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終日淡雪から霙の冷えた一日 | |||||
昨日もよく冷えた一日だった。最低気温こそマイナス4度程度でふだんよりずっと高かったが、最高気温が0度から2度程度までしか上がらない。部屋はどこもよく冷えているので終日ファンヒーターを点けっぱなしとなる。灯油の消費量がバカにならない。自宅の庭や隣家の庭は、朝やや白くなったが、午後には霙となって積雪はさらに薄いベール状になった。 このところコケをよく見ているので、実体鏡での撮影機会が増えてきた。ところが、照明装置とカメラどうも芳しくない。六年前までは照明装置もカメラもコケ観察で日常よく使っていた。ところがコケから離れたことで照明もカメラも撤去してしまった。実体鏡はもっぱらきのこの解剖にしか使わなくなり、撮影に使うことはほとんどなかった。昨年末に再び撮影にも使えるようにしたが、カメラがどうにも芳しくない。何とか工夫せねばならない。 |
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しいたけほだ場に変化なし | |||||||||||||
今年に入ってはじめてなじみのシイタケほだ場に行ってみた。おそらくまだ柔らかいきのこは全く出ていないだろうと思っていたが、そのとおりだった。古いシイタケほだ木に見られるのはダイダイタケ(a, b)とホウロクタケ(g, h)ばかりだった。地上に子嚢菌はまだ見られなかった。 久しぶりにきのこを顕微鏡で覗いてみた。ダイダイタケには多数の剛毛体があり(c, d)、菌糸にクランプはなく、一菌糸型のようだ(e)。菌糸構造については、子実層なのか境界層の組織なのか十分に確認しなかった(f)。終日零度以下の環境でもシイタケはよく出ていた(i, j)。 ほだ場は杉林の中にあるが、杉の根元付近にはホソバオキナゴケ(k)がビッシリついている。肉厚の葉の断面を見ると、大きな透明細胞に小さな葉緑細胞が挟まれた構造をしている(l)。このため、全体が白っぽく見える。葉の断面は上手く切り出せなかった。 |
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顕微鏡撮影専用カメラのリモートライブビュー機能が故障したようで、CanonUtilityが突然カメラを認識しなくなった。一時的故障かと思い、いろいろな試みをしたがすべてむなしかった。やむなく別の中古カメラに交換して撮影する羽目になった。 | |||||||||||||
ついに諦めて眼科医院へ | |
一週間ほど前から左まぶたがゴロゴロするようになった。まぶたの裏に異物でもこびりついたのかとてもうっとうしい。まぶたをひっくり返してみてもそれらしい異物はみつからなかった。そのうち症状は消えるだろうと思って我慢していたが、いっこうに軽減する様子はなく、読書や運転にも支障をきたすようになった。そこで、ついに諦めて大嫌いな医者にかかった。 日光市には眼科は少なく二ヵ所しかない。下今市駅近くの眼科医院にかかった。受付を済ませて30分ほどで診察を受けることができた。ゴロゴロの原因は単に睫毛の断片が張り付いていただけだった。それを除去してもらうと急に楽になった。不要な検査はすべて拒否したので自ら運転して帰れた。運転免許証を持って付き添ってくれた連れ合いに感謝だった。 数年前に入歯のため歯科にかかったことはあったが、それ以外で医者にかかったのは20数年ぶりのこと。薬局が別組織になっているなど、戸惑うことがいろいろあった。 |
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ザゼンソウとラーメンと白鳥 | |||||||||||||
