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自宅周辺には徒歩や自転車で動ける範囲に公共機関も商店もない。近くにポストもないから、葉書一枚出すにも郵便局まで車を走らせねばならない。そこで、書籍や物品の購入にあたってはいやでもネット通販を多用することになる。いわき市に転居してからはamazonからの購入がとても増えた。配達は圧倒的にクロネコヤマトが多い。 川口時代のように、ちょっと歩けばポストや郵便局、宅配便取扱店がある環境とは大違いだ。キノコ標本を送るにも近くのクロネコヤマトの営業所まで車を走らせてきた。配送に伴うトラブルは意外と少なかった。ところが、昨年秋から今年の初めにかけて、連続してトラブルが発生した。注文受付から一ヶ月も経過するのに商品が届かない。間違った商品が届けられる。昨秋から年末に二回、今年は一月前半だけですでに二回あった。 通販でトラブルがあると、その後の処理が面倒だ。商品を交換してもらうにしろ、返品と返金の処理をしてもらうにしろ、面倒な手数とかなりの時間がかかる。amazon配送センターからの商品はまだよい。返送の手間はかかるが、処理が定型化されている。ところが出品元との直接交渉になるといろいろと面倒だ。今日もまたうんざりしながら、手続きにとりかかった。 来月16日(日)に行われる菌懇会の総会・講演会に出席するため、首都圏に宿を予約した。ウイークリーマンションの一日利用だが、二人で宿泊して一室料金5,900円。宿の近くの駐車場も一日700円。高速道路を使わないので、二人なら高速バスを利用して往復するより安くすむ。2月1日の秩父行きは往復とも高速道路利用で宿泊はしない。 |
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日常の足として使っている軽自動車のスズキ アルトが急におかしくなった。昨日朝アルトで出かけた連れ合いが、「音が変で、いつ止まるか不安だった。怖かった!」といって帰ってきた。改めてエンジンをかけてみると、まるでツーサイクルエンジンのような異音を発して、車体が激しく振動する。一昨日までは何の異常もなく普通に走っていた。 ボンネットを開けてチェックしていろいろいじってみたが埒があかない。そこで何とか騙しだまし馴染みのガソリンスタンドに向かった。途中何度か走行中にエンストした。オートマ車のエンストはやっかいだ。やっとのことでたどり着いた。スタンドから代車を借りて帰ってきた。 スタンドから夕方連絡があり、イグニッションコイルがひとつ切れているという。プラグも三本交換することになり、今日の夕方戻ってくることになった。整備工として仕事をしていたのは30年ほど前のこと。初歩的な故障だったが、何もかもすっかり忘れている。 |
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今年になって初めて顕微鏡を覗いた。実体鏡は何度も使ったが、顕微鏡は袋をかぶせたまま一度も電源を入れていなかった。最初にやったことはレンズと鏡体の清掃だった。 先日千葉県富津市の新舞子浜で採取したケシボウズタケ属がずっと放置しっぱなしだったので、とりあえずこれらを検鏡することから始めた。この仲間の胞子は小さいので対物40倍では、よほど見慣れていない限り胞子の表面模様などはよくわからない(d)。 油浸100倍の対物レンズで覗いてみると、どうやら(a, b)→(1)はアバタケシボウズタケのようだ(c〜f)。(a, b)→(3)もこれに近い仲間のようだった。(a, b)→(2)はウネミケシボウズタケに間違いない(g〜i)。(a, b)→(4)はケシボウズタケ(Tulostoma brumale)ないしその変種のようだ(j〜l)。 |
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ケシボウズタケやドングリタケ、ホコリタケ、ヒメツチグリなどの仲間の胞子は、水で封入すると、全体が固まり状のいわゆるダマダマになってしまう。水ではなく消毒用アルコールで封入すると鮮明に見ることができる。属によってはKOHでもよい。 | |||||||||||||
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昨日強い風のなか、近くの新舞子浜公園を通ったので、浜の防風林を少し歩いてみた。枯れ草や落ち葉が堆積していたはずの場所がやけにきれいになっていた。気になって、ナガエノホコリタケの発生地にいってみると、案の定、綺麗さっぱり刈り取りがなされていた(a)。 公園内の随所に「除染」袋が積み上げてある(b)。ただ幸いなことに地表面の砂の除去はされていなかった。近づいてよく見ると、踏みつぶされたり頭部と柄がギロチン状態となって転がっているものがいくつもあったが、多くのケシボウズ仲間は無事だった(c〜e)。 |
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数日前から猟友会の見回り車が来なくなった。この集落での狩猟に一区切りつけたのだろうか。ほとぼりが冷めたら、イノシシがまた大挙してやってきそうな嫌な予感がする。 | ||||||
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興味深いAmazonのKindle本についての覚え。中島淳志さんの『はじめての菌類学(1)』(2013/2/27:200円)、同(2)(2013/4/19:294円)(a)、『世界の不思議きのこ』(上) (2013/3/28:99円)、(下)(2013/5/31:294円)(b)。平易な解説の中に高度な学術的内容が込められている。Kindle無料アプリを導入すれば、AndroidやAppleのタブレットやらスマホでも読める。Androidダイナブック(c)とAppleのiPod touch(d)にダウンロードして読んでみた。価格も安いしお薦めだ。 一方Appleのアプリにもフィールドで役に立ちそうなきのこ図鑑がある。つい最近発売されたばかりだが、福知山市の二本松昭宏さんによる『きのこ図鑑』(2014/1/3:400円)だ(e, f)。本業は動物病院を開業する獣医だが、きのこにも造詣が深い。このアプリも、いろいろなアプローチできのこの名前にたどり着いたり楽しめるよう工夫されていて興味深い。 |
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