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日( )
2013年10月31日(木)
 
奥土湯温泉の登山道脇で
 
 温泉に入りたくて奥土湯温泉郷の野地温泉に日帰り入浴に行ってきた。途中の土湯道の駅ロードパーク周辺は例年のような鮮やかな紅葉はみられない(a)。鬼面山への登山道脇にはブナ帯が広がっている。あいにく今にも雨が降りそうな天候だった(b)。
 チャナメツムタケに出会ったのは久しぶりだった(c, d)。ウスキブナノミタケ(e)を掘り出してみると地上部の3倍ほどの長さの偽根が地中に伸びていて、その先にはブナの実があった(f)。ブナの倒木には至る所にムキタケがついていた(g〜i)。ブナシメジは大きなものばかり(j)、一方クリタケは小さなものばかりだった(k)。新鮮なチシオタケにも出会った(l)。
 
(a)
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 予備パソコンをメインパソコンに仕立て上げる作業は着々と進行している。今日も注文していた128GBのSSDが届いた。これをC:ドライブとしてWindows7を導入することになる。

2013年10月30日(水)
 
きのこは少なくなったけれど
 
 家の近くの石森山では、昨日再びルリハツタケが2本だけ出ていた(a, b)。まだ2年目だがいずれも晩秋の発生だ。非典型的な姿のミネシメジが多数出ていた(c, d)。これまでとは全く別斜面にテングノメシガイの仲間がでていた(e, f)。楢葉町や広野町の高線量地域ではハタケシメジ(g)、アカモミタケ(h)、ウラベニホテイシメジ(i)、ネコノシタ(j)、ミミナミハタケの仲間(k, l)が見られた。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(g)
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(k)
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(l)
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 このところクサギカメムシが大発生している。昼寝をしていると顔の上に平気でとまる。振り払おうと、迂闊に触れると臭いにおいを出す。室内では足元をムカデが頻繁に歩き回っている。これも噛まれるとえらく腫れるので注意が必要だ。古い家屋にはつきもののようだ。

2013年10月29日(火)
 
ツチスギタケの仲間なのかなぁ
 
 昨日公園の遊歩道脇にでていたきのこを検鏡してみた(a〜d)。ちょっと見た目にはムジナタケにもアセタケ属にも見えたが、ヒダは明るい色だし、カサの頂部は丸みを帯びている。となるとスギタケ属の可能性が高い。胞子を濃硫酸で封入してもスレート色にはならず、発芽孔が若干はっきりするだけだ。縁シスチジアは棒状で(g, i)、側シスチジアは先端に突起のある便腹型をしている(h, j)。クリソシスチジアのような側シスチジアもある(j)。カサ表皮は菌糸がほぼ平行に走り、表面には色素が顆粒状ないし螺旋状に付着している(k, l)。
 生きのこを覗いたのは久しぶりのことだった。このところ2週間以上連日乾燥標本ばかりを見ていたが、やはりハラタケ型のヒダのあるきのこは生標本からプレパラートを作るのが楽で、比較的きれいなものを切り出しやすい。
 
(a)
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(l)
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 朝起きると気温が低くて暖房が欲しくなってきた。昨夜は今シーズン初めて掘り炬燵を使った。灯油ストーブもいつでも使える状態に設定した。やはり川口市と比較すると朝は寒い。

2013年10月28日(月)
 
秋晴れの遊歩道にて
 
 昨日は埼玉からやってきた友人と昼過ぎから宴会となった。今朝は昨日に続いて秋晴れの空、風は弱い。近場の公園の遊歩道を歩いてみると。わずかにきのこの姿があった(a〜l)。久しぶりに何点か採集し胞子紋を取ったりした。やはり乾燥標本をみるのと違って野外の生標本をじっくり見るのは楽しい。明日はスギタケ属のきのこ(e)を観察してみよう。
 それにしてもきのこの姿はかなり少ない。1週間連日雨が降り、気温も急激に下がった。にも関わらずいわゆる晩秋のきのこもあまり見られない。ハタケシメジ(a)やニガクリタケ(d)は、これまでも春先から晩秋までよく見られた。冬に向かってきのこはいよいよ少なくなるのだろう。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(j)
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(k)
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 ネット上から注文していたパソコン関連のパーツが少しずつ届き始めた。amazonや楽天から買うことが多いので、クロネコ便や佐川便、郵便局が頼りだ。

