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朝8:00団地の前の道路を見ると、昨日ガソリンスタンドから整理券をもらった車が、ずらっと並んでいた(a)。am10:00には「完売」となり、結局整理券のない一般車は並んでも給油してもらえなかった。このスタンドの整理券をもらえたのは会員ばかりだったらしい。 一方表通りの国道17号は早朝からガソリンスタンドに並ぶ車が左側車線に溢れた(b)。車のナンバーを見ると県外車が多い。am10:30には大方のスタンドが「売切」となったが、その数キロメートル先のスタンドまで車列は続き、遅々として進まない(c)。並行して走る裏通り(旧中山道)にはガソリンスタンドはなく、閑散として車はたまにしか通らない(d)。 |
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給油事情を見るために表に出たわけではない。タンス固定具を購入するため自転車で4〜5km先の店を目指したのだが、途中の国道であまりにも長い車列にシャッターを切ったまでだ。肝心のタンス固定具は売り切れで、入荷の目処も立たないということだった。 給油したい車が道路を占めているので、緊急車両の通過もままならず、あちこちで渋滞している。その一方、ガソリンスタンドのない通りでは、交通量はふだんと比べると極端に少ない。いずれにせよ、当分のあいだ車を使うことはできない。30〜40km圏までは自転車か。 |
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昼頃ふと外を見ると片側車線がひどく渋滞している、というより全く動いていない(a)。その先を見るとどこまでも車列は続いている(b)。車列は400mほど先の信号を左側に曲がっている(c)。さらに300m程進むとようやくガソリンスタンドの看板がみえてくる(d)。車列先頭の車の運転者は諦め切った表情でタバコをくわえていた(e)。車列の全長は約1,000m、ざっと200台くらいだろうか。でも、ガソリンスタンドには閉店を示すロープが張られ、看板には「完売」の張り紙(f)。いつやってくるか分からないタンクローリーの到着を待っているのだろうか。
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宅配便や簡易郵便局の配達車や商店の小形トラックなども並んでいたが、圧倒的に多いのは地元ナンバーの乗用車だった。昨日まではこのような長い行列は見られなかった。明日が休日だからなのだろうか。首都圏の到る処で同様の光景が展開していることだろう。 | |||||||
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何年も前に、非常時に備えて手回し発電式ラジオ兼懐中電灯を買ってあった。大地震の直後に使おうとしたところハンドルが動かない。無理に回すとハンドルが折れてしまった。何年間も使うことがなかったので固まってしまったようだ。そこでネット上から購入したところ、届いた品物は粗末な作りのいかにも安物のオモチャのような品物だった。 計画停電の予定が発表されてから2日間は停電は起こらず、どうなっているのかと思っていたら、昨日pm7:00頃に突然電気が絶たれた。手動発電式ラジオは、ハンドルを10回ほど回すと30分以上受信可能だった。LEDライトは少し暗いが室内で動くには大きな支障はない。 あらかじめ準備しておいたローソクは40分ほどで燃え尽きた。その後は燭台に和ロウソクを立てて灯火とした。和ロウソクは長時間燃え続け、煤も出ずロウの落下もなかった。それにしても非常用防災グッズの類はときどき点検したり部品を交換しないと肝心の時に役にたたない。 ガソリン事情が落ち着いて原発事故が何らかの決着をみないことには、キノコも地衣類もコケもすべて棚上げ状態とせざるを得ない。それにしても、関東圏では海浜生の菌類が復活するのに何年かかることだろう。むこう数年間は期待できない。
[補足:pm7:30] |
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ガソリンが逼迫しているので不要不急のことに車は使えない。しかし、公共交通機関のみでは近場の緑地や定点観測地にも行かれない。月末に行われるはずだった画像トレース講座は中止となった。そこで昨年撮影したきのこを素材にInkscapeでトレースなどの練習をした。
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昨日は計画停電の影響で近くのスーパーマーケットも午後から開店となっていた。牛乳を買うためスーパーに入ると幸いにも数パックほど残ってた。既に保存食類、パン、缶詰、飲料の棚に商品はなかった。店員に聞くと、開店から10数分ほどですべて売り切れになったという。単一乾電池は入荷がなく、わずかに数十パックの単三電池のみが入荷したという。 | ||||||
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今日15日の東京電力計画停電:第四グループ 9:20〜13:00。停電中は顕微鏡も使えない。京浜東北線は昨日は赤羽駅までしか動かなかったが、今日は大宮駅まで運行されるという。とりあえず、他地域に出るための足はできる。 近場のガソリンスタンドは軒並み閉店状態だが、それにもかかわらず開店を期待して車が並んで待っている。当分車は使えない。車を使わないと海浜には行かれないが、行ったところで近県の浜はいずれも激しい津波被害で全く変貌してしまった。いずれにせよ、海浜生菌類の復活までには何年か必要だろう。観察は放棄せざるを得ない。
[補足: am9:50] |
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今日から東京電力による計画停電開始。東電ホームページによれば自宅周辺地区は第四グループで、今日は13:50〜17:30に停電。とりあえず、携帯ラジオ、大形懐中電灯、ローソク&ランタン、ガス灯、ラジウスを手元に用意した。停電中でもノートパソコンを利用できるよう、通電中に充電しておくことにした。給水ポンプが停止して給水が止まる恐れがあるので、風呂に水を張っておくしかあるまい。こういう時は水洗便所はなんと不便なことか。
[am10:00補足] |
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後日のためのメモ。一昨日車を定期点検に出し、昨日午前中に戻ってきた。きのこ観察に出かけるつもりだったが何となく中止した。「東北地方太平洋沖地震」はいつまでもよく揺れた。背の高い書棚が倒れてきたので体で支えた。地デジが映らなくなり、インターネットは遮断されたが、BSテレビは受信できた。他には特に被害はなかった。 報道から察知する限り、鹿島灘から九十九里浜、内房の浜の定点観測地帯はすべて津波に襲われて浸水したようだ。遠州灘の浜も危ないかもしれない。首都圏と東北地方に通じる高速道路はすべて通行止めになってしまった。このため明日(13日)の集まりは中止とする。今朝になってネット環境が回復したので、心覚えとしてアップしておくことにした。 |
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埼玉県の友人Kさんにボルトナットで、内径φ8.5mmとφ9.2mmの2タイプの簡易ミクロトームをいくつか作ってもらった(a〜c)。φ8.5mmというのは使い捨て注射器2.5ccの内径と同一で、京都のKさんによる簡易ミクロトーム(雑記2008.11.2)とほぼ同一。手元のピスはなぜか径7〜8.5mmのものが圧倒的に多い(d)。今年はボルトナット製ミクロトームが活躍しそうだ。
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以前製作した簡易ミクロトームは精密部品を使用したことで、あまりにも高価なものになってしまった(雑記2007.6.1)。多くが芸術的文鎮と化していることだろう。一方、ボルトナット製の品は安価で必要十分な性能を持っている。使い捨て注射器製のものと比較すると、使い勝手に雲泥の差がある(同2003.6.16)。お二人のKさん、ありがとうございました。 | |||||
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