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日( )

2016年3月31日(木) 日光市はいわき市よりも寒いらしい
 一昨日のいわき市ではコブシやモクレンが満開だった。ツクシンボウもかなり大きくなっていた。昨年は3月26日頃にはツクシンボウが連日のようによく採れた。また、シイタケほだ場ではフクロシトネタケ属の幼菌やチャツムタケの仲間が見られた。(雑記2015.3.26)。
 一方、昨日の自宅周辺では、コブシもモクレンもようやく咲き始めたばかり。田圃の畦や河原の土手など、多くの場所を巡ってみたが、ツクシンボウはまだまだわずかしかでていない。近くのシイタケほだ場に行ってみたが、フクロシトネタケ属もチャツムタケの仲間もまった見られず、もっぱらホウロクタケとダイダイタケばかりだった。日光市はいわき市よりも寒いようだ。
 ホームページ維持管理のためのスクリプト類の書き換えがかなり進み、日常的更新のための自動プログラムは、八割ほどが以前のように順調に動くようになった。今や化石と化したJperlを利用していたスクリプトの書き換えは全て完了した。今後は、無駄な中間ファイルを作成しないアルゴリズムに変更してより簡潔なプログラムに書き換える作業が残っている。
 今日はこれから東京千鳥ヶ淵へ。ソメイヨシノの花吹雪を味わうことはできそうにない。


2016年3月30日(水) パンを買いにいわき市へ
 昨日はいわき市のブレッドガーデンまでパンを買いに行ってきた。片道170Km、一般道を走って3時間半ほどかかる。朝早く出発して、開店の40分ほど前に着いた。店の駐車場には7台ほどしか駐められないが、運良く何台分かの空きがあって楽に駐めることができた。
 開店時刻から20分後には店の棚はすっかり空っぽになっていた。おかげで店主のEさんとゆっくり話をすることができた。珍しくパンをいつもの倍ほど買ってしまったので、半分は冷凍保存にまわした。帰路、日光の市営温泉に寄って、帰宅したのはpm5:30頃だった。
 それにしても暖かい一日だった。途中で福島県棚倉町でキノコの発生の様子をみたが、まだオオズキンカブリタケやテンガイカブリタケの姿はまったくなかった。いわき市は日光市より遙かに暖かく、田圃の畦や道脇にはよく伸びたツクシンボウの姿がみられた。往復のガソリン代金はトータルで1,800円程度。しかし、パンは極上の味で、値段もとても安い。


2016年3月29日(火) 北朝鮮製 キムさんのタオル ?!?!?!?!
 キムタオル(a)などは近くのホームセンターに行けばすぐに入手できるだろうと思っていたが、大間違いだった。日光にはコメリ、カインズ、カンセキといったホームセンターがある。しかし、どの店にもキムワイプ(b)やキムタオルは置いていなかった。宇都宮でも同様だった。
 宇都宮のホームセンターでキムタオルの有無を店員に尋ねると、「キム・・・タオル?、北朝鮮の商品は輸入禁止で置いていません」と言われてビックリした。「キム」が「金」を連想させたらしい。この商品はアメリカのキンバリー・クラークの製品で、北朝鮮とはまったく関係ない。
 キムワイプが入手できないときは、プロワイプ(c)、JKワイパー(d)といった紙製ウエスを使ってきたが、これらもどこの店にも置いていない。レンズペーパー(e)や、濾紙(f)、薬包紙(g)も同様に入手困難だ。プレパラートを納めるフスマ(h, i)は在庫がある。カミソリ刃(j)、スライドグラスも不足することはなさそうだ。カバーグラスは夏には補充が必要かもしれない。
 
