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夏休み最初の休日:観光地 | |
昨日朝戦場ヶ原まで上がってみた。いろは坂はまだマイペースで走ることができ、am8:00頃は赤沼茶屋の大駐車場もまだ半分ほどのスペースは空いていた。ハイブリッドバスを途中で降りて、のんびりと中禅寺湖畔近くまで1時間ほど散策した。学校が夏休みに入り最初の休日、しかも三連休の中日とあって、観光客の姿が多かった。am9:30頃には再びハイブリッドバスに乗って帰途についた。まだバスの乗客は少なかったが、戦場ヶ原には人があふれていた。 赤沼茶屋の駐車場に着いて驚いた。さすがに全国有数の一大観光地だ。駐車場は満杯で、周辺の路上にも車がひしめいていた。早々にいろは坂を下ると、対向車線にはいろは坂に向かう車の長くノロノロとした車列が続いていた。予測はしていたが、夏休み中の休日にいろは坂より上に行くものではないと再認識した。東照宮前の神橋付近の渋滞も凄まじかった。 |
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再び沢山のきのこがでてきた | |||||||||||||
台風性の強い雨が二日間続いたが、昨日の朝近くの都市公園を一時間ほど散策したところ、思いがけず多くのきのこが出ていた。アメリカウラベニイロガワリやアカヤマドリなどの大型のきのこは多くがひどい泥汚れで、一見したところ何だかわからないほどだった。 シワチャヤマイグチ(a, b)、ミドリニガイグチ(c, d)、アワタケ(g)などは落葉堆や苔の中からでていたので泥汚れはなかったが、ミヤマイロガワリ(e, f)はしっかり泥で汚れていた。 シロウロコツルタケ(h)、アカハテングタケ(i, j)はじめ、テングタケ類は他にも数種が見られたが、多くは全体が泥にまみれたり、柄が折れたものが目立った。栃木県人に好まれるチダケ(チチタケ)は淡い色のものから濃い色のものまで数十個にであった(k)。不思議とツエタケには汚れや折れがほとんどなかった(l)。他にも20種以上のきのこを確認した。 |
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昨日は結局終日雨が降り続いていた。朝も雨のなかの短時間の散策だったが、足の故障もあって、フィールドでのていねいな観察とまともな撮影はできなかった。 | |||||||||||||
都市公園の大型イグチ | |||||||
つい先日、日光だいや川公園でコビチャニガイグチなのかオクヤマニガイグチなのか迷うような大型菌に出会った(a〜e)。長い期間にわたって幼菌から成菌まで見られた。噛んでみるといずれも多少の苦味を感じた。肉に変色性はなく、胞子は細長い紡錘形(f)。 昨年まで今の時期、いわき市の石森山でこのきのことよく似た大型イグチに出会ったが(雑記2014.7.20、同2013.8.22)、すべてコビチャニガイグチだった。コビチャニガイグチの胞子は長卵形だから、このイグチは保育社図鑑に従えばオクヤマニガイグチということになる。また、日光だいや川公園ではコビチャニガイグチにはまだ全くであっていない。 両者を保育社図鑑と原記載に基いて形態的に比較した覚書は:同2013.8.28。 |
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昨日は朝方こそ雨は止んでいたがすぐに降り始め、夕方までやや強い雨が断続的に降り続いた。日光市に転居してからはじめて「キノコのフォトアルバム」を更新した。 | |||||||
中禅寺湖畔のツキヨタケ | ||||||
先日中禅寺湖畔で採取したツキヨタケについてのメモを(a, b)。発光が極端に弱く、夜真っ暗な場所で目がかなり慣れないと光っていることを確認するのが難しいほど弱い光だった。 以前に撮影した時と同じ条件、つまり同一カメラ、同一レンズ、同一ISO、同一開放時間で撮影したところ、これまでに知っている多くのツキヨタケの発光画像(一例:d)よりもずっと暗くて、撮影できなかった。そこで、ISO感度を最大限にあげると、やっとのことで撮影できた(c)。 なお、2004年に同じ中禅寺湖畔でミズナラから出たツキヨタケ(d)は全く光らなかったと記したが(雑記2004.9.25)、これも最高感度で長時間撮影したら発光を確認できたのかもしれない。いずれにしても、この地域のツキヨタケは発光が弱いのではないかと推測される。 |
