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きのことは全く関係ない話。豪雪地帯の只見地方を中心に雪の道を走ってきた。栃木県の鬼怒川温泉ではまだ雪は少なかったが(a)、福島県に入り、木賊温泉や檜枝岐では気持ちの良い圧雪路面(b)、南会津町の古町温泉(赤岩荘)では吹雪の露天風呂が面白かった(c)。只見周辺では幹線道路から外れると、たちまちタイヤが雪に埋まるが、めげずに走る(d)。主要幹線も両側は高い雪の壁(e)。尻を振りながら昭和村近くへたどり着くと、豆腐屋は休業。雪深い山奥までわざわざ豆腐を買いに来る客はほとんどいない。冬は通販だけらしい。
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裏磐梯の檜原湖は湖上にテントが賑やかだった(f, g)。母成グリーンラインに向かう途中、美しい吾妻連峰の白峰が見えたので方針変更(h)。土湯峠を経て山奥の温泉に向かった。冬季閉鎖の鷲倉温泉で道は途絶えた(i)。新野地温泉で露天風呂を楽しんで帰宅の途についた(j, k, l)。 往路は一般道をひたすら北上し、復路では本宮IC〜加須ICまで200Kmほど高速を使った。全走行800km、雪道400km。雪道を選んで走り、鄙びた温泉に立ち寄る二日間だった。 |
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先週の金・土と猪苗代湖周辺を走る機会があった。首都圏はずっとカラカラ陽気で雪は全くない。一方、会津周辺は例年にない大雪のため、あちこちで雪害に悩まされていた。このときは少しだけしか雪道を走れなかったが、大雪を見て悪い病気が頭をもたげてきた。いつものように終日雪道を走りたい(雑記2010.2.12、同2008.2.5、同2006.1.14)。 昔長野県に住んでいた30歳台の頃には、大雪が降ると決まって閉鎖寸前の道路や、閉鎖した直後の道を走っていた。仕事を休んで、スコップやエアジャッキ、ザイル、ウインチなどを装備して、わざわざ雪道を走りに出かけていた。若い頃と違って無茶はしにくくなったし、体力・技術は極端に衰えた。でもやはり雪道を楽しみたい。只見方面の豪雪地帯に宿をとった。明朝出発だ。 |
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千葉菌スライド会でいざ発表準備しようとパソコンにUSBメモリーを差し込んだ。ファイルを開いたところ表題のみで写真が全く入っていない(a, b)。ファイル容量をみてみると202KBしかない(c)。写真が入っているはずがない容量だ。千葉菌での初めての発表なので、目録まで送付して用意したのに・・・帰宅後自分のパソコン上で千葉菌スライド会のファイルを開くと画像がちゃんと映っている(d) !?!? パワーポイントファイルの作成にはOpenOffice.orgの「プレゼンテーション」を利用し、ppt形式で保存した(e)。昨年12月の菌懇会でのスライドは師匠に手取り足取りされながら作成した。今回はおぼろげな記憶のもとにほとんどを独りで作成してみたのだ。 思い当たることといえば、画像の張り込みを、copy and pasteでやったことくらいだ(f)。でも、今回の失敗でファイル容量の確認が大事らしいことを痛感した。 (Y. A.) |
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Microsoft PowerPointでは、画像の貼り付けは [挿入]→[図] でやろうと copy and paste でやろうと、どちらも同じように画像はファイルに埋め込まれる。ところがOpenOfficeの「プレゼンテーション」では、[挿入]→[画像] とやれば画像はファイルに埋め込まれるが、copy and paste でやると画像はリンクされるだけ。OpenOfficeでは基本的には画像はファイルに埋め込まれずに、画像ファイルへのリンクとして保存されるようだ。 自分のパソコンを持ち込んでプロジェクターに繋げてプレゼンテーションをするにはファイルサイズも軽くなって都合よいし、USMメモリー経由でのウイルスの侵入も避けられる。しかし、作成したpptファイルをUSBメモリーにコピーして他のパソコンからプレゼンを行う場合には注意が必要だ。そのままで、画像は外部にある画像ファイルにリンクされているだけなので、表示できないことになる(a, b)。画像を埋め込むには、「編集」→「リンク」→「取り消す」でリンクを取り消す操作が必要だ。リンクを取り消すと画像はすべてファイルに取り込まれる。でもいずれにせよ最終的にはファイルサイズを確認するのが安全だ。 (I. A.) |
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テングタケ仲間の同定をしようとしてまた迷ってしまった。カサ表面の放射状の線が溝線なのか条線なのかよくわからなかったのである。溝線の有無はテングタケ仲間では同定の重要な要素とされているようだ。記載ノートを読み返してみると自分の記述、スケッチがはだんだん怪しくみえててくる。写真を見返してみるが条線とするのか、溝線とするのか迷ってしまったのだ。いつの頃からかはっきりした線であればすべてを溝線と書いてしまっているようだ。自分のなかで溝線と条線との違いを明確に位置づけないと今後も役に立たない記述をしてしまいそうである。 (Y. A.) |
