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車三台のタイヤ交換をした | |||||||
昨日の朝いわき市の湯ノ岳(alt 593m)山頂北側の松林を探索してから、入遠野の荒れた林道に入った。頼りない轍が残る凸凹した道を進んでいくと(a)、次第に落石が激しくなり、やがて道幅も軽自動車の車幅ギリギリとなってきた。見晴らしはとても良かったが、やがて前方が大きく崩落していた(b, c)。もはやこれ以上進めない。徒歩で近寄ると路肩が簡単に崩壊するので慌てて逃げた。谷底まで100mほどにわたって崩壊している。しぶしぶバックして慎重に戻った。 いわき市では突然道が消滅したり、崩落で通れない道はざらにある。そられの多くは通行不能の標識すらない。原発事故に伴う諸作業、「除染」関連作業、汚染廃棄物運搬、等々で県も市も全くゆとりがない。「通行止め」「この先不通」「進入禁止」などの標識がないのは日常茶飯事。したがって、荒れた林道へ入るなら、それなりの覚悟が必要で、すべては自己責任。 |
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昼過ぎに、プリウス、アルト、キャリーの三台のタイヤ交換をした(d〜f)。指先が自由に動かないので思いの外難儀した。それでも三台合わせて80分ほどですべて完了した。 | |||||||
大型のスギシャグマに出会った | |||||||
今シーズンのシャグマアミガサタケの発生はほぼ終わったと思っていた。さらになぜか全体に発生数が少なく小振りのものばかりだった。昨日近くの杉林を覗いてみると、大型のシャグマアミガサタケが出ていた。最初一つ見つけたときは、半信半疑だったがよく見ればさらに他にも発生していた。大きなものでは地上高18cmもあった(a, b, c)。大型のシャグマアミガサタケにであったのは久しぶりだった。しかも、モミ林でもマツ林でもなくスギ林とは! |
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他にはきのこはあまりなく、センボンクヌギタケに似通ったきのこや(d, e)、ニガクリタケくらいしか見られなかった(f)。 | |||||||
オオズキンカブリタケが百数十本乱立 | |||||||||||||
昨日磐梯吾妻スカイラインが開通するのにあわせて家を出た。途中田村市の無形文化財「お人形さま」を参拝して(g, h, i)、次いで三春町に寄ってみた。先日最盛期を迎えていたオオズキンカブリタケ(雑記2015.4.9)はすでに大半が崩れ始めているのではあるまいかと思ったが、念のために最後の確認をするつもりだった。ところが、車を停めて車外に出て驚いた。170〜200本ほどのきのこが大きく伸び上がって乱立していた(a)。先日と比較して、いずれも柄が長く伸び、頭部はまだ全く崩れていなかった(b〜f)。大きなものは地上高さ25cmほどあった。
岳温泉でうどんを食ってから、磐梯吾妻スカイラインに向かった。すぐに強風が吹き始め、曇天から氷雨模様となり、スカイラインに入ると視界は20〜50mで激しい吹雪となった(j)。火山活動の影響で開通が例年より10日近く遅くなったせいか、雪の回廊は高さ2mほどしかなかった(k)。 |
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福島市からの帰路、合戦場の桜に寄り道して帰った。どこも最盛期の桜が見事だった。 | |||||||||||||
早春の川内村いわなの郷にて | |||||||||||||
昨日川内村のいわなの郷に行ってみた。そこは標高420〜500mでようやく春がやってきたばかりだった。子安川畔にはやくもカンムリタケの幼菌が多数出ていた(a, b)。あと1〜2週間もすれば最盛期を迎えることだろう。発生は昨年よりずっと早い(雑記2014.5.20)。 この時期どこへ行ってもエツキクロコップタケが立派な姿を見せてくれる。昨日も例外ではなかった(c〜e)。雨降りの後だったのでキクラゲ類がよく目立った。アラゲキクラゲ(f)、タマキクラゲ、ヒメキクラゲ(g)は自宅でも見られるが、久しぶりにサカヅキキクラゲに出会った(h, i)。 人の鼻のような姿形のヌルデタケがいたるところにでているので撮影した(j〜l)。また、昨年発生したセンボンキツネサカズキが何ヶ所かに残骸を曝していた。昼過ぎに自宅に戻って桑の樹下をみると小さなキツネノヤリタケが顔を出していた。 |
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一気に春が来て草が急に伸びてきた。数日前に刈払機を使って今年初の草刈りをした。 | |||||||||||||
今年初の「キノコのフォトアルバム」更新 | |
