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終日氷雨の一日 | |||||||
今日は朝からずっと冷たい雨が降り続いた。霧雨から小雨の早朝に、自宅から20Kmほど離れた川沿いの林道を探索してみた。いわき市内でもヤマザクラと水流があればこの時期オオズキンカブリタケやテンガイカブリタケが出ていても不思議はない。それが沢沿いを探索してみようと思った動機だった。今日のところはそういった環境を見つけられなかった。 出会ったきのこといえば、クロハナビラニカワタケ(a)、タマキクラゲ(b)、ヒメキクラゲ(c)といった仲間だけだった。また、今シーズンはじめて樹液酵母に出会った(d)。 小川の周辺ではシュンランが多数花をつけていた(e)。また、山菜のヤブレガサが多数見られた。ヒトリシズカの花もよく目立った。 |
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このところ電話会社やプロバイダの代金請求会社が変更になったりサービス内容が変更になり、そのための面倒な手続きにかなり時間をとられている。あぁ、面倒だ! | |||||||
最盛期のオオズキンカブリタケ | |||||||
今朝、近くのサクラ堤とイチョウ樹下などを中心に歩いてみたが、アミガサタケなどのきのこは全く見あたらなかった。わが家から20〜30Kmほど南の小名浜の公園や勿来の関公園でも事情は変わらなかった。今年は暖かいとはいってもまだ発生には早いのかもしれない。 そこで三春町まで行ってみた。オオズキンカブリタケが最盛期を迎えていた。これは例年よりもかなり早い。先日からまだ4日目にもかかわらず(雑記2015.4.5)、150本以上の子実体が乱立して壮観だった。数年ぶりの大発生の年だと思われる。車を停めた位置からも10数本が目に入ってきた。写真撮影をしようと足を踏み入れたり三脚を立てると、いつの間にかきのこを踏んづけて潰していた。気づいただけでも10数個のきのこを踏み潰していた。 昨日の雨と今日の晴天および気温上昇で一気に生長したようだ。見頃はこの次の日曜日頃までと思われる。来週にはほとんどが萎れたり乾燥してペシャンコになっていることだろう。今日は久しぶりに4本だけ標本として持ち帰ってきた(f)。 |
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季節外れの雪といくつかの怪! | ||||||
今朝はよく冷えた。早朝外を見ると雨だったが、次第に雪に変わりam8:00頃からは大粒のボタ雪となった(a, b)。車の屋根などはわずかに白くなったがすぐに解け積もることはなさそうだ(c)。折しもいわき市界隈はどこに行ってもソメイヨシノはじめサクラが満開で美しい。ここ数日の寒さで満開のサクラを楽しめる期間が長くなりそうだ。am9:30には雨になった。 怪その一。このところ長年使って来たコンパクトデジカメが不調。主に地衣類や蘚苔類の撮影に使って来たペンタックスのW90(e)、そして主にきのこの撮影に使って来たリコーのGXR(d)の両者に、昨年10月頃から困った症状が出るようになった。 新品の純正バッテリーを充電直後に装着しても、ひんぱんに電気容量不足の表示が出て電源が落ちてしまう。また電源オンとなってもすぐに勝手に電源が落ちてしまう。さらに電源オンにしても一向に立ち上がらず無反応。こういった症状が頻発するようになった。 リコーのいわき支社に持って行って修理見積もりを依頼したところ、両機種ともに普通に電源は入るしどこにも異常が見あたらないという(ペンタックスはリコーに吸収合併された)。支社で技術者立ち会いのもとで確認したところ、何度試みても確かに正常に稼働する。しかし、持ち帰って使ってみると、症状は一向に改善されていない。そこで、再びリコーに修理依頼に出すと、前回と同じ答えがかえってきて、預けたときのままの状態で昨日戻ってきた。「いましばらく様子をみながら使ってみてください」とのこと。一昔前のカセットテープレコーダのようだ。回転数不安定で修理に出すと「異常なし」で戻り、自宅で使って見るとすぐにまたトラブル発生となった。 |
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もう一つの怪。昨年10月に長岡市で採取したテングノメシガイ属などの標本数点が忽然と消えてしまった。いくら探してみてもどこにもない。さらに不思議なことに電子データによる記録(Excel)からも、昨年10月の長岡市での採取記録だけが消えている。紙のノートによる観察記録だけが宙に浮いた形で残っている。標本と採取データはいったいどこに消えたんだろう? | ||||||
