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あぁ、ついに第二次本格「除染」! | |||||||||||||
昨日の朝いわき市の新舞子浜公園に行ってみて愕然とした。公園駐車場こそ立入禁止にはなっていなかったが、公園内のすべての遊歩道入り口に「立入禁止」「除染作業をしています」の看板が立ち並び(a)、トラックや重機が入るための導入路やテープが目立った(b)。 ナガエノホコリタケの群生地にはトラックや重機が入り(c)、表土が10〜15cmの深さにはぎ取られていた(d)。以前の第一次「除染」で植生がほとんどはぎ取られて、ナガエノホコリタケの姿が激減していたが、今回の「除染」で完全に滅びてしまった。 立入禁止の表示を横目で見て園内に入った。「除染」の手がつけられていない場所では、カベンタケモドキ(e, f)、スナジアセタケ(g, h)、マツカサキノコモドキ(i, j)、ニセマツカサシメジ(k, l)などが見られた。「除染」の進行につれて、これらのきのこも一掃されてしまいそうだ。 |
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エンジン不調を抱えたスズキアルトが、早朝はエンジンがかかりにくくなってきた。遠からず朝の始動には、再びブースターケーブルのお世話になるのだろうか。 | |||||||||||||
連日の庭師ごっこも一段落 | ||||||
西側の生け垣は既に二年前に電柱からの引き込み線や光ケーブルに接触寸前だった(a)。それがこの二年間でさらに伸びて、いまにも引き込み線に接触しそうになっていた。そこで11月に電線直下だけ少し切ったがあまりにも中途半端だった(雑記2014.11.22)。 そこで思い切って生け垣全体を高さ2.5mあたりでバッサリと切って揃えた(b, c)。といってもツタが絡まり背丈5mほどに生長してしまった樹木を切るのは容易ではなかった。切断した樹の太い部分は、庭の一角にまとめて転がした。いずれ材上生のきのこがでてくることだろう。 一気に作業をするのは少々しんどいので、このところ毎日少しずつ切っては庭に積み上げていった。庭のあちこちにこれらの堆積がいくつかできていた(d)。昨日最後の剪定、というより切断作業をして、貯まっていた切断枝葉を燃やし始めた。穏やかな風のない日で助かったが、すべてを処分するにはまだ何日もかかりそうだ。 |
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伐採した枝葉を燃やしながら農具小屋の上を見上げると紅葉がとても美しかった(e)。 | ||||||
林道の放浪ドライブ | |||||
冬型の気圧配置の強かった昨日、朝のうちに倒木と立ち枯れを探しつつ川内村の林道を走り回った。走路は成り行きで手当たり次第走ったので、自分がいまどこにいるのかまるで分からなかった。リングワンデリングもやってしまった。 結果として、エノキタケ、ヒラタケ、キヌメリガサ、アラゲコベニのいずれにも出会えなかった。山の中ではわずかに雪が舞い続けていたが、路面に積もるほどではなく、随所にわずかに雪がつく程度だった(a)。ただ北面の道路ではあちこちでしっかり凍っていた(b)。 久しぶりに国道399号を南下して帰宅した。このルートを通るときはいつも、戸渡分校跡に寄ることにしている(c)。このところ放射線量が低くなっていたが、昨日は0.3μSv/hを超えていた(d)。 |
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先日採取したクギタケを室内に放置しておいたところ、今朝見るとヒダが虫に食われて全く消滅していた。ハイゴケの中のケコガサタケは無傷(?)だった。 | |||||
真っ昼間の常磐道でイノシシに遭遇 | |||||||||||