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 キムタオル等はネット上から購入できるが、いずれも商品本体より送料の方が高い。たとえば一束[50枚]340円(a)に対して送料490円とある。注文欄に3と入力すると送料も3倍になった。
 一方「送料無料 一束780円」という表示の店もある。数量3と入力すると780×3=2,340円と表示された。いずれにせよ、送料で不当に儲けているように感じる。
 宇都宮界隈でさんざん探してみたところ、群馬県に本拠を置くホームセンターのセキチュウ−駒生店に一束358円で置いてあった。三つ買っって358円×3=1,074円だった。


2016年3月28日(月) 低体温と倦怠感のしんどい日々
 現在の借家に定住することに決めたので、二つの部屋に乱雑に放置してあった荷物の整理を開始した(雑記2016.3.20)。定住決意の手始めに庭木の伐採からはじめて、顕微鏡室にエアコンを設置したが、数日前から全ての部屋の模様替えも始めた。
 これまでは家具類や書棚の本はすべて仮配置だった。段ボールを多用していたが、九ヶ月を経たいま段ボールがへたって壊れ始めていた。そこで、あらたに収納棚やケース類の購入計画から練り直して、リサイクルショップやら家具店、ホームセンターを巡った。ステンレスパイプを使った棚が結構役立つことが分かった。価格も以前と比較して大幅に安くなっていた。数十年前から利用してきた木製のリンゴ箱は今後も壊れるまで利用することにした。
 菌類関係の各種資料はバッサリと整理して半分ほどになった。これまで後生大事に抱えてきたきのこ標本もごく一部を残して思い切って処分しはじめた。この五年間に一度も参照することのなかった標本は最初の標的になった。これによってかなりスペースが広がる。
 「きのこ雑記」関連のスクリプトの書き換えで頭と目が疲れ、荷物の整理で体と心が疲れ、持病レイノー症状が悪化している。極度の低体温症状による痛みと倦怠感の中で喘いでいる。


2016年3月27日() バブル期の土地開発の遺産?
 昨日の朝はよく晴れた。二階の窓からは高原山がはっきり見えた(a)。外に出て数分も歩くと女峰山が青空のなかに聳えていた。日光には放棄されたり忘れ去られた分譲団地がなぜかとても多い(雑記2016.2.29)。おそらくバブル期の負の遺産なのだろう。昨日は朝の散歩コースとしてこのひとつを歩いた。ひょっとしてキブシがあるのではないかと思ったからだ。
 分譲団地には未だにそらぞらしい看板が残る(c)。生活している家もわずかにあるが(d)、土地の大部分は草木が伸び放題に茂っている(e, f)。一部の区画は適度に管理され、管理専門会社による標識が立っている(g)。倒れて文字のかすんだ標識も多い(h)。新居は建てたものの、荒れ地の中の一軒家では物騒だからだろうか。空き家になって久しい家もいくつかある(i)。二階の窓にはスズメバチの立派な巣も見られる。別の区画ではタラの樹が伸び放題だ(j)。
 残念ながら目的のキブシはほとんど見られなかった。なお、前日採取したキブシの随はすぐ使えるように適当な長さに切ってスタンバイの状態になった。散歩からの帰り道に二宮林と称される杉林を通ったところ、足下や道脇にはキチャワンタケがよく見られた。
 
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 memo


2016年3月26日() 今年初、日光でのピス取り
 数日前から近所でキブシの花が咲き始めているので(a)、ピス取りを目的に昨日車を走らせた。小来川から七里に向かう標高450〜600mほどの道は杉林が延々と続き、開けた道脇にわずかにキブシがあるようだが、まだ花穂をつけておらず走りながらでは見つけにくかった。
 七里から日光市街に出て大谷川を渡り、円山公園に向かう道脇にはキブシがしっかり花をつけていて、走りながらでもすぐにその存在が分かった(b)。辺りの標高は400mほどだ。この周辺で4〜5本の枝をとり、20cmほどに切って(c)、ドライバーで随を突き出した(d)。今年初のピスが50本ほど得られた(e)。それにしてもわずかの標高差で花の開き方がずいぶんと違うものだ。
 
