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川内村の馴染みの山の中で、コウタケの大きな株がいくつも見られた(a, b)。先週はひとつもなかったので急に成長したのだろうか。数株を採取して、一部を付け焼きにして酒の肴にしたが、やはりあまり美味しいとは思えなかった。今後はもう採取することはないだろう。 コガネタケはまだ若い菌ばかりで(c)、スギタケも株は大きいが子実体はまだ小さい(d)。ナラタケ類はあちこちに見られるようになった(e)。サナギタケ(f)はじめ虫草が何種もでていた。 しかし、いたるところで見られるのが多種多様のフウセンタケ属だ([g, h]; [i, j]; [k, l]; [m, n]; [o, p]; [q, r])。ここに掲げた他にも7〜8種のフウセンタケ属の大型菌を確認した。胞子紋だけとって昨日そのまま乾燥した。この仲間は種名にまでたどり着くのは困難と思われるが、気が向いたら秋田から戻った来週以降にでも観察するのだろうか。 |
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今朝これから秋田県に向けて出発。あ〜ぁ、台風に向かって進むことになるのか! 帰宅は土曜日の夜ないし日曜日あたりになりそうだ。この間は「今日の雑記」もお休みだ。 | |||||||||||||||||||
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センボンキツネノサカズキが最盛期を迎えている(a〜f)。ということは今週末にはほとんど崩れたり腐敗が始まるということでもある。知る限り、上段に掲げた3株以外はすべて色あせてきたり、崩れはじめてきた。今年は発生が非常に少なかったが、来年はどうなるのだろうか。 その一方で、コウボウフデがボチボチ出はじめた(g, h)。こちらはまだ大部分が、かろうじて地表に頭部を現しはじめたばかりだ(i〜k)。来週から再来週あたりが見頃?になりそうだ。 秋のキノコが一気に出はじめた。特によく目立つのがフウセンタケ属のきのこだ。カサ表面に強い粘性のあるものや吸湿性のもの、柄に粘性のあるものやないもの、褐色のもの紫色のものなど、大小様々なフウセンタケ属が一気に多数でてきた。 今年はタマシロオニタケがやたらによく目立つ。昨日も一昨日もいろいろな場所で出会った(l)。 |
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昨日は新しいプリウスに慣れるためもあって、川内村の狭い山道などを走ってきた。トヨタ純正カーナビの使い勝手がいまひとつ不十分で多少いらつかせられた。 | |||||||||||||
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走っていていつも不思議に思う道路標識がある。福島県田村市の広域農道に設置された標識によれば、すぐ先はT字路となり農道はそこで終わりであるかのように表示されている(a)。ところが、実際には道路は十字路で、農道はどこまでもまっすぐ延びている(b)。 また同じ農道をさらに進むとまたまた奇妙な標識にぶちあたる。広域農道を通って小野町に向かうには、いったん右折してすぐに左折するかのように表示されている(c)。でも右折の合図には及ばない。なんと、実際にはこれも普通の十字路なのだから(d)。 |
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そういやきのこの和名にも変な呼称がいくつもあったっけ。シロクロハツ(Russula albonigra)、シロノハイイロシメジ(Clitocybe robusta)、etc。素直に受け取れば、前者は白黒ハツ、後者は白の灰色シメジ。これっていったいどんな色をしているんだ? | |||||
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タマウラベニタケ(玉裏紅茸)は変なきのこだ。ナラタケ菌に寄生されると団子状になるという。ヒダは淡い紅色で垂生、柄には明瞭な縦スジがある。これまでの経験では、寄生するナラタケ類は圧倒的にヤワナラタケが多く、ヤチナラタケやナラタケ、キツブナラタケがこれに次ぐようだ。オニナラタケやナラタケモドキ、クロゲナラタケ、ナラタケモドキに寄生されたケースには出会ったことがない。タマウラベニタケは、やや暗くて湿り気の多い場所に出ることが多い。 顕微鏡で見ても、これといった特徴はない。胞子を見れば一目でイッポンシメジ属であることは分かる(g)。ヒダにはシスチジアなどはなく(h, i)、カサ表皮も菌糸が平行気味に匍匐しているだけで(k)、おもしろみはない。担子器の基部にはクランプをもったものが多い(l)。 |
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今後のわが家の車となるプリウスが昨日やってきた。いわゆるオートマ車のシフトレバーとあまりにも違うので一瞬戸惑った。とりあえずイエローハットでETC装置のセットアップを完了した。 | |||||||||||||
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昨日福島県中通り地方の自然公園など7〜8ヵ所を歩いてみた。概してどこもきのこの発生はあまりよくない。特に標高の高いところでは、きのこの姿をほとんど見なかった。 ふしぎとフウセンタケの仲間だけはよく出ていた(c, d)。少なくとも7〜8種は見られた。カキシメジの群落に混じってオニフウセンタケがでていた(a, b)。アシナガヌメリによく似たキノコは遊歩道法面やトイレの脇に群生していた(e, f)。キャンプ場では大きなムレオオイチョウタケ(g, h)、ハツタケ(i, j)、アミタケ(k, l)、ハタケシメジ(m, n)などがいくつか見られた。採る人のいなくなったスギヒラタケはあちこちで真っ白な姿を曝していた(o, p)。淡いピンク色をしたシワカラカサタケ属らしききのこなり、はじめて見るようなきのこもいくつかあった。ウラベニホテイシメジはまだ少なかった。 |
