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フユヤマタケが出はじめた | |||||||
いわき市も朝の冷え込みが強くなり、早朝は霜が降りて車の窓ガラスがしっかり凍りつくようになった。自宅から15〜16kmほど離れた水石山の中腹の松林ではフユヤマタケの仲間が出はじめた。カサ径1〜2cmほどのタイプ(a〜c)と4〜6cm(d〜f)がみられる。 保育社や山渓の図鑑類に従えば、(d)〜(f)はシモフリヌメリガサHygrophorus hypothejus、(a)〜(c)はフユヤマタケH. hypothejus f. pinetorumということになりそうだ。 イノシシの跳梁跋扈は水石山も例外ではなく、この松林も広い範囲にわたって地面がすっかり掘り返されてしまっている。かつてアミタケがよくでたという場所は今や跡形もないほどに激しく掘り起こされ、耕起したばかりの田圃のようになってしまった。 |
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近くの田園地帯を走っていると、遠くに白い鳥が多数うごめいていた。近寄って観ると白鳥の群れが餌をあさっていた。近くの夏井川畔には「白鳥飛来地」の案内板がある。 依頼してあった会社から、LED化された顕微鏡光源とコントローラが届いた(雑記2014.11.11)。ハロゲン球では必要だった青色フィルターが不要になった。直流光源ゆえゆえフリッカー現象はむろん起こらないし(同2014.11.7、同2014.11.6)、電源部も高熱にはならない。 |
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「キノコのフォトアルバム」にみるきのこの発生数 | |||||
久しぶりに「キノコのフォトアルバム」を眺めてみた。古いファイルの画像サイズは最近のものと比較するとかなり小さく、気に入らない写真が随分たくさん残っている。2007年から2011年頃まではあまり手を入れなかったこともあって、この5年間に追加した画像は少ない。また「おいしいきのこ」の項は削除予定だったのでこの10年間ほどまったく手を入れていない。「アルバム」ではないが、「顕微鏡下の素顔」も削除するつもりだったのでこれまた長期放置状態だ。 今回あらためてジックリ眺めてみたのは「月別撮影リスト」。グラフにしてみると(a)やら(c)の様になった。同じようなことを2006年10月にもやっているが(b, d)、取り扱った種数の傾向は変わっていない。「アルバム」への写真追加はかなり気分的になされてきたが、結果として季節ごとのきのこの発生数をかなり反映しているように思える。関東地方と東北南部主体のデータだが、どうやらきのこ発生のピークは九月のようだ。 |
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昨夕、車屋さんまで修理済みのスズキキャリー(軽トラ)を取りに行ってきた。エンジンは以前のように戻っていた。やはり代車より馴染みの自分の車の方が運転しやすい。 22日(土)に上京しようと思ったが、首都圏近郊の宿がまったくとれなかった。空いているのは年金暮らしには法外な料金の宿だけだった。今回も東京行きは見送ることにした。 |
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往きは良いよい帰りは怖い | |||||||||||
昨日昼過ぎに軽トラックで川内村の高塚高原へ向かった。途中、新聞に「紅葉見頃」と載っていた夏井川渓谷の紅葉はとても美しかった(a)。あちこちに紅葉刈りの車が多数見られた。 鹿之俣川渓谷に入る頃から何となくエンジンが不調を訴えはじめた。アクセルをいくら踏みつけても一向にエンジンが吹け上がらない。エンジン音も異常を訴えはじめた。途中アラゲコベニチャワンタケの仲間を2種類(b, c)、端正なニガクリタケ(d, e)などに出会った。 一方、エンジン始動時に異様な揺れも生じ始めた。それでもダマしダマし走行し、高塚高原の中腹のカラマツ林まで到達した。乾燥したハナイグチ(f, g)やキヌメリガサ(h, i)を見る頃にはエンジンは完全に危なくなり、遠からず走行不可になりそうだった。そこで高原の駐車場にまで行くのはやめにして帰宅の途についた。帰路も紅葉が美しかった(j)。 |
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馴染みの車修理工場は帰路の途中にあるのだが、そこまではまだ40kmほどあった。腫れ物に触るようにしてようやくたどり着くと、予想通り一気筒死んでいた。部品の調達に一日かかる。自宅には代車で帰りついた。今日代車に乗って修理済みの車をとりに行くことになった。 | |||||||||||
