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西ノ湖がすっかり干上がっていた | |||||||||||||
昨日午前中に奥日光を散策した。すっかり大きくなったオオシャグマタケに出会った。発泡酒の「のどごし<生>」350ml缶と並べてみると、缶よりやや大きくずっしりと重い。エツキクロコップタケは今頃から出始めるようで(c, d)、発生が「下界」より三週間ほど遅い。ニガクリタケがあちこちにみられたがいずれもまだ小さい(e, f)。アシグロタケが倒木に並んで多数ついていた(g〜i)。軟質菌は他にはほとんど見られず、地表には新緑もなくよく乾燥している。サルノコシカケの仲間の菌が何種も見られたが、これらについては稿を改めることにした。
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おおよ予測はしていたが、西ノ湖がとても小さくなっていた(j)。「西ノ湖」ではなくて「西ノ池」といったほうがよいくらいだ。湖底を歩いて対岸に渡れるほどで(k)、白日の下に曝された湖底はすっかりひび割れている(l)。冬場の積雪が異常に少なかった証しだ。 | |||||||||||||
都市公園はフミヅキタケばかり | |||||||||||||
真岡市の井頭公園を歩いてみた。全般的によく乾燥していて、キノコの姿はほとんど見られない。ウッドチップやリターからも何もでていない。しかし、遊歩道わきの落葉堆の中からはフミヅキタケがよく出ていた(a〜d)。まだ襞が被膜で覆われた若いものから、すっかり乾ききって柄も細くなったものまで見られた。日光市の大谷川公園ではキノコの姿は全く見られない。 久しぶりにフミヅキタケを検鏡した。胞子には明瞭な発芽孔があるが(e)、濃硫酸で封入するとさらに明瞭になる(f)。いくつもの子実体から多数のヒダ切片を切り出してみた。いずれも側シスチジアははっきりわかるが、縁シスチジアはよくわからなかった(g, h)。そこで襞を一枚スライドグラスに寝かせて縁をみると低い頻度で、側シスチジアと同じような姿形の縁シスチジアがあった。フロキシンで染めてみると便腹形のものが多かった(i, j)。カサ表皮は球形の細胞が多数重なっている(k, l)。検鏡したキノコは標本として残さずに庭の落葉の上にばら撒いた。 |
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Windows10へアップグレード成功 | |||||||
メインPCのOSであるWindows7はどうやら一部のシステムファイルが壊れているか欠損していたらしく、過去のバックアップを使ってもWindows10へのアップグレードはできなかった。過去に一度だけ試験的にWindows8.1にアップグレードしたことがあり、その時のバックアップ・ファイルを見つけた。まずはリカバリーをしていったんWindows8.1にした。これをベースにWindows10へのアップグレードを試みたところすんなりとアップグレードできた。 デスクトップ画面はかつてのWindows7の時のもの(a, b)とほぼ同じようにした(c, d)。Windows10では、電源オンにしたときの起動が早くなり、ファイルコピーのスピードが格段に速くなったことを実感した。しかし、CanonUtility、プリンタ、ラベルライターなどいくつかのアプリが使えなくなった。当面は、これらのアプリはWindows10対応のものをダウンロードして改めてインストールしていくことになる。以前と同様の環境になるまでにはまだしばらくかかりそうだ。 |
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自宅の離れ脇の斜面をみるとナラタケが出ていた(e, f)。みそ汁の具になった。昨日の東京はえらく暑かった。講義は3時間半、しかし片道4時間の通学(?)はやはり結構辛い。 | |||||||
こんな時期にフユノコガサが | |||||||
近くの都市公園を散策していると、コケのなかから小さなきのこが出ていた。姿からはケコガサタケかフユノコガサを推測させる。柄が非常に短いものやらやけにひょろ長いものなどがあるが、いずれも同一種のようだった。帰宅して検鏡してみると、胞子に子嚢盤がない。ということは、フユノコガサということになる。画像は掲載しなかったが、シスチジアも保育社図鑑の記述とほぼ符合する。現地では、柄の色こそ明色だがきっとケコガサタケだろうと思っていたが、そうではなかった。5月のこんな時期にフユノコガサが出るとは思ってもいなかった。 |
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今日はギリシア語とラテン語の読書会の三回目。Windows10の導入トラブルですっかり時間を取られてしまい、西洋古典語の下調べと課題の作成がほどんどできなかった。往きの電車の中で課題をこなすしかなさそうだ。東京まで四回の乗り換えがネックになりそうだ。 | |||||||
結局Windwos10へのアップグレードできず! | |||||||
Windwos10への無償アップグレードは7月29日までとなっている。メインPCは今現在Window7なので、Windows10へのアップグレードを試みたが、結果は「インストールできませんでした」とのメッセージがでるばかりで、何度やっても同じだった(a〜f)。 そこで、OS周りをなるべく身軽にしてから再び試みたがやはりダメ。"TotalSystemCare" を使って修復した後の試みもすべてダメだった。Microsoftに照会すると「OSを構成しているファイルの一部が壊れている可能性があります、Windowsのインストールディスクを使ってOSの修復をしたのちに改めてアップグレードするか、クリーンインストールをしてください」という。 昨年の引越の折に、Windows7をはじめMS OfficeシリーズやAdobe製品などのインストールCDは殆ど行方不明となったし、多くのダウンロード版インストールファイルは消去してしまったので手元にはない。クリーンインストールなどしたら、これまで使ってきたアプリ類をほとんど失うことになる。要するにクリーンインストールは論外だ。 |
