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思いがけず多くのきのこに出会った | |||||||||||||
朝、鬼怒川方面に車を走らせた。岩風呂のある鬼怒川公園に寄ってみると、アカマツの根もとに差し渡し35cmほどの大きな株と20cmほどの若いハナビラタケが出ていた(a, b)。今月上旬に泥汚れ株を見て以来だった(雑記2017.6.10)。とても大きなウスタケは色も鮮やかだった(c, d)。 川治温泉の鬼怒川遊歩道ではきのこの姿は全くなかった。龍王峡近くの鬼怒川遊歩道では、ツキヨタケ(e, f)、オウギタケ(g, h)、ヌメリイグチ(i, j)、アイカワタケ(k)、ツノマタタケ(l)をはじめ、他にも7〜8種類のハラタケ型のきのこに出会った。面白い形をしたヒラタケ、マツボックリからでた強靭な柄をもったきのこにもであった。何種類もの変形菌にもであった。たまたま撮影したのはヒメカタホコリのようなものひとつだけだった。 |
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出かける前には、きのこはほとんど出ていないだろう、そう思ってお手軽なカメラと採集袋しか持って行かなかった。こんな雨なし梅雨でも「出る所には出る」ものらしい。 「駄言駄菌」に「和名が芳しくないきのこ:タテガタツノマタタケ」を追加した。 |
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ドキュメンタリー映画『「知事抹殺」の真実』 | |||||||
那須塩原市の映画館でドキュメンタリー映画『「知事抹殺」の真実』を見てきた。会場の映画館は国道四号線近くのビバモールという大型ショッピングモール群内のフォーラムという建物がそれで、自宅からは距離にして約54Km、車で1時間20分ほどの距離にある。 環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏が『「あの日」も佐藤栄佐久福島県知事のままであったなら。』と述べているように、彼が知事をもう一期務めていたら福島第一原発でのメルトダウンは起こらなかっただろうと思っていたが、この映画を見て改めてその想いを強くした。さらに、なぜいったん虚偽の自白をしたのか、そのあたりも活き活きと描かれていた。 ドキュメンタリー映画は一昨年12月に「Threshold: Whispers of Fukushima(境界線:福島のつぶやき)」の上映会兼ミニライブで見たが(雑記2015.12.30)、映画館に行って観覧料金を払ってまで映画を見たのは数十年ぶりのことだった。どうしても見たい映画だった。 |
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近隣の知人宅に出ているきのこ | |||||||
昨日はいわき市小名浜のパン屋まで行ってきた。火曜日に購入のため行列に並ぶ顔ぶれがかなり変わっていたが、パンの味は変わりない。店主はスマホも持たず店の宣伝は一切せず、SNSとも全くかかわりないが、食べログなどの影響があるのかもしれない。 朝歩いたいわき市の海浜の神社林には全くといってよいほどきのこはなかった。出会ったきのこといえば、ホコリタケの仲間と干からびたベニタケ属数本だけだった。
近所の知人から、庭にでている硬いきのこをみてほしいというので、行ってみると広葉樹の切株から、差し渡し8〜20cmほどのサルノコシカケの仲間がいくつかでていた(a〜c)。一つはカサ表面や周囲の草の葉に多数の胞子を付着させていた(a)。外の二つはまだ若く、指先で縁に触ると指紋の形が残った(b, c)。いずれも胞子の形からコフキサルノコシカケのようだ。今一つは管孔が非常に小さいのでヒイロタケとしてよさそうだ(d〜f)。
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朝の散策をしなかった月曜日 | |
