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日( )
2009年2月26日(木)
 
やはり鳥取は遠い
 
 日本蘚苔類学会・鳥取生物学会・鳥取県立博物館主催の「コケ・フォーレ鳥取2009」の案内葉書が届いた。それによると今年5月4日〜6日までの三日間、「とっとり県民カレッジ連携講座」の一環として行われるという。興味深いが既に予定が決まっていて参加できない。
 鳥取といえば、昨年の7月には日本冬虫夏草の会による「第28回虫草祭」が、10月には日本菌学会とアマチュアきのこ研究会共催の「2008年度日本菌学会菌類観察会・講習会」が同県で行われたことはまだ記憶に新しい。さらに今年の日本菌学会第53会大会もまた鳥取で行われる。発表申込期限は今日、、参加申込期限は明日(2月27日)となっている。
 可能ならば参加したいのはやまやまだが、なんといっても極度の金欠病だ。その一方で、今年もまた、面倒なきのこ関連の仕事で、いくつかのきのこを追いかけなければならない。つまり、交通費がやたらにかかる。5月の鳥取にはきのこはまだ少ないだろう。
 昨年まで3年連続して日本菌学会の大会には参加してきた。この4月からは経済的条件が大幅に変わる。今後は大会や観察会などは、会場が近場の場合にだけ参加できるかもしれない。

2009年2月20日(金)
 
ネットオークションの当たり外れ
 
 今月初めにネットオークションで久しぶりにレンズを落札した。レンズとはいっても顕微鏡の対物レンズと三眼部専用の撮影用レンズだ(a)。結論としては、対物レンズ(c)はそのまま金属ゴミとなり、撮影用レンズ(b)は新品同様の非常に良質なものだった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 中古の顕微鏡など、確実な品を入手しようと思えば、専門の整備業者の手を経たものを購入するのが間違いない。ネットオークションの相場などからみると、やや高いんじゃないかと感じることもあるかもしれないが、品物は確実でまず間違いはない。
 ネットオークションで顕微鏡、接眼レンズ、対物レンズなどを購入するのは五分五分の賭に手を出すのと同じだ。高品質な良い品物を入手できることもまれにはあるが、たいていは期待値を大きく下回る。整備にも耐え得ず、そのまま処分せざるをえないものだってある。
 件の対物レンズ(c)は、出品写真と説明から、汚れと金属部の損傷、最悪の場合若干のカビは覚悟していたが、まさかレンズ中心部の表面が欠けているとは思わなかった。ちょっと目にはわかりにくい(d)。しかし、ルーペや実体鏡で拡大してみるとよく分かる(e, f)。
 撮影用レンズの1,000円は大当たり、対物レンズの8,000円はドブに金を捨てたようなものだ。あまりにも対照的な落札結果。ちなみに、実体鏡での撮影にはこのレンズ(b)を使った。

2009年2月19日(木)
 
あたりまえ過ぎるきのこ
 
 昨日久しぶりに埼玉県南部の銀杏樹下とウッドチップを敷き詰めた自然公園を訪れてみた。暖冬だった2004年には、2月24日にトガリアミガサタケの発生を確認している(雑記2004.2.25)。先週後半は夏日となったところもあるほど、全国的に異常高温の日が続いたので、もしかしてトガリアミガサタケが発生しはじめているかもしれないと思った。結果は空振りだった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 ついで、久しぶりにさいたま市見沼地区の自然公園に寄ってみた。シロフクロタケが出ていた(a)。掘り出してみるとツボもヒダもまだ新鮮だった(b, c)。白く円いかたまりが散見された(d)。キツネノタイマツあたりだろうと思い、つまんでみると硬い。切ってみると中身は真っ白だ(e)。顕微鏡でみると、弾糸らしき厚壁の組織と、クランプをもつ原菌糸が見えた(f)。薄切りにしたものを焼いて酒の肴にした。消しゴムを食べているようだった。

2009年2月18日(水)
 
無知をさらけ出した
 
 先日の日曜日、東京駒込で菌類懇話会主催の講演会が行われた。講師は硬質菌の第一人者である森林総研の服部力博士。きのこの菌糸構成と材の腐朽型を懐かしく聞いた。改めて過去の雑記をみると、フロキシンと消しゴムを使って、菌糸をほぐす方法、つまり miticシステムの判定については、しつこいほど何度も取り上げている。

雑記2003.9.18同2003.9.19同2003.9.20同2003.9.21同2003.9.30同2004.9.26 etc.

