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ハイカグラテングタケなのだろうが? | |||||||
日光だいや川公園の遊歩道脇に、24日〜28日にかけて柄が灰色綿屑状の粉に覆われたテングタケ属のきのこが出ていた(a〜e)。ちょっと見た目にはコナカブリテングタケにもハイカグラテングタケにも似ている。この周辺では過去に何度かハイカグラテングタケが出ているが、いずれも典型的な姿からはやや離れていた。 六枚の画像のうち、(a, b)は乾燥した日に出ていたもの、他の画像(c〜f)は雨の直後に出ていたもので、柄表面と基部の形をみる限り同一種のように思えるが、カサ表面の様子は随分異なる(a : c, e)。胞子は三者とも大きさも形もほぼ同じで非アミロイド。 おそらくこれら三つの子実体はいずれもハイカグラテングタケなのだろう。 |
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昨日前日光の古峰ヶ原高原周辺を散策した。きのこは非常に少なく、カバイロツルタケばかりがやたらに多かった。持ち帰ったテングノメシガイの仲間はすべて未熟だった。 関東地方も梅雨明けを迎えたという。標高1,200〜1,300mの高原地帯では直射日光下こそ暑かったが、日陰に入ると涼しかった。しかし下界に戻ると日陰に入っても暑かった。 |
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立木観音から阿世潟へ湖畔散策 | |||||||||||||
昨日は暑くなるとの予報が出ていたので、朝いろは坂を上がって立木観音の先の駐車場にクルマを駐めた。ここから中禅寺湖畔の遊歩道を阿世潟に向かって散策した。 予想に反して、戦場ヶ原や千手ヶ原とは対照的に多くのきのこが出ていた。いくつかは「キノコのフォトアルバム」に掲載したが、種名までたどり着けないきのこも多かった。 黄橙色のテングタケ属のきのこはタマゴタケモドキかと思ったのだが、ツバが無くその痕跡もなかった(a, b)。イロガワリかアシベニイグチの乾燥品かと思ったキノコは胞子の形がまるで違っていた(c, d)。柄に明瞭な網目のあるイグチもよくわからなかった(e, f)。 コガネテングタケはカサの半分を虫に食われていた(g, h)。ヤマイグチは何種類かあった(i, j)。背丈15cmにもおよぶ巨大なノボリリュウタケがいくつも出ていた(k, l)。湖畔は終日よく晴れて、風は爽やかだった。いろは坂を降りると下は暑かった。 |
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久しぶりのオオシロカラカサタケ:井頭公園 | |||||||||||||
真岡市の井頭公園を歩いていると、チダケ狩りの人があまりにも多いことに驚いた。彼らは見向きもしないが遠目にも白い大型のきのこが見えた。近づいてみるとオオシロカラカサタケだった(a〜e)。成熟するとヒダが暗いオリーブ色で胞子紋も暗緑色のきのこは他にはない。 一方では小さくて繊細なキツネノハナガサも多数でていた(f)。やはりチダケ狩りの人は関心がないのでウスヒラタケ(g, h)やアワタケ(i, j)、アカヤマドリ(l)等はそのまま残っていた。むろんフクロツルタケ(k)やヒメコナカブリツルタケ、ミドリニガイグチなどには誰も手を触れない。 |
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宇都宮「正宗」の激辛味噌ラーメン 井頭公園からの帰路、前から気になっていた味噌ラーメンの店「正宗」で昼食をとった(m)。12時前だったので待たずに席につけた(n, o)。「鬼紅の味噌ラーメン」が最も辛いようなので(p)、これを注文した。出てきた丼は唐辛子が一面にまぶされて真っ赤っ赤だった(q)。食べ終わった後も、赤色の汁がしっかり残っていた(r)。確かに少し辛かった。しかし辛さよりも、味と気配りで宮環にある味噌ラーメン店「みそいち」の方に軍配が上がりそうだ(雑記2016.3.13)。 |
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マツ樹下に立派なハナビラタケ | |||||||||||||