金曜日から日曜日までのきのこ仲間との奥日光ツアーでは新たなきのことの出会いはなく、持ち帰ったきのこは一つもなかった。採集品を入れるクーラーボックスは帰路もカラのままとなった。また、どこに行ってもきのこはなさそうなので、昨日の朝は車での外出はやめた。さらに、朝からやけに蒸し暑くなってきたので徒歩での散策もやめた。 そこで珍しく午前中にたっぷり時間がとれることになったので、コケ「観察覚書」に「クマノチョウジゴケ」を、きのこ「駄言駄菌」に「ヤケイロタケ:久しぶりの硬質菌」をアップした。そして昨年から懸案事項のひとつだったパソコンやトレイルカメラ関連の作業を行なった。また、この機会に長いこと更新のないサイトはリンクから削除した。 今日はこれからパンを買いにいわき市まで行くのだが、年金生活の身ゆえ高速道路は使えないので、早朝出発せねばならない。 |
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奥日光ツアー:ホシアンズタケもあった! | |||||||||||||
総勢21名で奥日光を歩いた。先日初めて雨らしい雨もあったが、三月以降ずっと雨不足が続いていたので、予想通りきのこはいたって少なかった。ホシアンズタケとの出会いはまず絶望的だろうと思っていたが、たった一ヵ所でだけ三つの子実体にであうことができた。 ホシアンズタケ発見者には賞品がかかっていた。栄えある賞を獲得したのは三重県のTさんだった。まさかという場所にあった。皆でおにぎりを頬張った後、ホシアンズタケの撮影会となった(g)。そのすぐ近くの腐朽材からは栃木県や愛媛県はじめ多くの県でレッドデータブックに掲載されている希少種のクマノチョウジゴケ(蘚類)にも出会えた(h)。 帰路のハイブリッドバスの車中からはクマにも出会った。バスの方に近づいたり手を上げたりしてやけにサービス精神豊かなクマだった。夕食後にはきのこを前に楽しい懇親会となった。 日曜日(6/25)は奥日光を後にして、日光だいや川公園を皆で散策した。予想に反して「夏の新そばまつり」による駐車場の混雑はなかったが、きのこはあまりなかった。 |
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時の経つのは早いもので、今日で日光に転居して満二年となった。 | |||||||||||||
尚仁沢遊歩道の散策 | |||||||||||||
先週の金曜日(6/23)、仲間四名で塩谷町の尚仁沢湧水群遊歩道を散策した。沢沿いならば多少はきのこが出ているかもしれないと思って、沢沿いの遊歩道を選んだのだった。 予測通りきのこは少なかったが、いくつかの小さなきのこに出会った。ダイダイガサはいずれもまだ幼菌だったが何ヵ所にも出ていた(a, b)。かなり腐朽の進んだ伐採木に、白色の繊細なきのこ(c)、ウラベニガサの仲間(d, e)が出ていたが、興味深かったのはその材の切断面に見られる菌のせめぎ合い地図だった(f)。はっきりと境界ができているのが面白い。 この沢沿いでシロキツネノサカズキに出会ったのは初めてだった(g)。クロサイワイタケ科のきのこだろうが、まるで白色のカエンタケのような姿をしたものがいくつも群れを作っていた(h)。その近くではウスタケ(i)や虫草がでていた(j)。虫草のホストを掘り出そうと慎重に時間をかけて掘り出し作業をしたが(k)、樹木の根が縦横に入り組んでいて失敗に終わった。 この日は昼過ぎに帰宅して昼寝をしてから、夕方奥日光の宿に向かって出発した。宿では夕食後に、各地から集まったメンバーでの宴会となった(l)。 |
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日光名勝の杉並木を散策 | |||||||||||||
午前中に二ヶ所の杉並木を散策した。最初に出向いたのは日光二荒山神社の別宮とされる滝尾神社の杉並木。樹齢五百年に及ぶ杉の巨木が何本もある。この神社は、最近外国語の日光観光冊子にもその名が掲載されるようになったことや、心霊スポットとして知れ渡ったこともあってか、訪問客がずいぶん多くなってきた。雨の後のためコケがとても美しかった。 先月中頃から観察を始めたミヤマトンビマイはかなり大きくなっていた(a, b)。すでに株の差し渡しは40cmを超えていた。参道の石畳から新たな幼菌も出ていたが(c)、これはすぐに踏みつぶされる運命にある(d)。オオホウライタケ(e)、モリノカレバタケ(f)も新鮮だった。 ついで国道121号線旧道の杉並木を歩いた。こちらの杉は樹齢二百年くらいまでのものが多く、わずかにモミや広葉樹も混じる。今年はミヤマトンビマイは見られず、チチアワタケ(g, h)、ヒビワレシロハツ(i, j)、ワサビカレバタケ類似菌(k, l)などが見られた。 |
