Top | since 2001/04/24 | back |
常磐線富岡駅の今 | |||||||||||||
常磐線の富岡駅は今年の1月16日から解体工事が始まり、危険なため周辺を含めて立入禁止となっている(a〜d, h)。しかし、1月18日(日)は重機もダンプも動いておらず警備員も不在だった。そこで駅周辺と海側の地域をジックリと観察することができた。 駅前商店街などは4年前の地震と津波に遭遇したときのままだ(e〜g)。違うのは瓦礫が片付いたこととそのための道路整備がなされたことか。周辺、特に海側に広がる一帯には放射性物質で汚れた瓦礫や「除染」廃物を積めたフレコンが山積みされている(i, j)。海のすぐ脇からは福島第二原発に続く作業用の道が続いている(k, l)。数ヶ月もすれば、富岡駅舎は撤去され一部が震災遺構として残されるだけになろう。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
顕微鏡が昨日戻ってきた(雑記2014.12.22)。綺麗に整備されて、がたつきは消え歯車部分の動きはなめらかになった。しかし今検鏡しようと思うきのこはない。 | |||||||||||||
仙台空港の先の浜まで行ったけれど | |||||||||||||
昨日海浜に沿った通りを選びながら仙台空港(a)の先の浜まで行ってみた。空港付近から浜の方向に車で近づくと、たいていの道が突然通行止めになる(b)。その先には巨大堤防が南北に長く広がっている(c)。浜には堤防の海側にコンクリーブロックの帯が伸びている(d)。 わずかに松林の残る防風林も柵で囲われ盛り土の台地に松が植林されている(e)。工事が未完成なところでは、瓦礫こそ片付いたが殺風景な風景が広がる(f)。空港南側の岩沼海浜緑地も荒れたままで(g, h)、あちこちに重機の姿ばかりが目立つ。 宮城県南部を走っていると、道路脇に広大な湖でもあるような光景が現れた(i)。近寄ってみると太陽光発電のパネルだった(j)。被災地では、再生可能エネルギー開発の名のもとに新たな環境破壊が進み、無粋な風車や太陽光パネルばかりがやたらに目立つようになった。 山元町にある常磐線の坂元駅は相変わらずプラットホームだけが無残な姿を曝している(k)。南相馬港近くの公園も松林こそ残っているが、堤防工事で立入禁止の状態が続いている(l)。朝7:30に自宅を出発して、午後の3:40頃帰宅したが、海浜生のきのこには一切出会えなかった。むろん採集袋や一眼レフカメラの出番はまったくなかった。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
しばらくは家を空けられない | |
2011年の震災以降、いわき市では職人不足から家屋の修繕や屋根瓦の処理などの遅れが慢性化している。依頼しても工事日は約束されず、業者の都合が最優先される。 業者も超多忙でまったくゆとりがない。やってみないと何時間かかるのか分からないという。一つの仕事が終わり次第、その足で次の予約先に向かう。電話連絡を入れずに予約先に向かうことも多いという。その予約者が不在であればさらに次の予約先に向かう。 不在でとばされた予約者宅の工事はずっと先になり、いつになるのかわからない。先日突然始まったトイレの修繕工事でとりあえず汚水管の交換までは終わった。しかし、床下汚水の除去など、その後の処理がいつになるのやら、まったく分からない。 業者もとりあえず日曜日は休むことが多いらしい。だから平日は誰か一人は常に家に残っていなくてはならない。北茨城方面と相馬方面に出向いて海浜生菌類の様子を確認したいが、しばらくはそれもままならない。宅配便の不在配達のようなわけにはいかない。 |
|
庭の梅が咲き始めた | |||||||
数日前から庭の梅が咲き始めた。昨日は7〜8つの花を数えた。この冬は昨年12月がひどく寒かったが、1月に入ってからは連日比較的暖かな日が続いている。そのためか、昨年や一昨年と比べて梅の開花が早い(雑記2014.1.25、同2013.2.27)。花は樹の高いところの枝にしか見られなかったので、長尺の園芸三脚にのって撮影した。 梅の樹下の材にはスエヒロタケ(e, f)やアラゲカワラタケ、ヒイロタケといったきのこが出ている。 |
|||||||
|
|||||||