昨日の午後3時に常磐道の二つの区間が開通したので、親しい友人と三人で放射線量計測装置とパソコンを車に積み込んで(a)、南相馬インターまで走行してきた(j)。 相馬IC(相馬市)−山元IC(宮城県山元町)が新たに開通したことで、南相馬市から仙台市がぐっと近くなった。一方、浪江IC(福島県浪江町)−南相馬IC(南相馬市)の区間は立ち入りが制限される帰還困難区域内を通過する。浪江ICへの出入りには帰還困難区域を通行する(e)。 浪江IC−南相馬IC間には放射線量を測定するモニタリングポストが3ヶ所あるが、どのポストも表示される放射線量は比較的低い(g〜i)。ところが常磐富岡ICと浪江ICの間は未開通ゆえ、帰還困難区域内の国道六号線を通行することになる。この国道六号線の部分は相変わらず非常に放射線量が高く、昨日も高いところでは6.9μSv/hほどあった(雑記2014.9.16)。 |
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浪江ICから常磐道に入ったとたんに、直前にイノシシが飛び出してきてびっくりした。急ブレーキだ。イノシシはパニック状態で横に逃げて柵によじ登った。ところがそこは高架橋の上、いまにも柵の外に飛び出さんばかりの勢いだったイノシシは、下を見たとたんに急ターンして再び路上に戻った。あまりにも一瞬のことゆえ、撮影する時間はまったくなかった。 話には聞いていたが、まさか真っ昼間の高速道路で直前にイノシシが現れるとは思ってもいなかった。確かに帰還困難区域はイノシシの巣窟と化しているようだ。 |
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若い松林できのこ採り | |||||||
昨日地元のきのこサークルの採集会に加えてもらい一緒に楽しんだ。目的地はいわき市の若い松林で主な狙いはフユヤマタケだ。昨年12月にも同じ仲間に加わったが(雑記2013.12.23)、今年は会の定例の催しのせいか参加者が多かった。 フユヤマタケはハイゴケの中からいくつも出ていて(a, b)、茶色タイプも橙色タイプも見られたが、まだ小さな幼菌が多かった。他にはケコガサタケ(c, d)、クギタケ(e, f)、ヌメリイグチなどが出ていた。クギタケのカサ頂部は尖っていたのだろうが、そこだけ虫に食われて欠失していた。 |
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数日前から顕微鏡室でファンヒーターを使い始めた(同2013.12.1)。12月に入っても当初は湯たんぽと厚着で我慢していたが、寒さで身体が縮こまりがちになっていた。 | |||||||
からだじゅうから分生子 | |||||||||||||
仏具山で採取したキクラゲ類の最後のひとつ、アカキクラゲの仲間をあらためてジックリ楽しんだ(a)。アカキクラゲ科のきのこは一般に胞子に隔壁があり、胞子から分生子が発芽してくる。また菌糸にクランプがみられないのも、ほかのキクラゲ類と随分違う。 きのこは丸くてとても小さく、いずれも径3〜5mmで、群生している塊でも幅10〜12mmほどしかない。基本的には類球形のようだが、密集しているとあちこちが押しつぶされている(b)。昨日までのキクラゲ類と同じく、胞子(c)、子実層(d, e)、担子器(f)の姿を列挙した。 この仲間で楽しいのは胞子だ。対物40倍レンズでみても、胞子には1〜3つの隔壁があり、胞子表面のいたるところから分生子が発芽している(g, h, j)。その姿が面白いので、フロキシン(h, i)、コットンブルーで染めて遊んだ(j〜l)。 |
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このヒメアカキクラゲ(Dacrymyces stillatus)では、胞子からだけではなく、担子器の途中からでも、子実層を構成するそのほかの菌糸からでも、あちこちから分生子が発芽してくる。 | |||||||||||||
庭の畑に出たナヨタケ属:手袋をして検鏡 | |||||||||||||||||||
庭の畑のカリフラワーの添え木の根元にナヨタケ属らしいきのこが出ていた。初めて見つけたのは5日前の朝(a, b)。強い降雨も受けて昨日にはかなり退色していた(c, d)。 数日前からレイノー症状が激しさを増した。手袋で痛みが軽減され指の動きも少し楽になる。リハビリをしないとさらに動かなくなる。そこでもどかしいが手袋をした状態で検鏡した。 ヒダの付き方は直生のようだ(e)。ルーペで見るとヒダの縁にはシスチジアがありそうだ(f)。胞子は予測より大きく(g)、発芽孔がある(h)。濃硫酸で封入するとスレート色に変わり発芽孔周辺が変形する(j)。ヒダとカサ表皮の断面を切り出してみた(j)。縁シスチジア(k, l)、側シスチジア(m〜o)、担子器(p)などを確認した。カサ表皮は子実層状(j, q, r)。 |