大田原市北金丸のザゼンソウ群生地に行ってみた。訪問者も少なく、まだ咲き始めだったがのんびりと、30数個の花を楽しめた(a〜d)。そのまま近くの羽田沼野鳥公園に行ってみると、立ち入り禁止こそ解除されていたが、白鳥はたった一羽しかいなかった(e, f)。飛来数を示した掲示札がむなしかった。どこか近くの田圃で食事でもしているのだろう。 昼に那須塩原市のラーメン屋「元祖赤みそ家」で激辛ラーメンを食べた(g〜i)。ここは宇都宮市のなじみの店「みそいち」の姉妹店だが(雑記2016.12.8)、この店の「激辛」度はみそいちの「ピリ辛」程度だった。普通の味噌ラーメン(j)と比較してもあまり赤くない(i)。しかし味はとてもよかった。那須野が原公園に行った折には、ここで食べて帰るのもよかろうと思った。 羽田沼で白鳥の群れをみられなかったので、帰路塩谷町船場で白鳥の群れを見てから帰宅した(k)。鳥インフルのため、河原に降りて近づくことはできなくなっていた(l)。 |
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営業日限定の蕎麦屋と舞鼓最中 | |||||||
日曜日だけしか営業しない蕎麦屋があるという話は日光に転居した早い時期から聞いていた。なぜなのかは考えたこともなかった。昨日am11:25頃にその店に入った。まだ客は誰も来ていなかった(a〜d)。やがて何組かの客が来たが、みな一様に「いつものを××人前」といった注文をする。メニューにある品名を口にする人はなく、品名での注文は私たちだけだった。 蕎麦の味は良かったが、蕎麦の打ち方と汁の味は自分たちの好みではなかった。どうやら客のほぼ全員が馴染み客の様で、一見客は滅多に入らないらしい。客の多くが、店の駐車場を利用するでもなく、店の前に平気で路上駐車をする。専用駐車場はガラガラだった。 店に行くには、国道と市道の交わる交差点内から分岐する細い道に入る。それが道だとは言われてみないと気づかない。その先は日光杉並木街道に続いている。店に入る時には気づかなかったが、街道のすぐ先は袋小路になっていた。いくら路上駐車をしても誰の迷惑にもならない。 かつてその杉並木街道は往来する車の多い観光道路だった。蕎麦屋はよく繁盛していたらしい。すぐ脇にバイパスができて、杉並木は保護林として残された。店も一緒に取り残された。そこに店があることを知る馴染み客だけの店になり、日曜日だけの営業となったらしい。 |
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日光市の大谷向にある和菓子舗の松屋総本舗も数奇な運命をたどった店だ。ここの舞鼓最中は美味い。蕎麦屋から本店に行ったところ、おりしも店を閉じた直後だった。本店で買えなかったので、出店しているスーパーに行って最中を買った。 | |||||||
サイト構成をわずかに変更した | |
これまでのところ、日光市の今市地区では雪が降っていないため自宅前の道路も凍っていない。まだこれから降雪もありうるから油断できないが、とりあえず安心して自宅を起点に散歩をすることができる。昨日は風もなく気温も上昇して穏やかな一日だったので、久しぶりに板橋バイパスから田園地帯に抜けて4〜6Kmほどの散歩ができた。 暖かな土曜日だったせいか、市営温泉かたくりの湯が家族連れで混みあっていた。第一駐車場が満杯で砂利面の第二駐車場に車を駐めた。温泉からは、高原山や男体山や女峰山などが青空の下できれいな山稜を見せていた。 トップページに「最近の更新」という項目を追加し、「こけ雑記」にあった「最近の更新」を削除した。さらに「きのこ雑記」に「駄言駄菌」というページを新設した。でもまだ記事はない。 |
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今年初めてのだいや川公園 | |||||||||||
昨日午前中暖かくなってから日光だいや川公園に車を駐めて、園内の遊歩道をのんびり散策した。車の往来もなく安心して長い距離を歩けるからだろうか、人や犬の散歩やらウオーキングやらジョギングなどをしている人がとても多かった。 昨年多くのクロカワが発生したコナラ林の林床も今は落葉の絨毯状態で(a)、陽当たりの悪い場所ではいまだに残雪も残っている(b)。緑色を保っているのはコケばかりで(c, d)、圧倒的にハイゴケの仲間が多い(d)。近寄ってみると若い胞子体が伸びあがってきている(f)。 遊歩道脇には白色の帽と橙色の剳ソがよく目立つハミズゴケがよく出ている(g)。赤紫色の凾ニ赤色の剳ソを伸ばしているコケや(h)、巻縮した葉の間から凾伸ばしたコケや(i)、樹幹にはいろいろなタイ類も見られた(i)。きのこといえば貧相なカワラタケばかりだった。 |