右側のブレーキランプが点灯しないことを知ったので、昨日朝電球を購入しにクルマ屋さんに向かった。開店時刻はam10:00と遅いので、その前に少し先にある公園を散策した。 鬼怒川温泉の岩風呂駐車場にクルマを駐めすぐ脇の公園に目をやるとアカマツの根本に大きなハナビラタケが見えた(a〜d)。新鮮なとてもよい状態だった。園内にはベニタケ属やチチタケ属を主体にきのこが大発生していた。昨年とよく似ている(雑記2015.7.6)。 よく見ればヤマイグチ(e, f)やアワタケ、オニイグチ、アカハテングタケ、ツルタケダマシ、ウスタケなども出ていた。クロハツ(g, h)、クロハツモドキ(i, j)、シロハツ(k, l)などを撮影して、開店したばかりのイエローハットに寄ってバルブを購入し、その場で交換した。球切れだった。 |
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夜中の12:00少し前に震度4の長い地震があった。いわき市ではこの程度の揺れはしばしばあったが、日光に転居してからは初めてだった。熊本は大変だと、改めて感じた。 | |||||||||||||
胞子紋が赤色:なんだろう? | |||||||||||||||||||
かなり腐朽の進んだ広葉樹からカヤタケ型のきのこが出ていた(a, b)。ヒダをみると赤みを帯びた煉瓦色で(c, d)、カサ頂部は漏斗形に凹んでいる(f)。以前どこかで見たようなおぼろげな記憶があった。持ち帰って一晩経過すると、乾燥して全体に淡色になっていた(e)。 一晩かけてとった胞子紋がやけに赤くて一瞬ギョッとした(g, h)。胞子(i)は非アミロイドで(j)、表面に微細なザラつきがあるようにも平滑にもみえた。ヒダの縁にも側にもシスチジアらしきものはない(k〜m)。ヒダ実質は緩やかな並列型で、子実層がピンク色を帯びている(l)。 カサ表皮をみると(n)、表面に濃色のリングが巻かれたような菌糸がある(o, p)。カサ表皮ばかりではなく、カサ肉にもヒダ実質にも菌糸には豊富にクランプがある(p, q)。担子器の基部にはベーサルクランプがあるようだが、明瞭な画像は得られなかった(r)。 |
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屋外で見た時にはClitocybe(カヤタケ属)かClitopilus(ヒカゲウラベニタケ属)のきのこだろうと思ったが、どうもどちらにも該当しないようだ。多分既に報告され和名も与えられているきのこなのだろうが、不勉強でよくわからない。少なくとも手元の文献からは属までもわからなかった。 すぐに乾燥しなかったせいか、いつのまにかカビに侵されていた。諦めて標本は処分した。 |
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都市公園のきのこの続き:その2 | |||||||||||||
土曜日から昨日までに日光だいや川公園で多数見られたきのこの続き。昨日遠来の菌友ら五人で日光だいや川公園をのんびり歩いた。すでにきのこの大発生は終わりを告げていたが、それでも相変わらず白色系のベニタケ属とチチタケ属がいたる所に多数みられた。 ここには土曜日(7/23)から月曜日(7/25)までに見られたきのこのうちから幾つかを掲載した。キヒダマツシメジ(a, b)とアンズタケ(c, d)は昨日もよく出ていた。あまり「〜らしくない」ムラサキヤマドリタケ(e, f)はグランドゴルフ場に、アワタケ(g, h)、アメリカウラベニイロガワリ(i, j)は遊歩道脇に、シワチャヤマイグチ(k, l)は落ち葉の堆積の中から出ていた。 |
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公園の一隅にはヒスイガサ(あるいはフカミドリヤマタケ:工藤氏仮称)が多数出ていた。行楽客などが少なかったので、じっくりと観察や撮影ができた(r)。小さいが実に繊細で美しいきのこだ(m〜o)。胞子(p)とヒダ断面(q)、そして現地での撮影風景を一緒に掲載した(r)。