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中通りには放射線量が高い所が多い。住宅地や市街地の「除染」が優先される結果、自然公園の多くが荒れ放題となっている。いずこもいわき市界隈よりはるかに高線量だ。 | |||||||||||||||||||
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久しぶりにオオゴムタケの仲間に出会った(a)。いわき市に引っ越ししてからは初めてである。近所の石森山の倒木に発生していた。子嚢の長さにびっくり!対物10倍レンズでないと子嚢全体の撮影ができなかった(b)。「原色日本新菌類図鑑」に記述されている長さの倍以上である。側糸は先端がわずかに膨らんだ棒状である(c)。胞子はコットンブルーで染色すると微小ないぼがはっきりと確認できる(d.e)。托外被の最外層には2種類の毛状の菌糸がみられる(f)。子嚢菌についての定評あるサイト「Discomycetes etc.」にこの菌糸の事が詳しく書かれてある。オオゴムタケ Galiella celebica としてよいようだ。 実はあまりのゼラチン質の厚さに気をそがれ、子嚢果の構造観察をさぼってしまったのだ。「Discomycetes etc.」を読んでからおおいに反省したのである。しかしその分厚いゼラチン質をもった物が乾燥してみればペラペラのセロハン状態になってしまったのは意外であった。 (Y. A.) |
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自宅近くの定点観察ポイントを回ってみたが、どこもほとんどきのこの姿がない。ただ、シロオニタケと一部のベニタケ属だけは相変わらずよく出ている。(I. A.) | |||||||
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石森山麓の遊歩道脇、コケの間から幅広いテングノメシガイ属のきのこがでていた(a〜c)。全体にずんぐりしていて、棍棒状やヘラ状のものは少ない。頭部と柄の境目は不明瞭で、ルーペで見ると子実層面には何となく短い毛があるように見える(d)。 胞子紋はたっぷり落ちた。胞子には6〜9つの節があるが、7つの節をもつものが過半を占めている(e, f)。頭部の断面を切り出してみると、中央部に細い菌糸が密に集まって濃色をなす組織がある(g)。剛毛は子実層内に埋まったものが多く、表面から突出したものは少ない(h)。側糸の先端はステッキ状に曲がったものが多い(l)。 |
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今井三子のモノグラフにあたっても、これといった決め手がなくよくわからない。おそらくナナフシテングノメシガイに近い種なのだろう。 | |||||||||||||
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昨日は終日雨、今朝も雨。天気予報も体調も芳しくない。したがって屋外での観察はなし。 このところ庭ではいろいろなきのこが次々出ている。昨日もふと松の下をみると、アカハツが四つほどでていた(a, b)。別の松樹下にはキツネタケ属(c, d)やツルタケ節のきのこ(e, f)、五葉松の下にはベニタケ属のきのこが出ていた。庭ではほかにも5〜6種のきのこを数えた。 |
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庭のアケビやイチジクも次々に熟しはじめた(g, h)。柿は高い所にしか実がついていない(i)。一方集落の田圃は半分ほどが稲刈りを終わらせ、干した稲束や脱穀した籾殻の山が随所に見られる(j)。雨の合間に近所の農家から稲の籾殻をもらってきた(k, l)。アケビの写真を撮っていたら、足元にタヌキが近づいて来た。目が合うと慌てて一目散に逃げていった。
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熟れたアケビやイチジクをむしり取ってその場で口に運び、じっくりと味覚を楽しむ。タネや滓はそのまま口からペッと吐き出す。野鳥やハクビシンも熟れた実を狙っている。このところしばしば彼らとの争いに負けて悔しい思いをさせられている。 | |||||||
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ひと頃は毎朝たくさんのきのこがでていた庭の馬糞堆だが、最近はまったくきのこの姿は見られなくなってきた。当初は山のように高かったが今やペシャンコだ。アンモニア過剰環境からは相変わらずザラミノヒトヨタケばかりがでているが、数が少なくなってきた。 新たに購入した車の納車が更に一週間ほど延びそうだという。来週は荷物を積んで秋田まで行かねばならない。いやでも高速を使わざるを得ない。ところが代車にはETCの装置がついていない。何とか納車が間に合ってくれることを祈るばかりだ。今週も遠出予定があるので、やむなくなじみのスタンドまで代車にガソリンを給油しに行ってきた。 PerlとPostgreSQLでデータ管理をしてきたLinuxパソコンのハードディスクがエラーを頻発していたので、あきらめてハードディスクを交換した。この際PerlをRubyへ、PostgreSQLをMySQLに変更することにした。システムの再構築にあたって、Linuxのディストリビューションも最新バージョンのUbuntuに変更した。ところがなぜか途中でフリーズし、結果として何度か再インストールを強いられた。日本語変換システムもATOKからmozcに変更した。 |
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