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今日は過去のバックアップからOSをいったんWindows8.1にリカバリーしてから、あらためてWindows10へのアップグレードを試みてみよう。悪評の高かったWindows8.1に戻すのは、このPCのWindows7では再びアップグレードに失敗する恐れが大きいからだ。 | |||||||
シイタケほだ場の大型子嚢菌 | |||||||||||||
近くのシイタケほだ場に3月後半頃から出始めた暗茶褐色の子嚢菌が成熟し始めた(c〜f)。見た目はオオシトネタケかフクロシトネタケの仲間と思われたが、つい最近まで、子嚢の中は空っぽだった(a: 4/13)。10日ほど前には胞子はできはじめていたが(b: 4/22)、まだ全体が単なる楕円形の胞子で、表面模様がどのように変化するのか分からなかった。昨日は胞子を放出している子実体もいくつかあった。胞子を見るとフクロシトネタケではなく、オオシトネタケであることがはっきりした(g〜j)。子嚢の先端は非アミロイドだ(k, l)。
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前日の道路渋滞と市営温泉の混雑に恐れをなして、昨日は終日家でじっとしていた。もっとも、昼頃までは強い雨のためどうにもならなかったけれど。 | |||||||||||||
林道はどこも崩壊したまま | |||||||||||||
昨日川俣の栗山ダムまで上がったあと少し下って、周辺の林道をいろいろ走ってみた。多くの林道は昨年9月の豪雨災害でズタズタになったままで、ほとんど手がつけられていない。唯一栗山ダムまでの道はいち早く整備され、昨年のうちに一般車が通れるようになった。 ゴールデンウィーク中は栗山ダム駐車場でイベントが行われるので(a)、早い時間帯に慌てて下って、別の林道に足を向けた。しかし、他の多くの林道は豪雨被害の時のままだった。田茂川林道は路面の荒れ方もひどいが(c, d)、途中で道路が完全に崩落している(e, f)。進入禁止の標識もなぜか地面に転がっていた(g)。標識の先は完全に崩落している(h)。その後に標高を下げてから入ったラフの林道は突如大きな路面崩壊に進路を妨げられた(i, j)。 |
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キノコの新たな観察ポイントを求めての林道走りだったが、これといったよい場所は見つけられなかった。出会ったキノコはサルノコシカケの仲間とアミガサタケだけだった。 帰路、昼前だったが鬼怒川の国道は観光の車で渋滞していた。裏道を選びながら帰宅した。夕方市営温泉に行ってビックリした。子連れや家族連れも加わって大混雑だった。 |
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シイタケほだ場のナヨタケ属 | |||||||||||||
近くのシイタケほだ場では新たなキノコがいくつか出始めている。ここでは多数出ていたナヨタケ属のキノコを少し調べてみた。アシナガイタチタケだろうと思って持ち帰ったのだが、シスチジアの形などがかなり異なる。肉眼的姿は異なる二タイプのものが見られた。画像(a〜c)と画像(d, e)だが、両者とも幼菌はほぼ同じような姿をしていた(f)。 顕微鏡で見ると水で封入した胞子(g)も濃硫酸で封入した胞子(h)も、何れも差違がなかった。念のためにヒダを切り出して縁シスチジア(i, j)と側シスチジア(k)を見ると、両者とも同じような姿をしていた。細胞型の傘表皮(l)も両者ともほぼ同じだった。どうやら同じ種のようだ。 イタチタケにしてはしっかりしているし、アシナガイタチタケにしては縁シスチジアの様子がやや異なる。無理矢理種まで落とす必用もないのでこれ以上の追究は止めにした。 |
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シイタケほだ場では、ホウロクタケやダイダイタケの幼菌も少しずつ出始めている。 | |||||||||||||
オオシャグマタケがかなり出始めた | |||||||
昨日キノコ仲間四人で奥日光を歩いた。当初の目的の一つはシャグマアミガサタケだった。再び先日とほとんど変わらない姿を見ることができた(雑記2016.4.28)。四日前にはオオシャグマタケはたったひとつの小さな幼菌にしか出会えなかったが、昨日はいくつもの子実体に出会うことができた。姿こそ大きくなっていたが、いずれもまだ幼菌ばかりだった(a, b)。立ち枯れの樹株上からも出ていた(c, d)。最盛期は2週間ほど先だろう。撮影姿もいろいろだ(e, f)。 例年だと出始めているはずのオオズキンカブリタケとテンガイカブリタケには出会えなかった。朝一番の、といっても朝の8:00発だが、往きのバスに客の姿は少なかった。昼過ぎ帰路のバスはすっかり満員だった。 |
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とても楽しい一日だった。キノコシーズンが始まったんだな〜ぁと実感した日でもあった。 | |||||||
会津西街道のキノコ | |||||||||||
日光から鬼怒川を経由して南会津に伸びる会津西街道は例年ゴールデンウィークになると首都圏からの多数の車で混雑する。地元の車はたいていこの期間中はじっと息を潜めて、観光地やそこに連なるメインの国道には近寄らない。・・・でも、やはり出かけてしまった。 混雑を覚悟で会津西街道を走ったが、途中の五十里湖周辺でサクラの多い小さな公園に立ち寄った(a)。サクラの樹下をみるとキノコが多数でていた(b)。よく見ればいずれもサクラのハルシメジだった(c〜e)。このキノコとの出会いは、2014年にいわき市の公園で(雑記2014.6.1)、2012年に船橋市で出会って以来だった(同2012.4.22)。 |
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今日はこれからキノコ仲間四名で奥日光を歩くことになっている。まだこの時期の奥日光にはこれといった観光対象はない。駐車場もあまり混まないんじゃないかなぁ。 | |||||||||||
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