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保育社『日本新菌類図鑑』のナヨタケモドキPsathyrella caudataと記述がよく符合する。そこであらためて他の文献でP. caudataについて調べるとどうやらよさそうだ。 | |||||||||||||||||||
気は心でヒメキクラゲも観察した | |||||||
仏具山で採取したヒメキクラゲも念のために検鏡してみた(a)。ミクロの姿は、昨日みたサカズキキクラゲとほとんど変わりないが、胞子のサイズが若干短い(b)。これまた生状態で切り出したり押しつぶしたので、綺麗な画像は得られていない。というより、痛みと硬直で指先が動かないことによる結果かもしれない。子実層は低倍率(c)と高倍率(d)で、担子器は対物油浸100倍で撮影したが、ゼラチン質が多量に残ってしまい、鮮明な映像からはほど遠い。この仲間はみなそうだが、クランプを持っている(f)。 Exidiaceae(ヒメキクラゲ科)のきのこについては雑記2011.3.27に、キクラゲ類全般については同2009.12.17の雑記で、ミクロの姿を一通りまとめたことがあった。
今朝はよく冷えている。湯たんぽだけではお手上げだ。今日からファンヒーター使用開始。
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数日前の新聞に国指定天然記念物「中釜戸のシダレモミジ」の紅葉が見頃を迎えていると報道されていた。場所はいわき市内でわが家から30kmたらず。たぶんもう終わってしまっているだろうとは思ったが、昨日行ってみた。やはり今シーズンの見頃は終わっていた。そのすぐ近くにいわき市のゴミ処理センター「クリーンピーの家」があるので見学してきた。隣接する「クリーンピーの森」は廃棄物を樹木に喩えた表現で、生きた樹木による森ではなかった。 | |||||||
久しぶりのサカズキキクラゲ | |||||||
昨日仏具山に登る途中で出会ったサカズキキクラゲを検鏡してみた。なかなかまとまった数のサカズキキクラゲには出会えない(a)。胞子は無色透明なのでどうも上手く撮影できなかった(b)。この仲間は乾燥してから切り出せば簡単に薄片を作ることができるが、今回もまたいつも通り生状態から切り出した(c, d)。キクラゲ(Auricularia auricula)の幼菌とよく似ているが、担子器の形がキクラゲのそれとは全く違う(e)。胞子の形やサイズだけではどちらなのか迷うことも多い。キクラゲと同様に、サカズキキクラゲも菌糸にもクランプがある(f)。
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顕微鏡の光源をLEDに改造し撮影用レンズをオリンパスのリレーレンズNFK2.5xLに変更してから、初めての顕微鏡写真を撮った。それにしてもゼラチン質に包まれたきのこを、ブヨブヨの生状態で顕微鏡観察するのは意外と難しい。 | |||||||
初冬の仏具山にて | |||||||||||||
昨日朝、軽トラックで50kmほど離れたいわき市田人町の仏具山(標高670m)に向かった。登山口の入り口周辺は紅葉が美しかった(a)。途中の林道ではムキタケや(c〜e)、マメザヤタケ(f)などが出ていた。沢沿いの道ではハエヤドリタケ(g, h)や何かのアナモルフ(i)などに出会った。 山頂にはわずかに時期遅れの深紅色の葉をつけた灌木が見られたが、一帯はすっかり冬景色だった(b)。帰路の林道周辺には広義のキクラゲ類がいろいろ見られた(j〜l)。 |
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仏具山中腹の荒れた林道には広葉樹の倒木がいくつも道をふさいでいた。通行できるよう切断し、さらに軽トラックに積めるよう2m未満にして持ち帰ってきた。250kgほどあった。 | |||||||||||||
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