庭のエツキクロコップと三春のオオズキン補足 | |||||||
自宅庭のエツキクロコップタケの生長が悪い(a, b)。昨年は4月1日頃から出始めて、7日にはかなり大きくなっていた(雑記2014.4.7、同2014.4.3)。少し前まで雨が降らず乾燥しきっていたからかもしれない。発生数も昨年と比較してかなり少ない。 昨日取り上げた三春町のオオズキンカブリタケだが、地表に顔を出している子実体は20数個でほとんどの柄は成長途上にあり(c)、大部分の幼菌は落ち葉の下にあった。落ち葉がわずかに膨らんでいる場所の葉をどけてみると未熟な頭部がいくつも現れた(d〜f)。 |
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今年はまだ樹液酵母を見ていない。もう出ていてもよいのだが(同2014.4.17、同2013.4.12)。 | |||||||
オオズキンカブリタケが出始めた | |||||||
今日の新聞(ローカル紙)によれば三春町の滝桜が開花を始めたという。おそらくまだ十数輪の花が開いた程度だろうが、開花は例年よりずっと早い。見頃今週末あたりだろうか。 そこで今朝雨の中三春まで行ってみた。春休み中の日曜日にもかかわらず、気温は低く雨降りのためか観光客はとても少なかった。案の定、サクラはほとんどが蕾だった(a, b)。 近くのオオズキンカブリタケの発生地ではサクラはまだ全く開花していない(c)。しかし、樹下の斜面にはオオズキンカブリタケの幼菌やら若い菌が30個ほど顔を出していた(d〜f)。幼菌の多くは落ち葉の下なので、よほど慣れた者でないと、見つけるのは難しいかもしれない。若い菌の中でも大きなものは、地上高が8cmほどになっていた。このきのこの見頃(?)は、今週末から来週はじめあたりだろうか。滝桜同様、発生は例年よりずっと早い。 |
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今日は早朝からずっと雨が続き、気温も低くとても肌寒い一日となっている。 | |||||||
カンムリタケが出始めた | |||||||
午前中に千葉菌類談話会のDさんと三人で、近場のきのこポイントを数ヶ所回ってみた。海浜の寺社林ではカシタケはほとんど生長していなかった。また、杉林ではシャグマアミガサタケがすっかり干からびていた(b)。その近くの川沿いのモミ林ではかろうじて一本だけ新鮮なシャグマアミガサタケが見られた(a)。 いわき市の北隣の広野町の折木まで行ってみると、道脇にショウジョウバカマが咲き始めていることに気づいた(c)。例年この花が咲き出すとカンムリタケが出始めるので、念のためにそれらしい場所に行ってみた。全体に数は少なくまだ小さいが、確実にカンムリタケが出始めていた(d〜f)。この近辺でもシャグマアミガサタケはすっかり萎びていた。 |
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いわき市のソメイヨシノも三分から四分咲きになってきた。場所によってはしだれ桜やエドヒガンが見事な開花をみせている。この分だと、三春の滝桜の開花も例年より早そうだ。ということはオオズキンカブリタケも来週あたりから出始めることだろう。 | |||||||
ついに国宝の庭園もイノシシ被害 | |||||||
いわき市にある国宝の白水阿弥陀堂(b, c)の庭園がイノシシに激しく掘り返されて目も当てられない状態になってしまった。これまではイノシシによる食害や庭園被害はなかったのだが、昨年冬ころから周辺の田畑に出没するようになっていたという(a)。 特に今月2日の朝、やってきた地域住民がビックリしたという。大事に維持していた古代ハスは広範囲に掘り返されて食べられている(d)。また広大な芝生の庭園はていねいに維持されてきたが、これまたメチャクチャに掘り返されてしまった(e, f)。 一方、わが家はこれまでのところ、幸いなことにほぼ四ヶ月以上の間イノシシ被害はない。これほど長い期間イノシシ被害がないのは、この三年間では初めてのことだ。ただ、近くの石森山ではイノシシによって深く掘られたり崖が崩された場所がかなり増えてきた。 |
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かつてトガリアミガサタケが発生していた場所は、イノシシにすっかり掘り返されて、昨年に引き続き今年も発生は絶望的だ。シャグマアミガサタケの発生地もイノシシに蹂躙されている。 | |||||||
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