今年になってはじめて「キノコのフォトアルバム」を更新した。これでようやく「撮影年月リスト」に2015年 (平成27年)という項目が生まれた。 「今日の雑記」や「フォトアルバム」の更新頻度が落ちている最大の要因はレイノー症状の悪化にある。しかし、痛いからとか動かないから、という理由で動かさないとますます動かなくなる。「今日の雑記」や「キノコのアルバム」の更新は、自分のための一種のリハビリといえる。 年々悪化してくる強皮症のためか冬場のレイノー症状も年ごとに激化してきた。手足の体温が極端に低くなり指は突っ張っり激しい痛みが伴う。顕微鏡の微動ノブの操作もなかなか思い通りにならない。簡易ミクロトームに試料を挟んだり、カミソリで薄片を切り出す作業はかなりの苦痛を伴い、まるで初心者のような出来映えになる。非常に歯がゆいがこれが現実だ。最低気温が摂氏20度をこえる陽気になれば症状はかなり緩和されるはずだ。 |
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キツネノワンで指のリハビリ | |||||||||||||
生暖かい外気のなか、いわき公園に行ってみたがきのこの姿は全くなかった。石森山のサクラ樹下にはかろうじて小さなアミガサタケが二つだけ見られた(a)。 自宅庭ではツバキキンカクチャワンタケがまだわずかに残っている(b)。エツキクロコップタケはやはり生長が悪い(c)。一方、キツネノワンは大発生で元気がよい(d)。 指先のリハビリのために、キツネノワンを一つ摘み取って(e, f)、ピスと簡易ミクロトームを用いて、子嚢盤の断面を切り出した。メルツァー試薬と水道水で封入して検鏡したが、ここではメルツァーで封入したものの一部を取り上げた。油浸100倍対物レンズで撮影したのは(l)。なお、キツネノワン、ツバキキンカクチャワンタケ、朴の菌核菌、アネモネタマチャワンタケなどは、顕微鏡下ではどれも似たり寄ったりで、顕微鏡観察からは違いを感じることはできない。 |
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指先がすぐに冷たく硬くなって激しい痛みに襲われるため、やはり精緻なプレパラートを作成するのは非常に難しい。実体鏡下での切り出しを試みたが、カミソリは上手く掴めず、試料は指先で押さえられなかった。今日の時点で、実体鏡下での切り出しは全く不可能だった。 | |||||||||||||
庭の桑樹下にキツネノワンが出ていた | |||||||
カシタケが大きくなっているのではないかと思い、朝海浜近くの寺社林に行ってみた。先月(雑記2015.3.26)見られた小さな幼菌をはじめ、それらしき姿はすっかり消えていた。 帰宅して、何気なく自宅の桑の下をみると、キツネノワンが沢山顔を出していた。ざっと数えて子実体の数は100を超え、中には子嚢盤の径が15mmに及ぶものもあった。昨年と一昨年は発生に気づいたのはいずれも4月25日過ぎだった(同2014.4.26、同2013.4.25)。一方、庭のエツキクロコップタケ(同2015.4.6)はほとんど生長しておらず、小さなままだ。 |
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昨年11月後半からつい最近まで、激しいレイノー症状のため手掌や指先が自由に動かず、プレパラート作成がままならなかった。久しぶりに顕微鏡を覗いた。巨大胞子を持つオオズキンカブリタケだ。胞子があまりにも大きいからか(d)、子嚢の中には胞子は二つしかない(e)。きのこでは胞子を検鏡するといえば普通は対物油心100倍レンズを使う。しかし、オオズキンカブリタケの場合には対物100倍レンズをつかうと、視野の中に胞子の全体像が入らない(f)。 手や指が思い通りに動かせず子実層を上手く切り出せず不満足な検鏡写真になった(e)。 |
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林道走りの一日:成果なし | ||||||
昨日とはうって変わって朝から良く晴れていた。そこでいわき市南部の勿来から田人の周辺の林道を走り回った。小川に沿った林道を選んで手当たり次第に入り、手頃な子嚢菌発生ポイントを求めて180Kmほど走った。例によって悪路やどん詰まりの道が多かったが、ひょんなことから北茨城の花園渓谷に出てしまったりもした。目的のきのこには出会えなかった。 林道走りの結果、出会ったきのこといえばエノキタケくらいのものだった(a)。途中の林道ですぐに手の届く範囲にニワトコを見つけたのでピスにするため髄を抜き取った(e)。やはりキブシと比較すると繊維が強く、均質ではないので脆いきのこを切り出すには向かないようだ。 いったん自宅近くを通り過ぎて先日カンムリタケの発生を確認した水流に行ってみたが、この何日間かの間にほとんど生長していなかった。数も増えてはいなかった(b〜d)。 |
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集落の農家はどこも田植えの準備で大忙しだ。イノシシは自宅近くに迫ってきている。 | ||||||
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