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そこで改めて、溝線でいろいろ検索してみた。Illustratrated Dictionary of MYCOROGYも読んでみた。わからない英語を辞書でひくばかりで結局意味はわからなかった。英和辞典「SPED EOS」をひくと「striate: 細い筋のある」「sulcate :溝のある」とある。 「図解きのこ鑑別法」では 「条線がある striate【傘や柄の表面】:微細な線,溝,稜が特徴的で,傘の上では縦に走る状態。線がより明瞭で,短く平行で,櫛の歯のようなときには,その表面を【櫛の歯状のpectinate】」 「溝線がある sulcate【傘や柄の表面】: 溝 groobe がある状態。条線 striateよりもっと深い溝がある。」とある。 写真(a), (b)は溝線、写真(c), (d)は条線でよいと思う。でも写真(e), (f)については、この写真からではよくわからない。 今後はあきらかに畝、稜となっているものを溝線、そうでないものは条線と記録しようと思っている。写真も後でわかるような撮影を心がけようと思う 。 |
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一昨日福島県の猪苗代地方に出かけて昨日戻ってきた。家々の屋根や街路樹には雪が厚く積もり、道路脇には除雪された雪で壁ができていた。例年にない大雪のようだ。一方、埼玉県南部や都内は、昨年12月22日ころから今日まで全く雨が降っていない。どこもカラカラに乾燥していて、きのこの姿はほとんどない。例年なら、ウッドチップや腐朽木に何種類かのきのこが見られるのだが、今年に入ってきのこらしいきのこには全く出会っていない。 | ||
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今日、友人のきのこ屋さんの店で昼食を済ませて、歩いて帰宅していると、自宅団地方向から空高く黒煙が登っていた。ヘリコプターもホバリングしている。自宅団地のすぐ近くから火の手があがり、警察やら消防関係の車がひしめき合っていた。燃えていたのは住宅密集地にある三階建て民家だった。黒煙に気づいた時から2時間以上経過しても、全く消える気配がなかった。冬場の火事は怖い。幸いだったのは風がほとんどなかったことだ。 |
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明日と明後日、「和文論文執筆講座」が東京渋谷区で行われる。雪やら悪天の影響で交通機関が乱れる恐れもあるが、大学入試センター試験の日ゆえ、どんな悪天になろうと交通機関が止まることはないだろう。あまり気にしないで出かけることにしよう。会場の利用許可証はもちろんだが、ノートパソコンと延長コードを忘れないようにしなくてはなるまい。 | ||||||
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先日と同じ高知県いの町本川地区、木の根遊歩道で採取したものである(雑記 2011.1.11)。この子実体はオレンジ色が強かった。乾燥標本から子実体の切片を作ろうとするとことごとく粉々になってしまう。そこでいったん一片を水にひたして軟らかくし、十分に水分を吸い取ってから切片きりだしをすると楽にできた。いったん水で戻したものは乾燥してかなり硬くなっても切りやすい。(Y. A.) |
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ウスタケの仲間たちは担子器の長さのせいか、技術の未熟さのせいかなかなかほぐしにくく、かなりの時間を費やした。おかげでKOH→水洗→フロキシン→水洗の操作が手早くなった。このウスタケの仲間の担子器はフロキシンに染まりやすく、急いで洗浄しても色が濃過ぎてしまう。担子器ほぐしがあまりにうまくいかないので、はじめてアンモニア、コンゴーレッドのお試しをしてみた。どちらも臭いが強い!とくにコンゴーレッドの臭いはすごい。狭い我が家だがお互いに自分の観察過程でくさいものを使用するので苦情は出ない。 私にとってコンゴーレッドの色は新鮮味がありきれいだが、フロキシンとの使い分けまでは現段階ではできない。このウスタケの担子胞子はどうやら2胞子性であるようだ。子実体の全体構造がなんとかわかる切片もできた。 |
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昨年の愛媛フォレーの折に苔類を30数種採取したが、まだ7〜10種ほどが未観察のまま手元に残っていた。今朝クサリゴケ属を同定しようと袋から出したところ、既に茶褐色に変色し油体もすっかり消えていた。油体は苔類では重要な形質だが、コケが死んでしまうと消失してしまう。観察できる日まで生かしておく工夫と配慮がたりなかった・・・。 今年はじめてギリシア語の練習問題にあたってみた。楽に和訳できるはずだった。語の基本的な意味はわかるのだが、格変化を忘れているためすぐには文意がとれない。名詞・形容詞の格変化、動詞の直説法の活用については、覚えたつもりだった(雑記2011.1.7)。昨年末まで、毎日唱えていたお経を今年はやっていなかった。あ〜ぁ、またゼロからやりなおしだ! |
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昨年の愛媛フォーレ後に旅した高知で採取した標本をやっと顕微鏡観察しはじめた。 (Y. A.) |
