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2013年2月28日(木)
 
神社仏閣巡り:寺社林偵察
 
 自宅から半径5〜6kmの範囲には神社仏閣が十数ヵ所ある。中には広い寺社林を持った名刹がいくつかある。寺社林は絶好のきのこ観察ポイントだ。今日の午後これらのうち7〜8ヵ所を回ってみた。きのこシーズンに備えて今のうちに、どんな樹種がどこにあるのかを知るためだ。ふだん通り過ぎて寄ったことのない寺社にいくつもよい所があった。古木・老木の類では、スダジイ、コナラ、ケヤキ、モミ、イチョウ、タブが多かった。
 それにしても今日は暖かかった。まるで春爛漫の陽気で、居間や顕微鏡室は日中16度にもなった。数日前は終日零下2〜零度だった北側の標本室でも今日は日中8度にもなった。
 まるまる一ヶ月もの間、図書館が利用できなかったのは辛かった。一ヶ月間の休館を終えて3月1日の明日、ようやくいわき市立図書館が開館する。「図書館情報システム」が全面更新されて使いやすくなるというが、本当にそうなってくれているとよいのだが。

2013年2月27日(水)
 
六年半ぶりの Linux
 
 昨日ふと庭の梅を見上げると、たったひとつだけれど白い花が開花していた。先週堅かったつぼみはここ数日の間にずいぶん大きくなった。今週末には沢山の花を見られそうだ。先々週あたりから活発になった [春(?)の田起こし] も一段落したようだ。
 
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 先日久しぶりに秋葉原のヨドバシカメラに寄った。雑誌『日経Linux』が平積みされていた。Linuxから離れて6〜7年になるが、懐かしくなって手に取った。UNIX系OSは安定性で定評があり多くのサーバーでは昔も今もUNIX系OSを使っている。なかでもLinuxは最も広く使われている。当時は自宅でもサーバーとしてシェルのコマンドライン主体に使っていた(雑記2006.8.12)。
 しかしLinuxのGUI環境はお世辞にもよいとは言えなかったので、日常はMacintoshかWindowsだった。仕事柄両者が必要だったからだが、Photoshopなど高価なソフトをOS毎に維持する経済的負担は大きかった。仕事を辞めるとすぐにMacintoshを棄てた(同2008.4.23)。
 サブパソコンにUbuntu Linuxを導入してみた。この6〜7年の間にデスクトップ環境は激変していた。USB機器やDVDの取り外しはむろん、ほとんどの操作がマウスとショートカットキーだけでできる。Windows同様にシェルの扱いなど知らなくても楽に操作できる。ブラウザやメーラーはよりどりみどり。HPとCANONのプリンタとスキャナーも問題なく使えた。Lible OfficeはMS Officeと高い互換性をもち、画像処理ソフトのGimpやInkscapeはWindows版より安定して使えた。
 ただ日本語入力ソフトはお粗末で、テキストファイルからの一括登録もできない。そこで、あきらめて有料のAtok X3 for Linuxを導入した。菌類や蘚苔類等の学名16,000語ほどを記したテキストファイルからも楽に登録できた。WindowsVistaと比較して動きは軽快だ。
 わが家のサブマシンはLinuxのディストリビューションを主体に使っていくことになりそうだ。

2013年2月23日()
 
春はまだまだ先?
 
 昨日庭の一隅にフキノトウが顔をだした(a)。梅のつぼみはまだ小さく堅い(b)。樹木の花といえばカンツバキだけ(c)。庭の大半はまだ枯れ野のままだ(d)。昨年は3月7日になってようやく庭のヤブツバキ樹下にツバキキンカクチャワンタケの発生を確認している。今年もやはり3月に入らないと見られないのだろうか。春の到来が待ち遠しいこの頃だ。
 
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 明日は菌類懇話会の総会・講演会に参加するため、早朝暗いうちに出立する予定。帰宅するのは月曜日の夜になる。今回もまた慌ただしいお江戸詣でになりそうだ。

2013年2月17日()
 