きのこ実験区を狙い撃ちか! | |||||||
山に食べ物が少なくなりほぼ連日イノシシが里に下りてくる。昨夜もまた芝が広範囲にわたって掘り起こされた。向かってきてイノシシがトレイルカメラをひっくり返した(f)。 一昨日の朝、明るくなってから外に出て愕然とした。きのこ実験区だけが全面的にひどく掘り起こされていた(a〜d)。前日に新しい電気柵をていねいに張って通電したばかりだった(e)。電気柵設置草々に美事に突破されたわけだ。 まさか新設したばかりの電気柵が突破されるとは思っていなかったので、トレイルカメラは別の場所に設置してあった。カメラに写っていたのは狸だけだった。実験区全体が耕したばかりの畑のようになってしまった。この状態ではアカイカタケなどの発生はおぼつかない。 |
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昨夜撮影したビデオを見ても、イノシシの侵入経路はよくわからない。分かるのは4〜6頭のイノシシがそれぞれ別の場所を掘り返したことだ。トレイルカメラの位置を変更して、侵入経路を見つけて新たな対策を講じなければなるまい。とりあえず "Electronics Dog (電子狗)" を実験区に向けて設置した。いわば温感センサーで作動する警報音発生器だ。 | |||||||
JAまつり2014 | |||||||
昨日午前中、近くのカントリーエレベータを会場に行われた「JAまつり2014」に行ってみた(a)。始まりはam9:00からなのだが、8:00過ぎには会場内の広い駐車場は満杯となっていたという。9:00少し前に着いたのだが、間道はもちろん、脇道やあぜ道にも車が溢れていた(b〜d)。田圃の中にぽつんとあるカントリーエレベータ周辺はバスが通っているわけでもなく、足としては自家用車しかないからこれは当然なのだろう。交通整理の係員も多数出ていた。 お祭りだから投げ餅、太鼓演舞(e)、歌謡ショー、よさこい踊りなど、いろいろな催しが企画され、多数の出店も並んでいる。ガラガラを回す抽選会には長い行列ができていた(f)。朝の内は風もなく日差しもたっぷりそそいでいたので暖かかったが、昼近くなると空模様も怪しくなってきた。実に久しぶりに多数の人で溢れた雑踏を味わった。抽選は二人とも外れだった。 |
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予備の顕微鏡はレボルバーのネジが変形してしまったのか特定の受口に装着したレンズの光軸がずれる。さらに、対物40倍と100倍のレンズがカビにやられて明瞭な画像を得られず、とても検鏡写真を撮れる状態ではない。古い日本家屋は湿気がすさまじい。乾燥ボックスで保管していたにもかかわらず、たかだた3年弱でレンズがすっかりカビにおかされていた。 | |||||||
電気柵設定と庭仕事の一日 | |
最近は2〜3日に一度はイノシシが庭に侵入して派手に耕起してくれる。昨日注文していた電気柵の出力機が届いた。全周にわたって柵線を新たに整備して出力機につなぎ通電を確認した。たった一年半程度で柵線が今にも切れそうになっている箇所がいくつか見つかった。ついでに別系統の既設電気柵の出力機をチェックすると一台の電池(単一8本)の残量がほとんどない。今日にでも軽自動車用のバッテリーを購入して電池と交換することにした。単一電池8本を使用するよりも車のバッテリーを使う方がずっと安いし、交換(充電)頻度も低くて済む。 昨年12月に庭の柿の木をバッサリ切ったが(雑記2013.12.3)、まだ背丈が高すぎるので思い切ってさらに低い位置で切った。足場の悪い川縁の斜面に生えているので脚立を立てるための足場作りからはじめねばならなかった。さらにチェーンソーの切れが悪くなっていたので、刃の目立てをするなど、切る前の段取りにかなり時間をとられてしまった。 急に寒くなって一昨日の朝から車のフロントガラスがすっかり凍っている。福島県でも郡山や会津では雪も舞い始めたようだ。来週はタイヤをスタッドレスに交換せねばなるまい。 |
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いわき市の浜と海浜の公園にて | |||||||||||||