 材の腐朽型をチェックするには、新鮮なキノコの肉に1-ナフトール・アルコール溶液を滴下して呈色反応をチェックする。リグニンを分解する白色腐朽菌では濃紫色に変色する。しかし、リグニンをほとんど分解できない褐色腐朽菌では変色しないという性質を利用したものだ。
 つい最近まで、1-ナフトールとα-ナフトールを別ものだとばかり思いこんでいた。このため、フィールドに出るときα-ナフトールと1-ナフトールというラベルを貼った小瓶を二つ持ち歩いていた。α-ナフトールは菌懇会配布試薬セットに入っているもの。それに対して1-ナフトールは別途入手したものをエタノールで溶いたものだ。情けないことに、両者を別ものと思い込んでいた。化学常識の無知を暴露したわけだ。この場で改めて修正しておこう。

2009年2月17日(火)
 
コードレスマウスのしくじり
 
 デジカメデータをパソコンに取り込む作業をしていたところ、急にマウスが全く反応しなくなった。何となくキーボードも反応が鈍い。てっきりフリーズ状態になったと思った。やっとのことで現像がすんでいた60枚ほどの画像ファイルを保存できない。いろいろな試みはすべてだめだった。やむなくあきらめて [Ctrl]+[Alt]+[Del] キーで再起動した。
 パスワードを入力するためマウスをクリックしようとしたところ全く反応がない。このときになってやっと気がついた。コードレスマウスの電池切れかもしれない。電池交換をしてスイッチオンにするとマウスが急に反応するようになった。パソコンを再起動する前に気づいていれば、画像ファイルを保存することができたのに、と思ったがすべては後の祭りだ。
 最近のコードレスマウスは電池の持ちがよい。前回電池を交換したのはいつだったのか全く記憶にない。たぶん数ヶ月ほど前のことだろう。パソコンは電源オフにしても、マウスの電源はオフにすることはなく、マウスに電池が入っていることは日常全く意識になかった。
 こんなときに限って、カメラの記録媒体は初期化してファイルは残っていない。マウスの電池切れに気づかなかったばかりに、60枚ほどの写真は消えてしまった。ファイル・リカバリーソフトでもRAWデータの回復はできなかった。高い授業料となった。

2009年2月14日()
 
あぁ〜、車が・・・・!!
 
 今朝出かけようと車のところに行った。リモートキーでドアを開けようとしたところ全く反応がない。以前にも時々そういったことはあったので、あまり気にせずドアキーの穴にキーを差し込んでドアを開けた。なんだか変だった。いつもなら、すべてのドアロックが解除されるはずだ。しかし、運転席のドアだけしか解除されない。いやな予感がした。
 悪い予感は当たっていた。エンジンがかからない。バッテリー上がりだ。昨年9月に新品に交換したばかりで、それ以降8,000Kmほど走っている。先週土曜日も500Kmほど走った。灯火の消し忘れでもあったかとチェックしたが、その兆候は全くない。あきらめてJAFを呼んだ。原因は助手席の室内灯だった。いずれにせよバッテリーを充電しなくてはならない。
 単純なバッテリー上がりだと思っていたら、どうもそれだけではなかった。アイドリングが非常に不安定で、アクセルから足を離すとすぐにエンストしてしまう。JAFの担当者によれば、エンジン回りに異常はないという。フロートチャンバー周辺に何らかの障害があるのかもしれないという。車屋に持ち込んで診断装置を使って精査する必要があるという。
 これまで徐々に蓄積されていたエンジン回りの微障害が、バッテリー上がりをきっかけに、一気に症状を爆発させたようだ。ちょうど、ある日突然腹部の痛みに転げ回り、このときはじめて、腎臓結石を抱えていたことを知るのと似たようなものかもしれない。
 かかりつけの車屋さんに電話したところ、今日は休業ということだった。明日の午前中に代車を準備してやってくるという。すでに昼になってしまった。いずれにせよ、今日はもう出かけることもできない。明日は菌懇会の総会・講演会。あぁ〜。昼食はやけ酒だ。

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