日本菌学会菌類講座:於玉川大学
 
 日本菌学会主催の「多孔菌類の菌糸型観察法」が昨日東京の玉川大学で行われた。講師は森林総合研究所の服部博士。昨年大阪市立博物館で行われた講座が好評のうちに終わり、関東でも開催が臨まれていたものだ。参加希望者が多く、今回はその半数も受け入れられなかったという。第三回目の講座を開催することになるだろうという。
 会場周辺は気温が低く風も強くて寒い一日だったが、会場内は参加者の熱気が溢れていた。一時間ほど座学があって、続いて講師による菌糸のほぐし方の実演となった。参加者が多かったので、講師による実演は二回に分けて行われた。
 
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 おなじみのフロキシン消しゴム法(雑記2003.9.18)の実演では、講師の手許に熱い視線が注がれていた。配布されたテキストには、メモなどをとる必要がないほどに、話の内容がそのまま非常にていねいに記されていた。持参の標本についても、観察の要点が簡潔に記されていた。なんと親切なテキスト! 講師もこの10年間にすっかり丸くなったものだ。
 約30名の参加者の中には青森県や愛媛県などからやってきた人もいた。講習終了後は講師を含めて10数名、駅前の飲み屋で懇親会となった。
 楽しく有意義な一日だった。帰宅したのは夜中の12:00過ぎ、星が綺麗だった。

2013年2月13日(水)
 
使わねばたちまち錆びる!
 
 久しぶりにキノコ類のデータ処理が必要になり、かつて自分で書いたPerlスクリプトに修正を加えて使うことにした。いくつかのサブルーチンを追加して、既存のルーチンの一部を書き換えるだけだから、すぐにでもできるだろうと思っていた。ところがいざ作業にとりかかると、まるで未知の外国語を前にしたときのように呆然となってしまった。
 Perlの教科書類を再読したのはつい三年前のことだった(雑記2010.2.19)。しかし、その後は一切Perlに触れてこなかった。使わない知識・技術はたちまち錆びついてしまう。しかし、たった三年間にこれほどまでに操作能力が落ちているとは!

 メインPCは正常に戻ったかに思えたが、やはりダメなのかもしれない。今朝は起動までに18分もかかり、すべてがスローモーションの世界となった。ネット接続を絶ってアンチウイルスソフトを削除しても症状は変わらない。先日のクリーンインストールが徒労だったおそれもあるが、もうしばらくは様子をみてみよう。


2013年2月12日(火)
 
クリーンインストールはしたけれど・・・
 
 連休の11日(月)宿の駐車場で雪を払いのけ(a)、友人ら五人で檜原湖に向かった。磐梯吾妻スカイラインへ向かう道は例によって鷲倉温泉までしか開いていない(b)。大きく迂回しないと行かれない。五色沼のビジターセンタは開館していたが(c)、檜原湖周辺の道路は途中で閉鎖。吹雪で視界0〜5mほどしかなく、対向車が突然ヌーっと現れる。危険なので引き返した。
 
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(c)
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 メインパソコンは従来の環境を取り戻したかに見えたが、相変わらず随所に不具合が発生する。マザーボードと他のパーツ類との相性の問題でもあるのかもしれない。
 振り返ってみると、メインPCは5〜6年毎に不具合がひどくなり、新たなパソコンに切り替えてきた(雑記2007.11.28)。そのつど14〜17万円の出費だった。さらに、たいてい数年以内にパーツ交換やらOSのクリーンインストールを強いられてきた。
 現行のメインPCはSDHCカードを認識してくれない、3GBハードディスクを導入できない、メモリを4GBまでしか認識できない、など不満も多い。でも年末まではなんとか持って欲しい。

2013年2月8日(金)
 
PC修復作業いちおう完了
 
 メインPCへのOSクリーンインストール3日目。アンチウイルスソフトから始めて、細々としたアプリ類を10数件導入し、プリンタやスキャナーなどのドライバソフトをインストールした。そして最後に日本語全文検索システムのnamazuを構築した。どうやら従来の日常環境が戻ってきた。これでやっと画像ファイルや音声ファイルも扱うこともがきる。
 先月安売り目玉商品となっていた8GBのSDHCカードを2枚買った。SDカードというとこれまでは2GBまでしか使ったことがなかった。これをデジカメの新たな記録媒体にして、先日(2/6)雪景色などを撮影した。画像表示などの速度を確認しようとカードをパソコンに差し込んだ。
 ありゃりゃ? メインPCがこのカードを認識してくれない。SDHC規格ができたのは2006年。PCはぎりぎりのところでSDHC規格には未対応。SDHC対応のカードリーダーをUSB端子に差し込むとようやく認識してくれた。マザーボードは既にかなり時代遅れになっているようだ。そういえばメモリも最大4GBまでしか認識してくれない。
 なにはともあれ、パソコンが本来の姿を取り戻した。不調が続いていた原因は不明だが、ウイルスではなかったようだ。これまで、筐体内部のパーツをとっかえひっかえ交換してきたが、今度不調になったら本体一式をリニューアルせねばならないかもしれない。