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ところで、このヒスイガサあるいはフカミドリヤマタケという名称は2012年の日本菌学会第55回大会でHygrocybe atroviridis sp. nov., nom. prov.[新種学名、学名は仮称] として発表されたものだが、その後、何処のどんなジャーナルに正式発表されたのだろうか。発表者らはフカミドリヤマタケという和名を提唱していたが、ヒスイガサの方が趣があって良いように思える。 | |||||||||||||
都市公園のきのこの続き | |||||||||||||
土曜日(7/23)に日光だいや川公園で、最も多く見られ広範囲に出ていたベニタケ科のきのこを取り上げた。ふだんはよほど特殊なものでない限りベニタケ属のきのこは見ない。また多くのチチタケ属のきのこもたいていは無視して通り過ぎる。しかし、この日はこれらのきのこがあまりにも多かったので、発生頻度の高いものを持ち帰って調べた。その結果がこの画像となった。 ケシロハツ(a, b)、ケシロハツモドキ(c, d)、ツチカブリ(e, f)はいたる所に群生していた。ドクベニタケ(g, h)やそれによく似たているが柄がわずかに赤みを帯びたもの(i, j)が駐車場周辺やら遊歩道脇に群生していた。カサ表面が著しい粘性をおびたトビチャチチタケ(k, l)も無闇矢鱈と多かった。むろん、チチタケもまだまだかなり残っていた。 |
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昨夜はやはり夜中の12:00過ぎまで宴会となってしまった。今日は日光だいや川公園で依頼されているきのこの採取などをすることにした。 | |||||||||||||
都市公園ではきのこが大発生 | |||||||||||||
昨日朝近くの日光だいや川公園を散策した。いたる所にきのこが大発生していた。種類・量ともに今シーズン最大の発生数と思われる。場所によっては足の踏み場もないほどにきのこだらけになっていた。大型菌から小形菌までざっと数えても優に80種は超えていた。 最初の一時間には30mほどしか進めなかった。きりがないのでさっさと横目でみて通り過ぎ、一部を撮影した。それでも二時間ほどの間に撮影したきのこは300枚を超えていた。 ここにはそれらのうちから小形で比較的目立ちにくいものを六点ほど掲げた。コブミノコガサタケ(a, b)とヤグラタケ(k, l)以外は、いたるところで広範囲に見られた。アキヤマタケ(c, d)、アカイボカサタケ(e, f)は遠くからもよく目立った。クロアシボソノボリリュウ(g, h)やクリイロイグチ(i, j)はちょっと見ただけでは存在に気づきにくかった。 この日はチダケ狩りの輩に5〜6人ほど出会った。彼らのポリ袋の中には20〜30個ほどのチダケが入っていた。チチタケはまだ全般的に小さな幼菌が多いが、カサ径4〜6cmほどの成菌も見られた。多くは成菌になる前に採取されてしまうのだろう。 |
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今日は福島県の川内村合宿(菌類懇話会)に参加した菌友三人(兵庫県、三重県の仲間)がやってくる。今夜は宴会になるので、昨日の午後、正嗣の餃子を買ってきた。 | |||||||||||||
壊れたパソコンを復活:バーチャルWindows7 | |||||||
今月はじめ頃に突然壊れて起動不能となってしまったパソコンをなんとか復活して使える状態にした。壊れたパソコンを捨てるのは簡単だが処理費用が5,000円取られる。これは実にバカバカしい。そこで、逐一原因を調べあげた。するとBIOSは無事だったが、電源、ハードディスク、メモリのすべて、そしてマザーボードのインターフェース部の一部がにダメになっていた。 そこで、捨てずに残してあった過去のデスクトップパソコンの残存パーツを寄せ集めて再構築した結果、OSを起動できる状態にまで復活した。そこにUbuntu16.04を導入し(a)、その中にバーチャルOSとしてWindows7を導入した(b)。このWindows7は壊れたパソコンにもともと入っていたOSなので、リカバリーDVDを使い、ライセンスの認証もすんなりできた。 今週初めにはハードとしてのパソコンの改造修復は完了していたが、まだUbuntu16.04というOSを入れて初期設定をしただけで放置してあった。昨日は終日雨だったので、外出はやめて午前中にそこにWindows7をいれて、LibreOfficeやGimpなど各種アプリも導入した。 今朝はこのパソコンのバーチャルWindows7から雑記を更新してみた。あらためてLinux世界のフリーソフトの豊富さを実感した。Windows世界のフリーソフトの100倍はありそうだ。 |
