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2015年1月31日() 他にもさらに大きな子実体が出て
 先日庭のヤブツバキの樹下にとても小さなツバキキンカクチャワンタケがでていたので(雑記2015.1.27)、もしや他にも出ているのではあるまいかと思い、覗き込んでみた(a)。先日確認した子実体は少し大きく育ち、近くに別の子実体が顔を出していた(b)。あらためて先日の写真をよくみると、小さくて分かりにくいがその時点で既にさらに小さな子実体が写っていた。
 ツバキの落花が風でやや離れた場所に飛ばされていたが、その落花に隠れるような位置に径8〜10mmほどに大きく育った子実体が出ていた(c)。風が冷たいのでそれ以上落ち葉をかき分けて探す気力はなかったが、他にもきっと別の子実体が顔を出していることだろう。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日はいわき市でも昼頃からわずかに降雪をみたが(d, e)、夕方近くには氷雨に変わった(f)。今朝はすっかり晴れ上がっていて、道は凍っているが積雪はほとんどゼロだ。


2015年1月30日(金) とりあえず床下工事が一段落
 昨日朝、先日破損していたトイレの汚水管を交換した業者から電話連絡があって、am8:00頃に前回やり残した工事のためやってきた(雑記2015.1.16同2015.1.17)。
 台所の隣の部屋の畳をあげて床板をはがしたところ、そこは汚穢土の区画とは繋がっていなかった。そこで北側の標本室の床を丸鋸で切って開いてみると、そこが汚穢土の区画に繋がっていることが判明した(a, b)。汚穢土が硬化しているので土の入れ替えはせずに(c)、石灰を散布しその上に川砂を敷くことになった。まず床下に石灰と川砂を敷いて固め、人ひとりが降りられるようにした。ついで、そこを拠点に床下に潜って区画全体に石灰と川砂を敷き詰めていた(d)。床下には地肌が灰白色の空間が広がっていた(e)。工事が終わったのは午後3:00頃。閉じられた床板は今にも割れそうだったので(f)、あらためてコンパネを買ってきて床に敷いた
 臭いが完全に消えるまでにはまだ半年以上かかろうが、とりあえず今回の処置によって悪臭はほとんど消え、北側の部屋でも普通に生活できるレベルになった。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 何はともあれ汚穢土関連の工事が一段落した。いつ工事の連絡があるか分からず、そのためこのところずっと家を空けられなかったが、どうやらこれで安心して外出できる。


2015年1月29日(木) 裏山の林道はほとんど廃道
 石森林道から自宅裏山の林道に分岐するルートは大雨による崩壊で長いこと不通になっていた。昨年補修工事が行われた直後にすぐ入ったがそのときは尾根スジに出たところで山向こうの集落に降りてしまい、自宅裏山の尾根スジを「学校林」側には向かわなかった。
 一昨日久しぶりに石森林道からこのルートに入り、尾根スジに出たところで車を学校林方面に向けた。次の一瞬唖然とした。目の前は車の背丈よりずっと高い藪があるばかりで、とてもそこに林道があるようには見えない(a)。ええいままよと、ヤブを踏み倒して車を進ませるとやがてガードレール現れた(b)。フロントガラスにもサイドミラーにも次々枯れ草や小枝があたりとても賑やかだった(c)。サイドミラーはほどなく勝手に押し倒された。廃道そのものだ。
 勝手知ったる林道だったのでハンドルを切る方向に不安は無かったが、獣道に車を踏み入れてしまったかのようだった。学校林の標識が現れると(e)、急に視界が開け明瞭な轍が現れた。県道側から学校林までは管理のため車が入っているようだ。廃道そのものになっていた場所には無論「通行止め」「進入禁止」「この先危険」などの標識はなかった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 そもそもはイノシシの出没の様子を探索するための走行だったが、それらしき痕跡はどこにも見あたらなかった。奴らはいったいどこで何をしているのだろうか。


2015年1月28日(水) いわき市への転居から早や三年
 早いもので、埼玉県川口市から現在地の福島県いわき市の農村地帯に転居して一昨日で満三年となる(雑記2012.1.26)。夫婦二人とも東京生まれの東京育ち。若い頃に長野県松本市で四年間ほど暮らしたが、それ以外これまでの生活の大半が東京中心だった。
 都会と違って田舎の農村では人間関係が濃密で古い因習も多く残る。だから、多くの友人・知人たちは、一年もすれば耐えられずに逃げ帰ってくるにきまっていると嗤っていた。
 川口市に住んでいるときは、徒歩で通えるきのこ観察可能な場所はなかった。今は自宅の庭から始まって、徒歩で5〜20分ほど歩けば、あるいは車なら5〜30分も走れば多くの観察ができる。この三年間、きのこ観察のための遠出はずいぶん少なくなった。
 集落にとけ込めたとは思っていないが、少なくとも一定の範囲で受け入れられているようだ。さもなければ「きのこ講話」をやって欲しいなどといった話は生まれてこない。この三年間を振り返ってみると、あらためてここに転居してきて良かったと思う。


