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カサの中央に蓋がついたような奇妙な姿のきのこが出ていると、友人から連絡があり一緒に行ってみた。若いマツ林の足下には、よく成長したフユヤマタケが多数出ていた。 それらの中に、面白い形に成長した子実体がいくつも見られた。生育途上で何らかの要因で脱分化が起こりその後再び成長したようにもみえる。そうだとすれば、上段のカサにもヒダが生じるだろう。昨秋も小さなキノコを逆さに載せたサマツモドキをみている。 しかし、このフユヤマタケの場合、脱分化によるものではなさそうだ。多段の上部が中心軸上にあって裏面にヒダはなく、子実本体のカサ表皮が剥がれていることなどから、極度の乾燥に見舞われて亀裂が入ったあと再び成長したように思える。 |
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いずれにせよ東北の地で厳冬期にハラタケ型のきのこが出ていることに感動を覚える。 | |||||||
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写真のニャンコ(e〜g)は富津市新舞子浜の漁師Tさんの生き残った飼い猫たち。毒団子で殺されてしまった猫たちの供養のためにも掲載しておくことにした(雑記2014.1.8)。 このところ庭ではジョウビタキが賑やかに飛び回り、空にはトンビが頻繁に旋回している。昨日の朝、突然小鳥が落ちてきた(d, e)。猛禽類からは逃れたものの、途中で力尽きて墜死したようだ。まだ温もりがあった。鳥のことはよくわからないが、アオジだろうか。 昨日朝、家の裏山の急斜面でイノシシが罠に掛かった(f)。猟友会の車が4台やってきていた。とどめの一撃のあと霊柩車(軽トラック)に積まれて、市の焼却場に運ばれた(g, h)。 |
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今年になって二度目の乾燥リンゴ作りをした。いつものようにキノコ乾燥器2台とドライフルーツ製作器がフル稼働となった(i, j)。冬場の恒例事業となりそうだ。先日持ち帰った千葉県新舞子浜のケシボウタケ属4種はまだそのまま放置状態となっている。 | |||||||||||
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1月5日の茨城県神栖町波崎の浜(a)ではきのこの姿はほとんど見られなかったが、ナガエノホコリタケだけは寒風の中に頭を出していた(b, c)。 6日朝は千葉市内の宿から内房富津市の新舞子浜を歩いた(d, e)。漁師のTさんに会うのは三年ぶりだったが、体調はあまり芳しくなかった。漁網の管理に猫は必須だが、10数匹いた飼い猫が7〜8匹も殺されたと言って嘆いていた。漁師小屋からは富士山も見られた(f)。 カサと柄をもったきのこはスナジクズタケ(g, h)だけしか見られなかったが、ケシボウズタケの仲間は4〜5種ほど見ることができた。正確な同定はしていないが、肉眼的形態からはアバタケシボウズタケ(i)、ウネミケシボウズタケ(j)、ケシボウズタケ(k)、不明種(l)、と思われる種などが多数でていた。ただ、いつ発生したのかは例によってまったくわからない。 |
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昨日は小名浜のパン屋の営業開始日。40分ほど並んで購入したパンを昼食に味わった。 | |||||||||||||
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1月5日の日曜日、am3:30にいわき市の自宅を出発して海浜の道を走り、茨城県神栖町波崎にある波崎砂丘植物公園に寄ってから、銚子大橋を渡って千葉県に入った。 海浜植物公園では残念ながらきのこの仲間は見つけられなかった(a)。風が強くてとにかく寒かった。千葉県九十九里の蓮沼海浜公園は2011年の津波被害のあとかなり復興が進んでいるが、かつての松林は今はもうなく、海浜の姿はすっかり変貌してしまった(b, c)。以前ウネミケシボウズタケが見られた場所にはショウロばかりがコロコロといくつも転がっていた(d)。 千葉菌のスライド会は例によってかなり予定時間オーバーとなったが、参加者も多く久しぶりの発表者が何人もいた(e)。新年会には20数名が参加し楽しい時を過ごした(f)。 |
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5日の夜は千葉県庁近くのビジネスホテルに泊まり、翌6日午前中は富津市の新舞子浜を歩き回った。茨城県鹿嶋市の友人宅で昼食をごちそうになってから帰宅の途についた。家に帰り着いた時にはすっかり暗くなっており、室内はすっかり冷え切っていた。 | |||||||
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今日は千葉菌類談話会のスライド会に参加のため、これから暗いうちに自宅を出発する。会場となる千葉県立中央博物館に到着する前に、できたら茨城県の鹿島灘、千葉県の九十九里浜に寄ってみたい。海浜砂地に寄れるかどうかは、道路状況とそのときの気分だ。
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集落はすっかり冬景色で(a)、自宅前の道路周辺も(b)、自宅の庭もまるで殺風景だ(c)。 | ||||
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朝パソコンの前に座ってパワーポイントファイルを確認していたら、すぐ近くで銃声が聞こえた。表の道路を見ると猟友会の車が複数台駐まっていた。車が複数台ということは、イノシシが括り罠に掛かった証だ。急いで外にでたが、カメラを手に長靴を履くのに少しもたついた。 イノシシは現場から引きずり下ろされて径に転がされたばかりだった。現場は隣家のすぐ裏の斜面で、わが家の庭の縁からは20メートルほどの位置だ。右前足を締め付けているワイヤーを外し、土中から罠の枠を掘り出した後、骸は軽トラに積まれた。 |
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骸は焼却処分されるが、市の焼却場は5日まで休みだ。それまでどうするのだろう? 今回掛かったイノシシは体調約1メートルの雄だった。自宅周辺では今年初の獲物だという。 | |||||||
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集落の諏訪神社で2014年1月1日の午前零時を迎えた。月もなく満天の星空が広がっていた。仮眠をとってから近くの新舞子海岸に行った。大駐車場も道路も車でいっぱいだった。青空が広がり海の地平線には雲一つなかった。初日の出をたっぷりと堪能することができた。 防風林を少し歩いてみた。であったきのこはニセマツカサシメジ(g)、マツカサキノコモドキ(h)、ナガエノホコリタケ(i)だけだった。マツバハリタケやマツカサタケはみつからなかった。 |
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家に戻って朝食を済ました。そしてすぐに、昨年やってきたにゃんこが二人の客人を連れて戻っていった。早い時刻に宅急便がやってきて日本酒の一升瓶が届いた。続いて年賀状がやってきた。イノシシの出没もなく、暖かくのどかな元旦だ。 | |||||||||||||
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