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今まではほとんど生標本からの観察だったので新しい挑戦だ。まず胞子、現地でカバーグラスにとってあった胞子紋からである。ウスタケの胞子はコットンブルーで染色すると表面模様がわかりやすい。短時間で染めるためには加熱する。煤がつかないようにターボライターを使用し、煮えすぎないようにしなければならない。この濃度の違いは加熱が足りないせいと思われる。手元の顕微鏡の使い方についての資料を読み返してみると、染色後水で洗浄と書いてある。胞子が流されてしまうのではと心配しながらやってみる。顕微鏡写真が、パソコン上で補整をしなくても見やすくなった(b,c)。 担子器はとっても長く対物40倍レンズでしか全体が写せない(d)。担子胞子は4胞子性のようだ(e)。子実層托実質の菌糸組織は絡み合い組織で、接続部が膨らんでいるものが見られた(f)。 |
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昨年9月に開始したラテン語学習は有田潤著『初級ラテン語入門』の2回目の学習がようやく完了し、どうやら第一段階を終えることができた(雑記2010.9.27)。辞書が楽に引けるようになったことは大きな成果だが、入門段階を過ぎてようやく初心者の領域に足を踏み入れたところだ。学校の英語にたとえれば、中学校の学習課程を終えたあたりだろう。次の課題は高校英語の水準に到達することだろうが、これには多少の時間が必要だ。 昨年12月に始めたギリシア語の方は、名詞・形容詞の格変化と動詞の直説法の変化形を覚えたばかり(同2010.12.2)。目の前に広がる大海の中で溺れないよう必至にあがいている。中学英語にたとえるとようやく初年度を終えたあたりか。それなりの成果はあるもので、ラテン語をみたときに、ギリシア語由来の語彙か否かがかなり分かるようになってきた。 ラテン語とギリシア語については、もっと早い時期に学習しておけば、今ほどの苦労はせずに楽に修得できたのだろうが、すべてはあとの祭り。六十+αの手習いは忍耐あるのみだ。 |
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今現在、自宅の標本番号は「03032」のように、機械的に与えた絶対番号となっている。標本が失われた場合は欠番とする。標本番号の付け方については、いくつか試みてきたが、最終的にたどり着いたのが単純な通し番号だった。以来、現在まで無用な混乱はなくなった。 きのこ観察をはじめた2000年頃、「科名の略字+西暦下二桁+通し番号」という形で標本番号を決めていた。「AM01059」は2001年に採取したテングタケ科の59番、「CR02038」は2002年採取の38番目のフウセンタケ科。二文字の略号は676種(26×26)の種にも耐えうる。ケシボウズにも「t05071」という番号を与えていた(雑記2006.3.17)。一標本中に複数種の混在が判明することがあった。その場合分家した標本には「t05071-2」といった枝番をつけていた。 ところが、こういった識別票や枝番付きの標本が増えてくると、予期せぬ困った問題がしばしば生じるようになった。科や属などの分類は変わるもの。また、枝番には、その有無や最終枝番号が一目では分からず、新たな混乱をもたらす。現在は枝番は全く使わない。結局、過去に多くの人たちがそうやってきたように、単純な通し番号に落ち着いた次第だ。 |
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昨年12月頃からしばしばネットワークが不安定になっていた。今年に入ってからはさらに症状が激しくなった。パソコンとVDSLモデムをLANケーブルで直結すると安定してネットにつながる。障害はその先にあるようだ。そこで、関連機器をチェックして原因を追及した。 数時間の悪戦苦闘の結果、問題が三つ露わになった。無線ルータの筐体の一部が凹んでいた。モデムと無線ルータをつなぐLANケーブルに無理な折り曲げがあった。ハブのポートがひとつ故障していた。昨年の内装工事が引き金となって起こった複合障害のようだ。 いずれにせよLAN関連機器は交換が必要な時期になっていたようだ。とりあえず、昨年購入してあった無線ルータに交換して、未使用のLANケーブルでPCとつないだ。するとネット接続がたちまち安定した。それにしても、無線ルータが4,000円、スイッチングハブが1,000円と安価になっていることに驚いた。もっと早く交換しておけばよかった! |
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今年は年末から元旦にかけてどこへもでかけなかった。最近10年間の年末年始では3回目の在宅となる。今年も当初は遠州灘まで行く予定だったが、ゆえあって中止した。
今月半ばに行われる和文論文執筆講座に先だって、二年ぶりにJ.E.ウインストン「種を記載する」を今朝から読み返しはじめた(雑記2008.7.22、同2010.11.25)。ハウツーものなので分厚い割には気楽に読める。先ほどp.181まで読み進むと「8.2. ラテン語・ギリシア語概説」があり、それぞれの語の名詞の主格・属格語尾の変化表が掲載されている(表8.1〜8.3)。 |
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