私の姿を見ないから体調でも崩しているんじゃないかと噂していたという。
 城山の頂では先日から東屋のベンチの下隅に出ていたテングタケ属のきのこが大きくなってきた(a〜f)。この時の気温は摂氏17度でややひんやりしていた(b)。山頂台地ではヒメヤブランが花盛りだ(g)。遊歩道の途中に背丈5cmにもならない小さなヤマホトトギスが一人前に花開いていた(h)。こんな低い位置で花をつけていることに驚いた。
 山を下りて自宅に戻る途中では、ヤブラン(i)、ジャノヒゲ(j)、マルバハッカ(k)、ヒメヒオウギズイセン(l)に何度も出会った。端境期を過ぎて夏の野草がいろいろ咲き始めたようだ。マルバハッカの花はルーペでみると意外と美しい。
 
(a)
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(c)
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 先日某ストアで200gの麺が4つ入って98円という価格の安さにつられて生麺を買った。200gというと大盛りの量だ。ところがこれが非常に不味い。酸っぱいような嫌な臭いがして茹でるとベチャベチャになる。この3日間、昼食にこの不味い蕎麦をじっと我慢して食べてきたが、ついに残りの一玉は生ごみとして処分した。腐敗していたわけではないのだろうが、こんなまずい酸っぱい麺を食ったのは初めてだった。


2020年7月16日(木)  早朝と午後の二度城山に登ってしまった
 昨日早朝6:00には雨は降っていなかった。そこで傘を持たずに散歩に出た。城山の登りにさしかかる頃に霧雨が降ってきた。山頂では小降りだったが、下山途中で本降りになってしまった。ビショビショになって戻ったのはam7:50頃だった。
 城山にもオオバトンボソウが多数出ていることを知ったが、雨はますます強くなり、あたりはすっかり暗くなってしまい撮影はできなかった。途中で別のラン科植物と思われるものに出会ったが、場所だけ記憶して帰宅の途についた。
 午後小降りの時間帯に傘をさして三脚とマクロレンズを持って再び城山に登った。改めてオオバトンボソウ(a〜c)と結実を始めたラン科植物(d〜f)を撮影した。なんとなくコクランの果実に似ていると感じたが、偽球茎(pseudocorm)は見られなかった(f)。色も少し違う。山頂では四阿の隅に群生していたテングタケ属がジワジワと成長していた(k)。イグチの仲間も柄を延ばしていた(l)。
 傘をさして下山した。上板橋登山口の付近にチダケサシ(g〜j)が数本花をつけていた。この和名の「チダケ」というは栃木県民に愛されるチチタケで、このきのこを刺して運んだという逸話が和名の由来だとされる。いかにも栃木県的な植物だ。
 
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 昨日早朝ビショビショに濡れたためか、コンパクトデジカメが全く反応しなくなってしまった。経年劣化で防水機能がかなり低下していたようだ。帰宅後にていねいに水気を除いて乾燥させたところなんとか使えるようになった。ほっ・・・


2020年7月15日(水)  どこもかしこもナラタケモドキ
 昨日も終日雨だった。遊歩道の斜面や木の根がひどく滑りやすいので早朝の散歩では城山には登らずに傘をさしてやや遠くまで7〜8Kmほど歩いた(a)。
 あちこちの空地や休耕畑では切株の周辺にナラタケモドキが大発生していた。ざっと数えて100〜120株ほど見られた(b〜e)。その周辺ではヤブランが今を盛りと花開いている(f)。田圃の稲もずいぶん大きく育ってきた(g)。カボチャ畑(h)では土が見えないほどに葉が茂り大きな黄色い花をつけ始めた(h)。蔓は歩道にまではみ出している。
 畑から逃げ出して野生化したソバが年々目立ってきた。歩道の隅や田圃の畔などいたるところで花をつけている(i)。ノカンゾウの姿が消えてヤブカンゾウの姿ばかりとなってきた(j)。先々週に続いてまた野生のキキョウ(k)に出会った(雑記2020.7.2)。ハルシャギクも群れを成して咲いている(l)。
 民家の石垣やアジサイの葉では多数のカタツムリが盛んに動き回っている。雨の日のカタツムリはとても元気がよい。のどかな田園風景を感じた朝だった。
 
(a)
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2020年7月14日(火)  不安定な空模様の一日
 昨日は終日雨が降ったり止んだりの一日だった。早朝はあたり一面雲に覆われて城山はまったく見えなかった。am4:00に早めの朝食(a)をとって、傘を持って散歩に出た。城山の頂からは何も見えなかった(b)。山頂の台地ではテングタケ属の幼菌が群生していた(c)。このあと数十分もすれば柄を延ばすことだろう。イグチ類も複数見られた(d)。下山時には一面真っ白で足元がおぼつかなかった(e)。
 10日ほど前に購入してすっかり忘れられていたサツマイモを蒸かして昼食にした(f)。傷み始めていたのか黴臭くてまずかった。10年以上前の初期のスマホ2台をリセットして処分した。当時は高価だったが今や単なるクズだ。残っていた電話帳には鬼籍に入った人の名が10件以上あった。この10年間のスマホの進化は目をみはるばかりだ。
 