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とても久しぶりの短い散歩 | |||||||
昨日の午前中は風こそ冷たかったが穏やかな陽射しが注いでいた。久しぶりに外に出て歩いた。といってもまだ本調子ではないので、駅の向こうの農産物直売所までを周回するだけにとどめた。当たり前の光景がすべてとても新鮮だった。 農産物直売所では商品のタモギタケが鮮やかな黄色でよく目立った。地元のきのこ栽培農家からの出品だ。道脇の田畑はまだまだ殺風景だが、民家の庭にはフクジュソウが開いていた。近くに借りている月極駐車場のプリウスを横目に、JRの駅西口入口を経て自宅に戻った。男体山も女峰山もすっかり雪雲に覆われて姿を見せてくれなかった。 |
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たかだか1,000〜1,200mの散歩だったが、とても気持ちのよい時を過ごすことができた。 | |||||||
「きのこ雑記」廃止から一か月 | |
早いもので「きのこ雑記」を廃止してからもう一か月になる。予測通りきのこ関連のアクセス件数は激減した。「こけ雑記」は風邪を引く前に一種、つい最近二種と、いくつか観察練習のメモを追加している。自宅と周辺で採取したコケの多くはまだ放置されたままだ。 ところで、「こけ雑記」の観察覚書の各種INDEXだが、これは「こけ雑記」のために作ったものではなく、2004年8月頃にきのこの「観察覚書」というページを開設するつもりで作ったプログラムそのものだ。パソコンの中のいくつかのフォルダに書かれた個別の観察メモ(一例)を探し回って一覧表を得て、それをもとに各種のINDEXを作るシステムだ。
「観察覚書」には当時250件ほどを一括してアップするはずだった。ところが、同年7月末にメインパソコンのハードディスクがクラッシュした(雑記2004.8.1、同2004.8.2)。それまで標本は標本番号だけで管理していた。観察データの大半を失ったことで、サイト管理の方針も大幅に変えざるを得ず、データを失った標本は意味がないのでほとんど処分した。 風邪に端を発した辛かった症状がほぼ収まった。この二週間で歩いた距離は千メートルもない。今日から朝の散歩を開始することにした。まずは駅までの往復約1Kmから。 |
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いわき市まで行ってパンを買ってきた | |||||||
昨日朝7:30頃にプリウスでいわき市に向けて出発した。暖かい朝で出発時の気温はマイナス4度、途中の街道筋でも、車の温度計によると外気温は終日マイナス2度から摂氏4度くらいだった。県境の戸中峠の前後は雪道ならぬ氷道で、ハンドルが非常に軽くブレーキを踏むと車はすぐにあらぬ方向に向いた。雪道とは違って、テカテカに凍りついた道は恐い(a〜c)。 パン屋への到着がいつもよりやや遅かったためか、目的のパンはわずかしか残っていなかった。でも店主の好意で欲しいパンは入手できた。昼食としておいしいパンを頬張りながら運転し、帰路白鳥飛来地として有名な栃木県大田原市の羽田沼に寄ってみた(d)。鳥インフルの影響で沼を追われたのか白鳥の姿はなく(f)、公園自体も完全に閉鎖されていた(e)。 自宅に近づいてから、久しぶりになじみの温泉に立ち寄り、この何日間かの汗にまみれた体を清めて充分に温まることができた。まだ立ち上がって歩くとふらつくので、帰宅するとそのまま炬燵に潜り込んだ。夜、北海道の友人からお叱りの電話を貰ってしまった。 |
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今日からはまたしばしおとなしく自宅で静養するしかなさそうだ。おりしもAmazonから北アメリカのコケ図鑑とタキトゥス「ゲルマニア」が届いたので、これらに目を通して過ごせそうだ。 | |||||||
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