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昨日は終日強い雨、時折強い風も吹いた。トタン屋根の家は雨音が結構うるさかったが、夜半には雨は止み、今朝は降っていない。風も殆ど無い。 | ||||||
猛暑の中の僅かなきのこ | |||||||
近場はどこもパタッときのこの発生は止まったようだ。気分転換に宇都宮市郊外の古賀志山に行ってみた。この山は岩登りのゲレンデとして昔から有名で、その一方で家族向けのハイキングコーズもある。わが家からは12Km弱で15分もあれば登山口にたどり着くことができる。 周辺にはパラグライダーのスクールなどもあり、林道が縦横に走っているが、それらの大部分は通行禁止となっている。林道周りにきのこの姿はなく、麓のゴルフ場の柵の脇に、ミドリニガイグチ(a〜c)、足に明瞭な網目のあるイグチの幼菌、タマゴタケモドキあるいはキタマゴタケの若い子実体(d)、オキナクサハツなどが見られただけだった。近くの宇都宮森林公園は杉植林ばかりでキノコ観察の環境としては適していないことを再確認した。 夕方ふと狭い庭を見ると、アカハテングタケが一つだけ目立つ姿で出ていた(e, f)。 |
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栃木県立図書館と日光市立図書館の貸出登録を済ませた。県立図書館は県庁に隣接した良い場所にあり蔵書数も比較的ありそうだ。一方、日光市立図書館は三館あるが、文芸書と児童書以外の書籍は貧弱だ。今後利用するのは県立図書館だけになりそうだ。 | |||||||
都市公園のきのこ | |||||||||||||
今市インターのすぐ脇の琴平山に上がってみた。きのこは至って少なかったがタマゴタケばかりがいくつも出ていた(a)。その後、大谷川沿いの都市公園を散策すると、先日とは別の場所に再びシャカシメジ(b)が出ていた。遊歩道のすぐ脇には泥はねでよごれたハタケシメジもいくつも見られた(c)。先週大発生したきのこはほとんどがなくなり、残っていた大型菌は、アメリカウラベニイロガワリ(d〜f)、ザラエノハラタケ(g, h)、コウジタケ類似菌(i, j)、フクロツルタケ(旧名)(k, l)くらいだった。この他にも相変わらず大きな姿のきのこが随所にフェアリーリングをなしていた。
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新居の各部屋はどこも窓が少なく独立性が強い。この二日間の暑さは日光市でもすさまじく、どの部屋も日中ずっと摂氏32〜35度の室温が続いた。95〜98%という高湿度もあいまって、急速にあちこちでカビに発生した。あきらめて押入れなどに除湿剤を沢山配置した。 | |||||||||||||
転居後はじめての顕微鏡観察 | |||||||
転居に伴う慌ただしさからようやく解放されて、ジックリと顕微鏡を覗くことができる環境も整った。ただ、まだ検鏡用具の一部がどこかに紛れて見つからない。 日光だいや川公園で採取したテングノメシガイの仲間(a)を覗いてみた。現地で頭部をルーペで見た限りでは剛毛のようなものは見つからない。ということはTrichoglossum(テングノメシガイ属)ではなくGeoglossum(ヒメテングノメシガイ属)であると推測された。 胞子紋はたっぷり落ちた。その胞子を見ると節が七つある(b)。頭部の横断面を切り出してみると、ルーペで見た通り剛毛はない(c)。切り出した子実層をメルツァー試薬で封入すると子嚢先端が青く染まる(d, f)。胞子と側糸の形状などからナナフシテングノハナヤスリとして良さそうだ。 |