(a)
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(c)
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(d)
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(e)
(e)
(f)
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 今朝は気温が低く雨音がやかましい。市営のトレーニングルームがようやく再開されたので、昼前にでも行ってみようかと思っている。


2020年7月13日(月)  野草の小さな花は美しいが・・・
 昨日早朝は曇り空。散歩に出ると城山の登り口でヤマホトトギスが早くも花をつけていた(a)。これに気をよくして予定を変更してマクロレンズと三脚を持って、日光だいや川公園に野草の花を観察に行った。時折陽が射す陽気だったせいか駐車場には早くも多くの車が見られた(b)。雨が降っていた一昨日同時刻とは大違いだ。
 昨日は小さな花をつけた野草ばかりを見て回った。改めてオオバトンボソウ(ノヤマトンボ)の緑色の花をじっくりと観察した(c, d)。シデシャジンはまだ十分に開いていなかった(e, f)。多くのヌスビトハギが小さな花をつけていた(g, h)。
 初めて自覚してじっくり観察した花が2種あった。いずれもその名を全く知らなかった野草で、調べてみたが種名は分からなかった。ただ、(i, j)は(旧分類の)ユリ科ノギラン属の仲間、(k, l)はシソ科アキギリ属の仲間ではないかと思う。
 
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2020年7月12日()  小雨の日光だいや川公園できのこ偵察
 昨日はきのこ関係の知人ら(a)と一緒に3人で朝早くから午後2時過ぎまで日光だいや川公園をていねいに見て回った。ふだんは園内の一部しか歩かないが、昨日は久しぶりに隅から隅まで歩き回った。いろいろなきのこが出ていた。昼食は杉並木公園の報徳庵で天ざるを食べた。終日小雨が降ったり止んだりの涼しい一日だった。
 広範囲に沢山でているのはツチカブリやケシロハツの仲間で、いたるところで群生していた(b)。三脚やレフ版は持たず、薄暗い中もっぱらコンパクトデジカメで撮影したので大半がピンボケだった。比較的ピンぼけ度が少ないものを一部掲載した。
 ヘビキノコモドキ(c)、ドクツルタケ?(d)、テングタケ(e)、クリイロイグチ?(f)、ヤマドリタケモドキ?(g)、ハナオチバタケ(h)、クロアシボソノボリリュウ(i)、ベニセンコウタケ(j)、シロソウメンタケ(k)はじめ多数のきのこが出ていた。また少なくとも五、六ケ所で御禁制品(l)にも出会った。
 
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 芝生帯ではあちこちでネジバナが群生している(m, n)。オオバノトンボソウにも久しぶりに出会った(o, p)(雑記2019.7.20)。シロテンマのように思えるオニノヤガラ属もフェアリーリング?を作っていた(q, r)。野生ランは比較的身を入れて撮影した。


2020年7月11日()  小雨降る早朝の散歩路にて
 今年の梅雨は確かによく降る。降り過ぎだ。昨日も早朝から小雨が降っていた。時折わずかに雨が止むこともあるので、傘を持っていつも通りam6:00前に散歩に出た。
 親しくしている農家の生垣に絡みついて枝を伸ばしている蔓性灌木のアオツヅラフジ(カミエビ)が花をつけていた(a, b)。昨年までは青紫色の実をつけた姿しか見ていなかったので、花を認識したのは今年が初めてだ。
 歩き出すとシバザクラの間からハリガネオチバタケの仲間(c〜e)、ヒメヒガサヒトヨタケの仲間(f)、キツネノカラカサの仲間(g, h)、ツルタケ(i)などのきのこが出ていた。
 城山の登り口ではホトトギスの仲間が蕾を作り始めた(j, k)。遊歩道脇には小さな灌木のヤブコウジが花をつけていた(l, m)。この灌木も昨年までは赤い実しか気づいていなかった。山頂ではよく一緒になる中年女性三人組のメンバーが四阿の下で朝食をとっていた。景観はゼロだった。ふと脇を見ると立派なタマゴタケが出ていた(n, o)。
 城山を降りてJR日光線の線路に沿って戻る途中でミソハギが咲き始めていた(p, q)。その先ではヒナノヒガサが繊細な姿を見せていた(r)。帰宅するまで小雨や霧雨が降ったり止んだり続いていた。この後も終日似たような天気だった。
 
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 かたくりの湯近くに大豆製品メーカー「太子」の工場がある。売店では型崩れの豆腐を安価で販売しているので、日光に転居して以来、週に4回はここで豆腐を買っていた。それが、コロナ禍で2月25日から閉館になりいまだに閉ざされたままだ。既に4ヶ月を越えている。早く再開してほしいものだ。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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