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昨日は日光市街地こそ終日雨だったが、戦場ヶ原はじめ日光湯元などは相変わらず、晴れたり曇ったりの一日だったようだ。上(奥日光)と下(日光市街)の天候は全く異なる。 | |||||||
またまた地上生のアラゲコベニ!! | |||||||||||||
真岡市の県立井頭公園の遊歩道上に発生していた(a)。10日ほど前にみつけたのだが個体数が少なかったので採取していなかった。せめて胞子の確認だけでもしようと思って採取し始めると、踏み固められた硬い土壌に散生していたものを20個以上集めることが出来た。 帰宅後泥を除去し写真撮影、胞子紋を採取し縁毛の観察を始めてびっくり! 「なんじゃこりゃー! 見てー!」と師匠に叫んでしまった(b, c)。こんなへんてこりんな分岐のある毛があるなんて! 「星の王子様」のバオバオの木のようなものまである! 今回も泥との闘いであった。最近土壌生のものによく出会っているがひたすら泥との格闘で苦労している。土壌生の種には過去3回出会っているが胞子が球形のものはない。地上生に気をつけているともっとたくさんの種に出会えるのかもしれない。 少なくとも手持ちの文献にはこの種はみあたらない。文献探しも大変そうだ。 (Y. A.) |
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日光の名勝憾満ガ淵:雨の中の散策 雨が降っていたが傘をさして久しぶりに憾満ガ淵を散策した。ここは西欧系の観光客に特に人気が高い。ふだんはちょっと歩いていると、しばしば英語で質問を投げかけられる。彼らの持っているガイドブックを見せてもらうと「日本では英語が通じる」とあった。とんでもない! 昨日は雨のせいか、観光客の姿はとても少なかった。きのこの姿もまた少なかった。ただ、小形のEntoloma(イッポンシメジ属)が多数見られた。中でも多かったのがキイボカサタケ(k〜m)、ついでヒメコンイロイッポンシメジだった(n〜p)。アカカバイロタケ(q, r)、ベニヒガサ(s, t)、キシャモジタケ(u, v)、コウジタケ、アミヒラタケ、アシボソチチタケなども見られた。 (I. A.) |
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すっかり乾燥しきった奥日光 | |||||||||||||
昨日赤沼バス停から奥日光に入ったが、途中きのこの姿は殆ど無かった。かろうじて、オオカボチャタケ(e, f)、マスタケ(g)、カイメンタケ(h, i)といったいわゆる「膠質菌」の仲間が見られただけだった。ホシアンズタケにいたっては、今年は極めてわずかしか発生しなかった。昨日は、発生したもののすぐに乾燥したり腐敗して大きく育てなかった数個(j, k, l)を、やっとのことで見つけただけだった。今シーズンの発生はほぼ終わったと見て良さそうだ。 呆れたのがタモギタケの大群生だった。樹勢の弱ったハルニレ大樹の地際から高さ10mほどまで及んでいた(a〜d)。しかもこの場所はバス終点から中禅寺湖側に数分の遊歩道すぐ脇で、遠目にもとてもよく目立った。昨日までの連休に奥日光には多くの観光客が入ったというが、不思議と大部分がそのまま残されていた。ここはさる10日に東京きのこ同好会のメンバーと一緒に歩いた場所でもある(雑記2016.7.11)。その折には幼菌の姿も何もなかった。 |
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奥日光では川がほとんどが干上がって涸れ沢となり、西ノ湖も「西ノ池」を通り越して「西ノ水溜り」になっている。よほど多量の雨でも降らない限り、きのこ観察のため奥日光に入るのは全くの徒労となるだろう。昨日の定点観察も「きのこがない」ことの確認をしてきただけとなった。 | |||||||||||||
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