2015年1月27日(火) よく見ればあちこちで春の気配が
 昨日は風もなく暖かく穏やかな日だった。気象報道によればいわき市では3月末の気温だったという。庭のヤブツバキの下をふと見ると(a, b)、径1.5mmほどの小さな丸いものが見えた。よく見ればツバキキンカクチャワンタケだった(c)。昨年よりずっと早い(雑記2014.3.5)。そのすぐ脇の材をはじめ庭中にスエヒロタケが広がっている(d)。春はすぐ近くまでやってきている。
 きのこではないが、昨年12月に早くもフキノトウが顔をだしていた。霜にやられてこそいるが、今もいくつか出ている(e)。昨日は福寿草の新芽が出ていることにも気づいた(f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 先日の菌懇会スライド会に参加したTさんによれば、フィットハイブリッドで松坂市の自宅と川崎市の生田緑地の往復831Kmを無給油走行したという。わが家のプリウスも昨年5月日光までの往復450Km(大半を高速利用)に消費したガソリンは19リットル弱だった(同2014.5.18)。プリウスのガソリンタンクは40リットルだから満タンなら900Kmほど走れるのかもしれない。
 しかしどこに行ってもトヨタのアクアとプリウス、ホンダのフィットは溢れまくっている。ときには駐車場で車の半数以上がこの三車種で占められているのをみてうんざりする。


2015年1月26日(月) 異常に温暖な厳寒期、しかし・・・
 昨日夕方帰宅した。菌類懇話会のスライド会は参加者こそ21名と少なかったが、例年とは少し違った視点でのスライド発表が多く結構楽しめた。夜の親睦会では何年ぶりかに会う人たちとの実り豊かなひとときを持つことができた。二次会には不参加。
 例年なら1月後半から2月始めの頃は一年で最も寒い季節のはずだが、この冬は全く様子が違っている。昨年12月にひどく寒い日が数日あったが、年が明けてからは全般的に気温が高く、特に1月後半に入ってからは、例年の3月半ば頃の気温の日が続いている。
 暖かな冬と関係あるのかどうかわからないが、相変わらずイノシシ被害はない。イノシシ被害が無い期間ということでは、この3年間でも記録的な長さで、すでに2ヶ月ほどになる。電気柵の効果もあるかもしれないが、集落全体でイノシシの出没数が少ない。
 一方、腕や脚の表皮がますますに硬化してきた。症状は急激に悪化している。指や腕や脚を曲げ伸ばしするのにかなりの抵抗があり、階段を降りる場合など手すりにつかまらないと危険な有様になってしまった。暖冬でも、皮膚の硬化とレイノー症状はこれまでで最悪だ。


2015年1月24日() 川崎市生田緑地へ
 今日は菌類懇話会のスライド会が川崎市の生田緑地にある「かわさき宙(そら)と緑の科学館」で行われる。この会合に参加するためにam4:00には、いわき市の自宅を出発する。
 今の時期は例年なら一年で最も寒い季節のはずだが、夜中の今(am3:00)、室内で摂氏7度もある。例年だと零度前後のはずだ。昨日一昨日も3月半ばの陽気とかで、とても一月とは思えないような天候だった。庭の梅の花もかなり開いている。


2015年1月21日(水) 恐れていたことが現実になるかも
 数日前とても強い風が吹いた。ときに竜巻を思わせるような烈風もあった。古い木造家屋はまるで地震にでもあったかのように何度か揺れた。翌朝明るくなって外に出てみると、家の北側のスギやケヤキの太い枝が多数落ちていた(a, b)。落ちた枝はそれぞれが30Kg〜80Kgほどあったが、幸いにも屋根への直撃はなかった。直撃を食らったら瓦が割れていたことだろう。
 ホッとしたのもつかの間、西側の屋根直下の外壁の一部が吹き飛ばされていた(c)。大家さんに話すと、さっそく大工さんがやってきて対症療法的な修理を施してくれた(d〜f)。不動産屋さんの立場から見れば、非常に手のかかる金食い虫の不良賃貸物件ということになる。
 大家さんにしてみれば、この家屋は取り壊してしまいたいところだろう。そうなれば別の場所に転居しなくてはならない。いつまでもこの家屋に住みたいと思うが難しいかもしれない。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 また引っ越しとなれば、三年かけて地域の中でようやく認知されてきた関係が失われ、また新たな集落でゼロから構築しなくてはならない。なんとも憂鬱な新年となった。


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