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昨日朝、栃木と群馬の県境の金精トンネルを経て群馬県片品村の丸沼温泉環湖荘前の駐車場に車を止めて周辺を散策した(g, h)。周辺は全般的に乾燥していてきのこの姿はいたって少なかった。かろうじて出会ったのは、ヤマイグチの仲間(i, j)、小さな子嚢菌(k)、カバノアナタケ(菌核)くらいのものだった。丸沼高原の他の場所でもきのこの姿はほとんどなかった。 帰路湯元温泉に立ち寄り、(日光山輪王寺別院)温泉寺の硫黄泉につかってから帰宅した。この界隈でもきのこは殆ど見られず、かろうじてヌメリスギタケモドキなどが見られた(l)。 |
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都市公園:目立たない小さなきのこたち | |||||||||||||
近場の都市公園には、アメリカウラベニイロガワリやアシベニイグチ、ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリなどのイグチ類やカワリハツ、クロハツ類、クサハツ類、ケシロハツなどの大型菌がいたるところに大発生していたが、そろそろ下火になってきた。 ありふれた大型菌ばかり眺めてみても面白く無いので、目立たない小さなきのこに目を向けてみた。子嚢菌は比較的少ないが、それでもクロアシボソノボリリュウ(a, b)、アシボソノボリリュウタケ(c, d)は広範囲に多量発生ていた。テングノメシガイの仲間(e, f)は一種だけ見つかった。 担子菌ではヒナノヒガサ、ケコガサタケ等をはじめ、ウラムラサキ(g, h)、アセタケ属(i, j)、ムラサキナギナタタケ(k)、ムラサキホウキタケ?(l)、シロソウメンタケなどが沢山出ている。 |
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日光だいや川公園は駐車場がam8:30にならないと開かないが、さすがに土曜日や日曜日にはam9:30には大駐車場が車で溢れていた。しかし観光客はこういった公園には寄らずに社寺仏閣や奥日光を目指すのか、県外車は比較的少なく駐車車両の多くは宇都宮ナンバーだ。 | |||||||||||||
都市公園アカマツ樹下芝生のきのこ | |||||||||||||
近くの都市公園はどこも相変わらずきのこだらけの状態が続いている。これは全国的なのだろうか。大谷川畔の円山公園の中にある松原公園はアカマツと芝生の公園だ。昨日の朝10日ぶりに散策してみると、前回ともまた違ったきのこが20数種見られた。それらの中から、よく目立ち比較的大型のきのこをいくつか撮影し、数種を持ち帰った。 テングタケ属は5〜6種みられた。ドウシンタケによく似たきのこ(a, b)、粉の少ないヒメコナカブリツルタケ(c, d)が多かった。チチアワタケ(e, f)、コショウイグチに似たもの(g, h)、キシメジ科(i, j)、フウセンタケ科?(k, l)をはじめ、ベニタケ属5〜6種、シロソウメンタケ科数種などが目立った。多くのきのこが直射日光の下ですっかり乾燥していた。 |
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円山公園にはスポーツ施設があり駐車場は24時間開いているが、さすがに好天の土曜日とあって午前8:00には満杯状態だった。一方、松原公園は8:30になっても比較的静かだった。 | |||||||||||||
中禅寺湖畔:ブナ林の散策 | |||||||||||||
中禅寺湖畔の歌ヶ浜から阿世潟までの遊歩道を散策した。駐車場までは自宅から35Kmほどで、小一時間もあれば楽にたどり着く。この湖畔の径にはブナ、ミズナラ、モミの巨木が多く、観光客やきのこ狩りの人影も少なく、静かな散策を楽しめる。 ツキヨタケ(a, b)、ヒラタケ(c, d)、ヌメリツバタケモドキ(e, f)などが多数見られた。アラゲコベニチャワンタケの仲間(j)やスギタケ(i)などにもであった。駐車場脇の芝生では強い滑りのあるワカクサタケ(h, i)もでていた。柄上部の緑系の色が強いものが多かった。 ブナ林の遊歩道(k)からは、いたるところから日光白根山(l)や男体山の雄姿が見られた。湖上には草加市の中学生を載せた遊覧船けごんや釣り人を載せた船が多数浮いていた。 |
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