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今日は昼食後に昼寝をしてから奥日光の旅館に向かう。この宿に二泊して、三重県勢の呼びかけで集まった20数名と一緒に奥日光を歩く予定。帰宅は日曜日(6/25)の夕方か。 | |||||||||||||
久しぶりの超音波洗浄 | |||||||
久しぶりにスライドグラスを超音波洗浄機にかけた。ずいぶん長いこと超音波洗浄は行っていなかった。前回この道具を使用したのは実に2005年6月のことだった(雑記2005.6.4)。 何度も使用して汚れたスライドグラスは中性洗剤を入れた容器に放り込んで、時折洗っては再び使ってきた。ところが長年同じものを使い回していると、傷ついたり表面に付着した微粒子が取れなくなってくる。こうなると、処分するか超音波洗浄を施してみるしかない。傷ついたスライドグラスは最近10年間に100〜150枚ほど捨てたが、傷のないものはそのまま使い回してきた。 超音波洗浄の結果だが、半分ほどはきれいになった。汚れが落ちなかったものは菌類には使えないので、とりあえずコケの観察専用として傷ついたら処分することになる。 なお、かつてはカバーグラスも剣山を利用して洗浄し、何度か再使用していた(e, f)。しかし、10年ほど前からは一度使ったカバーグラスはそのまま処分している(同2003.11.17)。 |
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昨日は終日雨。この数か月初めての本格的な雨だった。きのこに関して「雨後三日」と言われるが、それは直前二か月の降雨が順調だった場合の話。今年の三〜五月はほとんど雨なしだったから、たとえ今雨が降っても、六〜七月の発生はあまり期待できない。 | |||||||
奥日光:きのこほとんどなし | |||||||||||||
昨日(火曜日)am7:50赤沼車庫発千手が浜行の始発バスに乗って千手ケ原に入った。赤沼駐車場に着いたam7:25頃には、バス待ちの行列はまだ30人程度で、駐車場は1/3ほどしか埋まっていなかった。先週の月曜日(6/12)には、この時刻にバス待ち行列は150人を超え、駐車場は同じ時刻にすでに4/5ほど埋まっていた。その日はバスが2台出た。昨日は1台。 先週から昨日まで一度も雨が降っていない。それもあって遊歩道は砂埃が舞い、倒木はカラカラに乾いている。一言でいえばきのこはほとんどない。クリイロチャワンタケは相変わらず群生していて(駄言駄菌2017.6.14)、サイズも大きくなっていた(a, b)。先週は立木に群生するタモギタケに出会ったが(雑記2017.6.14)、昨日は小さな幼菌に出会っただけだった(c, d)。 他にはヌメリスギタケモドキ(e, f)、フサヒメホウキタケ(g, h)、ニガクリタケ(i, j)、ベニカノアシタケ(k)、アシナガタケ(l)、硬質菌の幼菌などが見られただけだった。 昼前に終点の千手が浜からハイブリッドバスに乗り、12:40頃に赤沼駐車場に到着して驚いた。広大な駐車場が満車で、空きをまつマイカーの車列は国道にまで伸びていた。そして千手が浜に向かうハイブリッドバス停にはまだ行列ができていた。とても平日とは思えないこの光景はいった何なんだろうか。土日の赤沼駐車場は一体どうなっているのだろう。 |
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奥日光戦場ヶ原周辺の大混雑は今月いっぱい続きそうだ。おまけに週末の土日(6/24, 6/25)は日光だいや川公園で「夏の新そばまつり」が開催される。おそらくこの両日は公園内は人の渦となり、駐車場は全面規制が敷かれて、マイカーは遠くにしか停められないだろう。 | |||||||||||||
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