2013年10月27日()
 
久しぶりのお天道様
 
 ここ1週間ほど毎日雨が降り続いていたが今朝は久しぶりに青い空が現れた(a)。庭の脇の小川の水位も下がり濁りがなくなった(b)。庭はまだあちこちに泥濘が残っているが、マツ樹下にはベニタケ属のきのこ、駐車スペース裏にはザラミノヒトヨタケがいくつも顔を出している(c〜f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 連日の悪天候のおかげ(?)で、義務的に調べなくてはならない乾燥標本も残り15標本。これらはいずれも傘径5〜10mmほどの小さなものばかり。実体鏡の下で慎重にヒダや傘表皮を切り出して検鏡・撮影する。検鏡データが一通り出揃うと、手持ちの文献から該当属を検索する。でも種名にまで落とせるものは至って少ない。小さなキノコは圧倒的に未報告種が多い。

2013年10月26日()
 
データ吸い出しは完了したが
 
 相変わらず雨が続いている。昨夕からあちこちで天井から雨漏りが始まった。今朝は一段とひどくなり、すぐに洗面器やバケツが漏水でいっぱいになる。しかし、標本室と顕微鏡室は無事なので当面さしたる支障はない。台風さえ去ってしまえばやがて漏水も止むだろう。
 危機状態になっているメインパソコンからのデータ吸い出し作業がようやく一段落した。1.5TBのデータを別の媒体にコピーするのはやはりかなりの時間がかかった。今朝から予備パソコンをメインパソコンに昇格させて使い始めた。先日までのメインパソコンは2007年に購入したDELL製品だったが、購入時のパーツはマザーボードだけで、電源をはじめメモリ、ハードディスク、DVDドライブ、グラフィックボードなどはすべて入れ替わっている。ほぼ6年の寿命だった。

 この四、五日は連日乾燥標本の検鏡ばかりで少々飽きてきた。とはいっても連日雨のためフィールドにはほとんど出られない。もっとも野外でもきのこはあまりないが・・・


2013年10月25日(金)
 
昨日朝の散歩にて
 
 このところずっと毎日雨のため、フィールドには出ていなかった。昨日朝、雨降りの合間に近場の山を歩いてみた。きのこの姿は相変わらず少ない。アケボノドクツルタケによく似たきのこがでていた(a, b)。KOHをカサに滴下しても黄変しない。カサの縁には明瞭な溝線がある。その近くのヤマザクラにヒラタケがビッシリついていた(c, d)。スギ林の足元からはスッポンタケが顔を出していた(e)。周囲はスギエダタケだらけだ。斜面を登りモミ林にでると、アカモミタケがいくつも出ていた。いずれも泥をかぶって汚らしく撮影せず。もっぱら放射線量測定用に採取した。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 連日の雨のため、庭の一部が泥沼のようになっている。つい先日も、見回りにきてくれた消防団の車が庭のぬかるみにはまって脱出に苦労していた。わが家の車も要注意だ。

2013年10月24日(木)
 
Windows緊急事態:Knoppixで救出開始
 
 メインPC(Windwos7)がいよいよ危ない。突然電源が落ちたり再起動しないという症状が急激に増えた。再起動してもしばしば「システムの再開」に失敗する(a)。ハードディスクもかなり損傷を受けている様子で、パソコン本体から取り外しただけで読み出し不能となる恐れがある。そこで昨夜からデータを外付けハードディスクに救出する作業を開始した。Windowsが起動しないので、USBメモリ起動のKnoppixを使うことにした(b)。
 USBメモリを挿入して電源ONにすると(c)、すぐにKNOPPIXのロゴが現れて(d)、やがてGUI画面が立ち上がった(e)。さいわいにも内蔵ハードディスクにアクセスできてフォルダー類を開くことができた(f)。これを外付けハードディスクにコピーすれば救出作戦成功となる。1.5TB分のデータのコピーにはふだんのバックアップと違ってかなりの時間がかかりそうだ。
 [覚え] 雑記2013.2.6同2013.2.8同2013.2.12
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 このところ連日雨が降り続いている。次々に発生する台風に由来するらしい。まるで遅れた秋霖がやってきたかのようだ。気温も急に低くなってきた。でも「秋のきのこ」がこれから発生するなんてことがあるのだろうか。いずれにせよ雨が止むまでフィールドでの観察はお休みだ。