(a)
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(c)
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(d)
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 キブシを求めて、小雪の舞う中、ドンズまりの道を行きつ戻りつ、2時間ほどあちこち走り回ったが、走行距離はたかだか35kmに過ぎなかった。


2016年3月25日(金) 「社員食堂」
 「社員食堂」という名の食堂が自宅から徒歩15分ほどの場所に開店した。3月7日に開店したらしいが、それを知ったのはつい最近のことだった。散在する住宅と田圃の中を通る市道脇にその小さな「社員食堂」はある。有限会社山本鉄筋工業のれっきとした社員食堂だが、垂れ幕には「どなた様もお気軽にお立ち寄りください」とある(a, b)。
 昨日この食堂で昼食をとってみた。食堂は事務所脇のこじんまりした建物の中にあり(c)、内部はしゃれたレストランのような作りだった(d)。メニューの品目はいずれも500〜600円で(e)、ご飯のおかわり自由とある。日替わり定食を注文すると煮込みだった(f)。意外にもとても上品な味で美味かった。しかし、さすがに鉄筋工業の社員食堂だ。ボリュームたっぷりの量で、残さず食べたのでお腹がパンパンに張ってしまった。
 
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 車で市営温泉に通う途中で花穂をつけたキブシを随所で見かけた。手元にあるピス( キブシの随)は既に古い物ばかりで、すっかり硬くなってしまった。日光に転居してからは、キブシのありそうな場所をまだ知らない。少し走り回って探さなくてはなるまい。


2016年3月24日(木) チャムクエタケモドキが出てきた
 このところ荷物の整理とプログラムの修正変更作業に追われていて、しばらく朝の散歩をしていなかった。昨日朝、作業の合間に近くの明神地区を散歩した。田畑の畦や河原はまだ冬景色だが、行川の土手(a)をよく見れば小さなツクシンボウが出ていた(b)。やや大きくなり始めたものもわずかにあったが、大部分は霜や冷気にやられて頭部が黒くなっていた(c)。
 今年になって硬質菌以外ではキヒラタケとセンボンクヌギタケしか見ていなかったが、道ばたのヨモギの根元にふと目をやるとチャムクエタケモドキが出ていた(d, e)。カサと柄をもった地上生のキノコに出会うのは久しぶりだった。新たに発生した硬質菌はまだ少なく、先月小さかったホウネンタケが大きくなっていた。今日の写真は画質の悪いケータイカメラによる。
 
(a)
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(d)
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 日光は杉の街。どこに行っても杉ばかりだ。三月から四月には雄花(f)が大量に花粉をまき散らしている。散歩コースの田畑周辺も多量の花粉が舞っているためしばしば空がかすんで見える。マスクと手袋帽子、サングラスをかけて歩く人がやたらに多い。


2016年3月23日(水) スクリプトの書き換えに悪戦苦闘
 「きのこ雑記」の維持・管理にはホームページ作成ソフトは使わずに自家製スクリプト群を使用してきた。メインのOSがWindowsとMacとLinuxの間を行ったり来たりと変遷してきたからだ。複数のスクリプトをバッチファイルやアップルスクリプト、シェルスクリプト等で動かしてきたが、各スクリプトはどんなOS上にも移植されているスクリプト言語で記述してきた。ホームページ開設当初は、sed、awk、Perlをメインに、部分的にC言語を用いていた。やがてsedとawkはやめPerl一本にし、その後Rubyが加わって大方の処理をしてきた(雑記2013.9.15)。
 Rubyは後方互換性に乏しく、迂闊にバージョンアップすると以前のスクリプトが動かなくなることが多くさんざん悩まされた。特にv1.6からv2.0になるとまるで別言語のように感じた。そこで、一時は再びPerlで書き換えたりもしていた。Perlは後方互換性を重視した言語なので、バージョンアップをしても古いスクリプトがわずかな手直しでほぼ支障なく動いた。
 少し前まで使っていたスクリプトにはPerlのv4.8やv5.1準拠のものが混在している。つい最近何気なくPerlを最新バージョンのv5.22.1にアップした。多くのスクリプトは支障なく動いたが、日本語処理にかかわるスクリプトの大半が動かなくなった。文字コードセットの扱いが変わったからだろうがエラーを吐き出すばかりで止まってしまう。あらためて全てのスクリプトを見直すと、すでに死言語であるJPerl準拠のものすらあった。これは直ちに書き換えないといけない。
 やむを得ずスクリプトの修正やら全面書き換えに取りかかることにした。ここ数日は、これまで自動でやっていた複雑で面倒な作業を、いちいち手作業でひとつひとつやる羽目になった。ここしばらくは仕様書と悪戦苦闘しながら単調な作業を強いられている。ため息連発!