2013年2月7日(木)
 
OSクリーンインストール2日目
 
 PCのハードディスクに異常がなかったのでC:ドライブだけを調理することにした。データを格納してあるD:ドライブはウイルスチェックのみを行い、万一に備えて外付けハードディスクにバックアップをとった。32ビット版Windows7、Office2007、PhotoshopCS4、IllustratorCS4、AcrobatX、ACDSee2009などのCDを手許において、昨日からWindows7のクリーンインストールにとりかかった。夜中の0:20頃までになんとか上記のアプリ導入までを済ませた。
 これらのアプリはほとんどがバージョンアップ版なので、旧バージョンのCDが何枚も必要になり非常に煩雑だった。さらに、これらは既に一度インストールしているので、違法コピー or 約款違反とされてしまい、インストールが途中で停止してしまったり、起動するとエラーになる。そこで、その都度いちいち電話で認証作業をせねばならず、ひどく時間がかかった。
 ついで今朝からLANの構築とメールソフト、FTPソフトの設定を済ませて、秀丸エディタとWZエディタ、ファイラー等の導入まで済ませ、この時点でOS標準のバックアップ第一回目を実行した。Perlのインストールとnamazuの構築はこれからの作業。ほかにもまだ多くのアプリ類の導入がある。従来と同様の日常環境が整うまでにはまだ数日かかりそうだ。

2013年2月6日(水)
 
パソコンの修復作業開始
 
 今朝は久しぶりに雪。この冬二回目の降雪だが、気温が高いので、庭の土の上はわずかに白くなっているものの、am10:30現在アスファルト路面に積雪はまったくない。

 この1週間ほどメインパソコンはほとんど使えなかった(雑記2013.1.30同2013.1.23)。メールのやりとりも、この雑記の更新も古い非力なノートパソコンからだ。
 OSバックアップソフトが正常に機能していれば、順調に稼働していた時のシステムに復旧する作業は30〜40分ほどで完了する。ところが、OS標準のバックアップ機能は破損。バックアップ専用ソフトのAcronisTrueImageもShadowProtectもまともに動かない。結果、過去のバックアップイメージファイルはことごとく単なるゴミとなった。ここまでが1月末の状況だ。
 そこで、再インストールに必要なOS、プリンタやスキャナのドライバ類、Officeアプリ、画像処理アプリなどのCD等を探し出して集めた。これが結構大変でみつからないCDも多い。
 内蔵ハードディスクを別のパソコンにつなぐと認識するから、ハードディスクには物理的損傷はなさそうだ。マザーボードや電源なども異常はなかった。クリーンインストールをしたのち、アプリ類を入れ直し、Perlなどを導入してnamazuシステムの再構築となる。


2013年2月3日()
 
初夏の陽気:変な厳冬期
 
 全国的らしいがここ数日異常に気温が高かった。本来なら一年で最も寒い季節だというのに、昨日などは日中の屋外は15〜18度、平年値よりも20度ほど高い。半袖一枚で外を歩けるほどの気温だった。今朝も起床時の室内温度は9〜11度。昨年とは大違いだ(雑記2012.2.3)。天気予報によれば、今日からは本来の冬の気温に戻るという。
 裏山はじめ近郊のフィールドには一部の硬質菌を除いて、きのこの姿はほとんど見られない。エノキタケ、ヒラタケは昨年末に発生した株がそのまま乾燥標本となっている。キクラゲとヒメキクラゲもまるでカサブタ状態だ。ここ数日の暖かさにも関わらず、ツバキキンカクチャワンタケの姿もまだ見られない。やはり冬は勉強の季節なのかもしれない。

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