昨日の午後2:30頃に設備業者がやってきてトイレの修繕作業が始まった。汚水管は完璧に割れていた。床下に溜まっている汚水の処理は後回しにして、汚水管の交換作業が始まった。作業が一段落したのは夜7:00。便器などはグラグラして不安定だがとりあえず使える。便器は後日あらためて固定し、その後、床下の汚染水の除去作業にとりかかることになった。 | |||||||
カラープリンタ−:リコーの対応に感謝 | |
ネット通販で注文したプリンタが一昨日届いた。昨年末にカラープリンタが壊れて使えなくなったので先週リコーの製品を注文してあった(雑記2015.1.9)。 LANで使う予定だが肝心のLANから全く認識されない。空いたIPアドレスを割り振ってもダメだった。こうなると初期不良の可能性もある。amazonに連絡をすると販売店に直接照会してくださいとのこと。そこで販売店にメールを入れると以下のような回答があった。 「ご注文いただいております商品は、新品のメーカー品になります。恐れ入りますが、メーカーにお客様から直接お問合せいただきますようお願いいたします。初期不良の場合、新品と交換対応等をしていただけると存じます。」 要するに売りっぱなし。しかも保証書には店の押印もなければ、店名ラベルも添付されていない。要するに保証書は無効だ。メーカーの「お客さま相談センター」に相談すると、シリアル番号からつい最近の購入とわかり、エンジニアを派遣してくれるという。いつになることやらと思っていたら、数時間後に連絡があってサービス事業部からエンジニアがやってきた。 いろいろ曲折はあったが正常に稼働するようになった。ハード的な初期不良ではなく、出荷前のソフト的なミスが原因だったらしい。リコーの適切な対応と迅速な処理に感謝した。あらためてネット通販で高額商品を買うときの保証書の件を考えさせられた。 一方、大家さんから督促をいれてもらったが、トイレの排水関連の工事はいつになるのか全くわからない(同2015.1.6)。他にも問題が生じている。今年は新年早々トラブル続きだ。 |
|
久しぶりのドングリタケとナガエノホコリタケ | |||||||
11日(日)の午後、千葉科学大学の糟谷さんと一緒に神栖市波崎の童子女(おとめ)の松原公園でドングリタケ探しをした(a)。得られた子実体は遠州灘などで見られるものとはタイプが異なり(雑記2006.2.27、同2003.2.10、同2003.11.26)、全体にサイズは大きく扁平気味で、愛媛のIさんが観察しているものと似通った姿をしていた(b)。 その後波崎海浜公園周辺を歩いてみると、海辺に続くイネ科植物に被われた斜面(c)にナガエノホコリタケが沢山でていた(d〜f)。発生からまだ一ヶ月は経過していなかったとみえて、幼菌も見つかった。ナガエノホコリタケの群れをみたのは久しぶりだった。 |
|||||||
|
|||||||
銚子の神社林でみられたきのこ | |||||||||||
11日(日)は千葉科学大学の糟谷さんの案内で、県指定の天然記念物となっている銚子市内の渡海神社の極相林を散策した。ヤブツバキ樹下にはツバキキンカクチャワンタケが多数みられた(e)。この林はタブが非常に多くマユハキタケもみられた(f)。この他にも、アセタケの仲間(g)、クロハナビラタケ(h)、広義のキクラゲの仲間(i, j)などが出ていた。
|
|||||||||||
|
|||||||||||
夜いわき市に帰り着く頃には、しめった雪が激しく舞っていたが、積雪をみるにはいたらなかった。夜中から風が強くなり、翌朝は雲一つ無い快晴となった。 | |||||||||||
2015年千葉菌類談話会スライド会 | |||||||||||||
昨日夜8:00頃に千葉から帰宅した。今年の千葉菌類談話会のスライド会は多彩で豪華な顔ぶれの演者も並び楽しめた。恒例のハンドベル演奏もよかった。昼はきのこグッズ展示に多くの人が群がっていた。きのこグッズ展示の会場では、新刊書のサイン会があったり、外房の蓮沼海岸でとれたというケシボウズタケやら、自作のボルトナット簡易ミクロトームなども出品され面白かった。新年会には28名ほどが参加し盛り上がった。
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
この夜は千葉県庁近くのビジネスホテルに宿泊して、翌11日午前中は千葉科学大学の糟谷研究室で過ごし、午後銚子市内の神社林を案内していただき、思いがけず何種類ものきのこを観察できた。いわき市と違ってやはり千葉県は暖かいことを感じた。 | |||||||||||||
|