2013年10月23日(水)
 
ようやくルリハツに出会えたけれど・・・
 
 石森山でようやくルリハツタケがでてきた。とはいってもたった一つだけ。それもあまりよい状態ではなく、やや乾燥気味だ(a, b)。8月以降4日に一度は通ってきた結果がこれだ。
 昨日は昼頃から雨となり、今朝も雨。自宅から50Km圏ではきのこがとても少なくなり、ウスキモリノカサ(d, e)、ショウゲンジ(e, f)、ベニタケ属等しかみられない。庭でもザラミノヒトヨタケしか出ていない。今年の秋はきのこの発生が異常に悪い特異な年だったようだ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 メインパソコンの不具合がますますひどくなり、ここ数日はサブマシンやLinuxマシンから雑記を更新している有様だ。専用ソフトでチェックしてみるとハードディスクとマザーボードの両者に問題があると出た。早急に何とかしないとデータの吸い出しすらできなくなってしまう。

2013年10月22日(火)
 
センボンキツネノサカズキの末期の姿
 
 川内村まで出向いて、今年の8月から観察を続けてきた(雑記2013.8.23)センボンキツネノサカズキの末期の姿を確認してきた(a〜d)。約2ヶ月の間6個の同一子実体の生育を毎週のように見てきたが、いよいよ最後を迎えている。すでに3個は崩れて消えた。幼菌から老菌(a)になるまでほぼ2ヶ月かかっている。おそらく数日中に形が崩れはじめることだろう。
 コウボウフデはちょうど最盛期を迎えているようだ(e, f)。今年は50〜60本ほどの子実体が出たが、頭部を地表面からわずかに出したまま萎れてしまった子実体が目立った。
 川内村でも台風26号の影響はかなり強かったらしく、折れたり倒れた樹木が目立った。ニンギョウタケは泥汚れと傷みが激しかった(g, h)。モミタケがカサ径30cmに及ぶ大きな子実体を作っていた(i, j)。大きなタンポタケモドキを掘り出すと地中のツチダンゴもとても大きかった(k, l)。全般的にきのこは少なかったが、クリタケ、ショウゲンジ、チチタケ、スギタケ、コガネタケ、マツバシャモジタケ、フウセンタケ属、ケコガサタケ属などが見られた。
 
(a)
(a)
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(c)
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(d)
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(f)
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(i)
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(l)
 メインPCが再び不調続きで、しばしば起動しなかったり、突然フリーズして再起動不能となる現象が頻繁に起こるようになってきた。今年の初めにゼロからWindwos7をクリーンインストールしたにも関わらずこの状態だ(雑記2013.2.6同2013.2.8同2013.2.12)。

2013年10月21日(月)
 
激しい雨の中多数の参観者
 
 昨日つくば市の筑波実験植物園で始まった「きのこ展」に行ってみた。朝いわき市を出る頃には雨は小降りだったが、植物園に到着してしばらくすると雨足が強くなり始めていた。きのこ展は土曜日(10/19)から27日(日)まででサブタイトルは「こうじときのこが手をつなぐ!?」。
 雨の朝、園の駐車場はまだ閑散としていたが、昼頃になると次々に参観者がやってきて賑わいはじめた。雨はさらに激しくなり園内の通路には水たまりがいたるところにできはじめた。今年の秋は全国的にきのこ不作だったが、野生きのこの展示コーナーにはそれなりに多くのきのこが並び、参観者が興味深そうに手にとってみたり撮影したりしていた。
 
(a)
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 激しい雨のため、自宅脇の小川の氾濫などが心配だったので、明るい内に引き上げた。帰路の常磐自動車道では路面が川のようになった場所が随所にあって、何度も激しくハンドルをとられた。そういった路面だったからか、全般的に車の流れはとても遅かった。
 帰宅してみると、庭脇の小川は氾濫寸前で、家では雨漏りも始まっていた。夜中には雨も小降りになり、小川の氾濫や裏山の崖崩れの心配はなくなった。

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