2016年3月22日(火) カワラタケのようだ
 暗い杉林の中に重生する薄っぺらい硬質菌がでていた(a, b)。先月はじめ頃にはこの場所には何もなかったから、比較的若いキノコのようだ。管孔は5〜7個/1mmで(d)、子実体は薄べったく、カサ表面は微毛で密に被われている(e)。
 30分ほど紙の上に放置しておくと白色の胞子紋でいっぱいになった。胞子は長楕円形で(f)、非アミロイド(g)。輪郭部を明確にしてみようとフロキシンで染めてみたが(h)、その必要はなかった。菌糸構造は三菌糸型で、結合菌糸がやたらに多い。原菌糸にはクランプがあるようだが、明瞭にはとらえられなかった。どうやらカワラタケのようだ。それにしてもこんなに多くの胞子をまき散らしているとは思いもしなかった。重生するキノコのカサ上の白い粉は胞子だった(a)。
 
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[下小代の行川庵:美味しい蕎麦]
 昨日は散歩もせずに、午前中から資料と雑誌、論文、別刷りなどの整理をした。昨年6月の引越以来ずっと未整理のまま雑然と積み上げたり段ボールに放り込んだままになっていた。結果として半分ほど処分した。重さにして50Kgほどあった。こういう作業はとても疲れる。途中で嫌になって、下小代にある行川庵に行って、美味い蕎麦を食べた(k〜n)。店の庭にはショウジョウバカマが最盛期だった(o)。家の近くのあぜ道やその周辺はまだまるで冬景色だ(p)。ツクシンボウが出るのはまだまだ先のようだ。
 
(k)
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2016年3月21日() ブドウタケ:マツの褐色腐朽菌
 真岡市の井頭公園にはマツの切り株が多数ある。ちょっと古くなった切り株をみるとあちこちにブドウタケが重生してついている。全国的にありふれた硬質菌らしく、埼玉や静岡でもマツの立ち枯れや切り株によく見かけた。
 乾燥しきった姿は一見センベイタケにも似ているが、管孔の大きさがまるで違う。センベイタケは3〜4個/1mmだが、ブドウタケの管孔は細かくて6〜9個/1mmほどだ。管孔の部分を薄切りにしてみたが(g)、シスチジアのようなものは見当たらない。菌糸構造は二菌糸型らしく(h, i)、厚壁の骨格菌糸がよくめだつ(h, j)。子実層を構成する原菌糸は壁の薄いものが多いが(i, k)、カサ肉の原菌糸には厚壁のものが多い(l)。原菌糸にはクランプがある。胞子は見つからなかった。
 山渓『フィールドブック きのこ』(旧版)にはこのきのこを白色腐朽菌と書かれているが(p.251)、同じ山渓の『日本のきのこ』では褐色腐朽菌となっている。材を見る限りとても白色腐朽菌とは思えない。『フィールドブック』の「白色」は間違いだろう。新版を持っていないので分からないが、もしかしたら「褐色」に訂正されているのかもしれない。
 
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 昨日は収納棚をいくつか購入して組み立てた。とりあえず部屋に散らばっている段ボールなどを納めた。2階の部屋がすこしすっきりした。使いやすく整理するのはこれからだ。


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