昨日久しぶりにいわき市四ツ倉から南に延びる浜を眺めてみた(a)。かつて豊かな植生に恵まれていた浜は、いまや巨大なテトラポットや汚染廃棄物が並ぶ無粋な浜となった(b, c)。その少し南の浜では大型堤防の工事が延々と続いている。海浜生菌類が再び見られるようになるのは何年先になるのだろうか。 2011年の震災で壊れ数ヶ月前ようやく一般公開を再開した塩屋崎灯台に登ってみた(d)。眼下には津波の地獄からいまだ復帰できず更地状態の集落ばかりが目につく(e)。このあたりはかつて住宅密集地だった。灯台近くの寺院では紅葉が美しかった(f)。 小名浜のみなと運動公園にいってみると、マツの樹下にハツタケ(g, h)やチチアワタケ(i, j)が出ていた。乾燥気味でハツタケは傷つけてもあまり青変せず自宅に持ち帰ったころにようやく変色していた。自宅の庭にはキシメジ科と思われるきのこが出ていた(k, l)。 |
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執拗に侵入を繰り返すイノシシ | ||||||
このところ連日イノシシの侵入に悩まされている。一度餌場と認識した場所にはあらゆる手段で侵入を試みるという。わが家の庭は絶好の餌場と認識されているようだ。 昨夜はトレイルカメラを玄関前に設置してみたところ、案の定イノシシが写っていた(a, b)。珍しく一頭だけしか写っていない。ビデオを見ると、地震もなかったのにカメラが突然大きく動いた。イノシシがカメラ設置場所の周辺の石を掘り起こそうとしたのかもしれない。 明るくなって庭を見ると、あちこちが大きく深く掘り起こされていた(c)。同じ場所は既に何回も掘り起こされている。だから何とか修復?しても(d)、元の芝の姿(e)には戻るべくもない。柵線を鼻の側面で押し上げて侵入する輩に対しては柵線に通電しても無駄かもしれないが、そういった知恵がまだついていないイノシシには効果があるはずだ。。 |
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破られた電気柵はダミーと柵線の漏電 | |||||
昨日のイノシシ被害の後始末は結構大変だった。水道管と水道メータ周辺はあらためて石と土で埋め直してしっかり固めた。プリウスのタイヤ下付近には餌になる虫でもいたのだろう。ほんのわずかでも位置がずれていればタイヤに深い傷をつけられるところだった。 破られた電気柵はそれぞれ原因が異った。ひとつはダミーの電気柵。いまひとつは線に下草が接触していたことによる漏電。電気が正常に流れていた柵内は無事だった(a, b)。現在の出力機「豊柵くんRH-75」(c)は昨年4月と7月に購入・設置したもので(d)、これまでのところ有効に機能している。過去に破られたのは、電池が消耗していたときと漏電していたときだった。 |
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電気柵の設置を無駄にしないためには、ふだんからこまめな点検と下草刈りがかかせない。しかしダミーの線は完全に見破られている。あきらめてもう一台の出力機を注文した。 | |||||
木戸川の鮭遡上:再挑戦、しかし・・・ | |||||||
注文しておいたPLフィルターが届いたので、再び楢葉町の木戸川河口近くに向かった。鮭の遡上の撮影に再挑戦だ。橋の上から見下ろすと相変わらず無数の鮭が遡上している。水鳥が慌ただしく動き回っている岸辺に行ってみると(a)、いたるところに鮭の群れが集まっていた。 激しく動き回る鮭の動きの一瞬を捉えるのが如何に難しいかを思い知らされた。PLフィルターはマニュアル専用なので予め偏向の角度や露出やピントを決めておいて、そこに鮭がやってくるのを待ってシャッターを切るのだが、これがなかなか上手くいかない。 下手な鉄砲も数打ちゃあたるとばかり、沢山シャッターを切ったがやはりまともに見られる写真は一枚も撮れなかった(b〜f)。動きのないきのこと違って、動物の撮影は難しい。さらにPLフィルターを使っても、遠方の水面の反射を押さえるのは難しい。望遠レンズによる撮影はとにかくじっと待つしかないようだが、これまたとても辛かった。 |
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Nikon BIOPHOTとOlympus BH-2という、わが家の二台のメイン顕微鏡からランプハウスを取り外して、LED光源への改造を依頼した会社あてに発送した。したがって、2〜3週間ほどは予備の顕微鏡Olympus CH-2や単眼顕微鏡 HSで検鏡することになる。 明るくなって驚いた。先日のイノシシ被害(雑記2014.11.10)を遙かに超える被害が展開していた。乗用車の周りすべてと水道管周辺も再び大きく掘り起こされていた。タイヤは無事だったがイノシシが擦った跡が残っていた。猟師の減少と高齢化のためとかで、今年は猟がまったくされていない。市の対策も後手後手で全く当てにできない。今回も2枠の電気柵が破られた。 |
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